ブルキナファソ / Burkina Faso

渡航安全レポート

最終更新: 2026年1月18日
8
安全スコア
E-
身体的安全
D-
医療・衛生
D
詐欺・スリ
E-
テロリスク

総合評価

世界で最もテロ被害が深刻な国にランクされており、国土の4割が統治不能。外国人の誘拐・殺害リスクが極限に達しており、渡航は不可能です。

身体的安全 (E-)

全土でテロや武装集団の襲撃が多発し、民間人の犠牲者が急増。外国人は高額な身代金目的の誘拐ターゲットとして常に狙われており、主要都市間の陸路移動は地雷や待ち伏せのリスクが極めて高く、生存に関わる物理的危険が極限に達しています。

医療・衛生 (D-)

医療インフラは極めて脆弱で、首都の一部民間クリニックを除き高度な治療は不可能。マラリアや黄熱病、髄膜炎の感染症リスクが高く、重病時はフランス等への緊急国外移送が必須となりますが、高額な費用と手段の確保が非常に困難な状況です。

詐欺・スリ (D)

空港や街中での偽警官による賄賂要求、金や投資を装った特殊詐欺が横行。外国人=富裕層という認識が徹底されており、あらゆる場面で過剰請求の標的となります。経済困窮を背景に、現地の知人を介したロマンス詐欺や偽ビジネス詐欺も急増しています。

テロリスク (E-)

2025年現在、世界で最もテロ被害が深刻な国です。JNIMやISGSといった過激派組織が国土の広範囲を支配し、教会、市場、軍拠点を狙った無差別攻撃が連日発生。首都中心部ですら軍事施設や空港が標的となっており、安全な場所は国内に事実上存在しません。

最新インテリジェンスレポート

ブルキナファソは、2025年現在、世界で最も深刻なテロの脅威にさらされている国の一つです。国土の約4割以上がイスラム過激派組織(JNIMやISGS)の活動圏内または支配下にあり、政府の統治が及んでいません。軍事暫定政権下で治安回復が最優先事項とされていますが、民間人を狙った大規模な虐殺や、主要都市を標的とした攻撃が常態化しています。日本の外務省をはじめ、主要国政府は全土に対して最高レベルの退避勧告を発出しており、どのような目的であれ渡航は極めて危険です。外国人、特に欧米人やアジア人は誘拐の標的となるリスクが非常に高く、主要都市間の移動も陸路は地雷や武装集団による待ち伏せのため不可能に近い状態です。

背景分析

2022年の軍事クーデター以来、イブライム・トラオレ大尉率いる暫定政権が実権を掌握しています。政権はロシアとの防衛協力を強化し、ECOWAS(西アフリカ諸国経済共同体)からの脱退を完了させるなど、独自の安全保障路線を歩んでいます。しかし、治安状況は改善の兆しを見せず、2024年にはバルサロゴで数百名の民間人が犠牲となる史上最悪のテロ事件が発生しました。経済面では、主要産業である金採掘や綿花栽培が紛争地域と重なるため甚大な打撃を受けており、インフレと食料不安が社会の不安定化を加速させています。軍内部の不満や相次ぐクーデター未遂、民兵組織(VDP)の動員に伴う民族間対立の激化も懸念材料です。2024年に予定されていた選挙は2029年まで延期され、政治的な不透明感が増す中、強権的な社会統制と情報監視が強まっています。

重要ポイント

  • 全土がレベル4(退避勧告)であり、領事支援は極めて限定的
  • 世界テロ指数(GTI)で世界最悪の被害状況にランク
  • 外国人は身代金目的の誘拐「ビジネス」の最優先ターゲット
  • 首都ワガドゥグの主要施設(空港・軍本部)ですらテロ標的
  • 都市間の陸路移動は地雷(IED)と強盗により事実上封鎖
  • 軍事暫定政権による外国メディアやSNSの監視が激化
  • ロシアへの急接近と欧米との関係悪化により西側国民のリスク増
  • 医療・緊急移送体制が崩壊しており、発症=致命的となるリスク
  • 反LGBTQ法の採択など、社会的な保守統制が極端に強化
  • 幹線道路での武装強盗(路上強盗)が警察の統制を超え多発

各国政府の渡航情報

情報源 警戒レベル
日本外務省 レベル4:退避してください。渡航は止めてください。
米国務省 Level 4: Do Not Travel
英国外務省 Avoid all travel
カナダ政府 Avoid all travel
ドイツ連邦外務省 Reisewarnung
フランス外務省 Rouge (Formellement déconseillé)

地域別リスク評価

サヘル地方 (Sahel)

極めて危険リスク

テロ組織の本拠地であり、事実上の戦場。政府の統制は完全に失われており、ジボ等の都市も長期間包囲下。民間人の虐殺、略奪、地雷被害が常態化しており、外部からの立ち入りは文字通りの自殺行為です。

東部地方 (Est)

極めて危険リスク

広大な国立公園地帯に過激派が潜伏。ベナン、ニジェール国境沿いは武装集団の密輸と襲撃の要衝。都市間を結ぶ幹線道路での待ち伏せや誘拐が頻発しており、公権力の及ばない無法地帯となっています。

北部地方 (Nord)

極めて危険リスク

マリ国境に接し、テロ組織が活発に越境攻撃を展開。ワヒグヤ周辺では軍と武装勢力の激しい戦闘が継続しており、避難民が急増。軍事施設や宗教施設を狙った大規模な攻撃が断続的に発生しています。

中北部地方 (Centre-Nord)

極めて危険リスク

カヤ周辺を含む地域で国内避難民キャンプが過激派の標的に。2024年のバルサロゴ大虐殺が発生した場所であり、民間人に対する無差別暴力が国内で最も激化しているエリアの一つです。

ブークルドゥムフン地方 (Boucle du Mouhoun)

極めて危険リスク

ムフン川周辺での伏撃や地雷被害が多発。マリ国境からの浸透が深刻で、デドゥグ周辺の農村部では武装勢力による「徴税」や拉致が常態化。移動は空路を除き、全域で安全が確保できません。

中央地方 (Centre / Ouagadougou)

高度な警戒が必要リスク

首都を含むが、2024年の空港襲撃以降、安全神話は崩壊。外国人が集まるホテル、レストランがテロのソフトターゲットとして狙われており、一般犯罪(武装強盗・ひったくり)も急増しています。

上部盆地地方 (Hauts-Bassins)

高度な警戒が必要リスク

第2の都市ボボ・ディウラッソを含む。他地域に比べれば政府の統制が効いているが、近隣の紛争地域からの過激派潜伏リスクが増大。市内での窃盗や武装強盗が増加傾向にあり、油断は禁物です。

カスケード地方 (Cascades)

極めて危険リスク

かつての観光拠点バンフォラ周辺。現在はコートジボワール国境付近で武装勢力が活動し、観光施設は閉鎖。誘拐のリスクが極めて高まっており、立ち入りは推奨されません。

国内安全マップ

ブルキナファソ全土は、世界で最も危険な紛争地域の一つに変貌しています。2025年現在、かつて安全とされた首都ワガドゥグや主要都市であっても、過激派組織によるピンポイントのテロ攻撃や誘拐のリスクを免れることはできません。国土の4割以上が武装集団の支配下にあり、陸路での都市間移動は地雷(IED)や武装強盗「Coupeurs de Route」により死のリスクを伴います。日本の外務省、米国務省などの主要国政府は全土に最高レベルの警告を発出しており、どのような目的であっても渡航は厳禁です。万が一滞在している場合は、直ちに空路での退避を検討する必要があります。

危険エリア
注意エリア
安全エリア
注意 ワガドゥグ首都圏 (Ouagadougou)

政府の統制下にあるが、2024年に空港や軍学校が襲撃されるなどテロリスクが増大。ひったくりや路上強盗も多発しており、高度な警戒が必要なゾーンです。

リスク: テロのソフトターゲット, 武装強盗, 政治デモ

危険 ジボ周辺 (Djibo)

過激派組織JNIMにより長期間包囲されており、事実上の統治不能状態。軍の補給部隊が狙われ、民間人の殺害も頻発。立ち入りは極めて危険です。

リスク: テロ集団の支配, 武力衝突, 地雷被害

注意 ボボ・ディウラッソ (Bobo-Dioulasso)

第2の都市。比較的安定しているとされるが、周辺地域への過激派浸透により警戒レベルが上昇中。夜間の一般犯罪には十分な注意が必要です。

リスク: 窃盗・スリ, 過激派の潜伏, 夜間強盗

危険 ファダ・ングルマ (Fada N'gourma)

東部地方の要衝だが、周辺の森林地帯はテロ組織の拠点。幹線道路での路上強盗や誘拐が絶えず、外部からの移動はほぼ不可能です。

リスク: 誘拐ビジネス, 路上強盗, テロ襲撃

危険 バンフォラ (Banfora)

かつての観光地だが、現在はコートジボワール国境からの武装集団の流入が激化。誘拐リスクが高く、観光活動は事実上不可能です。

リスク: 外国人誘拐, 越境攻撃, 強盗

危険 ワヒグヤ (Ouahigouya)

北部地方の中心都市。マリ国境からの過激派による断続的な襲撃を受けており、軍と武装勢力のフロントライン。民間人の被害が甚大です。

リスク: テロ銃撃, 即製爆発装置(IED), 武力紛争

危険 ドリ (Dori)

サヘル地方の主要都市だが、過激派の活動圏に完全に取り囲まれている。陸路移動は地雷と待ち伏せのため不可能であり、食料不安も深刻。

リスク: 都市包囲, 地雷爆発, 誘拐

危険 カヤ (Kaya)

国内避難民の集積地であり、テロ組織の標的となりやすい。2024年の大規模テロ事件の現場に近く、極めて不安定な治安状況です。

リスク: 無差別テロ, 避難民キャンプ襲撃, 軍事活動

危険 デドゥグ (Dédougou)

ムフン川曲折地方の中心。幹線道路でのテロ攻撃や武装勢力による検問が多発。政府のコントロールが周辺農村部まで及んでいません。

リスク: 幹線道路封鎖, 強制連行, 銃撃

注意 ガワ (Gaoua)

南西部の文化拠点。比較的静穏だが、違法な金採掘に伴う暴力犯罪や、過激派の南進による潜在的な脅威が高まっています。

リスク: 金鉱山関連の暴力, 誘拐リスクの増大, 窃盗

犯罪・治安情報

犯罪統計

凶悪犯罪

リスク: 5/5

多発エリア: 北部・東部の農村部, 軍拠点周辺, 市場, 宗教施設

手口:

  • 武装集団による無差別銃撃
  • 即製爆発装置(IED)の起爆
  • 村落への夜間襲撃

対策:

  • 紛争地域への立ち入り厳禁
  • 宗教行事や集会を避ける
  • 軍事施設の近くに長居しない

2024年のテロによる死者数は世界最多水準。民間人への攻撃が急増中。

kidnapping

リスク: 5/5

多発エリア: 幹線道路, 自宅・ホテル周辺, 採掘拠点, 地方都市

手口:

  • 移動中の車両の強制停止
  • 武装集団による強引な拉致
  • テロ組織への転売を目的とした拘束

対策:

  • 陸路での都市間移動を避ける
  • 予測不可能な行動パターンをとる
  • 高度なセキュリティ車両を利用

外国人の誘拐リスクはアフリカ全土で最大級。長期間の拘束や殺害事例あり。

強盗

リスク: 5/5

多発エリア: 都市間幹線道路, ワガドゥグ夜間の裏通り, バルキウイ地区, 中央市場

手口:

  • 武装した路上強盗(Coupeurs de route)
  • バイク2人乗りによる強奪
  • 銃器を用いた脅迫

対策:

  • 夜間の運転は絶対に行わない
  • 遭遇時は絶対に抵抗しない
  • 多額の現金を持ち歩かない

道路封鎖による集団強盗が地方の主要道路で頻発。

スリ・窃盗

リスク: 4/5

多発エリア: 国連円形交差点, クワメ・ンクルマ通り, ワガドゥグ空港, 乗り合いタクシー

手口:

  • バイクでの追い抜きざまのひったくり
  • 混雑時の集団スリ
  • 不意を突いたスマートフォンの強奪

対策:

  • バッグは車道と反対側に持つ
  • 路上でスマホを露出させない
  • 貴重品は内ポケットへ分散

経済状況の悪化に伴い、都市部での財産犯が前年比13%増加。

詐欺

リスク: 4/5

多発エリア: 空港到着ロビー, SNS・出会い系アプリ, 官公庁周辺, 路上

手口:

  • 偽警官による書類不備の指摘と罰金要求
  • 金・遺物の密輸への投資勧誘
  • 慈善団体を装った募金詐欺

対策:

  • 制服を着ていても身分証を必ず確認
  • うますぎる投資話は全て詐欺と疑う
  • 空港の非公式な助っ人を拒絶

金鉱山投資を装った特殊詐欺被害が国際的に報告されている。

traffic_accident

リスク: 4/5

多発エリア: 幹線道路RN1号線, ワガドゥグ市内交差点, 未舗装の地方道

手口:

  • 過積載のバス・トラックの横転
  • 街灯のない道路での衝突
  • 信号を無視するバイクの衝突

対策:

  • 夜間の運転・移動は厳禁
  • 整備不良の車両は利用しない
  • 事故発生時は速やかに現場を離れる

交通マナーの欠如とインフラの老朽化により致命的な事故が多発。

健康・医療情報

ワクチン情報

ブルキナファソへの入国には黄熱予防接種証明書(イエローカード)の提示が法的に義務付けられており、未所持の場合は入国を拒否されます。また、同国はアフリカの「髄膜炎ベルト」に位置し、乾季には髄膜炎が流行します。他にもA型肝炎や破傷風などの感染リスクが高いため、渡航の数ヶ月前までに複数の予防接種を計画することが不可欠です。医療資源が極めて乏しいため、予防が最大の防衛策となります。

ワクチン 必須/推奨 備考
黄熱 (Yellow Fever) 必須 9ヶ月以上の全ての渡航者に接種およびイエローカードの提示が義務付けられています。
A型肝炎 (Hepatitis A) 推奨 飲食物を介した感染リスクが高いため、全渡航者に強く推奨されます。
破傷風 (Tetanus) 推奨 不衛生な環境での怪我に備え、追加接種が推奨されます。
髄膜炎菌 (Meningitis) 推奨 髄膜炎ベルト地帯に位置するため、特に乾季の渡航者には推奨されます。
狂犬病 (Rabies) 推奨 野良犬が多く、医療体制が不十分なため、長期滞在者や動物と接触する方に推奨されます。
傷寒 (Typhoid) 推奨 地方部での食事や長期滞在を予定している場合に推奨されます。
ポリオ (Polio) 推奨 成人の追加接種が推奨される場合があります。
B型肝炎 (Hepatitis B) 推奨 医療従事者や長期滞在者に推奨されます。

健康リスク

マラリアのリスクが全土で通年極めて高く、特に熱帯熱マラリアによる重症化が懸念されます。マラロン等の予防薬の服用と、高濃度ディートを含む忌避剤や蚊帳の使用による蚊の対策が必須です。また、デング熱やチクングニア熱も発生しています。乾季(12月〜6月)には髄膜炎菌性髄膜炎が猛威を振るい、空気感染のリスクがあります。さらに、コレラや腸チフスなどの水系感染症も一般的であり、経口感染への厳重な警戒が必要です。HIV/エイズの感染率も無視できない水準にあります。

医療施設

医療水準は非常に低く、首都ワガドゥグの一部民間クリニックを除き、先進国並みの医療は期待できません。薬品や消耗品、清潔な血液供給が慢性的に不足しています。地方部では医療施設自体がテロの影響で閉鎖されているケースが多く、アクセスはほぼ不可能です。日本語での対応は一切なく、英語対応も非常に限定的です。重傷や重病の際は欧州への緊急移送が必要になるため、緊急移送費用を無制限でカバーする海外旅行保険への加入が絶対に必要です。

入国・ビザ情報

ビザ要件: 日本国籍者はブルキナファソ入国にビザが必要です。現在は公式ポータル(visaburkina.bf)を通じたe-Visa(電子ビザ)の申請が一般的です。観光ビザや商用ビザの取得には、往復航空券の証明や宿泊予約、招待状が必要となる場合があります。現地の政治情勢により、予告なく査証発給条件が変更されたり、陸路国境が封鎖されたりすることがあるため、渡航前に必ず最新情報を確認してください。

パスポート有効期限

パスポートの残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。また、入国スタンプやビザ貼付のために、見開きで1〜2ページ以上の空白ページが必要です。有効期限が近い場合は、事前に日本国内で更新を済ませておくことを強くお勧めします。

持ち込み禁止・制限品

外貨の持ち込み制限はありませんが、多額の現金(5,000ユーロ相当以上など)を持ち込む場合は申告が必要です。象牙製品や特定の希少野生動植物の持ち出しは、ワシントン条約に基づき厳格に禁止されており、違反した場合は多額の罰金や拘束の対象となります。アンティーク品や芸術品の持ち出しにも政府の許可証が必要な場合があります。

緊急連絡先

17
警察
112
救急
18
消防

時間帯別安全情報

早朝

危険

夜明け前後は、犯罪者が夜間の活動を終える直前の時間帯であり、路上強盗やテロ組織による急襲が最も発生しやすい時間です。都市部では、通勤・通学のために活動を開始する人々を狙った強盗やひったくりが報告されています。また、警察の巡回が手薄になる隙を突いた犯行も目立ちます。空路移動などのやむを得ない理由を除き、外出は控えるべき時間帯です。

安全な活動:

  • ・厳重に施錠された屋内での待機
  • ・事前予約された警備付き車両による空港移動

避けるべきエリア:

  • ・市場周辺
  • ・人通りの少ない裏通り
  • ・軍事拠点近く

交通: 信頼できるホテル・企業が手配した専用車両のみ。

日中

注意

日中は人通りが多く、都市中心部では警察や軍の展開も見えるため、夜間に比べれば比較的安全です。しかし、市場や大通りなどの混雑した場所では、外国人や富裕層を狙ったスリ、ひったくりが頻発します。また、白昼堂々のテロ攻撃や武装集団による拉致のリスクもゼロではありません。政治的な集会やデモが行われることがあり、突発的な暴力化に注意が必要です。

安全な活動:

  • ・政府庁舎での用務
  • ・監視カメラ・警備員がいる高級ホテル内
  • ・公的な会談

避けるべきエリア:

  • ・混雑した市場
  • ・スラム地区
  • ・デモ発生場所

交通: 窓を閉め施錠したタクシーまたは専用車。

夕方〜夜

危険

日没に伴い急速に治安が悪化します。ブルキナファソの都市部は街灯が極端に少なく、暗闇を突いた強盗やバイクによるひったくりが急増します。外国人が集まるレストランやバーはテロの「ソフトターゲット」になりやすく、夕食時の外出は標的となるリスクを伴います。また、軍や警察による臨時の検問が開始されるため、不慣れな者が移動すると誤認拘束の恐れがあります。

安全な活動:

  • ・宿泊施設内での食事
  • ・警備が万全な会員制施設での滞在

避けるべきエリア:

  • ・屋外レストラン
  • ・人通りの絶えた幹線道路
  • ・公共広場

交通: 徒歩は厳禁。信頼できる運転手の車両以外は使用不可。

深夜

危険

完全な「危険時間帯」です。警察の統治能力は著しく低下し、武装集団や凶悪犯罪者が街を徘徊します。外国人の姿を見せること自体が極めて危険であり、誘拐や殺害を目的とした犯行の絶好の機会を与えてしまいます。また、テロ組織による軍拠点やインフラ施設への夜間奇襲が頻発しており、巻き添えになる可能性が非常に高いです。理由を問わず、外出は絶対に避けてください。

安全な活動:

  • ・防弾・防犯対策の施された屋内での完全待機

避けるべきエリア:

  • ・全屋外エリア
  • ・バルキウイ地区
  • ・政府施設周辺

交通: 移動不可。緊急時のみ重武装の警備チームを伴う移動。

季節別ガイド

酷暑期 (Hot Season) (3月 - 5月)

気温: 30°C - 45°C+

降水: ほとんど降らないが、稀に雷雨がある

服装: 通気性の良い綿素材の長袖(日焼け防止)、帽子、サングラス

おすすめ活動:

屋内での活動中心, 水分補給の徹底, ワガドゥグ市内の博物館訪問(空調完備を確認)

リスク:

  • ・熱中症
  • ・重度の脱水症状
  • ・電力不足による停電

雨季 (Rainy Season) (6月 - 10月)

気温: 25°C - 35°C

降水: 激しい雷雨と集中豪雨、湿度が高い

服装: レインコート、泥に強い靴、速乾性の衣類

おすすめ活動:

南部での農業景観の観察(安全確認前提), ワガドゥグ市内の文化イベント, 雨を避けた短時間の移動

リスク:

  • ・道路の冠水・寸断
  • ・マラリア感染リスクの最大化
  • ・落雷被害

涼しい乾季 (Cool Dry Season) (11月 - 2月)

気温: 15°C - 30°C

降水: 皆無

服装: 朝晩の冷え込み対策にジャケット、砂塵対策のマスク

おすすめ活動:

FESPACO映画祭(2月), 市街地の散策(日中), 伝統的な工芸品市場の訪問

リスク:

  • ・ハルマッタン(砂塵嵐)
  • ・喉や眼の炎症
  • ・髄膜炎の流行

移行期 (Transition) (10月 - 11月)

気温: 20°C - 38°C

降水: 雨が止み、徐々に乾燥し始める

服装: 重ね着が可能な服装

おすすめ活動:

収穫期の農村風景, 気候が落ち着いた時期の事務作業, 年末の行事準備

リスク:

  • ・気温の乱高下
  • ・感染症の残り火
  • ・乾燥による火災

ベストシーズン: 一般的に「最も過ごしやすい」とされるのは、11月から2月の涼しい乾季です。日中の気温が30度前後まで下がり、夜間は15度程度と涼しくなるため、体力の消耗を抑えられます。ただし、ハルマッタンによる砂塵で空が霞み、健康被害が出ることもあるため、マスクや点眼薬の用意が必須です。また、2月にはアフリカ最大級の映画祭FESPACOが開催されますが、現在は治安情勢が極めて悪いため、時期を問わず渡航は推奨されません。

環境リスク

野生動物のリスク

毒蛇(コブラ、バイパー等)

リスク: 5/5

生息地: 地方の草むら, 農耕地, 未舗装路周辺

夜間の歩行を避け、外出時は必ず厚手の靴と長ズボンを着用してください。茂みに足を入れる際は棒などで音を立てて追い払うことが重要です。万が一噛まれた場合は、患部を心臓より低く保ち、直ちに首都の主要病院へ搬送する必要があります。地方では血清の入手が極めて困難であるため、遭遇しないための予防策を徹底してください。

治療: 首都の民間クリニック等で抗蛇毒血清の有無を確認し、緊急搬送。

サソリ・毒グモ

リスク: 4/5

生息地: 岩場, 乾燥地帯, 建物の隙間

靴を履く前に中を確認し、衣類を地面に置かないようにしてください。キャンプなどは避け、宿泊施設の隙間が塞がれているか確認します。刺された場合は激痛や神経症状が出ることがあります。患部を冷やしながら速やかに医療機関を受診してください。

治療: 痛みの緩和と全身症状の管理、必要に応じて血清投与。

野良犬(狂犬病キャリア)

リスク: 5/5

生息地: ワガドゥグ市街地, 地方の村落

いかなる動物にも近づかず、触れないでください。特に子犬や弱っているように見える個体は危険です。万が一、噛まれたり引っ掻かれたりした場合は、直ちに傷口を石鹸と流水で15分以上洗浄し、速やかに暴露後免疫(ワクチン接種)を開始する必要があります。ブルキナファソ国内ではワクチンの在庫が不安定な場合があるため注意してください。

治療: 即時の傷口洗浄と暴露後ワクチンの連続接種。

水の安全性

水道水: 飲用不可

水道水は決して飲用しないでください。未開封のボトル入りミネラルウォーターのみを使用し、うがいや歯磨きもボトル水で行うのが最も安全です。レストランで提供される「ろ過水」も信用せず、目の前で開栓された水を選んでください。浄水器や煮沸も一定の効果がありますが、ウイルスや化学物質の完全な除去は保証されません。

交通安全

事故死亡率: 約30人以上 (WHO推計値)

歩行者リスク: 歩行者優先の概念はなく、歩道が整備されていない場所が多いため、車両やバイクとの接触事故が絶えません。横断歩道であっても車両が止まることは期待せず、細心の注意を払う必要があります。特に無灯火のバイクや過積載のトラックには注意が必要です。

公共交通: 乗り合いタクシーや長距離バスは、車両の整備不良や過積載、運転手の無謀な運転、さらに幹線道路での武装勢力による待ち伏せ攻撃や地雷のリスクがあるため、極めて危険です。公共交通機関の利用は推奨されず、特別な防弾車両等による移動が検討されるべき状況です。

地域別ガイド

中央地方(ワガドゥグ周辺)

レベル 4

首都ワガドゥグを含む国の心臓部です。政府機関や外交使節が集まり、軍・警察の検問が厳重に敷かれています。市内は比較的統制が取れていますが、2024年にも軍用空港が襲撃されるなどテロの脅威は依然として高く、夜間の外出は極めて危険です。外国人を狙ったひったくりや強盗も多発しています。

主要都市: Ouagadougou, Ziniaré

特有リスク:

  • ・組織的テロ攻撃
  • ・オートバイによるひったくり
  • ・デモに伴う衝突

上部盆地地方(ボボ・ディウラッソ周辺)

レベル 4

第2の都市ボボ・ディウラッソを中心とする経済・文化の拠点です。歴史的なモスクや音楽文化が豊かですが、マリ国境からの武装勢力の浸透により、都市郊外の治安は急激に悪化しています。市内中心部は比較的落ち着いていますが、外国人観光客の姿は消え、常に高い警戒態勢が敷かれています。

主要都市: Bobo-Dioulasso, Orodara

特有リスク:

  • ・国境付近での拉致
  • ・武装勢力の潜伏
  • ・幹線道路での路上強盗

サヘル地方(ジボ・ドリ周辺)

レベル 5

マリ・ニジェールとの国境地帯で、現在「無法地帯」と化しています。JNIMやISGSといったテロ組織が実質的な支配権を握っており、政府軍の拠点は孤立した状態です。民間人に対する虐殺やIED(地雷)による被害が日常化しており、いかなる理由であれ立ち入りは死に直面するリスクを伴います。

主要都市: Djibo, Dori

特有リスク:

  • ・無差別虐殺
  • ・IED(即製爆発装置)
  • ・強制的な拉致・誘拐

東部地方(ファダ・ングルマ周辺)

レベル 5

広大な国立公園や保護区を抱える地域でしたが、現在は武装勢力の拠点となっています。幹線道路は武装集団による待ち伏せ攻撃が頻発しており、物流が完全に遮断された都市もあります。森林地帯は過激派の訓練場として利用されており、政府の統治は主要都市の極めて狭い範囲に限られています。

主要都市: Fada N'gourma, Diapaga

特有リスク:

  • ・道路封鎖と襲撃
  • ・森林地帯の地雷
  • ・食料供給の停止

カスケード地方(バンフォラ周辺)

レベル 4

美しい滝や岩山で知られるかつての観光名所ですが、コートジボワール国境からの武装集団の流入により、現在は渡航禁止地域です。農業資源が豊富ですが、治安悪化により農作物の輸送が困難になっています。観光施設は閉鎖または軍の駐屯地となっており、安全な滞在は不可能です。

主要都市: Banfora, Sindou

特有リスク:

  • ・小規模武装集団の潜伏
  • ・誘拐目的の監視
  • ・国境越えの密輸犯罪

経済・物価情報

経済概要

ブルキナファソは農業と金採掘を主軸とする西アフリカの内陸国であり、世界最貧国の一つです。GDP成長率は金価格の上昇によりプラスを維持していますが、国内の約4割を占める紛争地域では経済活動が停止しています。人口の大部分が自給自足農業に従事しており、綿花は重要な輸出産品ですが、治安悪化により物流網が分断され、サプライチェーンは極めて脆弱です。軍事政権下で国防費が優先される中、公共投資は停滞しており、経済格差と貧困が深刻な社会不安の要因となっています。

生活費・物価

旅行者向けの物価は、提供される「安全」のレベルに比例して高騰します。地元の人々向けの食堂では1食2ドル程度で食事が可能ですが、外国人が安全に利用できるワガドゥグ市内のレストランでは15〜30ドル以上かかります。宿泊施設も同様で、警備員や二重ドアを備えた安全なホテルは1泊150ドルを超えます。また、安全な移動手段としての警備付き車両チャーターは1日100ドル以上の高額な費用が必要となり、全体的な滞在コストは先進国の主要都市を上回ることも珍しくありません。

通貨情報

通貨は西アフリカCFAフラン(XOF)を使用しています。ユーロに対して固定レート(1ユーロ = 655.957 XOF)を採用しているため、ユーロからの両替が最も安定しており手数料も低いです。国内では徹底した現金主義が浸透しており、高級ホテルや一部の大手スーパーを除き、クレジットカード決済は不可能です。ATMは主要都市の銀行に設置されていますが、現金切れや通信エラーによるカード吸い込みが頻発するため、予備の現金(ユーロ紙幣)を十分に持参することが必須です。

チップガイド

チップは義務ではありませんが、特にサービスを受けた場合には感謝の印として渡す習慣があります。中級以上のレストランでは、会計の5〜10%程度を残すのが一般的です。ホテルのポーターや清掃員には200〜500 XOF程度を、専属の運転手には1日の終わりに1,000〜2,000 XOF程度を渡すと円滑な関係を築けます。また、政府機関や検問での「袖の下」を要求されることがありますが、これは法的に禁止されており、トラブル回避のためには毅然とした対応が必要です。

予算ガイド

バックパッカースタイルでの旅行は、治安リスクが極めて高いため現在推奨されません。最低限の安全を確保した「ミドルレンジ」の滞在でも、1日あたり150ドル(安全な宿、食事、タクシー移動)は見込む必要があります。公務や報道関係者が行う「ラグジュアリー/セキュリティ重視」の滞在では、1日300ドル以上の予算を確保し、装甲車両のチャーターや武装ガードマンの配置を検討すべきです。安価な公共バスや低価格ゲストハウスの利用は、テロや誘拐のリスクを著しく高めるため避けるべきです。

文化・マナー情報

歴史的背景

「ブルキナファソ」は、現地の言語で「清廉潔白な人の国」を意味します。かつてモシ王国が栄えた地であり、1960年にフランスから独立後、オートボルタから現在の国名に改称されました。1980年代のトーマス・サンカラによる社会主義革命は、アフリカの自立を目指した運動として現在も国民の誇りとなっています。しかし、2015年頃からのイスラム過激派の浸透と、2022年の2度にわたるクーデターにより、政治情勢は極めて不安定な状態が続いています。国民は平和を強く望んでいますが、長期化する治安危機が伝統的な社会構造に影を落としています。

社会規範・マナー

ブルキナファソの社会は、相互扶助と深い敬意に基づいています。挨拶は非常に重視され、用件を切り出す前に時間をかけて家族の健康などを尋ねることがマナーです。右手は食事や物の受け渡しに使われる神聖な手であり、左手は不浄とされるため、他人への使用は厳禁です。高齢者への敬意は絶対的で、若者が年長者の意見を遮ることは非常に無礼とされます。また、写真撮影には非常に敏感な人が多く、特に公共施設や橋、軍事関連の撮影はスパイ容疑をかけられるリスクがあるため、人物を含め必ず事前に許可を得る必要があります。

宗教・慣習

人口の約6割がイスラム教徒、約2割がキリスト教徒、残りが伝統的なアニミズムを信仰しています。宗教的寛容さが伝統でしたが、近年は過激思想の流入により緊張が高まっています。イスラム教のラマダン期間中は、日中の公の場での飲食や喫煙を控えるべきです。服装については、都市部では自由ですが、地方や宗教施設を訪れる際は肌の露出を抑えた保守的な服装(肩や膝を隠す)が必須です。また、伝統的な首長(ナバ)は精神的指導者として現在も大きな影響力を持っており、敬意を払う必要があります。

宿泊・食事ガイド

宿泊ガイド

安全を最優先する場合、ワガドゥグの「ワガ2000」地区にある国際級ホテル(Hotel LibyaやBravia Hotel等)が唯一の選択肢です。これらのホテルは武装警備員、金属探知機、防爆壁を備えています。安価な「オーベルジュ」やゲストハウスは、警備が脆弱でテロや強盗の標的になりやすいため避けるべきです。予約時は、部屋が建物の内側に面しているか(道路からの爆発衝撃を避けるため)、非常階段の場所、避難シェルターの有無を必ず確認してください。停電に備え、自家発電機を完備していることも必須条件です。

食事ガイド

伝統料理の主食は「ト(Tô)」と呼ばれる穀物の練り物や、米にソースをかけた「リ・グラ(Riz Gras)」です。鶏肉のロースト(Poulet Bicyclette)も人気です。衛生管理が徹底されたホテルのレストラン以外での食事は、コレラやチフスのリスクを伴います。生野菜や氷、皮を剥いていない果物は絶対に避けてください。飲み物は、未開封のボトル入りミネラルウォーターのみに限定しましょう。地元の食堂(Maquis)は文化的な魅力がありますが、現在は治安上の理由から、外国人が不用意に立ち寄ることは推奨されません。

実用情報

通信・SIM

主要プロバイダーはOrange、Moov、Telecelです。SIMカードは空港や街の売店でパスポート提示により購入可能です。4Gネットワークは都市部で利用可能ですが、デモやテロ発生時には政府によってインターネット接続が一時的に遮断されることがあります。公共WiFiはほとんど存在せず、あってもセキュリティが脆弱なため、個人のVPN使用を強く推奨します。地方では電波が全く届かない地域が多いため、GPS機能付きのオフライン地図の用意が不可欠です。

銀行・ATM

金融システムは未発達です。ATMは主要都市にありますが、1回あたりの引き出し限度額が低く(約20万XOF程度)、手数料も高額です。また、スキミングのリスクがあるため、銀行内に設置されたカメラ付きATMのみを使用してください。カードはVisaが主流で、Mastercardは一部の銀行でのみ利用可能です。多額の現金を持ち歩く際は、複数に分けて隠し、一度に財布の中身を他人に見せないよう細心の注意を払ってください。

郵便・配送

郵便サービスは信頼性が低く、国外への配送には数週間から数ヶ月かかることがあります。重要な書類や荷物の送付には、DHLやFedExなどの国際クーリエサービスを利用してください。ワガドゥグ市内にオフィスがありますが、営業時間は不安定な場合があります。荷物の追跡機能があることを確認し、保険をかけることを忘れないでください。国内の物流網は治安悪化により分断されており、地方への配送は現在ほぼ不可能です。

電源・アダプター

電圧は220V、周波数は50Hzです。プラグタイプはヨーロッパ標準のC型またはE型(丸ピン2本)です。日本の100V専用家電は変圧器なしでは故障・発火の恐れがあります。慢性的な電力不足により計画停電や突発的な停電が日常的に発生するため、サージプロテクター(電圧安定器)付きの延長コードを使用しないと、精密機器が破損するリスクがあります。予備のバッテリーは常に満充電にしておくべきです。

洗濯サービス

高級ホテルにはランドリーサービスがありますが、非常に高額です。市内の洗濯代行店(Pressing)は安価ですが、乾燥が不十分で「マンゴー虫(ヒトヒフバエ)」の産卵リスクがあるため注意が必要です。洗濯物は必ず室内で干すか、高温のアイロンをかけて卵を死滅させる必要があります。自炊型の滞在でない限り、デリケートな衣類は持参せず、丈夫で手洗いしやすい素材の服を選ぶのが実用的です。

公衆トイレ

公共トイレはほぼ存在しません。中央市場やバス停に簡易的なものはありますが、衛生状態は劣悪で、感染症の温床となっています。外出前にはホテルで済ませるか、信頼できる高級ホテルのロビーやレストランのトイレを借りるのが鉄則です。トイレットペーパーは常備されていないことが多いため、常に携帯用パックを持参してください。水洗でない場合は、横のバケツの水を手桶で流すスタイルが一般的です。

主要都市ガイド

ワガドゥグ

Ouagadougou

15 危険

ブルキナファソの首都。行政と教育の中心ですが、近年はテロの直接的な標的となっています。特に高級ホテルや政府施設周辺での警戒は極めて厳重です。砂塵嵐「ハルマッタン」の影響を強く受け、視界不良になることがあります。

主な観光地:

ナショナル・ミュージアム, 職人村(Village Artisanal), 大聖堂

避けるべきエリア:

  • ・ワガ2000郊外
  • ・夜間の中央市場周辺
  • ・空港周辺の未舗装路

ベストシーズン: 11月〜1月(比較的涼しく乾燥している時期)

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ボボ・ディウラッソ

Bobo-Dioulasso

20 危険

第2の都市。豊かな水資源と緑に恵まれ、かつては西アフリカの音楽と文化の都でした。泥塗りのグランド・モスクが有名ですが、市内でも夜間の犯罪リスクが高まっており、外国人は日中も移動手段を限定すべきです。

主な観光地:

グランド・モスク, 旧市街(Sya), 文化会館

避けるべきエリア:

  • ・都市北部の未舗装地域
  • ・マリ国境へ向かう幹線道路
  • ・深夜のバーエリア

ベストシーズン: 12月〜2月

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クドゥグ

Koudougou

25 危険

織物産業と教育の街。ワガドゥグから西へ約100kmに位置し、比較的落ち着いた雰囲気を持っていましたが、最近は周辺部での武装勢力の目撃情報が増えています。市内の移動も最新の注意が必要です。

主な観光地:

織物工房, サバラ市場, 教育大学キャンパス

避けるべきエリア:

  • ・町外れの茂み
  • ・未照明の路地
  • ・孤立したガソリンスタンド

ベストシーズン: 11月〜1月

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バンフォラ

Banfora

10 危険

かつての観光拠点。カルフィゲラの滝やシンドゥの奇岩など自然豊かな地域ですが、現在は武装組織の活動圏内にあり、民間人の安全は全く保証されていません。検問が多発し、外国人は即座に身柄を拘束される恐れがあります。

主な観光地:

カルフィゲラの滝, シンドゥの奇岩, 砂糖キビ農園

避けるべきエリア:

  • ・観光スポット全域
  • ・コートジボワール国境付近
  • ・製糖工場周辺

ベストシーズン: (現在は渡航不可)

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ガワ

Gaoua

18 危険

ロビ族の文化の中心地。堅牢な土造りの家が特徴的ですが、周辺の金鉱山を狙った武装グループの活動により治安が不安定化しています。伝統文化の保護と治安維持のバランスが崩れつつあります。

主な観光地:

ロビ族文化博物館, 伝統的建築の村々, 金採掘エリア

避けるべきエリア:

  • ・非公式の金鉱キャンプ
  • ・密林地帯の未舗装路
  • ・国境沿いの小道

ベストシーズン: 12月〜1月

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交通詳細ガイド

国内線フライト

国内線は、フラッグキャリアの「Air Burkina(エール・ブルキナ)」がワガドゥグとボボ・ディウラッソ間を運航していますが、機材繰りや燃料不足により、遅延や欠航が常態化しています。陸路移動が極めて危険(テロ・IED・強盗)な現状において、都市間移動の唯一の現実的な選択肢となります。ただし、治安情勢により運航スケジュールが直前で変更されることが多いため、数日間の余裕を持った計画が必要です。予約はオンラインよりも、現地の航空会社カウンターで直接確認し、最新の情報を得ることが最も確実です。

鉄道・バス

旅客鉄道は現在、実質的に機能していません。かつてはアビジャン(コートジボワール)へ続く国際列車が走っていましたが、現在は貨物輸送が主体です。長距離バス(STAFやTSR社)は都市間を結ぶ主要な手段ですが、現在は武装勢力による道路封鎖や、対人・対車両地雷(IED)のリスクが非常に高いため、外国人の利用は自殺行為に等しいと警告されています。特に北部や東部へ向かう路線は、武装集団による乗客の選別(宗教や国籍の確認)が行われるケースがあり、絶対に使用しないでください。

レンタカー・配車サービス

レンタカーを外国人が自分で運転することは、道路状況と検問の多さ、そして治安リスクの観点から推奨されません。必ず「ドライバー付き」でのチャーターを行ってください。車両は四輪駆動車(4WD)が必須であり、予備の燃料、水、スペアタイヤを常備する必要があります。一部の高級ホテルや専門業者では防弾仕様の車両手配も可能ですが、非常に高額です。配車アプリはワガドゥグ市内で試験的に導入されることがありますが、信頼性や安全性の面で一般的ではなく、ホテル手配のタクシーを利用するのが最も安全です。

交通リスク評価

ブルキナファソにおいて、あらゆる陸上輸送は「極めて高い」リスクに分類されます。特に都市を繋ぐ幹線道路での路上強盗(Coupeurs de Route)や、武装勢力による待ち伏せ、即製爆発装置(IED)の脅威が現実的です。移動は可能な限り空路を選択し、陸路が避けられない場合は、日中のみ、かつ複数車両によるコンボイ(車列)を組み、現地治安当局の護衛や事前のルート偵察を行うことが必須条件となります。

都市別交通ガイド

Ouagadougou

地下鉄: なし

バス: SOTRACOが運営する市バスがありますが、非常に混雑し、スリが多発するため推奨されません。

タクシー: 「緑タクシー」と呼ばれる乗り合いタクシーが一般的。メーターはなく事前交渉制。個人利用はチャーターを強く推奨。

徒歩・自転車: 歩行は昼間のワガ2000地区など限定的。オートバイが多いため交通事故リスクが極めて高い。

費用目安: 乗り合いタクシー:300〜500 XOF、チャーター:1時間あたり3000〜5000 XOF。

大使館・長期滞在情報

在外公館ネットワーク

在ブルキナファソ日本国大使館

Embassy - Ouagadougou

住所: Parcelle 05 du lot n° 09 de la zone A, Section B du Secteur n° 15 Quartier Ouaga 2000, 01 BP 5560

電話: +226-25-37-65-06

管轄: Burkina Faso

緊急対応: 24時間対応(時間外は緊急連絡先へ転送)

在ブルキナファソ・フランス大使館

Embassy - Ouagadougou

住所: Avenue du Trésor, Ouagadougou

電話: +226-25-49-66-66

管轄: Burkina Faso

緊急対応: 24時間(フランス国民優先)

領事サービス

在ブルキナファソ日本大使館では、邦人の保護、旅券の発行、証明書の発行などの領事サービスを提供しています。全土に退避勧告が出ているため、新規の渡航者に対しては厳重な警告を行い、滞在者には定期的な安否確認を行っています。緊急事態発生時の避難支援が主業務となっており、一般の観光支援は行っていません。窓口を訪れる際は、事前の電話予約が必須です。また、周辺国(マリなど)の情勢についても情報収集を行っており、広域的な安全情報のハブとしての役割を果たしています。

長期滞在ビザ

長期滞在(90日以上)には滞在許可証(Carte de séjour)の取得が必要ですが、現在の情勢下で民間人が長期滞在許可を得ることは極めて困難であり、推奨されません。主に政府関係者、国際機関職員、認定NGO職員のみが対象となります。申請には、犯罪経歴証明書、健康診断書、雇用証明書(または公的な活動証明)が必要です。手続きは不透明で時間がかかり、賄賂を要求される場面もあります。法改正により外国人の監視が強まっているため、オーバーステイは厳罰の対象となります。

リモートワーク・デジタルノマド

デジタルノマドとしての滞在は、以下の理由から「不可能に近い」と判断されます。1. 頻繁な停電とインターネットの遮断。 2. 外国人が長時間カフェ等でパソコンを開くことによる誘拐・強盗ターゲット化。 3. ビザ制度がリモートワークを想定していない。 4. テロ対策の一環として、不審な通信や活動に対する当局の監視が非常に強い。 5. 高額な安全確保コストがリモートワークのメリットを打ち消す。通信環境と安全性の両面で、リスクがベネフィットを大きく上回ります。

ビジネスビザ

ビジネス目的の渡航には、現地企業やパートナーからの正式な招待状が必要です。e-Visa(visaburkina.bf)での申請が基本となりますが、投資や経済協力などの明確な目的が示されない場合、発給が拒否されることがあります。また、鉱山関係のビジネスは武装勢力の標的になりやすいため、渡航前に専門のセキュリティコンサルタントによるリスク評価を受けることが強く推奨されます。現地でのビジネス会議も、警備の行き届いた場所(指定ホテル内など)で行い、移動手段も厳重に管理する必要があります。

推奨防犯装備

衛星電話(Thuraya/Iridium)

必須

通信機器

テロや暴動時には地上波ネットや携帯網が遮断されます。全土で通信可能な衛星電話は、生存報告と救助要請の生命線となります。

トラウマキット(止血帯入り)

必須

衛生用品

爆発事案や銃撃戦に備え、CAT止血帯、止血ガーゼ、チェストシールを含む医療キット。一般の救急箱では不十分な出血に対応します。

防弾・防刃ベスト(IIIA以上)

推奨

防犯グッズ

都市部でも銃撃やテロのリスクがあるため、服の下に着用できるソフトアーマー。目立たないことが重要であり、防犯性を高めます。

ポータブルドアジャマー

推奨

防犯グッズ

ホテルの客室への侵入を防ぐ物理的ロック。誘拐や強盗のリスクが高い地域での宿泊時、内側からドアを強化するために使用します。

オフラインマップとGPS端末

推奨

通信機器

ネット環境が不安定なため、事前にダウンロードした地図と独立したGPS。逃走ルートの確認や、現在地の正確な把握に必須です。

大容量モバイルバッテリー(ソーラー対応)

必須

通信機器

停電が頻発するため、数日間の充電を賄える20000mAh以上のモデル。ソーラーパネル付きなら長期の避難生活にも対応可能です。

マネーベルト(複数分散)

推奨

防犯グッズ

現金を身体の複数箇所に隠すための薄型ベルト。路上強盗に遭遇した際、差し出す用と隠す用を分けることで全財産を失うのを防ぎます。

タクティカルフラッシュライト

推奨

防犯グッズ

高光度で暴漢の目を眩ませる機能を持つライト。夜間の移動だけでなく、突然の停電や避難時の視界確保に役立ちます。

旅行者タイプ別ガイド

女性旅行者向けガイド

ブルキナファソにおいて、女性の単独渡航は現在「極めて危険」であり推奨されません。テロや誘拐のリスクに加え、女性は性犯罪やハラスメントの標的になりやすいとされています。服装については、イスラム教徒が多い社会背景を考慮し、肩や膝を露出させない保守的な服装(ロングスカートやゆったりとしたズボン)が必須です。現地男性からの過度なアプローチを避けるため、左手の薬指に指輪をはめて既婚を装うことも一つの対策です。夜間の外出は一切控え、移動は必ず信頼できる機関が手配した車両を利用してください。また、見知らぬ人物からの食事の誘いや車への誘いには、毅然とした態度で断る必要があります。自身の安全を確保するため、常に信頼できる知人や大使館に居場所を知らせるようにしてください。

LGBTQ+旅行者向けガイド

ブルキナファソでは、LGBTQ+の方々に対する社会的・法的な環境は極めて厳しいものです。2025年に同性愛を犯罪化する法律が採択されており、同性間での性的行為やその推奨は懲役刑の対象となります。社会全体としても同性愛はタブー視されており、公の場での愛情表現は、暴行や逮捕を招く直接的な原因となります。滞在する場合は、自身のセクシュアリティを完全に秘匿し、異性の友人同士として振る舞うことが生存に関わる重要な防御策となります。SNS上の投稿も当局の監視対象となる可能性があるため、注意が必要です。LGBTQ+向けのイベントやコミュニティは存在せず、発覚した際の法的・身体的保護は一切期待できません。渡航自体を強く自制すべき状況です。

家族・シニア旅行者向けガイド

家族連れ(特に子供)や高齢者のブルキナファソ渡航は、現在「極めて不適切」です。医療インフラは脆弱で、急病や負傷時の高度な治療は期待できず、先進国への緊急移送が必要となりますが、治安悪化により移送自体が遅延するリスクがあります。また、子供を連れた移動は、テロや誘拐、事故発生時の迅速な避難を著しく困難にします。過酷な気候(極度の乾燥と猛暑)は高齢者の身体に多大な負担をかけ、脱水症状や熱中症のリスクを増大させます。観光資源は事実上閉鎖されており、移動は武装勢力の脅威にさらされるため、教育的・レジャー的価値をリスクが大きく上回ります。人道支援等の不可避な公務でない限り、家族や高齢者を同行させるべきではありません。

安全に関するよくある質問

ワガドゥグ市内は歩けますか?

昼間のワガ2000地区等を除き、原則として推奨されません。ひったくりや強盗のリスク、そして誘拐の標的になるリスクがあるため、移動は必ず車を利用してください。

テロ組織はどこで活動していますか?

北部、東部、西部が主な活動圏ですが、首都ワガドゥグやボボ・ディウラッソでも襲撃事件が発生しており、事実上「全土」がテロの脅威にさらされています。

夜外出してもいいですか?

絶対に避けてください。街灯が少なく、武装強盗や拉致のリスクが急増します。信頼できる車両での移動であっても、夜間の移動は最小限に留めるべきです。

誘拐を避けるにはどうすればいいですか?

行動パターンを固定化しないことが重要です。毎日同じ時間に同じルートを通らない、信頼できない人物に旅程を教えない、SNSにリアルタイムで投稿しない等の対策を徹底してください。

検問での対応で注意することは?

高圧的な態度は厳禁です。笑顔で挨拶し、要求された書類(パスポート、イエローカード)を提示してください。不審な金銭要求には毅然と断るか、領収書を求めてください。

写真撮影で逮捕されますか?

はい、可能性があります。大統領府、軍施設、警察、空港、橋の撮影は厳禁です。人物を撮る際も許可が必要です。カメラは目立たないように携行してください。

武装した兵士がたくさんいますが?

現在の治安情勢から、主要都市や検問所には多くの軍・警察が配備されています。彼らの指示には速やかに従い、不審な動き(急にポケットに手を入れる等)を避けてください。

デモを見かけたらどうすればいいですか?

近づかないでください。平和的なデモであっても、突発的に暴力化したり、治安当局による鎮圧(催涙ガスや発砲)が行われたりするリスクがあります。

緊急時に日本大使館は助けてくれますか?

可能な限りの保護活動を行いますが、退避勧告が出ている状況では大使館員の移動も制限されており、物理的な救出が困難な場合もあります。自己責任の原則が強く求められます。

強盗に遭ったらどうすべきですか?

抵抗しないでください。命が最優先です。要求された金品を渡し、犯人の顔を直視せず、速やかに立ち去るよう促してください。後で警察と大使館に届け出ます。

実用的なよくある質問

イエローカードは必要ですか?

必須です。入国時に黄熱予防接種証明書の提示が求められます。接種後10日以上経過している必要があります。

水道水は飲めますか?

飲めません。必ずミネラルウォーターを飲用し、歯磨きや洗顔にも注意してください。氷入りの飲料も避けるべきです。

マラリアの薬は必要ですか?

強く推奨されます。全土でマラリアのリスクが高いため、予防薬の服用と、蚊に刺されないための徹底的な対策(防虫剤、長袖着用)が必要です。

クレジットカードはどこで使えますか?

ワガドゥグ市内の高級ホテルや一部の外資系スーパーに限られます。市場や一般的なタクシー、レストランでは一切使えません。

停電は多いですか?

非常に多いです。特に暑い時期は電力需要が逼迫し、毎日数時間の計画停電が発生します。懐中電灯とモバイルバッテリーは必須です。

英語は通じますか?

ほとんど通じません。公用語はフランス語です。高級ホテル以外では英語でのコミュニケーションは困難です。

WiFi環境はどうですか?

限定的です。高級ホテルにはありますが速度は遅いです。現地の4G SIMカードを購入してデザリングするのが最も確実です。

ユーロ以外の外貨は使えますか?

米ドルも一部で両替可能ですが、ユーロが最も有利なレートで広く受け入れられます。日本円の両替は不可能です。

移動手段はどう確保すべきですか?

ホテルのレセプションを通じて、信頼できるタクシーや専属ドライバーを手配してください。流しのタクシーは避けるのが安全です。

日曜日に店は開いていますか?

多くの店が閉まります。スーパーなどは開いていることがありますが、事前に必要な物資を購入しておくことをお勧めします。

ブルキナファソの治安に関するよくある質問

ブルキナファソの治安は良い?悪い?

治安は極めて悪く、世界で最もテロの脅威が深刻な国の一つです。2025年現在、国土の約4割がイスラム過激派の支配下にあり、政府の統治が及んでいません。大規模な虐殺や武力衝突が常態化しており、日本の外務省も全土に対して最高レベルの「退避勧告」を発出しています。観光やビジネスを問わず、渡航できる状態ではありません。

ブルキナファソで危険な地域はどこ?

全土が極めて危険ですが、特にマリやニジェールと国境を接する北部、サヘル地方、東部、ブークルドゥムフン地方、中北部地方は「戦場」と言える状態です。これらの地域ではテロ組織による民間人への無差別攻撃や誘拐、地雷被害が多発しています。首都ワガドゥグであってもテロの標的となるリスクが非常に高く、安全な場所は存在しません。

ブルキナファソ旅行はやばい?本当に行って大丈夫?

現状、ブルキナファソへの旅行は「やばい」という言葉では足りないほど致命的に危険です。外国人、特にアジア人は身代金目的の誘拐の標的になりやすく、主要都市間の陸路移動も武装勢力による待ち伏せや爆破事件が頻発しているため不可能です。どのような理由があっても渡航は推奨されず、命を落とすリスクが極めて高いことを認識すべきです。

ブルキナファソは女性一人でも怖くない?

女性一人旅は「怖い」以前に、絶対に不可能です。外国人女性は武装勢力による誘拐、性的暴行、拘束の格好の標的となります。現地の治安機関も十分に機能しておらず、助けを求めることも困難です。SNS上の古い情報や一部の楽観的な意見を信じて渡航することは、極めて凄惨な事件に巻き込まれるリスクを招くため、決して検討しないでください。

ブルキナファソでスリに遭わないための対策は?

一般的なスリへの対策を考える次元を超えた治安状況です。都市部では武装集団による強盗や車両奪取が頻発しており、身の回りの品を盗まれるだけでなく、命の危険が常に伴います。金品を狙った軽犯罪よりも、外国人そのものを「商品」として扱う組織的な誘拐への警戒が必要ですが、個人で防げるレベルを超えているため、渡航中止が唯一の対策です。

ブルキナファソで多い詐欺の手口は?

公権力を装った詐欺が横行しています。警察官や軍人を装い、偽の検問所で不当な罰金や賄賂を要求するケースが典型的です。また、軍事政権下の混乱に乗じ、スパイ容疑をかけて金銭をゆすり取るトラブルも報告されています。しかし、これら詐欺行為以上に、武力による脅迫やテロ組織による拉致被害が圧倒的に多いため、最大限の警戒が必要です。

ブルキナファソで日本人が巻き込まれやすい犯罪は?

最も懸念されるのは「身代金目的の誘拐」です。テロ組織は外国人の身代金を活動資金源としており、日本人を含む外国人は非常に価値の高いターゲットとみなされます。その他、武装集団によるカージャックや、深夜の住宅・ホテルへの侵入強盗も多発しています。日本人が安全に滞在できる環境は現在、国内のどこにも整っていないのが実情です。

ブルキナファソ旅行で注意すべきことは?

最大の注意点は「いかなる理由があっても入国しないこと」です。万一入国した場合、軍事施設や宗教施設、外国人が集まるホテルはテロの標的となりやすいため、絶対に避けるべきです。また、陸路での移動は地雷や伏撃のリスクから厳禁です。軍事政権下で情報の監視が強化されており、写真撮影や政治的発言が拘束に繋がる点にも注意が必要です。

ブルキナファソで起こりやすいトラブルは?

クーデター未遂や突発的な軍事衝突に巻き込まれるトラブルが頻発しています。また、主要都市間の幹線道路が封鎖され、食料や燃料の補給が途絶えることも珍しくありません。現地の通信環境も制限されることがあり、外部との連絡が取れなくなるリスクもあります。政府の統制が及ばない地域に入り込み、武装勢力に拘束されるトラブルは絶望的な結果を招きます。

ブルキナファソで被害に遭ったらどうする?

被害に遭った場合、直ちに在ブルキナファソ日本国大使館(+226 25 37 65 06)へ連絡すべきですが、国土の4割が統治不能なため、救出活動は極めて困難です。現地の警察や病院も正常に機能していない地域が多く、期待できる支援は極めて限定的です。被害を未然に防ぐ唯一の方法は、外務省の勧告に従い、絶対に渡航しないことです。

ブルキナファソの治安詳細

ブルキナファソの治安概要

ブルキナファソの治安は、世界で最もテロ被害が深刻なレベルにあります。2025年現在、イスラム過激派組織(JNIMやISGS)が国土の約4割を実質的に支配しており、政府の統治が及んでいません。日本の外務省は全土に対して「レベル4:退避してください。渡航はやめてください」という最高度の危険情報を発出しています。軍事暫定政権下で治安回復が図られていますが、民間人を狙った大規模なテロや虐殺が常態化しており、一般的な観光やビジネス目的での渡航が可能な状態ではありません。

ブルキナファソは危険?やばい?

「ブルキナファソは危険?やばい?」という問いに対しては、文字通り「世界で最も危険な国の一つ」と回答せざるを得ません。テロ組織による襲撃だけでなく、外国人(特に欧米人やアジア人)を狙った身代金目的の誘拐が極限まで高まっています。2024年には数百人が犠牲となるテロが発生し、軍内部の不満によるクーデター未遂も相次いでいます。主要都市を繋ぐ陸路は地雷や武装集団の待ち伏せにより分断されており、一度入国すれば自力での安全確保は不可能な、極めて「やばい」状況です。

ブルキナファソは怖い?一人旅でも大丈夫?

「怖い」と感じるのは極めて正常な感覚であり、女性の一人旅や一般の観光客が訪れることは絶対に不可能です。外国人であること自体が誘拐や殺害のターゲットになるリスクを伴います。特に女性一人での行動は、武装勢力による拉致や凄惨な暴力に巻き込まれる可能性が極めて高く、現地の警察や軍も守ってくれる保証はありません。SNSやガイドブックの古い情報を信じるのは非常に危険です。どのような事情があっても、現在のブルキナファソへ渡航することは命を捨てる行為に等しく、絶対に避けるべきです。

スリ・詐欺・犯罪の実態

ブルキナファソにおける犯罪は、一般的な「スリ」や「詐欺」の次元を超えています。最も深刻なのはイスラム過激派による組織的な誘拐、公開処刑、および即席爆発装置(IED)による爆破テロです。都市部では、軍や警察を装った武装集団による車両強奪(カージャック)や、深夜の住居侵入強盗が多発しています。詐欺についても、官憲が不当な理由で賄賂を要求するケースや、偽の検問所での金銭要求が横行しています。スリ等の軽犯罪も発生していますが、それ以上に命を狙われる凶悪犯罪が圧倒的な脅威となっています。

地域別の危険度

ブルキナファソ全土がレベル4(退避勧告)ですが、特に北部、サヘル地方、東部、中北部、ブークルドゥムフン地方は「戦場」そのものです。サヘル地方は過激派の本拠地で、ジボ等の都市は長期間包囲されています。東部は国立公園に潜伏する武装勢力の無法地帯で、ベナンやニジェールへの密輸路となっています。北部や中北部はマリ国境からの越境攻撃が激しく、バルサロゴなど民間人への無差別虐殺が最も激化しているエリアです。マリやニジェールとの国境地帯は完全に統治権が失われており、立ち入れば生還は絶望的です。

ブルキナファソ旅行で注意すべきポイント

最大の注意点は「いかなる理由があっても入国しないこと」です。万一、隣国から陸路で入国しようとする場合、国境付近はほぼ例外なく武装勢力の支配下にあり、即座に拘束・殺害される恐れがあります。首都ワガドゥグ市内であっても、ホテルやレストランなどの外国人が集まる場所はテロの標的になりやすく、常に監視されていると考えるべきです。また、軍事政権下で情報の監視が強まっており、不用意な写真撮影や政治的発言はスパイ容疑で拘束されるリスクがあります。陸路移動は地雷のリスクから厳禁です。

よくあるトラブル事例

2024年に中北部地方のバルサロゴで発生したテロでは、塹壕を掘っていた数百名の民間人が武装集団に虐殺されました。また、主要都市カヤとワガドゥグを結ぶ幹線道路であっても、武装集団によるバスの襲撃や乗客の拉致が頻発しています。過去にはNGO職員や外国人ジャーナリストが誘拐され、数年間にわたり拘束されたり、最悪の結果を招いたりした事例も枚挙に暇がありません。軍事クーデター未遂に伴う突発的な戦闘や、デモ隊と治安部隊の衝突に巻き込まれるトラブルも日常的に発生しています。

被害に遭った場合の対応

被害に遭った場合、現地の警察機能が崩壊している地域が多いため、警察に頼ることは困難です。首都ワガドゥグには在ブルキナファソ日本国大使館がありますが、国土の大部分が政府の統制外にあるため、誘拐やテロに巻き込まれた際の救出活動には極めて大きな制約があります。被害に遭った直後に連絡が可能であれば、直ちに大使館へ連絡し指示を仰ぐべきですが、現場に救出部隊が派遣される保証はありません。日本政府も「いかなる目的であれ退避」を勧告しており、自己責任の範囲を完全に超えています。

データソース

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