総合評価
カリブ海有数の観光地ですが、ナッソーなどの都市部ではギャング抗争による殺人率が極めて高く、観光エリア外への立ち入りには厳重な警戒が必要です。観光リゾート内は比較的安全ですが、近年は性犯罪や水難事故、サメの襲撃などの特定のリスクも増加傾向にあります。
身体的安全 (C-)
人口10万人あたりの殺人率が世界的に見ても高く、銃器を用いた暴力犯罪が頻発しています。大半はギャング間の抗争ですが、ナッソー南部の住宅街などでは一般人が巻き添えになる事件も発生しており、特定の危険地域への立ち入りは昼夜を問わず非常に危険です。
医療・衛生 (B)
ナッソーとフリーポートには米国水準に近い近代的な私立病院があり、一定の質が担保されています。しかし、離島(アウト・アイランド)では医療設備が限定的で、重症時はマイアミへの緊急搬送が必要となるため、高額な医療費をカバーする保険加入が必須です。
詐欺・スリ (B-)
無許可のジェットスキー業者による法外な請求や性的暴行、タクシーの料金トラブル、ストローマーケットでの強引な客引きやヘアブレイディング詐欺などが散見されます。公式なライセンスを持つ業者を利用し、事前に料金を確認する徹底した自己防衛が求められます。
テロリスク (A)
国際的なテロ組織の活動や宗教的過激派の存在は確認されておらず、テロの脅威は極めて低いと評価されています。現在の最大の脅威はテロではなく、国内のギャング組織による銃器犯罪や麻薬密売に関連する暴力に集中しています。
最新インテリジェンスレポート
バハマは全体として安定した民主主義国家ですが、治安状況は地域によって極端な二極化を見せています。首都ナッソーがあるニュープロビデンス島の一部地域ではギャング抗争が激化し、殺人事件が多発していますが、パラダイス・アイランドや離島部(エグズーマ、エレウセラ等)は比較的平穏です。2025年現在は警察の取り締まり強化により犯罪件数は微減傾向にあるものの、観光客を狙った窃盗や性犯罪、特定のエリアでの銃撃戦の巻き添えリスクには継続的な警戒が必要です。また、サメによる襲撃事故やハリケーンといった自然リスクも無視できません。
背景分析
バハマの治安悪化の背景には、地理的に米国への麻薬・武器密輸の中継地点となっていること、および若年層の失業率が20%を超えるという深刻な経済的不平等があります。観光業がGDPの約50%を占めるため、政府は観光地の警備を最優先していますが、その一方で地元住民が居住する「オーバー・ザ・ヒル」地区などの貧困層エリアでは、警察の介入が困難なほどギャングの支配力が強まっています。2021年に就任したデイビス政権は警察の軍備強化と「デジタル通貨サンド・ドル」による金融包摂を進めていますが、物価高騰と格差拡大が犯罪の土壌として残り続けています。また、2019年のハリケーン・ドリアンの傷跡が残る北部諸島では、気候変動による大規模災害への脆弱性が経済的リスクを増大させています。2026年に控える総選挙に向け、治安改善は最大の政治課題となっており、今後も取締り強化と政治的緊張のバランスが注視されます。
重要ポイント
- ナッソーのシャーレイ通り(Shirley St)より南側の「Over the Hill」地区には絶対に立ち入らない。
- 移動は認可されたタクシー(黄色いライセンスプレート)のみを利用し、Jitney(乗り合いバス)の夜間利用は避ける。
- ジェットスキーなどのマリンアクティビティは、必ずホテルの公認業者を通じ、ビーチの個人勧誘は無視する。
- 強盗に遭遇した場合は絶対に抵抗せず、全ての要求に従う。物理的な抵抗は殺害されるリスクを急増させる。
- サメの襲撃事故が相次いでいるため、単独で泳がない、警告看板を守る、出血がある場合は海に入らない。
- 夜間のビーチは人通りがなく犯罪の温床となるため、高級リゾート内であっても夜間の立ち入りは避ける。
- バハマでは迷彩柄の衣類やバッグの着用・所持が法律で禁止されており、没収や罰金の対象となる。
- 6月から11月のハリケーンシーズンは最新の気象情報を毎日確認し、避難計画を事前に把握しておく。
- 物価が世界トップクラスに高く、タクシーやチップ、サービス料で予算を圧迫するため余裕を持った資金計画が必要。
- ATM利用時は必ず建物内や銀行併設のものを使い、路上での現金引き出しは強盗の標的になるため避ける。
各国政府の渡航情報
| 情報源 | 警戒レベル |
|---|---|
| 日本外務省 | レベル1:十分注意してください |
| 米国国務省 | Level 2: Exercise Increased Caution |
| 英国政府 | Exercise increased caution |
| カナダ政府 | Exercise a high degree of caution |
| ドイツ連邦外務省 | Besondere Vorsicht |
| フランス外務省 | Vigilance renforcée |
地域別リスク評価
ナッソー南部(Over-the-Hill)
極めて危険(立ち入り禁止)リスクギャングの活動が最も活発なエリアです。白昼堂々の銃撃戦や殺人事件が頻発しており、観光客であっても巻き込まれるリスクが非常に高いです。
ナッソー・ダウンタウン
注意が必要リスク昼間はクルーズ客で賑わいますが、夕方以降は人通りが激減し、ひったくりや強盗のターゲットになりやすいエリアです。夜間の一人歩きは厳禁です。
パラダイス・アイランド
比較的安全リスク高級リゾートが集中し、独自のセキュリティ体制が敷かれています。バハマ国内で最も安全なエリアの一つですが、ビーチでのスリには注意。
フリーポート(グランドバハマ島)
注意が必要リスクナッソーに次いで犯罪が発生しています。特に夜間のリゾート外や、人通りの少ないビーチでの強盗、車上荒らしに警戒が必要です。
エグズーマ諸島
安全リスク犯罪率は非常に低く、リゾート地として平穏です。ただし、近年は孤立した島でのボート窃盗や強盗が稀に発生しており、油断は禁物です。
アバコ諸島
安全リスクハリケーン復興が進む平和なエリアです。治安は良好ですが、医療設備が限られているため、怪我や病気のリスクに対する備えが必要です。
ビミニ島
安全リスク米国に近く観光客が多い小島です。小規模なコミュニティで治安は良いですが、水難事故やドラッグの誘いには注意してください。
イナグア島
注意が必要リスク不法移民(ハイチ等)の主要な経路となっており、警察のパトロールが頻繁です。観光上の危険は少ないですが、特殊な状況への理解が必要です。
国内安全マップ
バハマ全体の治安は「ナッソー(特に南部)の危険性」と「離島の安全性」に明確に分かれています。観光客が巻き込まれる重大犯罪の8割以上がナッソーで発生しており、この都市での行動をいかに制御するかが安全の鍵です。一方で、エグズーマやエレウセラなどの離島部では犯罪を意識せずに過ごせるほど平和ですが、医療水準の低さという別のリスクが生じます。迷彩柄の禁止や銃弾1発でも拘留される厳しい武器法など、特有の法規制を知ることも重要です。また、近年は犯罪以上にサメによる事故や水難事故が国務省の警告に加わっており、海での安全管理がかつてないほど重要視されています。
観光客に最も安全なエリア。アトランティス等の巨大リゾートがあり、24時間の私有警備が機能。ビーチでのスリのみ注意。
リスク: ビーチでの置き引き, マリンスポーツ詐欺
詳細ページへ →ナッソー南部の貧困層居住区。ギャングの抗争地であり、銃器犯罪が頻発。観光客の立ち入りは命の危険を伴う。
リスク: 銃撃戦の巻き添え, 武装強盗, 殺人
詳細ページへ →日中は非常に安全で観光に適する。日没後は一気に人通りが絶え、強盗やひったくりが頻発する警戒ゾーンに変わる。
リスク: ひったくり, 強引な客引き, 夜間の強盗
詳細ページへ →非常に平和な離島エリア。凶悪犯罪は極めて稀。ボートの安全管理とサメの襲撃に対する警戒が主な注意点。
リスク: サメの襲撃, 水難事故
米国に近く観光客が多い。小さな島でコミュニティが密集。治安は良いが、薬物密売の経由地となることがあり注意。
リスク: 薬物関連トラブル, ボート事故
静かなリゾート島。治安は非常に安定している。夜間の照明が少ないため、レンタカーでの運転事故に注意。
リスク: 交通事故, 医療機関の不足
セレブに人気の超高級リゾートエリア。バハマで最も安全な場所の一つ。ゴルフカートでの移動が主流。
リスク: 物価高騰, ゴルフカートの盗難
ハリケーン復興中のエリア。人々は友好的で治安は良い。孤立した地域での緊急時の通信手段確保を推奨。
リスク: 通信途絶リスク, 医療アクセス不足
歴史的な島で、観光客も限定的。治安の不安はないが、外部からのアクセスが限られるため、天候不順に注意。
リスク: ハリケーン被害, 物資不足
最南端の島。不法移民の取り締まりが厳重。観光インフラが未発達で、特殊な立ち入り制限がある場合も。
リスク: 軍・警察による検問, 自然保護区での迷子
犯罪・治安情報
犯罪統計
凶悪犯罪
リスク: 5/5多発エリア: ナッソー南部住宅街, フォックスヒル地区, ベインタウン, 非観光ビーチ
手口:
- 車からの銃撃(ドライブバイ)
- ギャング同士の報復射殺
- 武装集団による強盗
対策:
- ナッソーの特定危険区域(Over-the-Hill)を地図で確認し回避する
- 銃声を聞いたら即座に身を低くし遮蔽物を探す
- 夜間の外出を最小限にする
殺人率は10万人あたり約30人と日本の100倍。2024年は120件前後の殺人が発生している。
スリ・窃盗
リスク: 3/5多発エリア: ストローマーケット, ナッソー・ベイストリート, 公共ビーチ, カジノ周辺
手口:
- 注意逸らし(数人で話しかける)
- 置き引き
- カバンを切り裂く
対策:
- 貴重品はホテルの金庫に預け、必要最小限の現金のみ持ち歩く
- バッグは体の前に抱える
- スマホをむやみに路上で見出さない
窃盗は全犯罪の約4割を占めるが、警察の強化により近年は減少傾向にある。
性犯罪
リスク: 4/5多発エリア: 公共ビーチ, パラダイス島付近のマリンスポーツエリア, ナイトクラブ周辺
手口:
- 無許可のジェットスキー業者による連れ去り
- 飲み物への薬物混入(スパイキング)
- 夜間のビーチでの待ち伏せ
対策:
- ジェットスキーは必ずホテルの公認業者を利用する
- 飲み物は常に自分の目で確認し、目を離さない
- 夜間の独り歩きを絶対に避ける
2024年の性犯罪報告は211件。米国務省もジェットスキー業者による被害を特筆して警告している。
強盗
リスク: 4/5多発エリア: 民泊(Airbnb)周辺の路地, ナッソーの非観光地, 夜間のバス停
手口:
- 刃物や銃を用いた金品要求
- 偽タクシーによる連れ去りと強奪
- 帰宅時を狙った待ち伏せ
対策:
- 絶対に抵抗せず、用意した予備の財布などを渡して早急に立ち去る
- 移動は必ず電話で呼んだ認可タクシーを使用する
- 宝石や高級時計は着用しない
武装強盗(Armed Robbery)は2024年に前年比で28%減少したが、依然として重大な脅威である。
詐欺
リスク: 3/5多発エリア: ナッソーの港周辺, ビーチ, ストローマーケット
手口:
- 法外なヘアブレイディング料金請求
- 偽ガイドによるチップ強要
- お釣りでの偽札混入
対策:
- サービスを受ける前に「全ての費用」を明確に合意する
- 不要な勧誘には毅然とした態度で「No」と言う
- お釣りを受け取ったらその場で確認する
観光客被害の多くが、これら軽微な詐欺や過剰請求に集中している。
traffic_accident
リスク: 3/5多発エリア: ナッソー市内の交差点, ラウンドアバウト, 島間の高速道路
手口:
- 左ハンドル車による右側通行誤認
- 歩行者の不意な飛び出し
- 荒い運転マナーによる衝突
対策:
- 日本と同じ左側通行であることを意識しつつ、右左折時に注意する
- ラウンドアバウトの優先順位を遵守する
- 夜間の運転は極力避ける
交通事故死者数は年間数十名に上り、道路インフラの不備も要因となっている。
健康・医療情報
ワクチン情報
バハマへの直接渡航であれば日本からの入国時に義務付けられた予防接種はありません。しかし、アフリカや中南米の特定地域を経由・滞在した場合は黄熱の予防接種証明書(イエローカード)の提示が必須となります。一般的な推奨として、飲食物や怪我のリスクに備え、A型肝炎や破傷風の抗体を確認しておくことが望ましいです。特にアウトアイランズ(離島)への渡航や長期滞在、冒険的なアクティビティを予定している場合は、出発の4〜6週間前までに医療機関へ相談し、最新のワクチン状況を更新しておくことが強く推奨されます。
| ワクチン | 必須/推奨 | 備考 |
|---|---|---|
| 黄熱 | 必須 | 感染リスク国(アフリカ、中南米等)からの入国時のみ必須。1歳以上の渡航者が対象。入国10日以上前の接種が必要で生涯有効です。 |
| A型肝炎 | 推奨 | 汚染された飲食物からの感染を避けるため、長期滞在や地方部への訪問者には推奨されます。 |
| B型肝炎 | 推奨 | 医療行為や血液を通じた感染リスクがある場合に推奨。長期滞在者は検討してください。 |
| 破傷風 | 推奨 | 怪我を負った際の感染を防ぐため、10年以上経過している場合は追加接種が推奨されます。 |
| 腸チフス | 推奨 | 特に都市部以外の地域で衛生状態が懸念される場合に推奨されることがあります。 |
| 狂犬病 | 推奨 | 野生動物(野犬、コウモリ等)との接触の可能性があるアウトドア愛好家等に推奨されます。 |
健康リスク
蚊媒介感染症であるデング熱、ジカウイルス、チクングニア熱が年間を通じて発生しており、特に5月〜11月の雨季には蚊の活動が活発になるため注意が必要です。有効な虫除け薬の使用や肌の露出を抑える服装が求められます。また、HIV/AIDSの感染率が成人の約3.2%と非常に高く、カリブ海地域の中でも高水準にあるため、性交渉における予防策は極めて重要です。また、観光地では食中毒や海産物による汚染リスク、海洋生物(サメ、クラゲ)による負傷も報告されています。日差しが非常に強いため、重度の熱中症や日焼けにも十分な対策が必要です。
医療施設
ナッソーとフリーポートには近代的な設備を備えた私立病院(Doctors Hospital等)があり、標準的な治療は可能です。しかし医療費は極めて高額で、受診時に高額な保証金やクレジットカードでの先払いを求められるのが一般的です。地方の島々では小規模なクリニックのみで、重症時はナッソーや米国のマイアミへの航空機移送(メディバック)が必要となり、費用は数百万円単位になります。日本語対応は一切期待できないため、十分な補償額の海外旅行保険への加入が必須です。英語でのコミュニケーションが基本となります。
入国・ビザ情報
ビザ要件: 日本国籍のパスポート保持者が観光目的で入国する場合、3か月以内の滞在であればビザ(査証)は不要です。入国時には帰路または次なる目的地への航空券(eチケット等)の提示と、滞在期間中に十分な資金があることを証明する書類(クレジットカード等)の提示を求められることがあります。3か月を超える滞在を希望する場合は、現地の移民局での手続きが必要となります。ビジネスや就労目的の場合は別途適切な査証が必要ですので、事前に在直近の大使館に確認してください。
パスポート有効期限
バハマ入国時に有効期間が6か月以上残っているパスポートが必要です。また、査証欄(入国スタンプ用)に少なくとも2ページ以上の空白ページがあることが推奨されます。残存期間が不足していると、航空機への搭乗を拒否される可能性があります。
持ち込み禁止・制限品
特筆すべきは「迷彩柄(カモフラージュ柄)」の衣類や持ち物の所持・着用が禁止されている点です。軍関係者と誤認されないための法的措置で、子供用や水着、バッグ等であっても没収や罰金の対象となります。また、銃器や護身用品(スタンガン等)の持ち込みは厳格に規制されており、一発の銃弾でも荷物に紛れていると即座に逮捕・長期拘留されるリスクがあります。
緊急連絡先
時間帯別安全情報
早朝
安全日の出直後は比較的穏やかですが、ナッソーのダウンタウンなどは清掃業者や地元住民が動き出すまで閑散としています。リゾートエリア内でのランニングなどは安全ですが、外に出る際は周囲の状況に十分注意してください。
安全な活動:
- ・リゾート敷地内でのジョギング
- ・ホテル内での朝食
- ・主要観光地の早朝撮影
避けるべきエリア:
- ・ナッソー南部の住宅街
- ・人通りのないビーチ
- ・市場周辺の裏路地
交通: ホテル手配のタクシー
日中
安全クルーズ船が停泊する日中は、ナッソーのダウンタウンやパラダイス島は非常に賑やかで、観光警察もパトロールを強化しているため安全です。ただし、スリや置き引き、ストローマーケットでの強引な勧誘などの軽犯罪には警戒が必要です。
安全な活動:
- ・市内観光
- ・ビーチでの水遊び
- ・ショッピング
避けるべきエリア:
- ・Over-the-Hill地区全域
- ・政府庁舎周辺の立ち入り禁止区域
交通: 認可タクシーまたはJitney
夕方〜夜
注意日没とともにクルーズ客が戻ると、ダウンタウンは急激に閑散とし、犯罪リスクが高まります。リゾートエリア(パラダイス島、ケーブルビーチ)は引き続き比較的安全ですが、徒歩での長距離移動は避け、レストランへの移動もタクシーを利用してください。
安全な活動:
- ・ホテル内レストランでの食事
- ・アトランティスのカジノ
- ・リゾート内のナイトショー
避けるべきエリア:
- ・ダウンタウンの路地
- ・夜間の公共ビーチ
- ・Jitneyの最終便以降のバス停
交通: 認可タクシー(電話呼び出し)
深夜
危険深夜の外出は極めて危険です。特にナッソーの市街地やリゾート外では、武装強盗やギャングの抗争に巻き込まれる可能性が飛躍的に高まります。バーやクラブでのトラブルも多く、飲酒後の徒歩移動は標的になりやすいです。
安全な活動:
- ・ホテル内での滞在
- ・厳重なセキュリティのある屋内施設
避けるべきエリア:
- ・全ての路上の徒歩移動
- ・地元向けのバー
- ・ビーチ沿いの遊歩道
交通: タクシー以外は不可(徒歩は絶対に避ける)
季節別ガイド
Spring (春) (3月 - 5月)
気温: 21°C - 28°C
降水: 比較的少なく、爽やかで安定した天候が多い。
服装: 日本の夏服に加え、朝晩や冷房対策として薄手のカーディガンやパーカー。
おすすめ活動:
シュノーケリング, 島巡り, ダウンタウン散策, フィッシング
リスク:
- ・紫外線(強まり始める)
- ・急な雷雨(5月後半)
Summer (夏) (6月 - 8月)
気温: 25°C - 33°C
降水: 雨季。湿度が非常に高く、午後に激しい雷雨が降りやすい。
服装: 通気性の良い夏服、サングラス、帽子、防水の靴やサンダル。
おすすめ活動:
ダイビング, 屋内ショッピング, カジノ, ホテルのプール
リスク:
- ・ハリケーン
- ・激しい熱中症
- ・雷
Fall (秋) (9月 - 11月)
気温: 23°C - 30°C
降水: ハリケーンシーズンのピーク。10月までは雨が多い。
服装: 夏服。雨に備えたレインコートや折りたたみ傘。
おすすめ活動:
リゾート内アクティビティ, 博物館巡り, ビーチ(天候安定時)
リスク:
- ・ハリケーン(最大警戒)
- ・蚊の大量発生
Winter (冬) (12月 - 2月)
気温: 18°C - 26°C
降水: 乾季。乾燥しており晴天の日が多い。最も過ごしやすい時期。
服装: 長袖Tシャツやシャツ。夜間や船上は肌寒いためジャケットが必要。
おすすめ活動:
ジャンカヌー(12/26, 1/1), セーリング, ゴルフ, ホエールウォッチング
リスク:
- ・水温の低下(泳ぐには少し冷たい)
- ・主要観光地の混雑
ベストシーズン: 旅行のベストシーズンは、乾季で気候が安定し、ハリケーンの心配がない12月中旬から4月中旬です。特に1月から3月は平均気温が25度前後と快適で、湿度も低いため屋外活動に最適です。ただし、この時期は北米からの観光客が多く、宿泊費や航空券が高騰するハイシーズンとなります。静かな滞在を望むなら、4月下旬から5月頃が、天候がまだ安定しており混雑も緩和されるため狙い目です。
環境リスク
野生動物のリスク
サメ(メジロザメ、イタチザメ等)
リスク: 5/5生息地: ニュープロビデンス島近海, グランドバハマ島近海, エグズーマ諸島
近年、サメによる死亡事故を含む重傷被害が相次いでいます。海に入る際は単独行動を避け、ライフガードがいる場所や警告看板のあるエリア以外では泳がないでください。出血している場合や、魚の血・ゴミが漂っている場所には近づかないことが鉄則です。シュノーケリングやダイビングの際は、現地の認定ガイドの指示に従い、餌付けなどの無許可のアクティビティには絶対に参加しないでください。サメを目撃した場合は落ち着いてゆっくりと水から上がり、パニックになって激しく水面を叩かないようにしてください。
治療: 速やかに止血を行い、緊急番号911へ通報。ナッソー等の主要都市の病院で外科手術が必要です。
蚊・サンドフライ
リスク: 3/5生息地: 全域(特にマングローブ周辺、ビーチ、茂み)
蚊(デング熱等の媒介者)とサンドフライ(微小で激しい痒み)は夕暮れ時や早朝に活動が活発になります。DEETやイカリジン配合の強力な虫除けスプレーを頻繁に使用し、特に足首周辺などの露出を避けてください。室内ではエアコンを使用し、窓を開ける際は網戸が閉じていることを確認してください。サンドフライによる刺し傷は数週間痒みが続くことがあるため、抗ヒスタミン剤の持参を推奨します。
治療: 痒みが激しい場合は抗ヒスタミン剤やステロイド外用薬を使用。発熱を伴う場合はデング熱の疑いがあるため、解熱剤(アスピリン系は避ける)を使用せず医師の診断を受けてください。
水の安全性
水道水: 飲用不可
主要都市の水道水は法律上は飲用可能とされることもありますが、観光客の胃腸には刺激が強く、塩分や臭いが気になることが多いです。健康維持のため、必ず市販のボトル入りミネラルウォーターを購入して飲用してください。歯磨きや洗顔には水道水を使用しても問題ありませんが、敏感な方はうがいにもボトル水の使用を検討してください。また、離島では雨水貯留に頼っている場合があるため、衛生状態に特に注意が必要です。
交通安全
事故死亡率: 約13.0人 (10万人あたり)
歩行者リスク: 歩行者優先の意識は低く、歩道が整備されていない地域も多いです。特に夜間の歩行は視認性が低く、ひったくり等の治安リスクと合わせて極めて危険です。横断歩道であっても車両が止まらないことを前提に注意を払う必要があります。
公共交通: 公共バス「ジトニー」は安価ですが、路線が複雑で、一部の車両の整備状況や運転マナーが悪いことがあります。夜間は運行されず、治安の悪いエリアを通過するため、日中の観光ルート以外での利用は控えてください。
地域別ガイド
ニュープロビデンス島(ナッソー)
レベル 3首都ナッソーを擁する政治・経済の中心地。アトランティス等の超巨大リゾートが並ぶ一方で、南部「オーバー・ザ・ヒル」地区はギャング関連の犯罪が多発しています。昼間は活気に溢れますが、夜間のダウンタウン徒歩移動は推奨されません。
主要都市: Nassau
特有リスク:
- ・路上強盗
- ・ひったくり
- ・特定エリアでの銃器犯罪
パラダイス・アイランド
レベル 1ナッソーと橋で繋がった観光専用の島。セキュリティが非常に厳重で、バハマで最も安全なエリアの一つです。カジノ、水族館、高級ビーチが凝縮されており、家族連れやハネムーン客に最適。夜歩きもリゾート内であれば問題ありません。
主要都市: Paradise Island
特有リスク:
- ・マリンアクティビティでの不当請求
- ・置き引き
グランド・バハマ島
レベル 2フリーポートを中心に発展した第二の島。ナッソーに次いで犯罪報告がありますが、観光地は比較的平穏です。2019年のハリケーン被害からの復興が進んでおり、広大な国立公園や美しいビーチが魅力。未認可タクシーの利用は避けてください。
主要都市: Freeport, West End
特有リスク:
- ・未認可業者による性犯罪
- ・車上荒らし
エグズーマ諸島
レベル 1「泳ぐ豚」で世界的に有名な、365以上の島々から成る諸島。犯罪率は極めて低く、穏やかなバハマ本来の姿を楽しめます。ジョージ・タウンが拠点となりますが、移動はレンタカーやボートが中心。サメによる襲撃事故には警戒が必要です。
主要都市: George Town
特有リスク:
- ・サメの襲撃
- ・ボート事故
- ・熱中症
アバコ諸島
レベル 1セーリングの聖地として知られる北部の島々。ハリケーン・ドリアンで甚大な被害を受けましたが、マーシュ・ハーバーを中心に再建が進んでいます。治安は良好で、島全体がアットホームな雰囲気。ゴルフカートでの移動が一般的です。
主要都市: Marsh Harbour, Hope Town
特有リスク:
- ・ハリケーン(季節による)
- ・小島での医療施設不足
エレウセラ島&ハーバーアイランド
レベル 1ピンクサンドビーチで有名なハーバーアイランドを擁する地域。洗練された高級リゾートが多く、治安は非常に安定しています。ダンモア・タウンのパステルカラーの街並みは安全に散策可能。島が細長いため移動には車が必須です。
主要都市: Dunmore Town, Governor's Harbour
特有リスク:
- ・夜間の道路照明不足
- ・海洋生物による刺傷
経済・物価情報
経済概要
バハマはカリブ海諸国の中で最も裕福な国の一つであり、観光業がGDPの約50%、雇用の半分以上を占める観光依存型経済です。オフショア金融サービスも主要な産業です。2024年の実質GDP成長率は約3.4%とパンデミックから力強く回復していますが、燃料や食料を輸入に頼っているため、国際価格の変動に脆弱な構造を持っています。2026年には付加価値税の調整も検討されています。
生活費・物価
物価は極めて高く、世界で最も生活費がかかる国の一つです。島国であるため食料品や日用品のほとんどが輸入品であり、日本の1.5倍から2倍以上の感覚です。ナッソー中心部でのランチは20〜30ドル、ディナーは50ドル以上が一般的です。タクシーも初乗りから高額で、10分程度の移動で20ドル以上かかることが珍しくありません。宿泊費も中級ホテルで1泊300ドル前後からとなります。
通貨情報
通貨はバハマ・ドル(BSD)ですが、米ドル(USD)と1対1で固定(ペッグ制)されており、米ドルが現金としてそのまま100%流通しています。お釣りはバハマ・ドルで返ってきますが、バハマ・ドルは国外で両替できないため、米ドルを優先的に使い、バハマ・ドルは帰国前に使い切るのが鉄則です。クレジットカードは主要なリゾートやレストランで使えますが、ジトニーや小規模店は現金のみです。
チップガイド
バハマにはチップの習慣が根付いています。レストランの多くは15%程度のサービス料(Gratuity)を自動的に請求書に加算しています。二重に支払わないよう伝票を必ず確認してください。加算されていない場合は15〜20%が目安です。タクシーは運賃の10〜15%、ホテルのベルボーイは荷物1個につき1〜2ドル、ハウスキーピングは1日2ドル程度を渡すのが一般的です。
予算ガイド
バックパッカー予算(1日120〜180ドル):ドミトリーや安価なゲストハウスを利用し、食事は「フィッシュ・フライ」などの屋台やスーパーを活用。移動はジトニー(公共バス)を徹底利用。ミドルレンジ予算(1日300〜500ドル):標準的なホテルに滞在し、夕食はレストランを利用。島間移動はフェリーを活用。ラグジュアリー予算(1日800ドル以上):パラダイス・アイランドの高級リゾートに滞在し、プライベートツアーや国内線で離島を周遊。
文化・マナー情報
歴史的背景
1492年にコロンブスがサン・サルバドル島に初上陸した場所として知られます。当初の先住民ルカヤン人はスペイン人により労働力として連れ去られ、島は一時無人化しました。17世紀に英国の清教徒が入植し、一時は海賊の拠点(海賊共和国)として悪名を馳せましたが、英国が支配を強化。1973年に英国から独立しました。アフリカ系奴隷の歴史と英国式の伝統が融合した独自の文化が形成されています。
社会規範・マナー
バハマの人々は非常に礼儀正しく、挨拶を重視します。見知らぬ人に対しても「Good Morning」等の挨拶を欠かさないことがマナーです。公共の場での露出は厳しく見られ、ビーチ以外で水着のまま歩くことは避け、教会や政府機関を訪れる際はフォーマルな服装が求められます。また、時間に寛容な「アイランド・タイム」が存在しますが、ビジネスや公式行事では定時が求められる二面性があります。
宗教・慣習
キリスト教が非常に強く信仰されており、日曜日は多くの商店が閉まり、人々は正装して教会へ行きます。バプテスト、アングリカン、カトリックが主な宗派です。12月26日と1月1日に行われる「ジャンカヌー」は、奴隷時代に許可された数少ない自由を祝った起源を持つ熱狂的なカーニバルで、国家の誇りとなっています。宗教的に保守的な面があり、公共の場での過度な愛情表現は控えめにすべきです。
宿泊・食事ガイド
宿泊ガイド
バハマの宿泊施設は「メガリゾート」「ブティックホテル」「民泊(Airbnb)」の3つに大別されます。ナッソーのパラダイス・アイランドにあるアトランティスのような巨大リゾートは、セキュリティが万全で家族連れに最適。一方、離島のブティックホテルは静寂とプライバシーを求める層に人気です。Airbnbは現地生活を体験できますが、立地によっては治安の悪い「オーバー・ザ・ヒル」地区に近い場合があるため、予約前にレビューと地図を精査してください。
食事ガイド
バハマ料理の主役は「コンク(Conch)」という巨大な巻貝です。生で食べる「コンク・サラダ」や揚げた「コンク・フリッター」は必食。ナッソーの「アラワク・ケイ(フィッシュ・フライ)」は屋台が並び、安価で本場の味を楽しめます。ただし、物価高のため、リゾート内での食事は日本の高級ホテル並みの出費を覚悟してください。また、水道水は飲用可能ですが、塩分が強く風味が悪いため、多くの観光客はボトル入りの飲料水を購入しています。
実用情報
通信・SIM
主要なキャリアは「BTC」と「Aliv」です。ナッソー空港や市内のショップで観光客用SIMカード(7日間/15ドル〜)が購入可能。eSIM(Airalo等)も利用できますが、離島では電波が不安定になることがあるため、複数のキャリアを検討してください。主要ホテルやカフェでは無料WiFiが普及していますが、公共のWiFiでの個人情報入力は控え、VPNの利用を推奨します。
銀行・ATM
ナッソーやフリーポート、主要リゾートにはATMが多数あります。1回あたりの引き出し手数料は5ドル前後と高めで、カード会社の手数料も加算されます。離島(アウト・アイランド)ではATMが1つしかない、または現金切れの場合が多いため、ナッソーで十分な現金(米ドル)を用意してから移動してください。米ドルがそのまま使えるため、無理に両替する必要はありません。
郵便・配送
郵便局(Post Office)はナッソーのダウンタウン等にあります。日本へのハガキは届くまでに2〜4週間かかるのが普通です。急ぎの書類や荷物は、DHLやFedExなどの国際宅配便を利用してください。これらはナッソーやフリーポートに拠点を持ち、追跡も可能で信頼性が高いです。
電源・アダプター
電圧は120V、周波数は60Hzです。プラグ形状は日本と同じ「Aタイプ」または「Bタイプ(3本足)」が一般的です。日本の100V専用家電は故障や火災の原因になるため、変圧器を使用するか、100-240V対応のユニバーサルタイプを使用してください。コンセントの緩みや電圧の不安定さには注意が必要です。
洗濯サービス
高級リゾートには必ずランドリーサービスがありますが、非常に高額(シャツ1枚10ドル等)です。町中には「Laundromat」と呼ばれるセルフ式のコインランドリーがあり、数ドルで利用可能です。滞在が長い場合は、洗濯機付きのAirbnbを選ぶか、手洗い用の洗剤を持参するのが賢明です。
公衆トイレ
公共のトイレは少なく、衛生状態もあまり良くありません。大型ショッピングモールやホテル、レストランのトイレを利用するのが最も安全で清潔です。ビーチの公共トイレは紙がないことが多いため、ポケットティッシュの持参は必須です。一部のトイレでは清掃員への小銭(50セント〜1ドル)のチップが求められる場合があります。
主要都市ガイド
ナッソー
Nassau
クルーズ船が毎日寄港する賑やかな首都。ダウンタウンのベイ・ストリート周辺は日中安全ですが、一歩裏通りに入ると治安が悪化します。ストロー・マーケットではスリに注意。夜間はタクシー移動を徹底し、徒歩での徘徊は避けてください。
主な観光地:
Queens Staircase, Fort Fincastle, Straw Market, Arawak Cay (Fish Fry)
避けるべきエリア:
- ・Over-the-Hill
- ・Kemp Road
- ・Fox Hill
ベストシーズン: 12月〜4月
詳細ページへ →フリーポート
Freeport
グランド・バハマ島の中心都市。ポート・ルカヤ・マーケットプレイス周辺は観光客向けに整備され安全。ナッソーほどの混雑はなく、のんびりした雰囲気ですが、夜間の人通りの少ないエリアは強盗のリスクがあるため注意が必要です。
主な観光地:
Port Lucaya Marketplace, Lucayan National Park, Taino Beach
避けるべきエリア:
- ・Hudson Estates
- ・Eight Mile Rock (night)
ベストシーズン: 12月〜5月
詳細ページへ →ジョージ・タウン
George Town
エグズーマ諸島の拠点。非常に平和な港町で、犯罪の心配はほとんどありません。住民同士が顔見知りのコミュニティです。ただし、観光客を狙った車上荒らしが稀に報告されるため、貴重品の管理は怠らないようにしてください。
主な観光地:
Elizabeth Harbour, Stocking Island, Straw Market
避けるべきエリア:
- ・None significant
ベストシーズン: 1月〜5月
詳細ページへ →マーシュ・ハーバー
Marsh Harbour
アバコ諸島のハブ。2019年のハリケーン後、驚異的な復興を遂げました。ボートのチャーターや周辺の島々(ケイズ)への出発点。治安は良好ですが、不法移民居住区周辺は夜間の立ち寄りを控えるのが賢明です。
主な観光地:
Abaco Beach, Snappas Bar, Boat charters
避けるべきエリア:
- ・Mud/Peas (reconstruction areas)
ベストシーズン: 12月〜4月
詳細ページへ →ダンモア・タウン
Dunmore Town
ハーバーアイランドにある、バハマで最もフォトジェニックな町。ゴルフカートでの移動がメインで、非常に安全かつ排他的な雰囲気。夜間も安心して歩けますが、酔っ払い等によるトラブルには最低限の注意を払ってください。
主な観光地:
Pink Sands Beach, Loyalist Architecture, Government Dock
避けるべきエリア:
- ・None
ベストシーズン: 12月〜5月
詳細ページへ →交通詳細ガイド
国内線フライト
バハマは島国であるため、島間の移動は国内線が最も一般的です。フラッグキャリアの「Bahamasair」のほか、「Western Air」や「Pineapple Air」などの小規模航空会社がナッソーをハブに各離島(ファミリー・アイランド)を繋いでいます。機材は小型のプロペラ機が多く、天候の影響を受けやすいのが特徴です。預け荷物の制限が厳しい航空会社もあるため事前に確認が必要です。ナッソー空港(LPIA)の国内線ターミナルは国際線とは別棟または別のチェックインカウンターになるため、乗り継ぎには余裕を持ってください。
鉄道・バス
バハマには鉄道は一切存在しません。ナッソー市内および近郊の移動手段として、「ジトニー(Jitney)」と呼ばれる乗り合いミニバスが運行されています。番号ごとにルートが決まっており、運賃は約1.5ドル(2025年現在)と非常に安価です。観光客がCable BeachからDowntownへ移動するのに最適です。ただし、ジトニーには時刻表がなく、満員になると出発するスタイルです。また、運行は日中のみ(18時頃終了)であり、夜間の運行はないため注意してください。離島部には公共バスは存在しません。
レンタカー・配車サービス
ナッソーやフリーポート、主要な離島ではレンタカーが利用可能です。日本と同じ「左側通行」ですが、車両は米国から輸入された「左ハンドル」が多く、交差点での右左折時に混乱しやすいため注意が必要です。ハーツやエイビスなどの大手から地元業者まで選べます。21歳以上から利用可能ですが、25歳未満は追加料金がかかる場合があります。なお、UberやLyftなどの主要な配車アプリは2025年現在バハマには導入されていません。タクシーの呼び出しには「Let's Go Bahamas」などの現地アプリが推奨されます。
交通リスク評価
バハマの交通リスクで最も警戒すべきは「未認可タクシー」です。黄色いナンバープレート以外の個人車両による勧誘には絶対に応じないでください。強盗や不当請求のリスクがあります。ジトニーは日中の利用は安全ですが、貴重品管理は徹底してください。離島でのボート移動は、ライフジャケットの有無を必ず確認し、荒天時はキャンセルを迷わない勇気が重要です。夜間の徒歩移動は、ナッソーの路地裏を除き、避けるのが鉄則です。
都市別交通ガイド
ナッソー
地下鉄: なし
バス: ジトニーが運行。1.5ドルで主要観光地を網羅。18時に終了。
タクシー: タクシーはゾーン制料金。Uberはなし。アプリ「Let's Go」を利用。
徒歩・自転車: 歩道が狭く、交通量が多いため自転車は危険。ダウンタウンは徒歩可能。
費用目安: ジトニー 1.5ドル、タクシー(空港〜パラダイス島)約50ドル。
フリーポート
地下鉄: なし
バス: 乗り合いバスがあるがルートが限定的。観光客には不便。
タクシー: ホテルで呼んでもらうのが一般的。事前に料金交渉が必要。
徒歩・自転車: 道路が広く自転車での移動も一部可能だが、日差しが強い。
費用目安: タクシー(10分)約20ドル。
ジョージ・タウン
地下鉄: なし
バス: なし。移動はレンタカーかタクシーのみ。
タクシー: 台数が少ないため予約必須。空港から市内まで約30ドル。
徒歩・自転車: 徒歩圏内は非常に狭い。レンタルバイクが普及している。
費用目安: レンタカー 1日80ドル〜。
大使館・長期滞在情報
在外公館ネットワーク
在ジャマイカ日本国大使館
Embassy - Kingston (Jamaica)
住所: NCB Towers, North Tower, 6th Floor, 2 Oxford Road, Kingston 5, Jamaica
電話: +1-876-929-3338
管轄: バハマ全域, ジャマイカ, ベリーズ
緊急対応: 24時間対応(閉館時はオペレーター転送)
在ナッソー名誉領事(日本)
Consulate - Nassau
住所: Nassau, Bahamas (連絡先は大使館へ要確認)
電話: 大使館経由で連絡
管轄: ナッソー近隣
緊急対応: 限定的(緊急時はジャマイカ大使館へ)
領事サービス
在ジャマイカ日本国大使館は、バハマ在住・滞在中の邦人に対し、パスポートの再発行、証明書の発行、緊急時の援護(事件・事故・急病等)を提供します。バハマには常駐の外交官がいないため、事務手続きは郵送やオンラインを併用し、最悪の場合はジャマイカへ渡航する必要が生じます。選挙期間中やハリケーン襲来時は、たびレジ等を通じた緊急情報の配信が主となります。金銭の貸付や民事不介入の原則には注意が必要です。
長期滞在ビザ
バハマに長期滞在(90日超)する場合、移民局(Department of Immigration)での「Annual Residence」ビザが必要です。これには無犯罪証明書、健康診断書、バハマの銀行での預金証明、および年間約1,000ドルの手数料が必要です。就労を伴う場合は「Work Permit」が必要で、これは雇用主がバハマ人では代替不可能であることを証明する必要があり、取得難易度は非常に高いです。不動産購入者(75万ドル以上)には優先的な居住権が与えられる制度もあります。
リモートワーク・デジタルノマド
「BEATS(Bahamas Extended Access Travel Stay)」というデジタルノマド向けビザを提供しています。1年間の滞在・リモートワークが可能で、オンラインで申請可能です。申請料は1,025ドル。バハマ国外の企業から収入を得ていることが条件です。ナッソーやパラダイスアイランドはWiFi環境が整っていますが、物価が非常に高いため、月間予算は最低でも4,000〜5,000ドル以上を見込んでおく必要があります。離島部ではインターネットの安定性に欠ける地域があるため、事前調査が不可欠です。
ビジネスビザ
短期の商談や会議出席などのビジネス目的であれば、日本人は90日以内のビザなし滞在が可能です。ただし、現地で実際に労働を行ったり報酬を受け取る場合は、たとえ数日であっても「Short Term Work Permit」が必要です。これには現地のスポンサー企業からの招待状や申請書類が必要です。空港の入国審査でビジネス目的と伝えると、滞在先や帰りの航空券、活動内容について詳しく聞かれるため、関連書類のプリントアウトを携帯しておくのが無難です。
推奨防犯装備
首下げ型防水ポーチ
必須防犯グッズ
ビーチやマリンアクティビティ中のパスポートや現金の盗難を防ぐため、常に身に着けられる防水仕様が推奨されます。
マネーベルト
推奨防犯グッズ
ナッソーのダウンタウンや混雑したマーケットでのスリ対策として、衣類の下に現金を隠すために有効です。
DEET配合虫除け剤
推奨衛生用品
デング熱やジカウイルスを媒介する蚊や、砂浜のサンドフライ対策として強力な虫除け剤が必要です。
モバイルバッテリー
必須通信機器
離島部やハリケーン接近時の停電、長時間の移動に備え、緊急連絡を確保するための大容量バッテリーは必須です。
緊急用ホイッスル
オプション防犯グッズ
人通りの少ないビーチや夜間の緊急時に助けを呼ぶため、バッグ等に装着しておくと安心です。
オフラインマップアプリ
推奨通信機器
ネット接続が不安定な地域でも現在地を把握し、危険エリアに迷い込まないよう事前に地図をダウンロードしておきます。
海外旅行保険証(英文)
必須保険
バハマの医療費は高額であり、支払い能力の証明として保険証の提示を求められることが多いため必須です。
南京錠・ワイヤーロック
推奨防犯グッズ
ホテル内のセーフティボックスがない場合や、移動中の荷物の固定、共有スペースでの盗難防止に使用します。
旅行者タイプ別ガイド
女性旅行者向けガイド
バハマは女性の一人旅も可能ですが、文化的に男性から女性への積極的な声掛け(キャットコール)が非常に多いです。多くは無害な挨拶ですが、執拗な場合ははっきりと拒絶する強さが必要です。特にナッソーのダウンタウンやパラダイス・アイランド以外のビーチでは、夜間の一人歩きは絶対に避けてください。また、マリンアクティビティの個人業者による性的暴行事件が報告されているため、アクティビティは必ず信頼できるホテルの公認業者を通じて予約してください。移動には公共の「ジトニー」を日中に利用するのは安全ですが、夜間は必ず信頼できるタクシーを利用しましょう。飲み物から目を離さない、過度な露出は控えるといった基本的な自己防衛が重要です。
LGBTQ+旅行者向けガイド
バハマにおいて同性愛は法律で非犯罪化されていますが、社会全体としてはキリスト教的価値観に基づいた非常に保守的な土壌があります。法的保護(差別禁止法)は存在せず、同性婚も認められていません。ナッソーなどの観光地では寛容な面もありますが、公共の場での過度な愛情表現(手を繋ぐ、キスをする等)は不快感や敵意を向けられるリスクがあるため控えるべきです。特に地方の島々では偏見が強い傾向にあります。観光リゾート内であれば比較的安全に過ごせますが、現地の文化を尊重し、控えめに行動することが推奨されます。
家族・シニア旅行者向けガイド
バハマは家族連れやシニアにとって非常に魅力的なデスティネーションです。特にナッソーのパラダイス・アイランドにある大規模リゾート(アトランティス等)は、セキュリティが万全で、敷地内に水族館、プール、プライベートビーチが完備されており、移動の負担なく安全に楽しめます。シニアの方には、坂道の多いナッソー中心部よりも、平坦な離島のリゾート地が適しています。ただし、医療体制については注意が必要です。ナッソーには近代的な病院がありますが、離島には簡易的なクリニックしかありません。重病や怪我の際はナッソーやアメリカへの緊急移送が必要になるため、持病がある場合は事前に主治医と相談し、メディバック(航空機搬送)をカバーする高額な旅行保険に加入しておくことが不可欠です。また、強い日差しと湿度は体力消耗が激しいため、十分な水分補給と休憩を意識したスケジュール管理を心がけてください。
安全に関するよくある質問
夜にナッソーの街を歩いても大丈夫ですか? ▼
おすすめしません。パラダイス・アイランド内のリゾートエリアを除き、夜間のナッソー(特にダウンタウンや南部の住宅街)は街灯が少なく、強盗事件が発生しています。移動は必ずタクシーを利用してください。
サメに襲われるリスクはありますか? ▼
近年、ナッソーや離島で襲撃事故が報告されています。単独で泳がない、出血している状態で海に入らない、サメに餌付けをしているエリアには近づかないなどの注意が必要です。
「オーバー・ザ・ヒル」とはどこですか? ▼
ナッソーのShirley Streetより南側の高台を越えた地域です。貧困層が多く、ギャングの抗争地となっているため、観光客は昼夜問わず立ち入らないでください。
ジェットスキーの勧誘には乗ってもいいですか? ▼
ビーチで個人が勧誘しているものは避けてください。性的暴行や不当請求の被害が報告されています。必ずホテルのコンシェルジュが紹介する公認業者を利用してください。
迷彩服を着てもいいですか? ▼
いいえ、禁止されています。軍関係者以外が迷彩柄(カモフラージュ)を着用・所持することは法律で禁じられており、没収や罰金の対象となります。
水道水は飲めますか? ▼
飲用可能とされていますが、海水の混入や配管の状態により、塩分が強くお腹を壊す原因になることがあります。ボトル入りの飲料水を購入することをお勧めします。
緊急連絡先は何番ですか? ▼
警察・救急・消防すべて「911」または「919」です。
タクシーに乗る際の注意点は? ▼
黄色いナンバープレートの公認タクシーを選び、乗車前に目的地までの料金を確認(またはメーターの使用を依頼)してください。ゾーン制の料金表を持っているか確認するのも有効です。
女性の一人歩きは危険ですか? ▼
日中の観光地であれば過度な心配は不要ですが、夜間や人通りの少ないビーチでの独り歩きは厳禁です。ナンパを装った執拗な勧誘には毅然とした態度で接してください。
デング熱の心配はありますか? ▼
はい、通年でリスクがあります。特に雨季は蚊が増えるため、強力な虫除けを使用し、肌の露出を抑える対策が必要です。
実用的なよくある質問
米ドルはそのまま使えますか? ▼
はい、1:1のレートでどこでも使えます。バハマドルに両替する必要はありません。ただし、お釣りはバハマドルで返ってきます。
電圧とプラグの形は? ▼
120V/60Hzで、プラグは日本と同じAタイプです。日本の100V専用家電は変圧器なしでは使えません。
チップはいくら渡せばいい? ▼
レストランでは15%がサービス料として含まれていることが多いです。含まれていない場合は15〜20%が目安です。
WiFi環境はどうですか? ▼
主要なホテルやレストランでは使えますが、離島の安宿などでは不安定なことがあります。現地SIMカードの購入をお勧めします。
日本からバハマへの直行便はありますか? ▼
ありません。アメリカ(アメリカ、マイアミ、ニューヨーク等)やカナダを経由して行くのが一般的です。アメリカ経由の場合はESTAが必要です。
クレジットカードはどこでも使えますか? ▼
ホテルや高級レストランでは使えますが、タクシー、ジトニー、市場などは現金のみです。VISAとMasterが主流で、JCBは使えない場所が多いです。
レンタカーは左ハンドル・左側通行ですか? ▼
通行は日本と同じ「左側」ですが、車両は「左ハンドル」が非常に多いです。慣れるまで慎重な運転が必要です。
ジャンカヌーとは何ですか? ▼
バハマ最大の伝統的なカーニバルです。12月26日と1月1日の深夜から早朝にかけて行われ、極彩色の衣装と打楽器の演奏が楽しめます。
日曜日に買い物はできますか? ▼
多くの店が閉まるか、営業時間が短縮されます。スーパーも昼過ぎに閉まることがあるため、土曜日までに必要なものを揃えておくのが無難です。
ベストシーズンはいつですか? ▼
天候が安定し、湿度も低い12月から4月がベストです。6月以降はハリケーンシーズンに入ります。
バハマの治安に関するよくある質問
バハマの治安は良い?悪い? ▼
バハマの治安は、滞在する場所によって大きく異なります。観光の拠点となるパラダイス・アイランドやエグズーマ諸島などのリゾートエリアは、独自の警備体制が敷かれており比較的良好です。しかし、首都ナッソーの一部地域ではギャング間の抗争による殺人事件が多発しており、国全体としては「治安が良い」とは言い切れません。観光客が巻き込まれる事件は減少傾向にありますが、常に警戒心を持つ必要があります。
バハマで危険な地域はどこ? ▼
最も危険なのはナッソー南部の「オーバー・ザ・ヒル」地区です。ここでは殺人や銃撃戦などの重大犯罪が頻発しており、観光客の立ち入りは推奨されません。また、ナッソーのダウンタウンも昼間は賑わっていますが、夜間は人通りが激減し、ひったくりや強盗のリスクが高まります。グランドバハマ島のフリーポートも、夜間のリゾート外エリアは警戒が必要です。
バハマ旅行はやばい?本当に行って大丈夫? ▼
「リゾート内での滞在」を基本にすれば、決して「やばい」国ではありません。しかし、地元住民が住む貧困層エリアへ迷い込んだり、夜間に一人で歩き回ったりすると、重大な犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。米国の麻薬中継地点という地理的背景から、薬物や武器に関連した犯罪も存在します。公式の渡航情報を確認し、指定された安全なエリアでの観光を徹底すれば楽しむことが可能です。
バハマは女性一人でも怖くない? ▼
女性一人旅の場合、特に性犯罪への警戒が必要です。リゾート内やクルーズ船ターミナル付近は比較的安全ですが、寂しい通りやビーチでの一人歩きは非常に怖く、実際に性暴力被害も報告されています。また、見知らぬ男性からの過度な勧誘やナンパには毅然とした態度で接してください。夜間の移動は必ず信頼できるホテルのタクシーを利用し、防犯意識を高く保つことが重要です。
バハマでスリに遭わないための対策は? ▼
ナッソーのストローマーケットや観光地の混雑した場所では、スリや置き引きに細心の注意を払ってください。バッグは体の前で持ち、スマートフォンや財布を不用意にポケットに入れないことが基本です。また、ビーチで泳いでいる間に荷物を放置するのは厳禁です。多額の現金は持ち歩かず、ホテルのセーフティボックスを活用しましょう。近年はスマートフォンのひったくりも増えています。
バハマで多い詐欺の手口は? ▼
観光客を狙った「ジェットスキー詐欺」や「高額な無許可タクシー」が一般的です。ジェットスキーのレンタル時に不当な修理費を請求されたり、未認可の業者によるツアーで法外な料金を求められたりするケースがあります。また、路上での薬物販売を装った詐欺や、強盗への誘い込みにも注意が必要です。サービスを利用する際は、必ず正規の業者であることを確認し、事前に料金を合意しましょう。
バハマで日本人が巻き込まれやすい犯罪は? ▼
日本人が特に注意すべきは、強盗や窃盗などの財産犯罪です。外見から裕福な観光客と見なされやすく、夜間のダウンタウンでのひったくりや、人通りの少ないビーチでの強盗被害が想定されます。また、親切を装って近づいてくる詐欺師による金銭トラブルも散見されます。目立つ服装や高価な装飾品は避け、周囲の状況に常に気を配ることが犯罪から身を守る鍵となります。
バハマ旅行で注意すべきことは? ▼
治安面以外では、自然リスクへの注意が必要です。バハマはハリケーンの通り道であり、6月から11月は事前の気象確認が必須です。また、近年はサメによる襲撃事故や、ウォータースポーツ中の水難事故も増加しています。さらに、薬物に対する刑罰は非常に厳しく、興味本位で手を出したり、知らない人から荷物を預かったりすることは絶対にしてはいけません。交通ルールも日本とは異なるため、レンタカー利用時も注意が必要です。
バハマで起こりやすいトラブルは? ▼
最も多いのは、タクシーやマリンスポーツ業者との料金トラブルです。メーター制ではないタクシーが多く、乗車前に交渉が必要です。また、過剰なチップ要求や、無料だと言われて受けたサービスに後から高額請求をされるトラブルもあります。健康面では、強い日差しによる熱中症や、蚊を媒介とする感染症にも注意しましょう。リゾートの外に出る際は、現地の最新治安情報を常にチェックする習慣をつけてください。
バハマで被害に遭ったらどうする? ▼
緊急時は警察・救急・消防共通の「919」または「911」にダイヤルしてください。盗難被害の場合は、保険請求のために最寄りの警察署で「ポリスレポート(被害届)」の発行を依頼します。パスポートを紛失した場合は、速やかに在マイアミ日本国総領事館(バハマを管轄)に連絡し、指示を仰いでください。また、滞在先のホテルスタッフにも状況を伝え、サポートを求めるのが賢明です。
バハマの治安詳細
バハマの治安概要
バハマの治安は、カリブ海諸国の中でも「地域による格差」が非常に激しいのが特徴です。観光の目玉であるパラダイス・アイランドや各離島(アウト・アイランズ)のリゾートエリアは、経済的にも安定しており警備も厳重なため、安全に滞在できます。しかし、首都ナッソーがあるニュープロビデンス島の一部では、ギャングによる銃器を用いた殺人事件が頻発しており、殺人率は世界的に見ても高い水準にあります。2025年以降、政府は警察の増員や監視カメラの設置を進めていますが、観光客を狙った窃盗や性犯罪などのリスクは依然として存在します。滞在エリアを厳選し、基本的な防犯対策を怠らないことが不可欠です。
バハマは危険?やばい?
「バハマは危険?やばい?」という問いに対しては、訪れる場所によると答えるのが正確です。ナッソー南部の「オーバー・ザ・ヒル」地区は、日常的に銃撃戦が発生する極めて危険なエリアであり、ここは間違いなく「やばい」場所です。一方で、リゾートホテル内や昼間のダウンタウンの大通りであれば、常識的な注意を払うことで安全に過ごせます。ただし、近年はリゾート周辺でも薬物関連のトラブルや夜間の強盗が報告されており、油断は禁物です。特に、地元住民向けのバーや暗い裏通りに足を踏み入れることは、自らリスクを冒す行為となります。2026年現在も一部地域には「渡航自粛レベル」の警告が出ていることを忘れないでください。
バハマは怖い?一人旅でも大丈夫?
バハマ旅行に対し「怖い」と感じる女性や一人旅の方は、特に滞在先の選択と行動範囲に細心の注意を払ってください。実際、観光地周辺での性犯罪被害が報告されており、特に夜間の独り歩きや、知らない人物からの誘いには強い警戒が必要です。一人旅の場合は、信頼できる大手リゾートホテルに滞在し、移動は必ずホテルの正規タクシーを利用することをお勧めします。ビーチでも孤立した場所は避け、他の観光客がいるエリアで過ごすようにしましょう。不安な場合は、ホテルのコンシェルジュに「行ってはいけない場所」を具体的に確認するのも有効です。防犯意識を常に高く持ち、安全なエリアに留まる限り、過度に恐れる必要はありません。
スリ・詐欺・犯罪の実態
バハマでの犯罪は、重大犯罪と軽犯罪の二極化が進んでいます。重大犯罪としては、ギャング同士の抗争に伴う銃撃戦や殺人が挙げられますが、これらは主に特定の居住区で発生します。一方で観光客が直面しやすいのは、スリ、ひったくり、強盗、そして詐欺です。特にナッソーのダウンタウンやストローマーケット等の混雑地では、巧妙な手口で貴重品が盗まれます。また「ジェットスキー詐欺」は有名で、貸出時に傷があったと言い張り高額な修理代を請求する手口が横行しています。性犯罪も無視できないリスクで、リゾート内であってもホテルの従業員や非公式ガイドによる被害が報告されています。さらに、米国への密輸拠点という背景から、違法薬物の勧誘トラブルも頻発しており、絶対に関わらないことが重要です。
地域別の危険度
バハマの危険度は地域によって明確に分かれています。ナッソー南部の「オーバー・ザ・ヒル」地区はレベル4相当の極めて危険なエリアで、殺人や銃犯罪が日常化しています。ナッソーのダウンタウンはレベル2で、昼間は比較的安全ですが夜間は強盗のリスクが急増します。対照的に、ナッソーから橋で繋がる「パラダイス・アイランド」はレベル1で、観光客向けに高度なセキュリティが保たれています。グランドバハマ島のフリーポートはレベル2で、リゾート外の治安には注意が必要です。一方でエグズーマ諸島やエレウセラ島などの離島(アウト・アイランズ)はレベル1で、バハマの中で最も平和な地域と言えます。ただし、どの地域においても孤立したビーチや夜間の未舗装路は避け、基本的な警戒を怠らないことが推奨されます。
バハマ旅行で注意すべきポイント
バハマ滞在中に注意すべきポイントは主に3点です。第一に「エリアの選定」です。ナッソーの南部地区には決して近づかず、夜間の外出はリゾートの敷地内か、信頼できるタクシーでの移動に限定してください。第二に「マリンスポーツの利用」です。ジェットスキーやボートツアーを利用する際は、必ず認可を受けた業者を選び、料金体系を確認してください。近年はサメによる事故も発生しているため、遊泳禁止エリアや警告には必ず従いましょう。第三に「薬物と防犯」です。路上での薬物勧誘は罠である可能性が高く、関与すれば厳罰に処されるだけでなく、強盗被害に遭うリスクも高まります。また、多額の現金や高級時計を身につけることは、犯行のターゲットになるため厳禁です。
よくあるトラブル事例
実際のトラブル事例としては、ナッソーのダウンタウンで夕食後に徒歩でホテルへ戻ろうとした観光客が、暗い路地で刃物を持った男に脅され、金品を全て奪われる事件が発生しています。また、ビーチで荷物を置いて泳いでいた際、一瞬の隙にスマートフォンと財布を盗まれる置き引き被害も非常に多いです。マリンスポーツ関連では、ジェットスキーを返却する際に「エンジンを壊した」と因縁をつけられ、数百ドルを支払うまで帰してもらえないトラブルが頻発しています。さらに、ホテル内での性犯罪や、親切を装って近づいてきた人物にバーへ誘われ、薬物を盛られて意識を失った間に強盗に遭うといった深刻なケースも報告されています。
被害に遭った場合の対応
もしバハマで犯罪被害に遭った場合は、直ちに警察(919または911)に通報してください。バハマ警察には観光警察部門もあり、英語での対応となります。盗難等の被害については、帰国後の保険請求のために必ず警察署で「Case Number」が含まれた証明書を受け取ってください。パスポートを紛失・盗難された場合は、在マイアミ日本国総領事館(電話:+1-305-530-9090)へ連絡し、帰国のための渡航書の発行手続きを確認します。身体的な被害がある場合は、リゾート内のクリニックやナッソー市内の総合病院(プリンセス・マーガレット病院等)を速やかに受診し、同時に滞在先のホテルにも支援を求めてください。