総合評価
アフリカで最も安全な国の一つですが、首都プライアの一部地区や観光地での窃盗・強盗には注意が必要です。警察の質は高く、民主主義の成熟度も治安の安定に寄与しています。2024年の犯罪率低下は好材料ですが、経済格差を背景とした軽犯罪が依然として残っているため、都市部での防犯対策が鍵となります。
身体的安全 (B+)
西アフリカで最も低い殺人率を誇りますが、首都プライアやサン・ヴィセンテ島、サル島といった都市部では強盗やひったくりが頻発しています。特に夜間や照明の少ない場所での単独歩行はリスクが高く、2024年の統計では改善傾向にあるものの、観光客を狙った金銭目的の犯罪には依然として十分な警戒が必要です。
医療・衛生 (B)
2024年にWHOからマラリア根絶の認定を受けるなど、衛生面での進歩が著しいです。一方で、医療設備は首都やミンデロを除いて限定的であり、重症時には国外搬送が必要になるケースもあります。ボトル入りの水の使用や、雨季のデング熱予防などの基本的な健康管理が求められるため、B評価としています。
詐欺・スリ (B-)
観光地サル島やプライアの市場では、自称ガイドによる不当な料金請求や、タクシーのぼったくり、両替詐欺などが報告されています。西欧諸国ほど手口は巧妙ではありませんが、親切を装って近づく人物には注意が必要です。事前交渉と正規サービスの利用を徹底すれば、被害の多くは防ぐことが可能なレベルです。
テロリスク (A)
過去にテロ事件の発生はなく、過激派組織の活動も確認されていません。政治的にも極めて安定しており、西アフリカ地域では最もテロリスクが低い国の一つとみなされています。欧米諸国の勧告では一般的な脅威への言及はありますが、具体的な脅威情報は存在せず、旅行者が過度に心配する必要はないレベルです。
最新インテリジェンスレポート
カーボベルデは西アフリカにおいて最も安定した民主主義国家であり、治安は概ね良好に保たれています。2025年の最新リスクマップでも治安リスクは「低い」と評価され、2024年の国内犯罪発生件数は前年比約10%減少しました。しかし、首都プライアの一部地域や、観光客が集中するサル島のサンタ・マリアなどでは、スリ、ひったくり、夜間の強盗被害が依然として報告されています。特にプライアの旧市街を繋ぐ階段(Hillside staircases)での待ち伏せ強盗には注意が必要です。全体として、夜間の単独行動を控え、適切な防犯意識を持って行動すれば、非常に安全に観光を楽しむことができる国です。経済状況の改善と警察の近代化により、今後も治安の安定が期待されています。
背景分析
カーボベルデの治安の基盤は、アフリカ随一の政治的安定性と民主的な統治機構にあります。2025年には世界銀行により「高中所得国」に格付けされ、観光業がGDPの25%を占める観光依存型経済へと成長を遂げています。このため、政府は「Cidade Segura(安全な街)」計画のもと、監視カメラの設置や警察の増員など、治安維持に多額の投資を行っています。社会背景としては、若年層の失業率が依然として10%を超えており、これが都市部での軽犯罪や強盗の要因となっています。特に首都プライアでは、都市化に伴う貧富の差が顕著であり、郊外のスラム地区(Tira Chapéu等)周辺でのギャング活動が限定的ながら見られます。しかし、これらは市民や旅行者を組織的に狙うものではなく、多くは金銭目的の衝動的な犯行です。通貨エスクードがユーロにペッグされているため、近隣諸国のようなハイパーインフレや経済混乱に伴う暴動のリスクも極めて低いです。2026年には大統領選挙と国会議員選挙が予定されており、一時的な政治集会が発生する可能性がありますが、過去の例を見ても暴力的な事態に発展する懸念はほとんどありません。
重要ポイント
- 2024年にWHOからマラリア・フリー(根絶)の認定を受けた。蚊媒介疾患の懸念が大幅に減少。
- 首都プライアの「階段(Hillside staircases)」は夜間強盗の温床。必ず道路を利用すること。
- 観光の中心地サル島は、全国的な犯罪減少傾向に反して、犯罪が増加傾向にある唯一の島。
- 国家警察(PN)は腐敗が少なく、外国人に対しても丁寧な対応を行う信頼できる組織。
- 2026年の選挙期間中は、平和的だが混雑する政治集会を避けるべき。
- ユーロがそのまま使える場所が多いが、現地通貨(CVE)への両替が最も経済的。
- 8月から10月の雨季には、都市部でもインフラの脆弱さから激しい鉄砲水(洪水)が発生する。
- 日本人を含むアジア人は、多額の現金を持つ商店主や富裕な旅行者と誤認されやすい。
- タクシーにメーターはないため、乗車前に必ず目的地までの料金を交渉する必要がある。
- 孤立したビーチでの泳ぎや日没後の滞在は、窃盗や強盗のリスクが高い。
各国政府の渡航情報
| 情報源 | 警戒レベル |
|---|---|
| 日本外務省 | レベル1:十分注意してください |
| 米国国務省 | Level 1: Exercise Normal Precautions |
| 英国外務省 | Normal precautions |
| カナダ政府 | Exercise a high degree of caution |
| ドイツ外務省 | Normal precautions |
| フランス外務省 | Vigilance renforcée |
地域別リスク評価
サンティアゴ島(プライア)
警戒が必要な地域リスク国内で最も犯罪率が高く、スリ、強盗、ギャングの抗争が報告されています。特に夜間の独り歩きや、特定の階段エリア、郊外の貧困地区は危険です。
サル島(サンタ・マリア)
注意が必要なリゾート地リスク観光客の急増に伴い、スリや置き引き、タクシーのぼったくりが増加しています。ビーチでの荷物放置や、夜間のリゾート外への外出に注意してください。
サン・ヴィセンテ島(ミンデロ)
夜間の警戒が必要リスク文化の中心地ですが、港周辺や夜間の路地では窃盗被害が報告されています。カーニバル期間などの混雑時はスリが多発します。
ボア・ヴィスタ島
概ね安全リスクリゾートエリア内は非常に安全ですが、孤立したビーチや未舗装路での単独行動は、稀に強盗被害に遭う可能性があるため避けるべきです。
フォゴ島(火山周辺)
自然災害に注意リスク犯罪率は極めて低いですが、活火山のフォゴ山登山時は当局の指示とガイドの同伴が必須です。火山活動の推移に留意してください。
サント・アンタン島
非常に安全リスク国内で最も治安が良い島の一つです。ハイキング中の強盗リスクはゼロではありませんが、地元住民は非常に友好的で協力的です。
マイオ島
非常に安全リスク観光客が少なく、犯罪はほとんど報告されていません。非常に静かな島ですが、医療設備が極めて限られている点に注意が必要です。
ブラヴァ島
非常に安全リスク孤立した島で犯罪は稀です。主なリスクは海上の荒れによるフェリーの欠航であり、移動スケジュールの管理に注意が必要です。
国内安全マップ
カーボベルデ全体としてはアフリカで最も安全な部類に入りますが、サンティアゴ島のプライアとサル島には警戒を集中させるべきです。島ごとの治安格差が激しく、サント・アンタン島やフォゴ島では鍵をかけずに外出できるほど平和な地域もありますが、プライアでは都市型の犯罪(強盗・窃盗)が確立されています。2024年の警察統計が示す通り、犯罪は減少傾向にありますが、それは警察の取り締まり強化の結果であり、リスクそのものが消滅したわけではありません。旅行者は「夜間はタクシー移動」「貴重品を隠す」「階段を避ける」という3つの基本を守るだけで、被害を劇的に減らすことができます。
政治・商業の中心地。日中は安全ですが、夜間は照明が少なく、人通りが途絶えると強盗のリスクが高まります。
リスク: 夜間強盗, スリ, ひったくり
島内最大の市場。常に混雑しており、外国人観光客を狙ったスリや集団による盗難が非常に多発しています。
リスク: 組織的なスリ, 置き引き, 注意逸らし詐欺
最大の観光拠点。警察のパトロールが手厚く、夜間も比較的歩きやすい。ただしビーチでの窃盗には注意。
リスク: ビーチでの置き引き, 自称ガイド詐欺
港湾エリアと市場。日中は活気がありますが、夜間は怪しい人物が徘徊することがあり、警戒が必要です。
リスク: 夜間ひったくり, 物乞いのつきまとい
高級住宅地と大使館街。治安は良い方ですが、夜間に徒歩で移動する外国人を狙った強盗が報告されています。
リスク: 夜間の路上強盗, 車上荒らし
犯罪リスクは皆無に等しいですが、火山活動と厳しい自然環境に対する安全確保が必要です。
リスク: 火山活動, 遭難リスク
北部の美しいビーチリゾート。プライアに比べて非常にのんびりしており安全ですが、夜間のビーチは注意。
リスク: キャンプ中の窃盗
リゾートホテルが並ぶエリア。民間警備員が多く配置されており、非常に安全に過ごせます。
リスク: ホテル外の無人地帯での迷子
空港近くの生活拠点。観光地ではないため、夜間に見慣れない外国人が歩いていると狙われやすいです。
リスク: 強盗, タクシーぼったくり
ハイキングコース。犯罪は極めて稀ですが、単独での遭難や崖崩れ、稀に発生する金品要求に注意。
リスク: 落石・滑落, 孤立した場所での強奪
プライア郊外の貧困層居住区。ギャングの拠点があり、警察による特別作戦も行われるため近づかないこと。
リスク: ギャング間の暴力, 凶悪強盗, 麻薬関連犯罪
静かなビーチが続く島。犯罪率は極めて低く、リラックスした滞在が可能です。唯一の懸念は医療施設の欠如。
リスク: 医療アクセスの困難
中心部の広場周辺。日中は安全ですが、物乞いや自称ガイドのつきまといが多く、夜間は警戒が必要です。
リスク: つきまとい, ひったくり
上下の街を繋ぐ階段。死角が多く、夜間の強盗が最も多発するスポットの一つ。絶対に利用しないこと。
リスク: 待ち伏せ強盗, 暴行
島の玄関口。人々は親切で治安は良好。フェリー到着時のタクシー勧誘が激しい程度です。
リスク: 強引な客引き
犯罪・治安情報
犯罪統計
スリ・窃盗
リスク: 4/5多発エリア: プライアのスクピラ市場, サンタ・マリアのビーチ周辺, ミンデロの港と市場, 各都市の公共バス内
手口:
- 複数人による注意逸らし(一人が話しかけ、もう一人が盗む)
- ビーチに置いた荷物の持ち去り
- 混雑した場所でのカッティング(バッグを切り裂く)
対策:
- 貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、必要最小限の現金のみ持ち歩く
- バッグは常に体の前に抱え、ファスナーを手で押さえる
- 歩きスマホを避け、周囲の状況に常に気を配る
2024年の統計では全国的に13.4%減少したが、依然として外国人旅行者の被害で最も多い犯罪。
強盗
リスク: 3/5多発エリア: プライアの丘陵地にある公共階段, 照明の少ない夜間の裏通り, 都市部郊外の住宅地, 日没後の孤立したビーチ
手口:
- 夜間に数人でターゲットを取り囲み、ナイフやマチェテで脅す
- 人通りの少ない階段で待ち伏せし、すれ違いざまに襲撃する
- 単独の歩行者を背後から羽交い締めにして金品を奪う
対策:
- 夜間はたとえ短距離でも必ず信頼できるタクシーを利用する
- 万が一遭遇した場合は決して抵抗せず、所持品を渡して身の安全を確保する
- 見知らぬ人物から「近道がある」と誘われても絶対についていかない
2024年は前年比12.5%減少。武器を使用した強盗は39%以上減少と大幅な改善を見せている。
詐欺
リスク: 2/5多発エリア: サル島の観光メインストリート, 主要空港の到着ロビー外, プライアの港周辺, 主要なATM付近
手口:
- 「無料ガイド」を装い案内した後、法外な料金を請求する
- タクシーのメーター不使用による到着時の過剰請求
- ATM操作中に親切を装って近づき、カード情報を盗み見る
対策:
- タクシー乗車前に必ず行き先と料金を確認し、合意してから乗る
- ガイドはホテルや正規の旅行代理店を通じて手配する
- ATMは銀行の建物内に設置されているものを利用し、周囲を警戒する
暴力性は低いが、観光客が日常的に直面しやすいリスクである。
凶悪犯罪
リスク: 2/5多発エリア: プライアの特定のスラム地区, 深夜のナイトクラブ周辺, ギャングの影響下にある郊外地域
手口:
- ギャング間の対立による銃器や刃物を用いた抗争
- 強盗が暴力に発展するケース
- 深夜の口論から発生する暴行事件
対策:
- 現地住民が避けるべきだと言う地域には絶対に近づかない
- 夜間の行動範囲を主要な観光エリアとホテル周辺に限定する
- トラブルに巻き込まれそうになったら速やかにその場を離れる
殺人事件は2024年に前年比20.5%減少。全国で31件とアフリカ内では極めて低い水準。
traffic_accident
リスク: 3/5多発エリア: 都市部の石畳の道路, 地方の未舗装路, 夜間の街灯がない幹線道路
手口:
- アルゲル(ミニバン)の過積載とスピード出し過ぎ
- 飲酒運転や無謀な追い越しによる衝突
- 夜間の動物や歩行者の飛び出し
対策:
- 夜間の運転は避け、信頼できるタクシーや正規のツアー会社を利用する
- シートベルトを必ず着用し、安全運転を心がける
- アルゲルを利用する際は、極端に古い車両や運転が荒いものを避ける
治安犯罪よりも負傷するリスクが高い「隠れた危険」として注意が必要。
健康・医療情報
ワクチン情報
カーボベルデ入国には、黄熱リスク国を経由する場合を除き、必須の予防接種はありません。しかし、アフリカ特有の衛生環境を考慮し、A型・B型肝炎、破傷風、タイフイドなどの推奨接種を受けることが強く望まれます。2024年にWHOからマラリア・フリー(根絶)の認定を受けたため、マラリア予防薬の携行は原則不要となりましたが、最新の渡航ルート(近隣アフリカ諸国経由など)に基づく確認を推奨します。出発の少なくとも4〜6週間前にはトラベルクリニックに相談し、自身の健康状態に合わせた接種計画を立ててください。
| ワクチン | 必須/推奨 | 備考 |
|---|---|---|
| 黄熱病 | 必須 | 黄熱リスク国から入国、またはそれらの国で12時間以上の乗り継ぎがある1歳以上の渡航者は、イエローカードの提示が必須です。日本から欧州経由の場合は原則不要ですが、ルートにより確認が必要です。 |
| A型肝炎 | 推奨 | 衛生状態が不十分な地域での食事や長期滞在を予定している場合に強く推奨されます。数回の接種が必要なため、出発数ヶ月前からの計画が必要です。 |
| B型肝炎 | 推奨 | 医療処置、事故、血液接触によるリスクを考慮し、中長期滞在者に推奨されます。 |
| 破傷風 | 推奨 | 屋外活動や離島でのハイキングを予定している場合に推奨。怪我をした際の感染を防ぎます。 |
| 傷寒(タイフイド) | 推奨 | 飲食物を介した感染リスクがあるため、地方部への訪問や長期滞在時に推奨されます。 |
| 狂犬病 | 推奨 | 野犬やコウモリとの接触の可能性がある場合に検討してください。特に地方部での活動時に注意が必要です。 |
健康リスク
2024年にマラリア根絶が認定されましたが、デング熱やジカ熱などの蚊媒介感染症は、特に8月から10月の雨季に都市部で散発的に発生します。蚊帳や忌避剤の使用による防蚊対策が不可欠です。また、2024年末には英国からの帰国者にシゲラ菌(赤痢)感染が報告されており、飲食物の衛生管理には細心の注意が必要です。水道水の飲用は避け、必ずボトル入りの水を使用してください。また、狂犬病のリスクも排除されていないため、野犬などには不用意に近づかないでください。地方部では衛生インフラが限られており、下痢症のリスクも存在します。
医療施設
首都プライアとミンデロには国内最大規模の公立病院が存在しますが、医療設備は基本的で高度な治療には限界があります。地方部や離島では医療水準がさらに低く、重症時は欧州や近隣国への緊急移送が必要になる場合があります。医師の多くはポルトガル語を話し、英語が通じるスタッフは限られています。日本語対応が可能な施設は存在しません。公立・私立を問わず、外国人は通常「現金での先払い」を求められるため、高額な医療費や緊急移送費をカバーできる十分な補償額の海外旅行保険への加入が必須です。常備薬の携行も強く推奨されます。
入国・ビザ情報
ビザ要件: 日本国籍者は、2023年末より30日以内の観光目的の滞在に限りビザ(査証)が免除されています。ただし、ビザなし入国であっても、出発の5日前までにオンライン事前登録システム(EASE)での登録と、空港保安税(TSA、約3,400 CVE/約31ユーロ)の支払いが義務付けられています。この登録を怠ると入国時にトラブルとなる可能性があるため、必ず事前に公式サイトから手続きを完了させてください。商用や長期滞在の場合は、別途適切な査証取得が必要です。
パスポート有効期限
カーボベルデ入国時に、パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あることが求められます。また、入国審査時のスタンプ押印のために、査証欄に少なくとも1ページ以上の余白が必要です。残存期間が不足している場合は、航空機への搭乗を拒否されることもあるため、事前に必ず確認してください。
持ち込み禁止・制限品
アルコールは1リットル、タバコは200本までの持ち込みが許可されています。違法薬物、武器、わいせつ物の持ち込みは厳格に禁止されています。処方薬を持ち込む際は、トラブルを避けるために英語またはポルトガル語の処方箋(または診断書)を携行することが推奨されます。外貨の持ち込み制限は特にありませんが、多額の現金を所持している場合は申告が必要になる場合があります。
緊急連絡先
時間帯別安全情報
早朝
安全夜明けとともに市場や交通機関が動き出し、活気がありますが、人通りがまだ少ない時間帯の裏通りは注意が必要です。ジョギングや散歩は、ビーチや主要道路などの明るい場所を選べば概ね安全です。ただし、プライアなどの都市部では、早朝の静けさを突いたひったくりが稀に発生します。
安全な活動:
- ・ビーチでの日の出鑑賞
- ・主要道路沿いの散歩
- ・朝市の見学
避けるべきエリア:
- ・照明の乏しい路地
- ・人気のないビーチの端
交通: 主要な通りでタクシーを拾うか、ホテルの配車を利用してください。
日中
安全最も安全な時間帯です。主要な観光地、市場、ショッピングエリアは多くの人で賑わい、警察のパトロールも頻繁に行われています。ただし、スリやひったくりのリスクは常に存在するため、スクピラ市場などの混雑した場所では手荷物への注意を怠らないようにしてください。
安全な活動:
- ・島内観光ツアー
- ・ショッピング
- ・ビーチでのアクティビティ
避けるべきエリア:
- ・観光地から離れたスラム地区
- ・治安の悪いとされる特定住宅地
交通: アルゲル(乗り合いバン)やタクシーを自由に利用可能です。
夕方〜夜
安全夕暮れ時は雰囲気が良いですが、犯罪が発生し始める時間帯でもあります。サンタ・マリアのメインストリートなどは安全ですが、プライアのプラトー(中心部)から離れる際は注意してください。また、日没後のビーチは急激に人気がなくなるため、早めに市街地へ戻ることを推奨します。
安全な活動:
- ・メインストリートでの夕食
- ・バーでの音楽鑑賞
- ・リゾートエリア内の散策
避けるべきエリア:
- ・日没後の人影のないビーチ
- ・市街地を結ぶ階段
- ・暗い脇道
交通: 可能な限りタクシーを利用し、徒歩での長距離移動は控えてください。
深夜
危険最も危険な時間帯です。特にプライアやミンデロの都市部では、飲酒後の旅行者を狙った強盗のリスクが顕著になります。照明の少ない場所での単独歩行は絶対に避けてください。ナイトクラブやバー周辺では、グループでの行動を心がけ、目的地までは必ずドア・ツー・ドアでタクシーを利用すべきです。
安全な活動:
- ・ホテル内でのイベント参加
- ・信頼できるタクシーによるドア・ツー・ドアの移動
避けるべきエリア:
- ・全ての暗い路地
- ・無人のビーチ
- ・公共の階段
交通: 必ずホテルやレストランが手配した正規のタクシーを利用してください。
季節別ガイド
春 (March - May)
気温: 20°C - 26°C
降水: ほとんど降水なし。非常に乾燥している。
服装: 軽装で問題ありませんが、朝晩の冷え込みや強風に備えて薄手のジャケットやパーカーがあると便利です。日差しが強いため帽子も必須。
おすすめ活動:
サント・アンタン島でのハイキング, サン・ヴィセンテ島での文化散策, ボア・ヴィスタ島での砂丘見学
リスク:
- ・強い紫外線による日焼け
- ・空気の乾燥による喉の痛み
夏 (June - August)
気温: 23°C - 29°C
降水: 8月に入ると急激に降水確率が高まり、雷雨が発生することがある。
服装: 通気性の良い綿や麻の服。8月以降は急な豪雨に備えてレインコートや防水バッグの準備が推奨されます。
おすすめ活動:
サル島でのウォータースポーツ, バイア・ダス・ガタス音楽祭(8月)への参加, シュノーケリング
リスク:
- ・熱中症
- ・8月下旬のフラッシュ洪水(鉄砲水)
秋 (September - November)
気温: 24°C - 30°C
降水: 9月・10月は最も雨が多い時期。短時間の激しい雨が降る。
服装: 暑さと湿気に対応した服装。濡れても乾きやすい素材が適しています。11月からは乾季に入るため軽装で十分。
おすすめ活動:
雨後の緑豊かな山岳部での写真撮影, インドアでの音楽・文化体験, 11月の穏やかなビーチ
リスク:
- ・道路の冠水による交通麻痺
- ・蚊の増殖による感染症リスク上昇
冬 (December - February)
気温: 19°C - 25°C
降水: 極めて乾燥している。降水はほぼゼロ。
服装: 長袖のシャツや薄手のセーター。サハラ砂漠からの砂塵対策としてマスクやサングラスが非常に重要です。
おすすめ活動:
サン・ヴィセンテ島でのカーニバル(2月), 全島でのホエールウォッチング(シーズン開始), 街歩き
リスク:
- ・砂塵(Bruma Seca)による視界不良とフライト欠航
- ・強風による海上の荒れ
ベストシーズン: カーボベルデを訪れる最高の時期は11月から6月にかけての乾季です。この時期は天候が非常に安定しており、雨による交通の乱れを心配することなく、ハイキングやビーチリゾートを満喫できます。特に11月は雨季が明けて緑が美しく、砂塵の影響もまだ少ないため最も推奨される月の一つです。また、文化体験を重視するなら2月のカーニバル時期が最適ですが、非常に混雑するため数ヶ月前からの予約が必須となります。
環境リスク
野生動物のリスク
ムカデ(Sampé)
リスク: 3/5生息地: バナナ農園, 湿った場所, 石の下
体長15cmに達するScolopendra morsitansは、湿った場所や農園に生息しています。不用意に茂みに手を入れたり、地面に置いた靴をそのまま履いたりしないようにしてください。靴を履く前には必ず中を確認し、夜間の屋外歩行時はサンダルを避けることが賢明です。刺されると激痛を伴いますが、通常は致命的ではありません。
治療: 噛まれた場合はすぐに傷口を清潔にし、痛みが激しい場合やアレルギー反応が出た場合は速やかに医療機関を受診してください。
サソリ
リスク: 2/5生息地: サンティアゴ島北部, 乾燥した石の下
固有種のサソリが存在しますが、遭遇は極めて稀です。ハイキング中やキャンプ時に、不用意に大きな石を動かしたり、樹皮を剥がしたりしないでください。夜間、地面に直接座ることも避けるべきです。刺された場合の毒性はそれほど高くありませんが、子供や高齢者は注意が必要です。
治療: 患部を冷やして動かさず、速やかに病院で診察を受けてください。種を特定できるよう可能であれば特徴をメモしてください。
カツオノエボシ
リスク: 3/5生息地: 海岸線全域
海洋生物では、強い毒を持つカツオノエボシが海岸に打ち上げられることがあります。青い透明な浮袋状の物体には絶対に触れないでください。死骸であっても触手には毒があり、触れると激痛や炎症を引き起こします。特に風の強い日の後の海岸歩行には注意が必要です。
治療: 触手に触れた場合は、真水ではなく海水で洗い流し、残った触手をピンセット等で慎重に除去した後、速やかに医師の診察を受けてください。
水の安全性
水道水: 飲用不可
カーボベルデでは、全域において水道水をそのまま飲むことはできません。必ず市販のボトル入り飲料水を購入し、飲用、歯磨き、氷の作成に使用してください。ホテルやレストランで提供される氷も水道水から作られている可能性があるため、避けるのが安全です。未加熱の生野菜(サラダ)も水道水で洗われているリスクがあるため、信頼できる高級店以外では十分に加熱された食品を選んでください。150文字程度。ボトルのキャップが未開封であることを常に確認する習慣をつけましょう。
交通安全
事故死亡率: 15.0(推定)
歩行者リスク: 歩行者優先の意識は低く、横断歩道であっても車両が止まらないことが一般的です。特に夜間は街灯が少ない道路が多く、歩行者が車両から視認されにくいため、非常に危険です。無理な横断は避け、常に車両の動きを注視してください。また、都市部の狭い歩道では車両が乗り上げてくることもあります。
公共交通: 島内移動の主役である「アルゲル(Aluguer)」は、過積載やスピード出し過ぎが常態化しており、事故のリスクが伴います。機体整備も不十分な場合があるため、可能な限り正規のタクシーや信頼できるツアー会社の車両を利用することを推奨します。夜間のアルゲル利用は治安・安全両面から推奨されません。
地域別ガイド
サンティアゴ島 (Santiago)
レベル 2首都プライアを擁する最大の島で、国の政治・文化の中心です。緑豊かな山岳地帯と歴史的なシダーデ・ヴェーリャ(世界遺産)があり、カーボベルデの歴史を体感できます。一方で、人口密集地ゆえに犯罪率も国内最高です。
主要都市: Praia, Cidade Velha, Assomada
特有リスク:
- ・プライア市内の路地裏での強盗
- ・市場での巧妙なスリ
- ・夜間の単独歩行時の襲撃
サル島 (Sal)
レベル 2白い砂浜とクリスタルブルーの海が広がる国内最大のビーチリゾート。マリンスポーツの聖地として知られ、一年中観光客で賑わいます。観光開発が急速に進んでおり、近年は観光客を狙った窃盗事件が増加傾向にあります。
主要都市: Santa Maria, Espargos
特有リスク:
- ・ビーチでの置き引き
- ・リゾートホテル周辺の物売りによる執拗な勧誘
- ・夜間の未照明エリアでのひったくり
サン・ヴィセンテ島 (São Vicente)
レベル 1文化と音楽の都ミンデロを擁する島です。華やかなカーニバルや音楽祭が有名で、ボヘミアンな雰囲気が漂います。港町として栄えており、人々は非常に開放的ですが、イベント期間中は混雑に紛れた軽犯罪に注意が必要です。
主要都市: Mindelo
特有リスク:
- ・カーニバル時のスリ
- ・港周辺でのぼったくりタクシー
- ・夜間のバー周辺でのトラブル
サント・アンタン島 (Santo Antão)
レベル 1険しい断崖絶壁と緑深い峡谷が続く、ハイカーのパラダイスです。カーボベルデで最も美しい自然景観を持つと言われ、治安は極めて良好です。急峻な地形ゆえ、犯罪よりも滑落や道迷いなどの自然のリスクの方が高い地域です。
主要都市: Porto Novo, Ribeira Grande
特有リスク:
- ・トレッキング中の滑落事故
- ・豪雨による道路の寸断
- ・孤立したトレイルでの単独行動
フォゴ島 (Fogo)
レベル 1現在も活動を続けるピコ・ド・フォゴ火山が主役の島。黒い火山砂の景色と、カルデラ内で造られるフォゴワインが名物です。火山活動の監視下にあるため、入山には制限がありますが、人々は素朴で治安の心配はほとんどありません。
主要都市: São Filipe, Chã das Caldeiras
特有リスク:
- ・突発的な火山活動
- ・火山灰による航空機の欠航
- ・急斜面での歩行困難
ボア・ヴィスタ島 (Boa Vista)
レベル 1見渡す限りの砂丘と未開発のビーチが魅力の島。サル島よりも静かで、大自然の中でリラックスしたい層に人気です。リゾートエリア内は安全ですが、島全体が広大で人影が少ないため、移動手段の確保が重要になります。
主要都市: Sal Rei
特有リスク:
- ・無人ビーチでの水難事故
- ・オフロード走行中の車両故障
- ・黄砂(Bruma Seca)による視界不良
経済・物価情報
経済概要
カーボベルデは2025年に世界銀行により「高中所得国」に格付けされました。観光業がGDPの約25%を占める観光依存型経済で、アフリカ諸国の中では一人当たりGDPが比較的高水準です。政治的安定を背景に外資導入も進んでおり、近年はITやブルーエコノミー(海洋経済)への投資が加速しています。インフレ率は欧州並みに低く抑えられており、通貨エスクードはユーロと固定相場制をとっているため、経済的な透明性と予測可能性が極めて高いのが特徴です。
生活費・物価
物価はアフリカ諸国の中では高めですが、日本と比較すると安価です。1食あたりの費用は地元の食堂で300〜700エスクード、観光客向けレストランでは1,500〜3,000エスクード程度です。宿泊費は中級ホテルで1泊6,000〜12,000エスクードが目安。移動手段である共有ミニバン(アルゲル)は数百エスクードと格安ですが、タクシーは交渉制で割高になることがあります。島によって物価差があり、特に物流が空路・海路に限られるサル島やボア・ヴィスタ島は本土より高めです。
通貨情報
通貨はカーボベルデ・エスクード(CVE)。1ユーロ=110.265エスクードの固定レートです。観光地ではユーロがそのまま通用する場合も多いですが、お釣りは現地通貨で返されることが多く、レートも悪くなるため両替を推奨します。クレジットカード(VISA、Mastercard)は都市部のホテルや高級店で利用可能ですが、個人商店や市場、交通費は現金のみです。ATMは主要都市にありますが、海外発行カードが使えない場合や現金切れがあるため注意が必要です。
チップガイド
チップは義務ではありませんが、サービスに対する感謝として渡す習慣が定着しています。レストランでは料金の5〜10%程度、または端数を切り上げて支払うのが一般的です。タクシーでも端数を切り上げる程度で十分です。ホテルのポーターや清掃員には100エスクード程度を渡すと喜ばれます。無理強いされることはありませんが、観光業が主力の国であるため、良好なサービスにはチップで応えるのがマナーとされています。
予算ガイド
バックパッカー予算(1日4,000円〜):安宿を利用し、食事は市場や地元の食堂、移動はアルゲルを駆使すれば可能です。ミドルレンジ予算(1日12,000円〜):中級ホテルに滞在し、夕食はレストラン、一部の移動にタクシーを利用する標準的な観光スタイル。ラグジュアリー予算(1日30,000円〜):サル島の5つ星リゾートに滞在し、プライベートツアーや国内線での島間移動を含むプラン。島を跨ぐ移動が増えるほど、航空券代で予算が跳ね上がる傾向にあります。
文化・マナー情報
歴史的背景
1460年にポルトガル人によって発見されるまで無人島でした。その後、大西洋貿易の拠点、特に悲劇的な奴隷貿易の中継地として発展しました。1975年に独立するまで約500年間にわたりポルトガルの支配下にあり、アフリカと欧州の文化が混ざり合った独特の「クレオール文化」が形成されました。この歴史的背景が、音楽(モルナ)や言語、食文化に色濃く反映されています。独立後は一度も内戦を経験せず、アフリカで最も民主主義が機能している国の一つとして、国際的に高く評価されています。
社会規範・マナー
「モラベザ(Morabeza)」と呼ばれる、客人に対する温かいおもてなしの精神が国民の誇りです。時間はゆっくり流れており、「No Stress(ノー・ストレス)」が合言葉です。挨拶を非常に大切にする文化で、店に入る際や人とすれ違う時の挨拶は欠かせません。公の場での激しい議論や大声は不快感を与えます。また、時間は守られないことが多く「カーボベルデ時間」として受け入れる心の余裕が必要です。宗教的に敬虔なカトリック信者が多いため、過度な露出や不道徳な振る舞いは避けるべきです。
宗教・慣習
人口の約8割がローマ・カトリックを信仰しています。日曜日の礼拝は地域コミュニティの重要な行事であり、多くの人が正装して教会に集まります。教会を訪問する際は、ショートパンツやノースリーブなどの露出の多い服装は避け、静かに見学するのがマナーです。キリスト教関連の祝祭日(イースターやクリスマス、各島の聖人祭)は国を挙げて盛大に祝われ、商店が閉まることも多いため旅程に注意が必要です。イスラム教徒のコミュニティも存在しますが、宗教間の対立はなく非常に寛容な社会です。
宿泊・食事ガイド
宿泊ガイド
サル島やボア・ヴィスタ島には欧米資本の大型オールインクルーシブリゾートが立ち並び、安全で快適な滞在が約束されています。一方、ミンデロやプライアでは、歴史的建物を改装したブティックホテルや「ペンサオン」と呼ばれる家族経営のゲストハウスが人気です。最近はAirbnbも普及していますが、治安の悪いエリアを避けるためレビューの確認が必須です。離島では宿泊施設が限られるため、特に繁忙期(12月〜2月、8月)は数ヶ月前からの予約が強く推奨されます。電力や水が貴重な島では、節電・節水への協力が求められることがあります。
食事ガイド
代表的な料理は「カチュパ(Cachupa)」で、トウモロコシ、豆、肉や魚を煮込んだ栄養満点の国民食です。大西洋に囲まれているため、マグロ、伊勢海老、タコなどの新鮮なシーフードが格安で楽しめます。味付けはポルトガル料理の影響が強く、塩とオリーブオイルをベースにしたシンプルなものが多いです。現地で造られるラム酒「グロッグ」やフォゴワイン、地ビールの「Strela」もぜひ試してほしい逸品です。高級レストランから地元の食堂まで選択肢は豊富ですが、衛生面を考慮し、生野菜よりも加熱調理された料理を選ぶのが旅行者の鉄則です。チップは10%程度が目安となります。
実用情報
通信・SIM
Alou(旧CV Móvel)とUnitel T+の2社が主要キャリア。空港の到着ロビーでSIMカードが無料で配布されていることが多く、その場でデータをチャージするのが最も便利です。4G/LTEが主要都市で利用可能ですが、離島や山間部では電波が途切れます。WiFiは中級以上のホテルや一部のカフェで提供されていますが、速度は不安定なことが多いです。プリペイドのデータ通信料は1GBあたり数百円程度と安価です。VPNの使用は合法で、公共WiFi利用時のセキュリティ確保に推奨されます。
銀行・ATM
主要都市にはVinti4ネットワークのATMがあり、VISAやMastercardでのキャッシングが可能です。ただし、一度に引き出せる額に制限(通常20,000エスクード程度)があり、海外発行カードには数百円の手数料がかかることがあります。離島や小さな村にはATMがない、または故障中・現金切れの場合が多いため、常に数日分のユーロ現金を予備として持ち歩くことが鉄則です。銀行の窓口での両替にはパスポートが必要で、待ち時間が非常に長い傾向にあります。
郵便・配送
「Correios de Cabo Verde」が郵便業務を担当。ポストカードの送付などは観光地の郵便局でスムーズに行えますが、日本への到着には2週間から1ヶ月程度かかります。重要な書類や荷物の送付には、DHLやFedExなどの国際宅配便(プライアやミンデロに支店あり)を利用する方が確実で追跡も可能です。現地の住所表記は曖昧なことが多く、郵便物が届かないトラブルも散見されるため、宿泊先を宛先にする場合は事前にホテルへ相談してください。
電源・アダプター
電圧は230V、周波数は50Hzです。プラグ形状は欧州標準のCタイプ(丸ピン2本)またはFタイプです。日本の電化製品(100V専用)をそのまま使うと故障の原因になるため、必ず変圧器を使用するか、全世界対応の製品を持参してください。離島のリゾートなどでは自家発電を行っている場合があり、電圧が不安定になることがあるため、精密機器の充電にはサージ保護機能付きの電源タップがあると安心です。
洗濯サービス
中級以上のホテルにはランドリーサービスがありますが、料金は1点ごとに設定されており割高です。街中のセルフランドリーはプライアやミンデロにわずかに存在する程度です。長期滞在の場合は、現地のペンサオンなどで手洗いを依頼するか、洗剤を持参して自室で洗うのが一般的です。乾燥した気候のため洗濯物の乾きは非常に早いですが、砂嵐の季節は外に干すと砂だらけになるため注意が必要です。
公衆トイレ
公共のトイレは非常に少なく、管理状態も良くありません。外出時はホテル、レストラン、カフェ、ショッピングセンターのトイレを利用するのが基本です。一部の有料トイレでは少額のチップ(20〜50エスクード程度)を求められることがあります。トイレットペーパーが備え付けられていない場合や、配管が細く紙を流せない(備え付けのゴミ箱に捨てる)場所が多いため、常にポケットティッシュを携帯し、現地の指示に従ってください。
主要都市ガイド
プライア
Praia
サンティアゴ島にあるカーボベルデの首都。プラトーと呼ばれる高台の旧市街には大統領府や教会が集まり、歴史的な情緒があります。経済の中心地として活気がありますが、格差による犯罪も目立ち、特に夜間の治安には細心の注意が必要です。市場はエキゾチックで魅力的ですが、観光客を狙ったスリが多発しています。
主な観光地:
Plateau (旧市街), Sucupira Market (市場), Farol de D. Maria Pia (灯台), Prainha Beach
避けるべきエリア:
- ・Tira Chapéu
- ・Eugênio Lima
- ・夜間のPlateauを繋ぐ公共階段
ベストシーズン: 11月〜6月
詳細ページへ →ミンデロ
Mindelo
サン・ヴィセンテ島にある文化の都。美しい湾に面した港町で、パステルカラーの建物が並びます。音楽(モルナ)の発祥地として知られ、夜な夜なライブ演奏が聞こえてきます。アフリカで最も洗練された都市の一つとされ、治安は比較的安定していますが、観光客の増加に伴う軽犯罪には注意を払うべきです。
主な観光地:
Torre de Belém, Palácio do Povo, Laginha Beach, Municipal Market
避けるべきエリア:
- ・夜間の人通りのない港湾エリア
- ・Lombo Tanque地区の奥地
ベストシーズン: 2月(カーニバル時期)または11月〜6月
詳細ページへ →サンタ・マリア
Santa Maria
サル島の南端に位置する、国内最大のビーチリゾートタウン。世界中からサーファーや日光浴を楽しむ観光客が集まります。メインストリートにはレストランやショップが並び、夜遅くまで賑わいます。警察の巡回も多いですが、観光客を狙ったスリや、深夜のビーチでの強盗被害が散発的に報告されています。
主な観光地:
Santa Maria Beach, The Pier (桟橋), Project Biodiversity (ウミガメ保護), メイン通りのライブバー
避けるべきエリア:
- ・深夜の無人のビーチ
- ・建設中の建物周辺
- ・町外れの未舗装エリア
ベストシーズン: 通年(特に11月〜6月)
詳細ページへ →サン・フィリペ
São Filipe
フォゴ島にある「ソブラド」と呼ばれるコロニアル様式の邸宅が美しい歴史都市。高台から見下ろす黒い砂浜と隣島ブラヴァの眺めは絶景です。人々は非常に穏やかで治安は極めて良く、夜歩きも比較的安全です。フォゴ山へのツアー拠点であり、島独自のゆったりした時間が流れています。
主な観光地:
Bila Castle, São Filipe Church, Fonte Vila, Salina (天然プール)
避けるべきエリア:
- ・特にありませんが、崖沿いの暗い道には注意
ベストシーズン: 11月〜6月(4月のBandeira祭も有名)
詳細ページへ →サル・レイ
Sal Rei
ボア・ヴィスタ島の中心地。かつて塩の貿易で栄えた面影を残す静かな町です。サル島ほど観光地化されておらず、ローカルな雰囲気が楽しめます。治安は良好ですが、町が小さいため夜間は非常に暗くなります。近隣の広大なビーチへ向かう際は、移動手段を確保しておく必要があります。
主な観光地:
Praia de Chaves, Shipwreck of Cabo Santa Maria, Santa Isabel Church, Ilhéu de Sal Rei
避けるべきエリア:
- ・人影のない砂丘エリア(日没後)
- ・町外れのスラム的集落
ベストシーズン: 11月〜6月
詳細ページへ →交通詳細ガイド
国内線フライト
島間の移動は航空機が最も一般的かつ効率的です。フラッグキャリアのTACV(Cabo Verde Airlines)が主要路線を運行しています。2025年現在、以前より機材状況は改善されましたが、ハルマッタン(砂嵐)の影響による視界不良や、強風のために欠航や遅延が発生することが頻繁にあります。特に12月から2月の間は、砂嵐による全便欠航が数日間続くことも珍しくありません。航空券はウェブサイトで事前購入可能ですが、欠航時の振替や払い戻し手続きは煩雑なため、スケジュールには少なくとも1日の余裕を持つことが強く推奨されます。手荷物制限も厳格で、離島便は小型機のため重量オーバーには高額な料金がかかります。
鉄道・バス
カーボベルデには鉄道は一切存在しません。都市部(プライア、ミンデロ)では公共のバスが運行されており、安価に移動できますが、路線網は複雑で観光客には使いにくい面があります。島内の主要な移動手段は「アルゲル(Aluguer)」と呼ばれる共有のミニバンです。これらは定員が埋まり次第出発するシステムで、料金は数ユーロ程度と非常にリーズナブルです。島内のほぼ全ての集落を網羅しており、地元の人々の足となっています。サント・アンタン島などでは、アルゲルの屋根に乗って景色を楽しむこともできますが、安全面から車内への乗車を推奨します。時刻表は存在せず、主要な広場や交差点で客待ちをしています。大きな荷物がある場合は追加料金を求められることがあります。
レンタカー・配車サービス
レンタカーはサル島、ボア・ヴィスタ島、サンティアゴ島などの主要な島で利用可能です。4WD車両のレンタルが一般的で、舗装されていない道路やビーチへのアクセスに重宝します。国際免許証が必要で、運転ルールは右側通行です。交通量は少ないですが、道路状況(特に石畳や未舗装路)が悪く、街灯が少ないため夜間の運転は極めて危険です。UberやLyftのような国際的な配車アプリは普及していません。代わりに、都市部では黄色い車体のタクシーが多数走っています。メーターがない車両が多いため、乗車前に目的地までの料金を必ず交渉して決める必要があります。ホテルのフロントで信頼できるドライバーを紹介してもらうのが、最も安全で確実な方法です。
交通リスク評価
島間の移動は飛行機が最も安全ですが、気候の影響を受けやすいのが難点です。フェリーは安価ですが、海が荒れると激しく揺れ、船酔いや欠航のリスクがあります。島内移動のアルゲルは、運転が荒いケースや過積載が見られるため、特に山岳地帯では注意が必要です。夜間の移動はタクシー一択ですが、非公式なタクシーは避け、必ず正規のステッカーが貼られた車両を選んでください。徒歩移動は日中の人通りの多いエリアに限定し、夜間のビーチや未照明の路地は、どの島であっても安全性の観点から避けるべきです。
都市別交通ガイド
Praia
地下鉄: なし
バス: SolAtlântico社が市内バスを運行。主要ルートをカバーしていますが、混雑時のスリに注意。
タクシー: 黄色いタクシーが豊富。初乗りは約200 CVE。夜間は割増料金(約20%〜50%)が適用されます。
徒歩・自転車: 高低差が激しく、徒歩はPlateau内のみ推奨。夜間の徒歩移動は避けるべきです。
費用目安: 市内バス: 40 CVE, タクシー市内: 200-500 CVE
Mindelo
地下鉄: なし
バス: 市内バスがありますが、中心部は徒歩で十分回れるサイズです。
タクシー: 白または黄色のタクシー。料金は比較的安定しており、ぼったくりも少なめです。
徒歩・自転車: 海沿いの散歩道や中心部は歩きやすく、サイクリングも楽しめます。夜間も比較的安全。
費用目安: タクシー市内: 150-300 CVE
Santa Maria
地下鉄: なし
バス: 市内バスはありません。エスパルゴス行きのアルゲルが頻繁に運行しています。
タクシー: 観光客向けタクシーが多く、料金は高めに設定されています。交渉が必須です。
徒歩・自転車: フラットな地形で、レンタサイクルでの移動が非常に快適で一般的です。
費用目安: タクシー市内: 300-500 CVE, 自転車レンタル: 1000 CVE/日
大使館・長期滞在情報
在外公館ネットワーク
在セネガル日本国大使館(兼轄)
Embassy - Dakar (Senegal)
住所: Boulevard Martin Luther King, Dakar, Senegal
電話: +221-33-849-5500
管轄: カーボベルデ全域, セネガル, ガンビア
緊急対応: 開館時間外は音声案内による緊急連絡先提示
在カーボベルデ・ポルトガル大使館
Embassy - Praia
住所: Avenida Cidade de Lisboa, Praia, Santiago
電話: +238-262-60-53
管轄: EU加盟国関連の支援
緊急対応: 通常業務時間内
領事サービス
在セネガル日本大使館は、カーボベルデにおける邦人の保護、旅券の発給(紛失時の渡航書作成)、戸籍・証明業務を行っています。ただし、現地に事務所がないため、手続きには郵送や大使館員が出張する「領事出張サービス」を待つ必要があり、非常に時間がかかります。緊急時には、現地当局との連絡調整や家族への連絡などの支援を受けられます。パスポートを紛失した場合は、現地の警察で紛失届を作成し、ダカールの大使館と連絡を取り、指示を仰ぐことになります。EU諸国の大使館はプライアに多く存在し、日本との協力体制がある場合もありますが、基本は日本の大使館が窓口となります。
長期滞在ビザ
30日を超える滞在にはビザが必要です。就労、留学、家族滞在などの目的に応じた長期ビザ(Visto de Residência)があり、現地の出入国管理局(DEF)で申請します。申請には無犯罪証明書、健康診断書、十分な生活資金の証明などが求められ、手続きには数ヶ月を要することが一般的です。日本からの申請は、北京のカーボベルデ大使館などが管轄となります。近年は投資家向けのゴールデンビザ制度も導入されており、不動産購入などを条件に居住権が付与されるプログラムもあります。オーバーステイは厳格に罰せられ、高額な罰金や将来の入国禁止措置がとられるため、期限前の更新手続きが必須です。
リモートワーク・デジタルノマド
「Cabo Verde Remote Working Program」というデジタルノマド専用のビザが導入されています。これは半年間(延長して最大1年間)の滞在を許可するもので、国外に源泉がある一定の収入(月額平均2,000ユーロ以上)があることが条件です。申請はオンラインで完結し、通常2週間程度で承認されます。サル島やミンデロはコワーキングスペースや高速ネット環境の整備が進んでおり、時差が欧州と少ないため欧州のノマドに人気です。ただし、ネット回線の安定性は島や地域によって差があるため、滞在先の通信環境を事前に詳細に確認することが成功の鍵となります。
ビジネスビザ
商用目的の短期滞在(会議、商談など)は、30日以内であれば観光同様にビザ免除(EASE登録は必須)で対応可能です。ただし、現地での実務を伴う長期出張や駐在の場合は、就労ビザの取得が必要になります。カーボベルデ政府は外国投資を歓迎しており、特に再生可能エネルギー、観光インフラ、デジタル技術分野でのビジネスには優遇措置もあります。ビジネス慣習はポルトガル流で、正式な書面と対面での信頼関係構築が重視されます。交渉はゆっくり進むため、迅速な結果を求めるのは禁物です。公的な手続きにはポルトガル語の翻訳書類が必須となる場面が多く、現地コンサルタントの起用が推奨されます。
推奨防犯装備
セキュリティマネーベルト
必須防犯グッズ
パスポートや予備の現金を腹部に隠して保持します。プライアの市場など混雑した場所でのスリ対策に不可欠です。
ダミー財布
推奨防犯グッズ
万が一の強盗遭遇時に差し出すための少額を入れた財布。抵抗を避け、被害を最小限に抑えるための有効な手段です。
大容量モバイルバッテリー
推奨通信機器
離島のハイキングや長距離移動時、緊急連絡手段を確保するために必須です。停電が発生しやすい地域でも役立ちます。
強力な虫除け(ディート高配合)
必須衛生用品
デング熱やジカ熱を媒介する蚊から身を守ります。特に雨季(8月〜10月)の滞在には強力なものが必要です。
ポータブル浄水器または除菌剤
オプション衛生用品
水道水が飲用不可のため、万が一ボトル入りの水が入手できない場合に備えます。通常は市販の水で十分です。
オフラインマップアプリ
必須通信機器
電波の不安定な山岳地帯や路地裏での迷子を防ぎます。Google MapsやMaps.meで全島の地図を事前ダウンロードしてください。
TSAロック付き防刃バックパック
推奨防犯グッズ
カッターでの切り裂き盗難を防ぎます。公共交通機関(アルゲル)での移動中や、ビーチでの置き引き対策に有効です。
英文の海外旅行保険加入証
必須保険
医療機関受診の際、支払い能力の証明として求められることがあります。緊急移送費用を含むプランを強く推奨します。
旅行者タイプ別ガイド
女性旅行者向けガイド
カーボベルデはアフリカ諸国の中では女性一人旅も比較的安全な国ですが、特有の注意点があります。現地の男性による「Catcalling(口笛や呼びかけ)」は非常に一般的で、不快に感じるかもしれませんが、基本的には無視して通り過ぎるのが最善の策です。目を合わせたり反応したりすると、興味があると誤解されることがあります。服装については、リゾート地では欧米風の軽装で問題ありませんが、都市部の住宅街や宗教施設を訪れる際は、露出を控えることで不必要な注目を避けることができます。夜間は女性一人での徒歩移動は避け、信頼できるホテルが手配したタクシーを利用してください。また、バーやクラブでは飲み物に注意し、見知らぬ人からの飲み物は受け取らないという基本的な防犯意識を持つことが大切です。人々は友好的で、困っているときは女性同士で助けを求めると親切に対応してくれることが多いです。
LGBTQ+旅行者向けガイド
カーボベルデはアフリカで最もLGBTQ+に対して寛容な国の一つです。2004年に同性愛が合法化され、差別を禁じる法律も存在します。特にミンデロ(サン・ヴィセンテ島)は開放的な雰囲気で、毎年プライド・パレードも開催されています。しかし、社会全体としては依然として保守的なカトリックの価値観が根付いており、公の場での過度な親愛の情の表現(キスや抱擁など)は、同性・異性を問わず控えめにすることがマナーとされています。観光リゾート地や文化都市では歓迎されますが、地方の村落部では好奇の目で見られる可能性があるため、周囲の状況に合わせるのが賢明です。組織的な暴力やヘイトクライムの報告は極めて稀ですが、プライバシーを重視した行動をとることで、より快適に旅行を楽しむことができます。宿泊施設については、大手リゾートやブティックホテルは概ねフレンドリーです。
家族・シニア旅行者向けガイド
家族連れやシニア旅行者にとって、カーボベルデは穏やかな気候と親切な人々のおかげで、非常に魅力的な目的地です。特にサル島やボア・ヴィスタ島のオールインクルーシブリゾートは、キッズクラブやバリアフリーの設備が整っており、安心して過ごせます。シニアの方には、歴史が深く徒歩での散策が楽しいシダーデ・ヴェーリャや、文化的なミンデロがおすすめです。ただし、以下の点に注意が必要です。まず、医療水準が日本ほど高くなく、重症時は欧州への移送が必要になるため、持病がある場合は英文の診断書と十分な薬を持参し、手厚い海外旅行保険に加入してください。また、島内の道路は石畳が多く足場が不安定な場所があるため、歩きやすい靴が必須です。子供連れの場合、海流が非常に強いビーチがあるため、遊泳時は必ず監視員のいるエリアを選び、目を離さないようにしてください。食事は新鮮な魚料理が多いため子供にも受け入れやすいですが、生水や氷には常に注意が必要です。公共交通機関(アルゲル)は過積載で揺れるため、家族移動にはプライベートタクシーやレンタカーの利用を推奨します。
安全に関するよくある質問
夜間の外出は安全ですか? ▼
観光エリアのメインストリートは比較的安全ですが、暗い路地やビーチ、プライアの公共階段などは強盗のリスクがあるため、夜間は距離に関わらずタクシーを利用することを強くお勧めします。
強盗に遭った際の対処は? ▼
決して抵抗しないでください。所持品を渡し、犯人が去った後に警察へ通報してください。現地の警察は「132」です。
スリの多い場所はどこですか? ▼
プライアのスクピラ市場、ミンデロの港周辺、サル島のサンタ・マリアのビーチ周辺など、観光客が集まる場所で多発しています。
水道水は飲めますか? ▼
飲めません。必ずボトル入りの飲料水を購入してください。歯磨きにもボトル入りの水を使用するのが安全です。
予防接種は必要ですか? ▼
ルートにより黄熱病予防接種証明書が必要です。推奨されるのはA型・B型肝炎、破傷風などです。2024年にマラリア・フリー認定を受けています。
実用的なよくある質問
ビザは必要ですか? ▼
日本国籍者は30日以内の観光であれば免除されますが、入国5日前までにEASE(オンライン事前登録)と空港保安税の支払いが必要です。
通貨の両替はどこでできますか? ▼
空港や銀行、一部のホテルで可能です。ユーロからの両替が最もスムーズですが、ユーロが直接使える店も多いです。
クレジットカードは使えますか? ▼
主要なホテルや高級レストランではVISA/Mastercardが使えますが、個人商店やタクシー、チップには現金(エスクード)が必要です。
ネット環境はどうですか? ▼
空港でSIMカードを入手するのが最善です。4Gが普及していますが、離島や建物内では不安定になることがあります。
島間の移動手段は? ▼
空路(TACV)が一般的です。フェリーもありますが、海が荒れると欠航しやすく時間もかかります。航空機は早めの予約を推奨します。
カーボベルデの治安に関するよくある質問
カーボベルデの治安は良い?悪い? ▼
カーボベルデの治安はアフリカ諸国の中で最も安定しており、良好と言えます。政治的に安定した民主主義国家であり、2025年の治安リスクも「低い」と評価されています。しかし、首都プライアや観光客の多いサル島では、経済格差を背景にしたスリやひったくりなどの軽犯罪が依然として発生しています。夜間の単独行動を控え、基本的な防犯対策を徹底していれば、非常に安全に観光を楽しむことができる国です。
カーボベルデで危険な地域はどこ? ▼
最も注意が必要なのはサンティアゴ島の首都プライアです。特にプラトー地区(旧市街)を繋ぐ階段エリアや、郊外の貧困地区では強盗の危険が高まっています。また、サル島のサンタ・マリアなど、観光客が集中するビーチエリアでも窃盗被害が報告されています。これらの地域では、夜間の外出を避ける、人通りの少ない路地に入らないといった警戒が必要です。ボア・ヴィスタ島やフォゴ島は比較的安全ですが、孤立した場所での単独行動は控えましょう。
カーボベルデ旅行はやばい?本当に行って大丈夫? ▼
「やばい」ほど危険な状況ではなく、むしろアフリカ旅行初心者にもおすすめできるほど安定しています。ただし、プライアの特定の階段での待ち伏せ強盗や、観光地での組織的なスリなどは「やばい」トラブルになりかねません。現地の危険エリアを事前に把握し、多額の現金を持ち歩かないといった標準的な海外旅行の注意を守れば、過度に恐れる必要はありません。政府が治安維持に多額の投資を行っているため、今後も安定した状況が続く見込みです。
カーボベルデは女性一人でも怖くない? ▼
女性一人旅でも、基本を守れば決して怖くありません。現地の人々はフレンドリーで、観光地でのしつこい勧誘も他国に比べれば控えめです。しかし、夜間に一人で歩くことや、人気の全くないビーチに滞在することは避けてください。移動には宿泊先で手配した信頼できるタクシーを利用し、人通りのある場所を選ぶことが安全の鍵です。リゾート地での防犯意識を忘れなければ、快適に一人旅を楽しめる環境が整っています。
カーボベルデでスリに遭わないための対策は? ▼
スリ対策の基本は、貴重品を隠して持ち歩くことです。バッグはチャック付きのものを体の前に持ち、斜めがけにするのが有効です。また、スマートフォンを歩きながら操作したり、ズボンの後ろポケットに財布を入れたりするのは絶対にやめましょう。特にプライアの市場やサル島の繁華街など、混雑する場所では注意が必要です。ビーチで荷物を置いて泳ぎに行くことも厳禁です。必要最低限の現金のみを持ち歩くようにしてください。
カーボベルデで多い詐欺の手口は? ▼
タクシーの料金を法外に請求する詐欺や、自称ガイドによる高額な案内料の要求が主なトラブルです。タクシーに乗る際は、あらかじめ相場を確認し、乗車前に料金を交渉することが重要です。また、親切を装って近づき、勝手に観光案内を始めた後に金銭を要求してくるケースもあります。見知らぬ人物からの誘いや案内には明確に「No」と言い、必要であれば公式のツアーデスクやホテルを通じてガイドを手配するようにしましょう。
カーボベルデで日本人が巻き込まれやすい犯罪は? ▼
日本人が特に巻き込まれやすいのは、油断を突いたひったくりや置き引きです。ビーチやレストランの椅子に荷物を掛けたままにする、スマホをテーブルに置くといった行為が狙われます。また、サンティアゴ島では、階段での強盗被害も報告されています。これらは金銭目的がほとんどですが、抵抗すると刃物などで危害を加えられる恐れがあるため、もし遭遇した場合は身の安全を第一に考え、無理に抵抗しないことが肝要です。
カーボベルデ旅行で注意すべきことは? ▼
最も注意すべきは夜間の外出管理です。街灯が少ない場所が多く、夜間は犯罪リスクが急増します。また、地元の警察の質は高いものの、英語が通じない場合があるため、宿泊先の住所や連絡先をポルトガル語で控えておくと安心です。健康面では、水道水は飲まずにミネラルウォーターを購入し、火山活動(フォゴ島)や強風による交通への影響など、自然環境の変化にも留意する必要があります。適切な海外旅行保険への加入も忘れずに行ってください。
カーボベルデで起こりやすいトラブルは? ▼
よくあるトラブルは、非公認タクシーとの運賃トラブルや、ビーチでの荷物紛失です。また、未舗装路でのレンタカーによるスタックや事故も散見されます。都市部では、物乞いやしつこい物売りに遭遇することもありますが、毅然とした態度で接すれば深刻なトラブルには発展しません。カーニバルなどのイベント期間中は混雑に紛れた窃盗が多発するため、貴重品の管理には普段以上の注意が必要です。
カーボベルデで被害に遭ったらどうする? ▼
速やかに現地警察(Polícia Nacional)へ通報してください。緊急連絡先は「132」です。盗難被害などで保険を請求する場合は、必ずポリスレポートの発行を依頼してください。また、パスポートを紛失した場合は、カーボベルデを兼轄している在セネガル日本国大使館へ連絡する必要があります。言語の壁がある場合は、ホテルのスタッフに間に入ってもらうとスムーズに手続きが進みます。緊急時に備え、連絡先を常に携行しましょう。
カーボベルデの治安詳細
カーボベルデの治安概要
カーボベルデは西アフリカで最も安定した治安を誇る国の一つです。2025年の治安評価でも「リスクが低い」とされており、政治的な安定と民主主義の成熟がその背景にあります。警察の近代化が進み、監視カメラの設置(Cidade Segura計画)などの治安対策により、2024年の犯罪率は前年比で10%減少しました。アフリカ諸国の中では非常に安全な部類に入りますが、都市部や一部の観光地では経済格差に起因するスリ、ひったくり、強盗などの軽犯罪が発生しているため、油断は禁物です。
カーボベルデは危険?やばい?
カーボベルデが「危険」「やばい」と言われる主な理由は、首都プライアの特定のエリアでの強盗事件にあります。特に旧市街(プラトー地区)の階段付近での待ち伏せや、スラム地区周辺でのギャング活動が限定的ながら存在します。しかし、これらは旅行者が避けるべき場所を把握していれば十分に回避可能です。国全体の危険度は低く、過剰に反応する必要はありませんが、高中所得国への成長過程で生じている貧富の差が犯罪の誘因となっている事実は理解しておくべきです。
カーボベルデは怖い?一人旅でも大丈夫?
女性の一人旅やアフリカが初めての方にとって、カーボベルデは決して「怖い」場所ではありません。人々の気質は穏やかで、観光客に対する攻撃性は極めて低いです。ただし、夜間の単独行動や人通りのないビーチでの滞在は、犯罪者に隙を与えるため避けるべきです。移動には必ず信頼できるタクシーを利用し、貴重品を隠すなどの基本的な自衛策を講じれば、心地よい滞在が可能です。不安な場合は、プライアよりもボア・ヴィスタ島のようなリゾート中心の島を選ぶのも一つの手です。
スリ・詐欺・犯罪の実態
カーボベルデで実際に多い犯罪は、観光客を狙った窃盗です。特にサル島のサンタ・マリアでは、ビーチでの置き引きや混雑した場所でのスリが多発しています。手法としては、背後からバイクで接近してバッグを奪う「ひったくり」や、複数人で囲んで注意を逸らしている隙に財布を抜く「スリ」が一般的です。また、プライアでは夜間に刃物を見せて金品を要求する強盗も報告されています。詐欺としては、非正規タクシーが不当な料金を請求したり、偽のガイドが案内後に高額なチップを要求したりする手口が見られます。
地域別の危険度
島ごとに危険度が異なります。サンティアゴ島(プライア)は国内で最も犯罪率が高く、特定の階段やスラム地区はレベル2の警戒が必要です。サル島(サンタ・マリア)も観光客狙いの窃盗が多くレベル2ですが、リゾート内は安全です。サン・ヴィセンテ島(ミンデロ)は夜間の路地や港周辺に注意が必要なレベル2です。一方、ボア・ヴィスタ島はリゾート開発が進み非常に安全(レベル1)ですが、孤立したビーチでの単独行動は控えましょう。フォゴ島も犯罪は極めて少ない(レベル1)ですが、火山登山には必ず公認ガイドを同伴してください。
カーボベルデ旅行で注意すべきポイント
旅行者が注意すべき最大のポイントは、夜間の外出と貴重品の露出です。暗くなってからの独り歩きは絶対に避け、レストラン等への往復もタクシーを利用してください。歩行中に高級なカメラやスマートフォン、宝飾品を見せることは、犯行のターゲットになるリスクを高めます。また、プライア市内のプラトー地区と下の街を繋ぐ階段は、人目が少なく強盗の温床になりやすいため、昼間であっても利用を避けるのが賢明です。ビーチでは常に誰かが荷物を見守るように徹底してください。
よくあるトラブル事例
具体的なトラブル事例として、プライアの市場周辺でスマホを操作中にひったくられるケースや、サル島のビーチで遊泳中に荷物が丸ごと盗まれる被害が頻繁に起きています。また、サン・ヴィセンテ島のミンデロでは、夜間の入り組んだ路地で強盗に遭う事例も報告されています。他にも、レンタカーで砂地に埋まり、救助の際に法外な謝礼を要求されるといった交通トラブルや、非公認ガイドによる執拗な付き纏い、タクシー料金の事後的な値上げ交渉などが代表的なトラブルです。
被害に遭った場合の対応
犯罪被害に遭った際は、まず自身の安全を確保した上で、警察(132)に通報してください。都市部では主要な交差点に警察官が配置されていることも多いです。盗難被害の場合は保険請求に必要な「ポリスレポート」を必ず作成してもらいましょう。また、日本大使館はカーボベルデ国内にはなく、セネガル(ダカール)の大使館が兼轄しています。パスポート紛失などの際は、セネガルの日本大使館へ連絡し、郵送や現地への領事派遣などの対応を確認してください。緊急連絡先は常にオフラインでも見れるようにしておきましょう。