総合評価
ベリーズは中米で最も殺人率が高い国の一つであり、特にベリーズシティの特定地域では深刻な暴力犯罪が日常化しています。観光地は比較的安定していますが、常に高い警戒レベルを維持し、場所に応じた安全対策を徹底する必要があります。
身体的安全 (D+)
人口10万人あたりの殺人率は世界ワーストクラスです。ギャング間の抗争に起因する銃器犯罪が頻発しており、一般犯罪であっても銃器や刃物が使用される可能性が非常に高いため、身体的安全リスクは深刻です。
医療・衛生 (C+)
2023年にマラリアフリー認定を受けましたが、デング熱等の蚊媒介感染症のリスクは継続しています。医療水準は都市部に限定されており、重傷時や専門的な治療が必要な場合は国外への搬送が必要となる環境です。
詐欺・スリ (B-)
観光地での無資格ガイドによる勧誘やタクシーの法外な料金請求が一般的です。米ドルとベリーズドルの固定レートを悪用した計算ミスや、お釣りのごまかしなどの小規模な詐欺被害が散見されるため注意を要します。
テロリスク (A)
国際的なテロ組織の活動は現在のところ確認されていません。政治的・宗教的背景を持つ大規模なテロのリスクは極めて低いと評価されていますが、国内のギャング活動による爆発物使用などは別の脅威として存在します。
最新インテリジェンスレポート
ベリーズの治安情勢は、麻薬密輸ルートを巡るギャング抗争と深刻な貧困層の拡大により、依然として厳しい状況にあります。2024年から2025年にかけて、政府の積極的な介入により主要な犯罪件数は統計上10%から20%程度の減少を見せていますが、ベリーズシティのサウスサイド地区など、特定の「ホットスポット」における暴力犯罪の頻度は高止まりしています。観光客に人気の島嶼部や内陸の遺跡周辺は比較的安全が保たれていますが、強盗や住宅侵入などの凶悪犯罪が観光拠点で発生した事例もあり、安全なエリアと危険なエリアの境界が曖昧な点に注意が必要です。特に夜間の単独行動は、全ての地域において推奨されません。
背景分析
ベリーズは、英連邦に属する安定した議会制民主主義を維持していますが、その地理的要因が治安悪化の主因となっています。中米の薬物中継地点として機能しているため、メキシコのカルテルと連携した地元ギャングが武器を保有し、勢力争いを展開しています。2025年3月の総選挙後も現政権が維持されていますが、若年層の失業率が高く、ギャングへの加入が経済的選択肢となっている社会構造が問題です。経済的には観光業がGDPの4割近くを支えており、政府は観光警察(Tourism Police)を重点的に配置して外貨獲得源を保護しようとしていますが、一般警察の予算不足と一部での腐敗が法執行の効果を減退させています。また、グアテマラとの領土問題に関連する国境付近のジャングル地帯では、不法入国者による小規模な武装強盗や密輸活動が継続しており、法が届きにくい「無法地帯」が存在することも安全上の懸念材料となっています。
重要ポイント
- ベリーズシティのサウスサイド(運河以南)は最危険地帯であり、観光客の立ち入りは推奨されない。
- タクシーにはメーターがないため、乗車前の料金交渉が必須であり、公式の緑色ナンバーを選ぶこと。
- 米ドルとベリーズドル(1:2)の固定相場を理解し、支払い時の通貨単位を常に確認すること。
- 公共バス(チキンバス)内での盗難が多発しており、手荷物からは一切目を離さないこと。
- 2023年にマラリアフリーとなったが、雨季(6-11月)の蚊媒介感染症対策は依然として必須。
- 女性の単独歩行に対する路上での嫌がらせ(キャットコール)が多く、無視して立ち去ることが基本。
- 強盗に遭遇した際は、絶対に抵抗せず少額の「捨て金」を渡して生命の安全を最優先すること。
- 観光警察は島嶼部や主要遺跡に配置されているが、地方での警察の対応時間は非常に遅い。
- 大麻の少額所持は非犯罪化されているが、公共の場での使用や売買は依然として違法である。
- ATM利用時は周囲に細心の注意を払い、可能な限り銀行内またはホテル内のものを利用すること。
各国政府の渡航情報
| 情報源 | 警戒レベル |
|---|---|
| 日本外務省 | レベル2:不要不急の渡航は止めてください(ベリーズシティの一部など) |
| 米国務省 | Level 2: Exercise Increased Caution |
| 英国外務省 | Advice: Exercise caution |
| カナダ政府 | Avoid non-essential travel (to Southside Belize City) |
| ドイツ連邦外務省 | Safety advice: High crime rate |
| フランス外務省 | Vigilance renforcée (Yellow) |
地域別リスク評価
ベリーズシティ・サウスサイド
極めて危険リスク国内のギャング活動の中心地であり、銃撃事件や殺人、強奪が日常的に発生しています。観光客が立ち入る理由は皆無であり、昼間であっても絶対に避けるべきエリアです。
ベリーズシティ・ノースサイド
高い警戒が必要リスクサウスサイドよりは安定していますが、観光施設を狙った強盗やひったくりが頻発しています。移動は常にタクシーを利用し、徒歩での散策は避けてください。
サン・ペドロ(アンバーグリス・カイ)
注意が必要リスク国内最大の観光拠点ですが、夜間のビーチや人通りの少ない路地での強盗、ホテル客室への侵入窃盗が報告されています。戸締まりと手荷物管理を徹底してください。
キー・カーカー
比較的安定リスクのんびりした雰囲気で治安は良好ですが、観光客を狙った薬物の勧誘や、深夜のバー周辺での小競り合いに注意が必要です。置き引き対策は必須です。
サン・イグナシオ周辺
注意が必要リスク内陸観光の拠点であり日中は安全ですが、近隣の国境地帯に近い場所では、不法入国者による武装強盗の被害が稀に発生します。単独のトレッキングは避けてください。
グアテマラ国境地帯
高度な警戒が必要リスク密輸や不法活動の温床となっており、武装集団との遭遇リスクがあります。特にカハル・ペッチ以外の辺境の遺跡を訪問する際は、当局の許可やガイドの同行が不可欠です。
ベルモパン(首都)
注意が必要リスク行政都市でベリーズシティよりは格段に安全ですが、夜間は人通りが極端に少なくなるため、徒歩移動中のひったくり等に注意が必要です。
プラセンシア
比較的安定リスクリゾート地として整備されており、日中の治安は非常に良いです。ただし、近年観光客を標的にした住宅侵入事件が発生しており、宿泊先のセキュリティ確認が重要です。
オレンジ・ウォーク
警戒が必要リスクメキシコ国境に近く、麻薬密輸に関連する活動が活発です。一般観光客が巻き込まれることは稀ですが、夜間の不用意な外出はリスクを伴います。
プンタ・ゴルダ(南部)
注意が必要リスク地方都市特有の穏やかさがありますが、インフラが未整備で緊急時の警察の対応が極めて遅いため、自己防衛の意識を高く持つ必要があります。
国内安全マップ
ベリーズの治安は「地域と時間帯」に完全に依存します。ベリーズシティは昼夜を問わず高い警戒が必要ですが、サン・ペドロなどの島嶼部は日中であれば非常にリラックスして過ごせます。共通して言えるのは、夜間の徒歩移動はどこの地域であっても推奨されないということです。また、犯罪被害の多くは銃器が関与するため、遭遇時に「抵抗しない」ことが生存のための絶対条件です。観光警察が配置されているエリアを優先的に選び、公式なガイドと行動することが、この国を安全に楽しむための鍵となります。
国内で最も暴力犯罪が深刻なエリア。ギャングの抗争、銃撃、強盗が頻発。観光客の安全は一切保証されない。
リスク: 銃器犯罪, 殺人, 武装強盗
密輸ルートとなっており、武装集団による強盗や襲撃のリスクがある。ガイドなしの立ち入りは極めて危険。
リスク: 武装強盗, 不法集団との遭遇, 誘拐
観光拠点が集まるが、ひったくりや強盗の発生率が高い。夜間の徒歩移動は禁止。昼間も周囲を警戒のこと。
リスク: ひったくり, 強盗, 車両盗難
観光警察が常駐しており比較的安全。ただし深夜のバー周辺や人通りのないビーチでの強盗には注意が必要。
リスク: 置き引き, 薬物勧誘, 夜間の空き巣
車の走らない静かな島。治安は良好だが、深夜の飲酒トラブルや、ビーチでの荷物放置には十分注意すること。
リスク: 置き引き, 軽犯罪
首都として警備が安定している。夜間の人通りの少なさに注意すれば、犯罪に遭遇するリスクは比較的低い。
リスク: 夜間のひったくり
内陸観光の拠点。日中は安全だが、夜間の街外れや隔離されたロッジ周辺での強盗事件が過去に発生している。
リスク: 武装強盗, 夜間の空き巣
リゾート地として非常に穏やか。ビーチ沿いの窃盗に気をつければ、ベリーズ国内では最も安全な場所の一つ。
リスク: 置き引き
密輸の影響があり夜間は治安が悪化する。観光客はラマナイ遺跡訪問の経由地としてのみ利用すべき。
リスク: 密輸関連犯罪, 窃盗
メキシコ国境の街。国境越えの際の詐欺や、深夜の繁華街での暴力事件に注意が必要。
リスク: 国境詐欺, 軽犯罪
犯罪・治安情報
犯罪統計
凶悪犯罪
リスク: 5/5多発エリア: ベリーズシティ・サウスサイド, 市内のバー周辺, 国境付近
手口:
- 銃器を使用したギャング抗争
- 夜間の待ち伏せ攻撃
- 武装集団による襲撃
対策:
- 危険地域には絶対に立ち入らない
- 夜間の外出を極力控える
- 不審な集団がいたらすぐに離れる
殺人率は人口10万人あたり20人を超え、中米でもトップクラスの危険性です。
スリ・窃盗
リスク: 4/5多発エリア: サン・ペドロのビーチ, 公共バス内, ベリーズシティの市場
手口:
- 置き引き
- ひったくり
- 混雑した場所でのスリ
対策:
- 荷物を置いたまま席を外さない
- 貴重品はホテルのセーフティボックスに預ける
- バッグは体の前で持つ
観光客被害の約8割が窃盗関連であり、最も遭遇しやすい犯罪です。
強盗
リスク: 4/5多発エリア: ATM周辺, 街灯のない路地, 夜間のビーチ
手口:
- 銃やナイフでの脅迫
- バイクによる追い越しざまの強奪
- 複数人による包囲
対策:
- 多額の現金を持ち歩かない
- ATMは日中に人通りの多い場所で利用する
- 抵抗せず要求に従う
抵抗したことによる負傷・死亡事例が報告されており、生命優先の行動が求められます。
詐欺
リスク: 3/5多発エリア: 国境検問所, 観光地の路上, タクシー車内
手口:
- 偽ツアーガイドによる前払い詐欺
- 為替レートの悪用
- 不当な追加料金請求
対策:
- 公式のライセンスを持つガイドのみを利用する
- 料金は必ず事前に合意する
- お釣りをその場で確認する
被害額は比較的小さいですが、心理的なダメージやその後の旅行計画への影響が大きいです。
性犯罪
リスク: 4/5多発エリア: ナイトクラブ, ホテルの個室, 隔離されたリゾート地
手口:
- 飲料への薬物混入
- 深夜のつきまとい
- 親切を装った接近
対策:
- 自分の飲み物から目を離さない
- 知らない人からの誘いに安易に乗らない
- 夜間は信頼できるタクシーを利用する
性的暴行の報告数は近年増加傾向にあり、特に夜間の島嶼部での警戒が必要です。
薬物関連
リスク: 3/5多発エリア: キー・カーカー, 観光地の繁華街, ビーチ沿い
手口:
- 路上でのマリファナ勧誘
- コカイン等の強力な薬物販売
- おとり捜査への巻き込み
対策:
- 薬物の勧誘は毅然と断る
- 不審な取引が行われている場所から離れる
- 現地の薬物規制は厳しいことを認識する
大麻の少額所持は非犯罪化されましたが、観光客がターゲットにされる逮捕リスクは依然として高いです。
健康・医療情報
ワクチン情報
ベリーズ入国に際し、日本からの直行便や米国経由であれば必須のワクチンはありません。ただし、黄熱リスク国から、またはリスク国の空港を12時間以上経由して入国する場合は、1歳以上の全渡航者に黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が義務付けられています。推奨されるものとして、A型肝炎、B型肝炎、破傷風、チフスが挙げられます。特に地方や衛生環境が不十分な地域へ行く場合は、これらに加え狂犬病の接種も検討してください。現地での急な発病を防ぐため、出発の少なくとも4〜6週間前にはトラベルクリニックを受診することを強く推奨します。
| ワクチン | 必須/推奨 | 備考 |
|---|---|---|
| Yellow Fever | 必須 | 中南米やアフリカの黄熱リスク国から入国、またはそれらの国で12時間以上の乗り継ぎがある1歳以上の渡航者は、予防接種証明書(イエローカード)の提示が必須です。 |
| Hepatitis A | 推奨 | 経口感染のリスクがあるため、全土において強く推奨されます。 |
| Hepatitis B | 推奨 | 長期滞在や医療従事者、血液に触れる可能性のある活動を行う場合に推奨されます。 |
| Tetanus | 推奨 | 屋外活動や怪我のリスクがある場合に推奨。10年ごとの追加接種が望ましいです。 |
| Typhoid | 推奨 | 衛生環境が不十分な地域での飲食を予定している場合に推奨されます。 |
| Rabies | 推奨 | 野生動物(コウモリや野犬)と接触する可能性が高いジャングル探検や洞窟探検を行う場合に検討してください。 |
健康リスク
全土でデング熱、ジカ熱、チクングニア熱といった蚊媒介感染症のリスクがあります。特に雨季(6月〜11月)には発生率が高まるため、長袖の着用やDEET配合の忌避剤の使用による防蚊対策が不可欠です。2023年にマラリアフリー認定をWHOから受けましたが、蚊の対策は依然として重要です。また、不衛生な水や食品による「旅行者下痢症」も頻発しており、経口感染への警戒が必要です。野犬やコウモリによる狂犬病のリスクも存在するため、動物には不用意に近づかないでください。万が一、体調を崩した際は、自己判断で市販薬を服用せず、速やかに医療機関を受診してください。現地での抗生物質や抗毒素の入手は場所により限られる場合があります。
医療施設
ベリーズシティには主要な総合病院が存在しますが、医療水準は日本や米国に比べると限定的です。地方や離島では基本的な応急処置のみ可能で、重症の場合は米国の病院へ医療搬送が必要になるケースが多々あります。日本語対応の医療機関はなく、英語での対応となります。医療費は外国人に対して非常に高額になる傾向があり、特に緊急移送を伴う場合は数百万から一千万円単位の費用が発生することもあります。そのため、医療搬送(救急飛行機)の費用を十分にカバーできる高額補償の海外旅行保険への加入が絶対に必要です。また、常用薬がある場合は必ず英文の処方箋を持参してください。
入国・ビザ情報
ビザ要件: 日本国籍者は観光目的であれば、30日以内の滞在はビザ不要です。入国時には6ヶ月以上のパスポート残存期間と、帰路の航空券の提示が求められます。30日を超える滞在には、現地の入国管理局での延長手続きが必要です。1ヶ月ごとに約200ベリーズドルの手数料で更新が可能ですが、規定は頻繁に変更されるため現地での確認を推奨します。オーバーステイは厳格に罰せられ、罰金や強制送還の対象となります。また、中南米の黄熱リスク国から入国する場合は、イエローカードの提示が必須となるため、経由地を含めた事前の確認が必要です。
パスポート有効期限
入国時に有効期間が6ヶ月以上残っていることが強く推奨されます。また、入国スタンプ用の空白ページが少なくとも1〜2ページ必要です。
持ち込み禁止・制限品
5,000米ドル相当額以上の現金を所持して入国する場合は、申告が必要です。ドローンの持ち込みには、事前にベリーズ民間航空局(BCAD)の許可が必要で、無許可の場合は空港で没収されます。また、農産物(果物、肉、植物)の持ち込みは厳しく制限されています。
緊急連絡先
時間帯別安全情報
早朝
安全日の出とともに活動が始まりますが、人通りがまだ少ない時間は注意が必要です。ジョギングなどは主要な観光ルートに限定し、隔離された場所には行かないでください。特にベリーズシティの早朝はギャング関連の事件後の緊張感が残っている場合があります。
安全な活動:
- ・ガイド付きの早朝ツアー
- ・主要リゾート内での散歩
- ・ホテルのレストランでの朝食
避けるべきエリア:
- ・ベリーズシティの路地
- ・人通りのないビーチ
- ・地方の幹線道路
交通: ホテルが手配した車両、または公式タクシーの利用。
日中
安全観光に最も適した時間帯であり、観光警察も巡回しているため比較的安全です。ただし、置き引きやひったくりは白昼堂々と発生します。公共交通機関や市場などの混雑する場所では、所持品の管理を徹底し、周囲への警戒を怠らないでください。
安全な活動:
- ・マヤ遺跡巡り
- ・シュノーケリング
- ・日中の市内散策
避けるべきエリア:
- ・ベリーズシティのサウスサイド全域
- ・隔離されたジャングル(ガイドなし)
交通: 公共バス、フェリー、タクシー。貴重品は隠して持つこと。
夕方〜夜
危険日没後はリスクが急激に高まります。街灯が少ない場所が多く、犯罪者が活動しやすい環境となります。夕食のための移動であっても、徒歩は避け、短距離でも信頼できるタクシーを利用することを強く推奨します。一人歩きはターゲットにされる可能性が高いです。
安全な活動:
- ・ホテル内での食事
- ・繁華街のメインストリートにあるレストラン
避けるべきエリア:
- ・暗いビーチ
- ・地元の住宅街
- ・バスターミナル周辺
交通: ドア・ツー・ドアで移動できる公式タクシー。
深夜
危険深夜の外出は極めて危険です。酒場周辺でのトラブル、銃器を使用した強盗、薬物取引などが活発になります。警察のパトロールも限定的になり、万が一の際の救助も期待できません。島嶼部であっても深夜の独り歩きは犯罪被害に直結するリスクがあります。
安全な活動:
- ・宿泊施設内での滞在
- ・厳重な警備があるバーへの同行
避けるべきエリア:
- ・全土の路上
- ・ナイトクラブの周辺
- ・人里離れたキャンプ地
交通: 移動が必要な場合はホテルにタクシーを呼ばせること。
季節別ガイド
Winter (Dry Season Start) (November - January)
気温: 20°C - 27°C
降水: 少なめ(時折ノースウェスターと呼ばれる冷たい風が吹く)
服装: 半袖に加え、夜間や早朝用に薄手の長袖やパーカー。
おすすめ活動:
マヤ遺跡巡り, シュノーケリング, バードウォッチング
リスク:
- ・朝晩の冷え込み
- ・海上交通のしけ
Spring (Peak Dry Season) (February - May)
気温: 23°C - 32°C
降水: 非常に少ない(年間で最も乾燥する時期)
服装: 通気性の良い夏服、サングラス、広つばの帽子。
おすすめ活動:
全ての海のマリンスポーツ, ケイビング, ジャングルハイキング
リスク:
- ・熱中症・脱水症状
- ・強い紫外線
- ・乾燥による火災
Summer (Rainy Season Start) (June - August)
気温: 25°C - 31°C
降水: 多め(午後の激しいスコールが増える)
服装: 夏服に加え、軽量のレインコートや折りたたみ傘。
おすすめ活動:
ロブスターフェスティバル, インドアアクティビティ
リスク:
- ・蚊の増殖(デング熱)
- ・道路の冠水
- ・ハリケーンの発生
Fall (Peak Hurricane Season) (September - October)
気温: 24°C - 30°C
降水: 非常に多い(長雨や熱帯低気圧の影響)
服装: 防水性の高い上着、濡れても良い靴(サンダル)。
おすすめ活動:
独立記念日の祝祭(9月), 文化体験ツアー
リスク:
- ・ハリケーン直撃
- ・土砂崩れ
- ・交通機関の乱れ
ベストシーズン: 観光に最適なベストシーズンは11月下旬から5月の乾季です。特に2月から4月は晴天率が極めて高く、海水の透明度も上がるため、グレートブルーホールを含むダイビングやシュノーケリングに最適です。また、湿度が低いため、マヤ遺跡の観光やジャングルでの活動も快適に行えます。ただし、この時期はハイシーズンにあたり、宿泊施設の予約が混み合い、料金も高騰するため、数ヶ月前からの予約が推奨されます。
環境リスク
野生動物のリスク
Fer-de-Lance (毒蛇)
リスク: 5/5生息地: ジャングル, 農耕地, 草むら
ベリーズで最も危険な毒蛇であり、攻撃性が高いことで知られています。ジャングルや遺跡周辺を歩く際は、必ず厚手の靴と長ズボンを着用し、足元に注意してください。倒木の下や茂みの中に潜んでいることが多いため、不用意に手を入れないようにします。遭遇した場合は、刺激せずにゆっくりとその場を離れてください。夜間の屋外歩行は視認性が悪く、踏みつけるリスクがあるため、必ずライトを携行し、整備された道のみを通行するようにしてください。
治療: 噛まれた場合は患部を動かさず、速やかに抗毒素(Antivenom)のある主要病院へ搬送してください。民間療法は厳禁です。
Crocodiles (ワニ)
リスク: 4/5生息地: 河川, ラグーン, 一部の沿岸部
淡水および塩水ラグーンに生息しています。遊泳禁止の看板がある場所や、水辺の茂みには絶対に近づかないでください。特に夜間の水辺は非常に危険です。餌付けをすることは法律で禁じられており、攻撃を誘発する原因となります。ボートツアーに参加する際は、ガイドの指示に従い、手足を船外に出さないようにしてください。万が一遭遇した場合は、大きな音を立てずに、ゆっくりと距離を置いて退避することが重要です。
治療: 咬傷は致命的になりやすいため、直ちに止血を行い、緊急外傷治療が可能な病院へ搬送してください。
水の安全性
水道水: 飲用不可
ベリーズ全土において、水道水は飲用には適しません。必ず市販されているシール済みのボトル入りの水を購入して使用してください。歯磨きや洗顔の際も、敏感な方はボトル入りの水を使用することをお勧めします。安価な袋入りの水(パウチウォーター)も販売されていますが、製造工程の衛生状態が不明な場合があるため、大手ブランドのボトル水を選択するのが最も安全です。浄水器や煮沸だけでは除去できない化学物質のリスクもあるため、常に未開封の製品を確認してください。
交通安全
事故死亡率: 10万人あたり約18〜22人
歩行者リスク: 歩行者優先の概念がほとんどありません。横断歩道であっても車両は停止しないため、常に車両の動きを注視し、無理な横断は控えてください。歩道が整備されていない箇所も多く、車両のすぐ脇を歩く必要があります。
公共交通: 「チキンバス」と呼ばれる旧式バスは、老朽化による事故や、車内でのスリ、置き引きが多発しています。夜間のターミナル周辺は強盗のリスクも高いため、観光客の夜間利用は推奨されません。
地域別ガイド
アンバーグリス・カイ(サン・ペドロ)
レベル 2ベリーズ最大の観光拠点であり、マリンアクティビティの中心地です。島内はゴルフカートが主な移動手段で、リゾート感が漂います。観光客が多いため治安は比較的安定していますが、夜間のビーチの暗がりや未舗装路での引ったくりには注意が必要です。サンゴ礁の美しさは世界屈指です。
主要都市: サン・ペドロ
特有リスク:
- ・観光客を狙った置き引き
- ・ゴルフカートの接触事故
- ・薬物販売の勧誘
カヨ郡(サン・イグナシオ周辺)
レベル 2内陸部のジャングルやマヤ遺跡、洞窟探検の拠点です。グアテマラ国境に近く、アドベンチャー志向の旅行者に人気。サン・イグナシオの町は平穏ですが、国境付近の森林地帯は密輸ルートとなっており、個人での不用意な立ち入りは禁物です。遺跡観光は認定ガイドの同行が強く推奨されます。
主要都市: サン・イグナシオ, ベルモパン
特有リスク:
- ・国境付近での武装強盗リスク
- ・毒蛇やサソリなどの野生生物
- ・大雨による道路の冠水
ベリーズ郡(ベリーズシティ周辺)
レベル 4ベリーズ最大の都市ですが、治安上の課題が最も多い地域です。特にサウスサイド(運河以南)はギャング抗争が激しく、観光客の立ち入りは極めて危険です。一方で、水上タクシーのターミナルがあるノースサイドは日中であれば警戒しつつ移動可能ですが、日没後の徒歩移動は厳禁とされています。
主要都市: ベリーズシティ
特有リスク:
- ・ギャングの抗争に巻き込まれる恐れ
- ・路上での凶器を用いた強盗
- ・巧妙な詐欺やゆすり
スタンクリーク郡(プラセンシア周辺)
レベル 2美しいビーチとガリフナ文化が特徴の南部地域です。プラセンシアは細長い半島の先端にあり、高級リゾートが多く治安は良好。ダングリガはガリフナ文化の発信地ですが、夜間は人通りが少なくなるため、タクシー移動を基本とするべきです。自然保護区へのアクセスも良好です。
主要都市: プラセンシア, ダングリガ
特有リスク:
- ・夜間のビーチでの空き巣被害
- ・サンゴ礁での水難事故
- ・ぼったくりタクシー
トレド郡(プンタ・ゴルダ周辺)
レベル 2ベリーズ最南部で、最も開発が進んでいない「ラスト・フロンティア」です。伝統的なマヤの村々が点在し、エコツーリズムが盛んです。観光地化されていないため、人々は素朴ですが、インフラが脆弱で医療施設も限られています。雨季の降水量が非常に多く、移動が制限されることがあります。
主要都市: プンタ・ゴルダ
特有リスク:
- ・未舗装路での交通事故
- ・熱帯感染症(マラリア等)
- ・不十分な通信環境
経済・物価情報
経済概要
ベリーズは中米で唯一の英語圏国家であり、観光業と農業を経済の2大柱としています。2024年のGDP成長率は約3.5%〜4%で推移しており、コロナ禍からの回復が鮮明ですが、公的債務の高さが課題です。人口の約40%が貧困線以下で生活しており、この極端な経済格差がベリーズシティを中心とした犯罪発生の構造的な背景となっています。主要な輸出品は砂糖、バナナ、海産物であり、燃料や日用品の多くを輸入に依存しているため、国際価格の影響を受けやすい経済構造を持っています。近年の気候変動によるハリケーン被害も経済への大きなリスク要因となっています。
生活費・物価
ベリーズは周辺の中米諸国(グアテマラやメキシコ)と比較して物価が非常に高く設定されています。これは物資の多くを輸入に頼っていることと、観光客向けの価格設定が一般的であるためです。食事はローカル食堂での「ライス&ビーンズ」が約10〜20ベリーズドル(BZD)、観光客向けレストランでは30〜60BZDが目安です。宿泊は中級ホテルで1泊100〜200米ドル(USD)、離島のリゾートではさらに高騰します。交通費も燃料費が高いため、プライベートシャトルは100USDを超えることが珍しくありません。バックパッカーであっても1日あたり最低60〜80USD程度の予算が必要です。
通貨情報
通貨はベリーズ・ドル(BZD)ですが、米ドル(USD)と「1 USD = 2 BZD」の固定相場制を採用しています。米ドル現金は国内のほぼすべての場所でそのまま利用可能で、お釣りは通常ベリーズ・ドルで返されます。100ドル札などの高額紙幣は偽札警戒のため拒否されることが多いため、1ドル、5ドル、10ドル、20ドル札を多めに用意することが実用的です。クレジットカード(Visa/Mastercard)は都市部や観光施設では普及していますが、地方や個人商店では現金のみの対応が多いため、常に一定の現金を持ち歩く必要があります。
チップガイド
ベリーズにはチップの習慣がしっかりと根付いています。レストランではサービス料が含まれていない場合、総額の10〜15%をチップとして渡すのが一般的です。ホテルでのポーターにはバッグ1つにつき2〜3BZD、ハウスキーピングには1日あたり3〜5BZDが目安。ツアーガイドへのチップは、サービスの質に応じて料金の10%程度をツアー終了時に渡すと喜ばれます。タクシーは基本的にチップ不要ですが、重い荷物を運んでもらった場合などは端数を切り上げて渡すとスムーズです。
予算ガイド
【バックパッカー】1日あたり130〜160BZD(約65〜80USD)。ドミトリー泊、公共バス移動、ローカル食堂での食事が中心。【ミドルレンジ】1日あたり300〜500BZD(約150〜250USD)。中級エアコン付きホテル、国内線飛行機や水上タクシー、観光客向けレストラン、1〜2つのオプショナルツアー。【ラグジュアリー】1日あたり800BZD(約400USD)以上。高級離島リゾート、プライベートガイド、チャーター機利用、毎食の高級ダイニング。ベリーズは全体的にコストパフォーマンスが悪く感じる場合があるため、余裕を持った予算組みが推奨されます。
文化・マナー情報
歴史的背景
ベリーズの歴史は紀元前のマヤ文明に遡り、国内にはカラル・ペチやクスナントゥニッチなど数多くの遺跡が残っています。17世紀にはイギリスの木材伐採業者(ベイメン)が入植し、スペインとの領有権争いを経て1862年に「英領ホンジュラス」として植民地化されました。このため中米で唯一、英語が公用語となり、英国式の政治・教育制度が導入されています。1981年に独立しましたが、現在も英連邦王国の一員です。アフリカ系、先住民マヤ、混血メスティーソ、ガリフナ、そしてメノナイトなど多種多様な民族が共生する「文化のサラダボウル」と呼ばれる独特の社会を形成しています。
社会規範・マナー
ベリーズの人々は非常にフレンドリーで、見知らぬ人同士でも挨拶を交わすことがマナーとされています。「Gud mawnin(おはよう)」といった挨拶を欠かさないことで、トラブル回避にもつながります。公共の場での態度は比較的リラックスしていますが、年長者に対しては敬意を払うことが重視されます。服装については、ビーチリゾート以外での過度な露出は避けるのが無難です。また、交渉文化はありますが、執拗な値切り交渉は嫌がられる傾向にあるため、相手の提示価格に敬意を払いつつ適正なラインを探ることが重要です。時間は「ベリーズ・タイム」と呼ばれるのんびりした流れがあり、遅延に対しても寛容な姿勢が求められます。
宗教・慣習
キリスト教が社会の基盤となっており、人口の約40%がカトリック、30%以上がプロテスタントです。日曜日や宗教的な祝日は多くの商店や公的機関が閉まり、静かな一日となります。教会を訪問する際は、肩や膝を隠す端正な服装が必須です。また、伝統的な価値観を持つ人々、特に農村部のメノナイトなどは写真撮影を好まない場合があるため、人物を撮影する際は必ず事前に許可を得る必要があります。ガリフナの人々が守る独自の音楽(プンタ)やドラム文化は、彼らの信仰と深く結びついた重要な文化的遺産として尊重されています。
宿泊・食事ガイド
宿泊ガイド
ベリーズの宿泊施設は、島部の高級リゾートから内陸部のエコジャングルロッジ、都市部の安宿まで多岐にわたります。全体的に物価が高いため、100米ドル以下で清潔・安全な個室を見つけるのは困難です。予約はBooking.comやExpedia等の大手サイトで可能ですが、ハリケーンシーズンやロブスターフェスティバル等のイベント期は数ヶ月前からの予約が必須。特に離島では水と電気が貴重なため、エコ意識の高い宿泊施設が多く、節水・節電への協力が求められます。安全面では、セーフティボックスの有無を確認し、必ず利用するようにしてください。
食事ガイド
ベリーズ料理は、カリブのスパイスとマヤの伝統、英国の影響が混ざり合った独特の味わいです。国民食は「ライス&ビーンズ(小豆とご飯のココナッツ炊き)」で、鶏肉の煮込み(スチュード・チキン)が添えられるのが定番。朝食には揚げパンのような「フライ・ジャック」が人気。海沿いでは新鮮なロブスター(6月〜2月のシーズン限定)やコンク貝のセビーチェが絶品です。水道水は飲用不可のため、必ずボトル入りの水を購入してください。氷についても水道水から作られている場合があるため、胃腸が弱い方は注意が必要です。
実用情報
通信・SIM
主要キャリアは「Digi(旧DigiCell)」と「Smart」の2社です。ベリーズ国際空港内や主要都市の店舗でプリペイドSIMを購入可能。パスポートの提示が必要です。4G/LTE網は都市部や観光地では比較的安定していますが、ジャングル奥地や遠方の島では圏外になることが多いです。無料WiFiは多くのホテルやカフェで提供されていますが、速度は期待できません。短期滞在なら日本からモバイルWiFiをレンタルするか、eSIM(Airalo等)の利用が便利ですが、カバレッジは現地のDigiが最強です。通信監視はありませんが、公共WiFiでのVPN利用を推奨します。
銀行・ATM
Belize Bank, Atlantic Bank, Heritage Bankなどが主な銀行です。主要都市のATMでVisa/Mastercardによるキャッシングが可能ですが、1回の引き出し限度額が500BZD(250USD)程度と低く設定されていることが多いです。また、1回ごとに5〜10USD相当の手数料がかかるため、まとめて引き出すのが得策です。ATMは強盗のターゲットになりやすいため、必ず日中に銀行の建物内にあるものを利用し、周囲を警戒してください。米ドル現金が広く通用するため、日本または米国で少額のドル紙幣を十分に用意して入国するのが最も確実です。
郵便・配送
ベリーズ郵便(Belize Postal Service)が主要都市にあります。日本へのポストカード送付は可能ですが、到着まで2〜4週間、あるいはそれ以上かかることもあります。重要な書類や荷物の送付には、DHLやFedExの利用を強く推奨します。ベリーズシティにこれらの支店があり、追跡可能で確実ですが、料金は非常に高額です。郵便物の紛失は珍しくないため、現金や貴重品を郵送することは絶対に避けてください。郵便局の窓口時間は平日の08:00〜16:30頃が一般的です。
電源・アダプター
電圧は110Vおよび220V、周波数は60Hzです。プラグ形状は日本と同じ「Aタイプ」が主流ですが、3ピンの「Bタイプ」や英国式の「Gタイプ」が混在する宿泊施設もあります。日本国内専用(100V)の電化製品をそのまま使うと故障や火災の原因になるため、必ず変圧器を使用するか、100V〜240V対応の製品を持参してください。電圧が不安定なことが多く、サージ(過電圧)から電子機器を守るためのサージプロテクターがあるとより安全です。
洗濯サービス
主要な観光地(サン・ペドロ、サン・イグナシオ等)には「Wash & Fold」形式のクリーニング店があり、1ポンド(約450g)単位の重さで料金が決まります。通常、朝出して夕方または翌日に受け取ることが可能です。セルフサービスのコインランドリーはほとんどありません。ホテルのランドリーサービスは高額になる傾向があるため、町の洗濯屋を利用するのが経済的です。湿気が高いため、部屋干しでは乾きにくく、生乾きの臭いやカビの原因になるため注意してください。
公衆トイレ
公共のトイレは非常に少なく、駅や公園にあるものは清潔とは言えません。観光客は、レストラン、カフェ、または宿泊施設でトイレを済ませるのが基本です。個室内にトイレットペーパーがないことが多いため、ポケットティッシュの常備は必須。また、ベリーズの配管は細く詰まりやすいため、使用済みのペーパーは便器に流さず、備え付けのゴミ箱に捨てるのが現地のルールです。ビーチ沿いの簡易トイレは有料(1BZD程度)の場合があります。
主要都市ガイド
サン・ペドロ
San Pedro
アンバーグリス・カイの中心都市。マドンナの曲「La Isla Bonita」のモデルとも言われ、白い砂浜とクリスタルブルーの海が広がります。観光客向けのレストラン、バー、ダイビングショップが密集しており、夜遅くまで賑わいますが、一歩裏通りに入ると治安が低下するため注意が必要です。移動手段はゴルフカートのレンタルが一般的です。
主な観光地:
ホル・チャン海洋保護区, シャーク・レイ・アレイ, シークレット・ビーチ
避けるべきエリア:
- ・町の北端・南端のひと気のないビーチ
- ・夜間の暗い路地裏
ベストシーズン: 12月〜4月(乾季)
詳細ページへ →サン・イグナシオ
San Ignacio
カヨ郡の拠点都市。グアテマラ国境に近く、マヤ遺跡巡りやケイビング(洞窟探検)のベースキャンプとして最適です。町自体は活気があり、土曜日に開かれる大規模なマーケットは必見。人々は穏やかですが、国境付近の地理的特性上、薬物関連のトラブルに巻き込まれないよう深夜の外出は控えるべきです。
主な観光地:
カラル・ペチ遺跡, アクトゥン・トゥニチル・ムクナル洞窟, イグアナ保護センター
避けるべきエリア:
- ・グアテマラ国境付近の森林地帯
- ・夜間のバスターミナル周辺
ベストシーズン: 1月〜5月
詳細ページへ →ベルモパン
Belmopan
ベリーズの首都。1961年のハリケーン被害を受け、海岸のベリーズシティから内陸に移転されました。官庁街と住宅区が整然と並ぶ静かな町で、ベリーズ国内では最も治安が良い場所の一つです。派手な観光スポットはありませんが、各国大使館や政府機関が集まっており、長期滞在者の事務手続きには欠かせない都市です。
主な観光地:
ベリーズ国立博物館, グアナカステ国立公園, セント・ハーマンズ・ブルー・ホール国立公園
避けるべきエリア:
- ・夜間の市場周辺の暗がり
ベストシーズン: 通年(特に乾季)
詳細ページへ →プラセンシア
Placencia
細長い半島の先端に位置する高級ビーチリゾート地。世界で最も細い通りとしてギネス記録に載ったことがある「プラセンシア・サイドウォーク」が有名。洗練されたカフェやブティックが並び、リラックスした雰囲気が漂います。比較的安全ですが、近年別荘への空き巣被害が報告されているため、宿泊先のセキュリティ確認は重要です。
主な観光地:
プラセンシア・サイドウォーク, ラフィング・バード・カイ, ジンベエザメ・ウォッチング(期間限定)
避けるべきエリア:
- ・深夜のひと気のないビーチ
- ・建設中の人気のない敷地
ベストシーズン: 4月〜6月(ジンベエザメ狙い)
詳細ページへ →ベリーズシティ
Belize City
かつての首都であり、現在も経済の中心地。歴史的な建築物や水上タクシーのターミナルがありますが、深刻な治安問題を抱えています。観光客は島部への移動拠点としてのみ利用することが多く、町自体の散策は推奨されません。利用する場合は信頼できるタクシーを利用し、貴重品を露出させない厳重な警戒が必要です。
主な観光地:
バロン・ブリス灯台, セント・ジョン大聖堂, ベリーズ博物館(旧刑務所)
避けるべきエリア:
- ・サウスサイド(運河以南の全域)
- ・夜間のバスターミナル、市場周辺
ベストシーズン: 避けるべき時期(8月〜10月のハリケーン期)
詳細ページへ →交通詳細ガイド
国内線フライト
ベリーズ国内の移動で最も効率的かつ安全な手段は国内線飛行機です。「トロピック・エア(Tropic Air)」と「マヤ・アイランド・エア(Maya Island Air)」の2社が主要なネットワークを構築しており、ベリーズシティから各島や地方都市へ30分〜1時間程度で結んでいます。機体は小型のプロペラ機(セスナなど)で、低空を飛行するため、上空からブルーホールやサンゴ礁を眺めることができる贅沢な移動手段でもあります。チケットはウェブサイトで簡単に予約可能ですが、当日の天候により欠航や遅延が発生することもあります。料金は片道60〜150米ドル程度と高めですが、治安の悪い地上移動を避けられるため、予算が許せば第一の選択肢となります。ベリーズシティには国際空港(PGIA)と国内線専用のミュニシパル空港(TZA)があり、後者の方が料金が安く設定されています。
鉄道・バス
ベリーズには鉄道は存在しません。地上交通の主力は「チキンバス」と呼ばれる、アメリカの中古スクールバスを改造した公共バスです。料金は非常に安く、ベリーズシティから主要都市まで数ドルで移動できますが、エアコンはなく、座席も硬いため長距離移動は過酷です。また、バス内でのスリや置き引きが頻発しており、特に大きな荷物をバスの上部や後部に積む際は目を離さないようにする必要があります。ベリーズシティのバスターミナルは非常に治安が悪く、夜間の利用は厳禁です。中距離以上の移動には「Express」便を選ぶと、停車駅が少なく比較的新しい車両が使われることが多いため推奨されます。観光客の個人移動としては、治安と快適性の観点から、公共バスよりもホテルが手配するシャトルバスやプライベートシャトルを利用するのが一般的です。
レンタカー・配車サービス
ベリーズでのレンタカー利用は、内陸部の遺跡や自然保護区を自由に回るためには非常に有効です。しかし、道路事情は劣悪で、主要幹線道路(ジョージ・プライス・ハイウェイ等)以外は未舗装のデコボコ道(ダート)が多く、雨季にはぬかるんで通行不能になることもあります。必ず4WD車をレンタルすることを強く推奨します。また、夜間の運転は街灯が皆無で、家畜や野生動物の飛び出し、無灯火の自転車などがあり極めて危険なため、絶対に避けてください。ベリーズにはUberやLyftなどの配車アプリは存在しません。タクシーはすべて認可制で、緑色のナンバープレートが目印です。メーターがないため、乗車前に必ず料金を交渉する必要があります。ホテルのフロントで信頼できるドライバーを呼んでもらうのが最も安全な方法です。
交通リスク評価
ベリーズの交通手段において、最もリスクが高いのは「夜間の地上移動」です。公共バスは日中の利用でも盗難のリスクを伴い、特に混雑時のスリが多発しています。レンタカーは事故リスクと車両トラブル、水上タクシーは悪天候時の転覆や激しい揺れによる負傷が懸念されます。総合的に見て、最も安全なのは「認定ツアー会社の送迎」または「国内線航空機」です。タクシー利用時は、緑色のナンバープレートを確認し、正規の停留所から乗車することで偽タクシーによる強盗を防げます。
都市別交通ガイド
サン・ペドロ
地下鉄: なし
バス: なし。島内移動は徒歩またはゴルフカート。
タクシー: ゴルフカートタクシーが主流。一律料金に近い交渉制。
徒歩・自転車: 中心部は徒歩が快適。日焼け対策が必須。
費用目安: カートレンタル 1日約50-75USD。
ベルモパン
地下鉄: なし
バス: バスターミナルを中心に地方へのバスが発着。市内路線は限定的。
タクシー: 認可タクシー。市内移動は5-10BZD程度。
徒歩・自転車: 道が広く歩きやすいが、日中は酷暑。
費用目安: タクシー 1メーター 5BZD〜。
サン・イグナシオ
地下鉄: なし
バス: 地方都市へのバスの拠点。町中へは徒歩圏内。
タクシー: 共乗りタクシー(Collective Taxi)が安価で一般的。
徒歩・自転車: 坂道が多い。夜間は照明不足のため注意。
費用目安: 共乗りタクシー 1人2-3BZD。
ベリーズシティ
地下鉄: なし
バス: 国内各方面への始発地点。ターミナル付近の治安に注意。
タクシー: 徒歩移動を避け、必ずタクシーを利用。市内10-15BZD。
徒歩・自転車: 徒歩での移動は推奨されません。
費用目安: 国際空港から市内まで一律25USD。
プラセンシア
地下鉄: なし
バス: 半島の入り口から村まで1日4-5便程度。
タクシー: タクシーはあるが台数が少ない。予約がベター。
徒歩・自転車: サイクリングが人気。サイドウォークは歩行者専用。
費用目安: 自転車レンタル 1日15USD。
大使館・長期滞在情報
在外公館ネットワーク
在ベリーズ日本国大使館
Embassy - ベルモパン
住所: 2nd Floor, Toucan Plaza, 7299 George Price Boulevard, Belmopan, Cayo District, Belize
電話: +501-822-1202
管轄: ベリーズ全土
緊急対応: 24時間対応(閉館時は緊急連絡先へ転送)
在ベリーズ・アメリカ合衆国大使館
Embassy - ベルモパン
住所: 4 Floral Park Road, Belmopan, Cayo District, Belize
電話: +501-822-4011
管轄: 米国市民および緊急支援
緊急対応: 24時間対応
在ベリーズ・イギリス高等弁務官事務所
Embassy - ベルモパン
住所: North Ring Road, Belmopan, Cayo District, Belize
電話: +501-822-2146
管轄: 英国市民およびコモンウェルス関連
緊急対応: 執務時間中
領事サービス
在ベリーズ日本国大使館では、パスポートの更新、証明書の発行、戸籍関連の届出、そして緊急時の邦人保護サービスを提供しています。特に、パスポートを紛失または盗難された場合、帰国のための「渡航書」の発給を迅速に行っていますが、これには警察発行の盗難届が必要です。領事窓口は月・水・金の午前・午後に予約制で運営されています。事件・事故発生時の医療機関の紹介や、法的支援のための弁護士リストの提供も行っていますが、大使館が金銭の立替えや民事不介入の原則を越えた交渉をすることはありません。緊急時は24時間電話がつながる体制が整っています。
長期滞在ビザ
日本国籍者は観光目的で30日以内の滞在はビザ不要ですが、それを超える長期滞在には「Visitor's Permit Extension(滞在延長許可)」が必要です。これは各地の入国管理局(Immigration Office)で行い、1ヶ月ごとに200ベリーズドル(約100USD)の費用がかかります。6ヶ月以上継続して延長した後は、料金が変動することもあります。オーバーステイは厳しく罰せられ、罰金、拘束、あるいは国外追放の対象となるため、期限の数日前には手続きを行うべきです。さらに長期(1年以上)の滞在や永住権の申請は、特定の条件(退職者プログラムQRPなど)を満たす必要があります。
リモートワーク・デジタルノマド
ベリーズには現在、特定の「デジタルノマドビザ」という名称の制度はありませんが、「Visitor's Permit Extension」を繰り返すことで、実質的にリモートワークをしながらの中期滞在が可能です。また、「Work Where You Vacation」というプログラムが推進されており、一定の収入証明があれば、最大6ヶ月までの滞在が認められやすくなっています。サン・ペドロやサン・イグナシオなどにはコワーキングスペースもわずかながら登場していますが、最大の課題はインターネットの安定性です。特に光回線が導入されていない地域では、Zoom等のビデオ会議が困難な場合があるため、拠点選びには事前の回線チェックが不可欠です。
ビジネスビザ
ビジネス目的(商談、市場調査等)での短期滞在も、通常30日以内であればビザ不要の枠組みで入国可能です。ただし、現地で収入を得る活動(就労)を行う場合は、労働許可(Work Permit)が必要となります。これは現地の雇用主がスポンサーとなり、労働局(Labour Department)に申請する複雑な手続きで、取得まで数ヶ月を要することが一般的です。ビジネス訪問の際は、取引先からの招待状や復路の航空券、滞在費用を証明できるものを携行してください。ベルモパンの入国管理局で最新の規定を確認することを推奨します。
推奨防犯装備
セキュリティポーチ(薄型)
必須防犯グッズ
衣服の下に隠せる薄型のポーチ。パスポート、予備のクレジットカード、高額紙幣を常に身につけ、強盗に遭遇した際の全財産喪失を防ぎます。
ダミー財布
推奨防犯グッズ
強盗に遭遇した際に「捨て金」として渡すための財布。数枚の低額紙幣と期限切れのカードを入れておき、犯人を刺激せずにその場を切り抜けるために使用します。
DEET高配合の蚊忌避剤
必須衛生用品
デング熱、ジカ熱、チクングニア熱を媒介する蚊から身を守るために不可欠です。現地の強力な蚊には、日本で購入可能なDEET30%以上の製品が有効です。
ポータブルドアロック
推奨防犯グッズ
ホテルの鍵に加えて内側から固定できる補助錠。特に安宿や地方のゲストハウスに宿泊する際、就寝中の侵入者を物理的に防ぐために役立ちます。
モバイルバッテリー(20,000mAh以上)
推奨通信機器
ベリーズは停電が散発的であり、特にハリケーンシーズンは通信維持が重要です。GPS利用や緊急連絡のためにスマートフォンの電池を切らさないための備えです。
経口補水液パウダー
必須衛生用品
熱帯気候下での脱水症状や、食あたりによる下痢の際の水分補給に。現地の水事情が悪いため、ボトル入りの水に溶かしてすぐに使える粉末タイプが便利です。
防刃機能付きバックパック
オプション防犯グッズ
混雑したバス内やベリーズシティの散策時に、ナイフによる切り裂き盗難を防ぐための特殊素材バッグ。ロック機能付きであればより安全性が高まります。
予備のスマートフォン
推奨通信機器
メイン機が盗難・紛失に遭った際の予備。オフラインマップをダウンロードしておき、緊急時の連絡手段を確保するために、普段は宿のセーフティボックスに保管します。
旅行者タイプ別ガイド
女性旅行者向けガイド
女性の個人旅行者にとって、ベリーズは「警戒を要するが、基本を守れば魅力的な国」です。最も頻繁に遭遇するのは、路上での執拗な声がけ(キャットコール)です。「Hey beautiful」「Sweetheart」などの声がけは日常茶飯事ですが、これらには目を合わせず、完全に無視して通り過ぎるのが現地のセオリーです。返事をしてしまうと「誘いに乗った」と誤解され、しつこくつきまとわれる原因になります。服装については、リゾート地のビーチ以外では過度な露出(ミニスカートや深い胸元)は控え、Tシャツにショートパンツ程度のカジュアルで機能的な服装が馴染みます。夜間の外出は、短距離であっても必ずタクシーを利用し、信頼できるホテルのスタッフに呼んでもらうようにしてください。また、バーやナイトクラブでは飲料に睡眠薬等を混入される「ドリンキング・スパイク」のリスクもゼロではないため、自分の飲み物からは決して目を離さないようにしてください。現地の人(特に自称ツアーガイド)からの親しげな誘いには裏があることが多いと考え、適度な距離感を保つことが安全の鍵です。生理用品などの衛生用品は主要都市のスーパーで購入可能ですが、日本製品に比べて質が落ちるため、使い慣れたものを持参することを強く推奨します。
LGBTQ+旅行者向けガイド
ベリーズは、法制度と社会的な受容性の間で過渡期にあります。2016年に同性愛を禁じる法律が違憲と判断され、現在は法的制裁を受けることはありませんが、社会全体としては依然として保守的な価値観が根強く残っています。特にカトリックやプロテスタントの信仰が深い地方部では、LGBTQ+に対する風当たりが強い場合があります。サン・ペドロ(アンバーグリス・カイ)やキー・カーカーなどの外国人観光客が多いリゾート地では比較的寛容であり、ゲイ・フレンドリーなホテルやバーも見受けられますが、公共の場での過度な親密表現(手をつなぐ、キスをする等)は、周囲の視線を浴びたり、稀に嫌がらせの対象になったりするリスクがあるため、避けるのが無難です。LGBTQ+であることを理由にサービスの提供を拒否されることは稀ですが、保守的な人々との不要な摩擦を避けるために、プライバシーを重視した行動が推奨されます。SNSでのマッチングアプリを通じた出会いも、強盗や恐喝の「セットアップ(罠)」に使われる事例が中米全体で報告されているため、会う場合は公共の場所を選び、慎重に相手を見極める必要があります。総じて、リゾートエリアでの滞在に徹する分には大きな問題はありませんが、地方へ行く際は控えめな行動を心がけることが安全につながります。
家族・シニア旅行者向けガイド
ベリーズは、自然や歴史を愛するファミリーやシニア層にとって素晴らしい体験を提供できる国ですが、身体的な負担と安全面での配慮が不可欠です。まず、インフラが日本ほど整っていないため、車椅子での移動やバリアフリー設備は極めて限定的です。主要なマヤ遺跡(クスナントゥニッチなど)は急な階段や未舗装の道が多く、歩きやすい靴と水分補給、日焼け対策が必須です。シニア層の方は、無理に自力で移動せず、プライベートガイドと専用車をチャーターすることを強くお勧めします。これにより、治安の悪いエリアを回避しつつ、自分のペースで観光を楽しむことができます。ファミリー層にとって、ベリーズの海は最高の遊び場ですが、サン・ペドロなどのサンゴ礁エリアは水深が急に深くなる場所や潮流が強い場所があります。子供向けのスノーケリングツアーでは、必ずライフジャケットを着用させ、認定ガイドの指示を遵守してください。健康面では、子供や高齢者は熱中症や食あたりによる脱水症状を起こしやすいため、ボトル入りの水を常備し、無理のないスケジュールを組んでください。ベリーズシティでの滞在は避け、空港から直接、サン・ペドロやサン・イグナシオなどの安全なリゾート地へ国内線で移動するのが最もストレスの少ないルートです。医療機関はベルモパンやベリーズシティに集中しており、地方では限られているため、持病がある場合は英文の診断書と十分な量の常備薬を携行してください。また、ジャングルでの活動は虫除け対策を徹底し、デング熱などの感染症から身を守ることが重要です。
安全に関するよくある質問
ベリーズシティは本当に危険ですか? ▼
はい。特に運河以南のサウスサイド地区は、ギャング関連の殺人事件や強盗が頻発しており、観光客の立ち入りは極めて危険です。ノースサイドであっても夜間の徒歩移動は強盗のリスクが非常に高いため、移動は常にタクシーを利用してください。
夜間に一人で外出しても大丈夫ですか? ▼
どの地域であっても、夜間の単独徒歩外出は推奨されません。サン・ペドロなどの観光地でも、街灯の少ない場所での引ったくりが発生しています。必ず複数人で行動するか、短距離でもタクシーを呼んでもらってください。
タクシーに乗る際の注意点は? ▼
必ず緑色のナンバープレートの認可タクシーを利用してください。メーターがないため、乗車前に必ず「これは何ベリーズドル(BZD)ですか?」と料金を確認し、合意してから乗車してください。
貴重品の持ち歩き方は? ▼
高価な時計や宝石類は身につけないでください。現金は分散して持ち、メインの財布とは別に「捨て金」を入れたダミー財布を用意しておくのが効果的です。パスポートは原本をホテルのセーフに預け、コピーを携行するのが基本です。
ATMを利用する際の注意点は? ▼
路上のATMは避け、必ず銀行の営業時間内に建物内にあるものを利用してください。引き出し後は速やかに財布をしまい、周囲に不審者がいないか確認してから移動してください。
麻薬(大麻等)を勧められたら? ▼
毅然と断ってください。私有地での少量所持は非犯罪化されましたが、売買や公道での所持、外国人による利用は警察のターゲットになりやすく、最悪の場合、国外追放や拘留につながります。
ハリケーンが発生したらどうすればいい? ▼
ラジオやインターネットでNEMO(国家緊急事態管理機構)の情報を確認し、避難指示が出た場合は速やかに内陸のシェルターへ移動してください。島部にいる場合は、水上タクシーや航空便が止まる前に脱出する必要があります。
女性一人での旅行は安全ですか? ▼
キャットコール(声がけ)が多く、執拗なつきまといに遭うこともあります。人通りの少ない場所を避け、夜間の外出を控えるなど、基本的な警戒を怠らなければ可能ですが、リスクは高めです。
スリに遭いやすい場所は? ▼
公共バス(チキンバス)内、ベリーズシティの市場、お祭りの混雑した場所です。リュックは前に抱え、ファスナーにロックをかけるなどの対策が有効です。
現地警察は信頼できますか? ▼
観光警察(Tourism Police)は比較的協力的ですが、一般の警察官の中には対応が遅かったり、賄賂を要求するケースも稀に報告されています。トラブル時は毅然とした態度で接し、必要なら大使館の名前を出してください。
実用的なよくある質問
米ドルはそのまま使えますか? ▼
はい。紙幣であれば国内全域でそのまま使えます。1USD=2BZDの固定レートです。ただし、お釣りはBZDで返ってくることが一般的です。コインは米国製は使えません。
水道水は飲めますか? ▼
飲めません。必ず市販のボトル入りの水(ベリーズ産「Crystal」など)を購入してください。氷についても高級ホテル以外では水道水から作られている可能性があるため注意してください。
コンセントの形状は? ▼
日本と同じAタイプが主流です。電圧は110V/60Hzが中心ですが、場所により不安定なため、海外対応の100-240V製品の使用を推奨します。
WiFi環境はどうですか? ▼
観光地のホテルやカフェにはありますが、速度は遅く不安定です。確実な通信が必要な場合は、現地のDigi社などのSIMカードを購入することを強くお勧めします。
チップの相場は? ▼
レストランでは10〜15%が目安です。最初からサービス料(Service Charge)が含まれている場合は不要ですが、気持ちとして端数を置くこともあります。
祝日に店は開いていますか? ▼
クリスマス、イースター、独立記念日などの大きな祝日は、公共交通機関も含めほぼすべての商店が閉まります。事前に食料などを確保しておく必要があります。
ベストシーズンはいつ? ▼
乾季の12月から5月がベストです。特に2月から4月は晴天が多く、マリンアクティビティに最適です。雨季(6月〜11月)はハリケーンのリスクがあります。
移動にUberは使えますか? ▼
いいえ、ベリーズにUberやLyftなどの配車アプリはありません。移動はタクシー、公共バス、レンタカー、または国内線飛行機になります。
英語だけで通じますか? ▼
公用語が英語ですので、英語だけで全く問題ありません。スペイン語が話せると、北部の町やグアテマラ国境付近でよりスムーズにコミュニケーションが取れます。
医療費は高いですか? ▼
観光客向けの医療は高額になる傾向があります。特に重症で米国への搬送が必要になった場合、数千万円単位の費用がかかるため、十分な補償のある旅行保険は必須です。
グアテマラの治安に関するよくある質問
ベリーズの治安は良い?悪い? ▼
ベリーズの治安は、中米の中でも非常に厳しい状況にあります。特に殺人率は世界的に見ても高く、麻薬密輸に関連するギャング同士の暴力犯罪が頻発しています。観光客が多く訪れる島嶼部や遺跡周辺は、政府による観光警察の重点的な配置により比較的安定していますが、それでも日本のような安全性はありません。2024年から2025年にかけて犯罪件数は微減傾向にあるものの、経済的不安や貧困を背景とした強盗事件などは依然として多く、渡航の際は常に高い警戒心を持ち、安全なエリアに留まることが強く推奨されます。
ベリーズで危険な地域はどこ? ▼
国内で最も危険なのはベリーズシティの「サウスサイド地区」です。ここはギャング活動の本拠地であり、銃撃事件や殺人が日常化しているため、観光客が立ち入るべきではありません。また、ベリーズシティ全域がレベル3以上のリスクを抱えており、徒歩移動は昼間でも控えるべきです。このほか、グアテマラとの国境付近にあるジャングル地帯も、不法入国者による武装強盗や密輸活動が行われる「無法地帯」となっている箇所があり、単独での立ち入りは極めて危険です。観光拠点であっても人通りの少ない路地や夜間のビーチは避けてください。
ベリーズ旅行はやばい?本当に行って大丈夫? ▼
ベリーズ旅行が「やばい」と言われる理由は、深刻な暴力犯罪の多さにあります。特にベリーズシティの治安状況は極めて悪く、不用意に立ち入ると凶悪犯罪に巻き込まれるリスクが高いです。しかし、渡航を中止すべきというわけではなく、サン・ペドロやキー・カーカーといった主要観光地に限定し、信頼できる交通機関と宿泊先を選べば、多くの旅行者が安全に滞在を楽しんでいます。大切なのは「安全な場所」と「危険な場所」を明確に区別し、現地警察の助言に従うことです。リスクを正しく理解し、徹底した対策を講じる必要があります。
ベリーズは女性一人でも怖くない? ▼
女性の一人旅において、ベリーズは特に夜間の行動に強い「怖さ」を伴う可能性があります。観光地の日中であれば、周囲に注意を払っていれば観光は可能ですが、夜間の単独行動は全ての地域で厳禁です。性犯罪のリスクや、人通りの少ない場所での強盗被害が報告されています。移動には必ず信頼できる公式タクシーを利用し、宿泊先もセキュリティが万全な評価の高いホテルを選ぶようにしてください。現地の男性からしつこく声をかけられることも多いため、隙を見せない毅然とした態度と、周囲の状況を常に把握する警戒心が不可欠です。
ベリーズでスリに遭わないための対策は? ▼
ベリーズの観光地や混雑した市場ではスリが多発しています。対策としては、まず多額の現金や高級時計、宝石類を持ち歩かないことが鉄則です。財布はズボンの後ろポケットに入れず、カバンは体の前に抱えて持つようにしましょう。また、路上でのスマートフォンの使用はひったくりの標的になりやすいため、地図を確認する際などは建物内に入るようにしてください。食事中にバッグを椅子の背もたれにかけたり、足元に置いたりするのも禁物です。視線を自分の荷物から外さない習慣をつけることで、窃盗犯に隙を与えないようにしましょう。
ベリーズで多い詐欺の手口は? ▼
ベリーズでよく見られる詐欺には、偽の観光ガイドを装う手口があります。親切を装って声をかけてきて、勝手に案内を始めた後に不当に高額なチップを要求したり、人通りのない危険な場所へ連れ込んで強盗に豹変したりする事例があります。また、薬物の販売を装って警察官を名乗る共犯者と現れ、罰金名目で現金を搾取するセットアップ詐欺も報告されています。見知らぬ人からの「安く案内する」「良い場所がある」といった誘いには絶対に乗らず、ツアーやタクシーは必ず公式なものやホテル経由で手配するようにしてください。
ベリーズで日本人が巻き込まれやすい犯罪は? ▼
日本人が巻き込まれやすい犯罪としては、圧倒的に強盗と窃盗(スリ・ひったくり)が挙げられます。日本人は多額の現金を持っているという偏見や、警戒心の薄さが狙われる要因となります。特にベリーズシティのノースサイドなどの観光施設周辺であっても、移動中に後ろから近づいてきた犯人に金品を強奪される事件が発生しています。また、ホテル客室への侵入窃盗も報告されており、外出時の戸締まりや貴重品管理の甘さが原因となることが多いです。身体への危害を避けるため、万が一強盗に遭った場合は抵抗せず、金品を渡すことが生存の鉄則です。
ベリーズ旅行で注意すべきことは? ▼
最大の注意点は、公共交通機関の使用と夜間の行動制限です。特にベリーズシティでの徒歩移動は、昼間であっても推奨されません。また、現地のギャング同士の紛争はいつどこで発生するか予測できないため、人が集まる場所やデモ周辺には近づかないようにしましょう。さらに、薬物に関する勧誘が観光地でも行われることがありますが、ベリーズでは薬物犯罪に対して非常に厳しい罰則があり、犯罪組織との接点を持つこと自体が命の危険に直結します。地元の法令を遵守し、常に観光警察(Tourism Police)の存在を確認できる範囲で行動することが重要です。
ベリーズで起こりやすいトラブルは? ▼
金銭トラブルが頻発しています。タクシーの料金交渉が不十分で降車時に高額請求をされたり、バーやレストランでの過剰な請求トラブルが報告されています。また、水上タクシーやボートを利用する際の荷物の盗難や、置き引きも一般的です。内陸部では、サン・イグナシオなどの遺跡周辺で単独行動中に道に迷い、不審者に遭遇するトラブルもあります。いかなる場合も、公式なサービスを利用し、事前の価格確認と周囲の状況確認を徹底することで、こうしたトラブルの大部分は未然に防ぐことが可能です。
ベリーズで被害に遭ったらどうする? ▼
犯罪被害に遭った場合は、直ちに最寄りの警察署、または観光警察(Tourism Police)に通報してください。保険の請求やパスポートの再発行には「ポリスレポート」が不可欠なため、必ず発行を依頼しましょう。ベリーズには日本の大使館が存在しないため、在ジャマイカ日本国大使館が管轄しており、緊急時にはそちらへ連絡する必要があります。ベリーズ市内の名誉領事の連絡先を事前に控えておくことも重要です。身体に負傷がある場合は、現地の公立・私立病院へ向かい、診断書も併せて取得してください。被害の拡大を防ぐため、カードの停止なども迅速に行いましょう。
グアテマラの治安詳細
グアテマラの治安概要
ベリーズの治安は、中米の薬物密輸ルートの要衝であることから、ギャング間の激しい抗争と暴力犯罪が慢性化しており、非常に厳しい状況にあります。2025年現在、政府の積極的な治安対策により主要犯罪件数は統計上減少を見せているものの、殺人率は依然として極めて高い水準です。観光業がGDPの4割を支えているため、観光拠点には「観光警察」が配備され、サン・ペドロなどの島嶼部では一定の安全が守られています。しかし、一般警察の予算不足や汚職が法執行を弱めている側面もあり、渡航者には場所に応じた高度な安全意識と徹底した自己防衛が求められます。
グアテマラは危険?やばい?
ベリーズは場所によっては極めて「危険」で「やばい」国と言わざるを得ません。特にベリーズシティのサウスサイド地区は、ギャング同士の銃撃戦や殺人が多発する「レベル4」の危険地帯であり、観光客の立ち入りは絶対に避けるべきです。一方で、アンバーグリス・カイなどのリゾート地は比較的平穏ですが、それでもホテルへの侵入窃盗や夜間の強盗といった凶悪犯罪が観光拠点で発生しており、「観光地だから安全」という過信は禁物です。経済格差から生じる強奪犯罪が多く、犯罪組織が高度な武器を保有している現状を考慮すると、中米諸国の中でも特に警戒が必要な国の一つです。
グアテマラは怖い?一人旅でも大丈夫?
「ベリーズは怖い」という不安を抱く女性や一人旅の方は多いですが、その直感は正しい防犯意識です。ベリーズシティ以外の観光地では日中の観光は可能ですが、夜間のビーチや人気の少ない裏通りは、性犯罪や強盗の標的となるリスクが格段に高まります。一人歩きはたとえ短距離であっても避け、移動にはホテルのフロントで呼んでもらった公認タクシーを利用してください。セキュリティのしっかりした宿泊施設を選び、貴重品はセーフティボックスで厳重に管理することが基本です。日本的な「隙」を見せず、毅然とした態度を保つことで、不要なトラブルの多くは回避できます。
スリ・詐欺・犯罪の実態
ベリーズで観光客が直面する犯罪は、スリ、ひったくり、詐欺から、武器を用いた凶悪な強盗まで多岐にわたります。ベリーズシティでは、歩行中に背後からバイクや自転車で近づき、カバンやスマートフォンをひったくる手口が一般的です。また、観光地では「ガイド」を装った詐欺師が、観光客を人気のない場所に案内して金品を強奪する事例が報告されています。宿泊施設での被害も無視できず、窓の施錠の不備を突いた侵入窃盗や、ビーチで荷物を置いたまま泳いでいる隙を狙った置き引きが頻発しています。さらに、中米の薬物ルートに関連し、知らない間に運び屋に利用されるリスクも存在するため、他人から荷物を預かる行為は厳禁です。
地域別の危険度
ベリーズの危険度は地域により極端に異なります。ベリーズシティのサウスサイドは「レベル4」で、観光客は絶対に立ち入ってはいけません。ノースサイドも「レベル3」で、強盗の頻発地帯です。対照的に、アンバーグリス・カイ(サン・ペドロ)やキー・カーカー、サン・イグナシオなどの主要観光地は「レベル2」であり、日中は比較的安全ですが、夜間や人通りの少ない場所では強盗・窃盗への高い警戒が必要です。特にグアテマラ国境に近い森林地帯は、法執行が及びにくい「無法地帯」としての側面があり、武装強盗のリスクがあるため、許可されたガイドなしでの立ち入りは極めて危険です。目的地に応じた最新の危険情報の確認を怠らないでください。
グアテマラ旅行で注意すべきポイント
ベリーズ旅行で最も注意すべきは、ベリーズシティでの滞在と移動です。市内を歩いて散策することは避け、常に車両移動を心がけてください。夜間の外出は、全地域において可能な限り控えるべきです。持ち物については、高級な時計やカメラを露出させない「低姿勢(ロープロファイル)」な行動を徹底してください。また、ジャングルなどの内陸部や遺跡を観光する際は、不法入国者による小規模な武装強盗のリスクを避けるため、必ず公認のツアーに参加し、単独行動は絶対に避けてください。現地の観光警察の助言には必ず従い、常に最新の安全情報を入手するよう努めることが大切です。
よくあるトラブル事例
実際のトラブル事例として、ベリーズシティのノースサイドで昼間に有名ホテルから徒歩で数ブロック移動していた際、銃を持った男に路地へ引き込まれ、現金とパスポートを全て奪われたケースがあります。また、サン・ペドロのビーチで夜間に散歩をしていた観光客が、刃物で脅されスマートフォンを奪われる被害も発生しています。キー・カーカーでは、バーで知り合った現地人に勧められた飲み物を口にした後に意識を失い、所持金を全て盗まれる睡眠薬強盗のような事例も報告されており、親しげに近づいてくる人物に対しても常に一定の距離を置く警戒が必要です。
被害に遭った場合の対応
万が一犯罪被害に遭った場合は、速やかに「911(緊急通報)」または最寄りの警察署・観光警察へ届け出てください。盗難被害の際は、帰国後の保険請求やパスポートの再発行に必要な「ポリスレポート(被害届出証明書)」の取得を忘れないでください。ベリーズには日本の大使館がないため、在ジャマイカ日本大使館が管轄していますが、対応に時間を要することが予想されます。事前に名誉領事の連絡先を確認し、パスポートのコピーや緊急連絡先をクラウドに保存しておくなど、不測の事態に備えた準備が不可欠です。言葉の壁や法制度の違いから解決に時間がかかることが多いため、まずは被害に遭わないための予防が最優先です。