南アフリカ共和国 / South Africa

渡航安全レポート

最終更新: 2026年1月17日
28
安全スコア
E-
身体的安全
C-
医療・衛生
D+
詐欺・スリ
B
テロリスク

総合評価

世界最悪水準の犯罪率を記録しており、殺人、強盗、誘拐などの凶悪犯罪が日常的に発生しています。観光地であっても厳重な警戒が必要な非常にリスクの高い国です。

身体的安全 (E-)

殺人事件は1日平均70件を超え、銃器を使用した強盗や車両強奪、首絞め強盗が多発しています。抵抗した場合は死に至るリスクが極めて高く、物理的安全確保は困難です。

医療・衛生 (C-)

都市部の私立病院は高度な医療を提供していますが、公立病院の質は劣悪です。北東部でのマラリア、高いHIV感染率、不衛生な地域でのコレラ流行に注意が必要です。

詐欺・スリ (D+)

ATMでのカードすり替えやスキミング、空港からの追尾強盗、SNSを利用した国際ロマンス詐欺・誘拐が頻発しています。見知らぬ人物からの接触は常に詐欺を疑うべきです。

テロリスク (B)

大規模な組織的テロは近年発生していませんが、米国政府等は観光地でのローンウルフ型テロのリスクを警告しています。モスクや政府施設周辺では注意を払ってください。

最新インテリジェンスレポート

南アフリカは世界で最も治安の悪い国の一つに数えられ、2025年現在も殺人、武装強盗、誘拐の発生率が極めて高い状態にあります。2024年の挙国一致内閣発足により政治的安定は模索されていますが、33%を超える失業率と深刻な貧富の差が犯罪の根本原因となっています。主要都市のCBDやタウンシップは昼間でも立ち入りが危険であり、観光客を狙った凶悪事件が頻発しています。夜間の徒歩移動は論外であり、移動は常にドア・ツー・ドアの安全確保が必要です。

背景分析

南アフリカの治安情勢は、アパルトヘイト時代の歴史的遺産である構造的な貧困と、世界最高水準の不平等(ジニ係数)に深く根ざしています。若年層の失業率は46%に達しており、経済的困窮がギャング活動や犯罪の温床となっています。2024年の総選挙後、ANCが単独過半数を失い成立した挙国一致内閣(GNU)は、経済再生と治安改善を最優先課題としていますが、インフラの老朽化や電力不安(計画停電のリスク)、政府内の汚職が改革の足を引っ張っています。また、警察組織の能力不足と腐敗も深刻で、市民や旅行者は公的機関よりも民間警備会社を信頼せざるを得ない状況にあります。2026年後半に予定される地方選挙に向けて、政治的なデモやストライキが増加する見通しであり、社会的不安がさらに高まる懸念があります。観光地周辺であっても、一歩境界を越えれば犯罪多発地域と接しており、空間的な治安格差が極めて大きいのが特徴です。

重要ポイント

  • 日没後の徒歩移動は絶対厳禁。短距離でも必ず信頼できる配車アプリを使用すること。
  • 空港からホテルへの移動中は常に後方を確認し、追尾強盗のリスクを警戒する。
  • 信号待ちでの「スマッシュ・アンド・グラブ」を防ぐため、車内に荷物を置かない。
  • ATM操作中に声をかけてくる人物は100%詐欺師と見なし、助けを断ること。
  • 高級時計や宝石、高価な機材(カメラ等)を公共の場で見せないこと。
  • 万が一襲われた場合は絶対に抵抗せず、犯人の指示に従いゆっくりと所持品を渡す。
  • CBD(中心業務地区)やタウンシップ(旧黒人居住区)には無断で立ち入らない。
  • 計画停電(ロードシェディング)発生時は犯罪リスクが高まるため外出を控える。
  • 信頼できる大手配車アプリ(Uber等)を利用し、車両番号と顔写真を必ず照合する。
  • テーブルマウンテン等のハイキングコースでも集団強盗が発生するため、単独行動を避ける。
  • 緊急通報番号10111(警察)を登録しておくが、私設警備会社の対応の方が早いことが多い。
  • 観光地であっても常に周囲の状況に気を配る「状況認識(SA)」を維持すること。

各国政府の渡航情報

情報源 警戒レベル
日本外務省 レベル2:不要不急の渡航は止めてください
米国国務省 Level 2: Exercise Increased Caution
英国外務省 Advise against all but essential travel to certain areas
カナダ政府 Exercise a high degree of caution
ドイツ外務省 Reisewarnung/Sicherheitshinweise
フランス外務省 Vigilance renforcée

地域別リスク評価

ハウテン州(ヨハネスブルグ/プレトリア)

極めて危険リスク

国内で最も犯罪件数が多い地域。特にヒルブロウやヨハネスブルグCBDは昼間でも徒歩移動は不可能。武装強盗や誘拐が多発。

西ケープ州(ケープフラッツ地域)

極めて危険リスク

ギャング間の激しい抗争が続いており、銃撃戦が頻繁に発生。観光客が迷い込むと命に関わるリスクがあります。

クワズール・ナタール州(ダーバンCBD)

危険リスク

殺人事件の発生率が極めて高く、駅周辺やビーチフロントの夜間は非常に危険。市民暴動の火種になりやすい地域です。

タウンシップ(旧黒人居住区)全域

立ち入り禁止リスク

警察の介入も限定的な場所があり、部外者はターゲットにされやすい。専門のツアー以外での個人訪問は厳禁。

西ケープ州(ケープタウンCBD/観光地)

警戒が必要リスク

日中は警備がありますが、スリや強盗は常に発生。テーブルマウンテンのトレイルでの襲撃事件にも注意。

東ケープ州(ゲベハ/イーストロンドン)

高い警戒が必要リスク

失業率が高く、路上強盗や車上荒らしが頻発。インフラの未整備による突発的な暴動も発生します。

ムプマランガ州(クルーガー国立公園周辺)

警戒が必要リスク

公園内は安全ですが、ゲート付近(特にヌンビ・ゲート)での車両銃撃・強盗事件が発生しています。

北ケープ州

比較的平穏リスク

人口密度が低く、他州に比べれば治安は落ち着いていますが、孤立した場所での単独行動は避けるべきです。

国内安全マップ

南アフリカは「安全な点(観光施設・ホテル)」と「危険な面(CBD・タウンシップ)」が隣接しており、その境界を理解することが生死を分ける国です。統計上の犯罪率は絶望的に高いですが、行動範囲を厳格に制限し、徹底的な「点から点への移動」を貫くことで、観光やビジネスの遂行は可能です。しかし、一度の不注意が致命的な結果を招くリスクを常に忘れてはなりません。

危険エリア
注意エリア
安全エリア
危険 ヒルブロウ(ヨハネスブルグ)

南アフリカで最も危険な地域の一つ。ギャングの支配下にあり、昼間でも歩行は不可能。銃撃戦や強盗が日常茶飯事。

リスク: 武装強盗, 薬物犯罪, 銃撃事件

危険 ヨハネスブルグCBD

かつての中心業務地区。現在は荒廃しており、首絞め強盗やひったくりが頻発。観光客の立ち入りは推奨されない。

リスク: 首絞め強盗, 集団襲撃, 詐欺

注意 サンドトン(ヨハネスブルグ北部)

アフリカ随一の高級商業地区。警備は固いが、追尾強盗や駐車場での車上荒らしに警戒が必要。

リスク: 追尾強盗, 車上荒らし, ATM詐欺

危険 プレトリアCBD

行政首都の中心部。日本人を含む外国人への路上強盗(首絞め)が多発しており、徒歩移動は避けるべき。

リスク: 路上強盗, デモ暴動, ひったくり

安全 ケープタウン V&Aウォーターフロント

厳重な民間警備が配備された観光拠点。夜間でも徒歩で移動できる数少ないエリア。ただしスリには注意。

リスク: スリ, 置き引き

注意 ケープタウンCBD

日中は活気があるが、人通りの少ない路地や夜間は路上生活者による強盗が発生。常に周囲を警戒すること。

リスク: ひったくり, 強盗, 詐欺

危険 ニャンガ/カイリチャ(ケープタウン)

世界最高水準の殺人事件発生数を記録するタウンシップ。観光客が迷い込むと命の危険がある「ノーゴー・ゾーン」。

リスク: 殺人, 車両強奪, 暴力犯罪

危険 ダーバン CBD/ビーチフロント

観光地だが治安は急速に悪化。特に夜間のビーチ周辺や駅付近での強盗・暴行が深刻な問題。

リスク: 集団強盗, 性犯罪, カージャック

安全 クルーガー国立公園(園内)

厳重に管理された世界的なサファリ。野生動物への注意は必要だが、対人犯罪のリスクは極めて低い。

リスク: 野生動物による襲撃

危険 ヌンビ・ゲート周辺(ムプマランガ州)

クルーガー公園の入口の一つだが、周辺道路での観光客車両への銃撃や強盗が相次ぎ、利用回避を推奨。

リスク: 車両銃撃, 強盗

安全 ステレンボッシュ(西ケープ州)

大学街・ワインの産地。南アフリカの中では比較的治安が良い。夜間の歩行も特定のエリアでは可能。

リスク: 窃盗, 車上荒らし

注意 O.R.タンボ国際空港周辺

追尾強盗の起点となる場所。空港から出発する際は不審な車両に後を付けられていないか細心の注意が必要。

リスク: 追尾強盗, カージャック

犯罪・治安情報

犯罪統計

凶悪犯罪

リスク: 5/5

多発エリア: ヨハネスブルグ中心部, ケープフラッツ, ダーバン駅周辺, タウンシップ全域

手口:

  • 銃器を使用した無差別殺傷
  • ギャング間の銃撃戦
  • ナイフによる襲撃

対策:

  • 危険なエリアを事前に把握し絶対に近づかない
  • 不審なグループを察知したら直ちにその場を離れる
  • 夜間の外出を一切控える

1日平均約75人が殺害されており、殺人率は日本の30倍以上。

強盗

リスク: 5/5

多発エリア: 主要空港周辺の道路, 信号待ちの交差点, ホテルの入り口, 商業施設駐車場

手口:

  • スマッシュ・アンド・グラブ(窓ガラス割り)
  • カージャック(車両強奪)
  • 追尾強盗(フォローホーム)

対策:

  • 車内には荷物を一切置かず、足元に隠す
  • 停車中は常に周囲を確認し、逃げ道を確保する
  • ドアは常にロックし、窓は閉めておく

加重強盗(武器使用)は年間20万件以上発生。

kidnapping

リスク: 5/5

多発エリア: ヨハネスブルグ, プレトリア, ケープタウン, ATM周辺

手口:

  • 身代金目的の拉致
  • 特急誘拐(ATMで現金を引き出させる)
  • ビジネスやデートを装った誘い出し

対策:

  • SNSで知り合った人物との安易な対面を避ける
  • 日常の移動ルートを定期的に変更する
  • 多額の現金を引き出す際は複数人で行動する

誘拐件数は急増しており、1日平均50件以上を記録。

詐欺

リスク: 4/5

多発エリア: 銀行ATM, 路上, 国際空港, SNSアプリ

手口:

  • ATMでのカードすり替え
  • 偽警察官による所持品検査
  • 国際ロマンス詐欺

対策:

  • ATMでの操作中に話しかけてくる人物は全て無視する
  • 公的機関を名乗る者の身分証を必ず確認する
  • あまりにも条件の良い話や誘いには乗らない

サイバー犯罪やカード詐欺による被害は前年比40%増。

性犯罪

リスク: 5/5

多発エリア: 公共交通機関, ナイトクラブ周辺, 孤立したビーチ, タウンシップ

手口:

  • 集団による襲撃
  • 薬物を使用した昏睡強姦
  • 夜間の路上での拉致

対策:

  • 女性のみでの夜間移動は厳禁
  • 飲み物は常に自分の目で確認し、目を離さない
  • 信頼できない人物からの誘いには同行しない

年間5万件以上の性的暴行が報告されており、世界最悪レベル。

健康・医療情報

ワクチン情報

日本国籍者が日本から直接、あるいは非汚染国を経由して入国する場合、法的に義務付けられた予防接種はありません。しかし、アフリカ内の他国を経由する場合は黄熱病のイエローカードが必須となるケースが非常に多いです。推奨としては、A型肝炎、B型肝炎、破傷風の3種類を基本とし、サファリや地方部を巡る場合は狂犬病や傷寒の接種を強くお勧めします。接種スケジュールは出発の1〜3ヶ月前から計画することが理想的です。

ワクチン 必須/推奨 備考
黄熱病 (Yellow Fever) 必須 黄熱病汚染国(アフリカ、中南米の一部)から入国、またはそれらの国の空港で12時間以上乗り継ぎをした1歳以上の渡航者は、イエローカード(予防接種証明書)の提示が義務付けられています。日本からの直行便の場合は不要です。
A型肝炎 推奨 地方部への滞在や衛生状態が不明な場所での食事を予定している場合に推奨。経口摂取による感染を防ぎます。
B型肝炎 推奨 長期滞在者や、医療処置、事故による出血の処置などを受ける可能性がある場合に推奨。感染率が高い地域であることを考慮してください。
破傷風 推奨 野生動物との接触や屋外活動、怪我のリスクがある場合に強く推奨されます。追加接種の検討をしてください。
狂犬病 推奨 野生動物や野犬との接触が避けられない地域、特に地方部での活動を予定している場合に検討。感染した場合の致死率はほぼ100%です。
傷寒(タイフォイド) 推奨 地方部のインフラが未整備な地域に滞在し、現地の飲食物を摂取する場合に推奨されます。

健康リスク

最大のリスクはマラリアで、クルーガー国立公園を含む北東部の低地で発生します。特に9月から5月の雨季はリスクが高まるため、抗マラリア薬の服用や防虫対策が不可欠です。また、HIV/エイズの感染率が世界的に見ても極めて高く、医療行為や性交渉によるリスクには厳重な警戒が必要です。近年、地方部ではコレラの小規模な流行が発生しているほか、ケープタウン近郊のオットセイから狂犬病が検出されるなど、野生生物由来の感染症も報告されています。結核の罹患率も高く、人混みでの感染リスクに留意してください。

医療施設

ヨハネスブルグ、プレトリア、ケープタウンといった大都市の私立病院は、最新鋭の設備と高度な技術を備えており、日本や欧米と同水準の医療が受けられます。医師は英語で対応可能です。一方で、公立病院は慢性的は人手不足と設備不備により、旅行者の利用は現実的ではありません。私立病院の治療費は非常に高額で、数百万単位の請求も珍しくありません。また、重篤なケースでは治療前に支払能力(保険証券やクレジットカード)の提示を厳しく求められるため、高額な医療費をカバーする海外旅行保険への加入が必須です。

入国・ビザ情報

ビザ要件: 日本国籍者は、観光、短期商用、知人訪問目的であれば、90日以内の滞在についてビザは免除されます。入国時には帰路の航空券の提示が必要です。滞在期間の延長は国内のVFS Globalセンターで手続きが可能ですが、1日でもオーバーステイをすると、不適格者としてリストに登録され、最長5年間の再入国禁止措置という非常に厳しい罰則が科されます。目的に適した滞在許可証の管理は徹底してください。

パスポート有効期限

南アフリカ出国時から30日以上の有効期間が必要です。また、パスポートの査証欄には、連続した未使用のページが2ページ以上残っていることが必要です。これがない場合、航空機への搭乗自体を拒否されるケースが多発しているため、出発前に必ず確認してください。

持ち込み禁止・制限品

現金25,000ランド相当(外貨含む)を超える持ち込みは申告が必要です。タバコは紙巻き200本、葉巻20本まで。アルコールはワイン2L、蒸留酒1Lまでが免税範囲です。植物や肉類、乳製品の持ち込みは厳格に規制されており、許可証がない場合は没収されます。伝統工芸品の中にはワシントン条約に抵触するものがあり、持ち出しに許可が必要な場合があります。

緊急連絡先

10111
警察
10177
救急
10177
消防

時間帯別安全情報

早朝

危険

夜明け前は非常に危険です。清掃員や労働者が動き始める時間帯ですが、街灯が少ないエリアや駅周辺では強盗のリスクが依然として高い状態にあります。通勤者が狙われるカージャックや路上強盗も頻発します。

安全な活動:

  • ・厳重に警備されたホテル内での朝食
  • ・事前に手配された送迎車での移動

避けるべきエリア:

  • ・全てのCBD
  • ・タウンシップ
  • ・無人のトレイル

交通: ホテル専属の送迎車、または信頼できる配車アプリ(車内待機)

日中

安全

日中は比較的安全に活動できる時間帯ですが、油断は禁物です。観光客が多いV&Aウォーターフロントやサンドトン等の商業施設内は警備が厚いですが、一歩外に出るとスリやひったくり、注意逸らし型の詐欺に遭遇するリスクがあります。

安全な活動:

  • ・ショッピングモールでの買い物
  • ・主要観光施設の訪問
  • ・警備のいるエリアでの散策

避けるべきエリア:

  • ・ヒルブロウ
  • ・アレクサンドラ
  • ・人通りの少ない路地

交通: ガウトレイン、配車アプリ、レンタカー(窓閉め必須)

夕方〜夜

危険

日没後はリスクが急激に上昇します。視界が悪くなり、強盗やカージャックの実行犯が活動しやすくなります。レストランへの移動であっても徒歩は絶対に避け、必ずドア・ツー・ドアの手段を確保しなければなりません。

安全な活動:

  • ・モール内のレストランでの食事
  • ・警備のしっかりした施設でのイベント

避けるべきエリア:

  • ・ビーチフロント
  • ・公共公園
  • ・ビジネス街全般

交通: 配車アプリ(乗車前に必ず車両確認)

深夜

危険

深夜帯は極めて危険です。酒場やクラブ周辺では犯罪グループが獲物を探しており、カージャックや誘拐の標的にされる可能性が高まります。停電が発生している場合は街灯が消え、犯罪リスクが最大化します。

安全な活動:

  • ・宿泊施設内での滞在

避けるべきエリア:

  • ・全ての屋外エリア

交通: 移動を最小限にし、やむを得ない場合は信頼できるタクシーを呼ぶ

季節別ガイド

(September - November)

気温: 12°C - 25°C

降水: 内陸部は雨季の始まり、雷雨が増える。ケープタウンは穏やか。

服装: 長袖シャツに軽めのジャケット、調整しやすい重ね着。

おすすめ活動:

ナマクアランドの花畑見学, サファリ(出産シーズン), プレトリアのジャカランダ観賞

リスク:

  • ・季節の変わり目の激しい雷雨
  • ・花粉症(ポレンリスク)

(December - February)

気温: 18°C - 35°C

降水: 内陸部は午後の激しい夕立。ケープタウンは非常に乾燥。

服装: 夏服、帽子、サングラス、強力な日焼け止め。

おすすめ活動:

ケープタウンのビーチ, ガーデンルートのドライブ, 屋外フェスティバル

リスク:

  • ・強い紫外線と熱中症
  • ・西ケープ州の山火事リスク

(March - May)

気温: 10°C - 23°C

降水: 全国的に降水量が減り、安定した晴天が続く。

服装: 日中は軽装、朝晩はフリースや厚手のセーター。

おすすめ活動:

ワインランドでの収穫風景, ハイキング, ホエールウォッチング(後半)

リスク:

  • ・日中と朝晩の急激な温度差
  • ・日没の早まりに伴う夜間治安リスク

(June - August)

気温: 0°C - 18°C

降水: ケープタウン周辺は雨季。内陸部は極めて乾燥した晴天。

服装: ダウンジャケット、ニット帽(内陸部)、レインコート(ケープ州)。

おすすめ活動:

クルーガー等のサファリ(最適期), ケープタウン周辺での鯨観賞, 星空観測

リスク:

  • ・内陸部の夜間の冷え込み
  • ・沿岸部の大時化(しけ)

ベストシーズン: 目的により異なりますが、サファリが目的であれば冬から春にかけての5月〜9月がベストです。草木が枯れて見通しが良く、動物が水場に集まるため遭遇率が上がります。またマラリアのリスクも低いです。ケープタウンやビーチを満喫したい場合は、晴天が続く11月〜2月が最適ですが、非常に強い風が吹く日があることを覚悟してください。4月〜5月は全国的に天候が穏やかで、混雑も避けられるため、総合的な周遊には非常に適した時期と言えます。

環境リスク

野生動物のリスク

毒蛇(パフアダー、ブラックマンバ等)

リスク: 4/5

生息地: 国立公園、地方部の茂み、農村部

ハイキングやキャンプの際は必ず厚手の登山靴と長ズボンを着用してください。茂みを歩く際は足元をよく確認し、倒木や岩の下に手を入れないようにします。蛇は振動を察知して逃げる傾向があるため、足音を立てて歩くことも有効です。遭遇した場合は、刺激せずにゆっくりと距離を置いてください。夜間はライトなしで茂みを歩かないことが鉄則です。

治療: 噛まれた部位を心臓より低く保ち、動かさずに安静を保ってください。直ちに救急車を呼び、抗毒素のある主要病院へ搬送する必要があります。

サメ(ホホジロザメ等)

リスク: 3/5

生息地: ケープタウン周辺、ダーバン、東ケープ州の海岸

海水浴やサーフィンをする際は、必ず監視員がいる指定されたビーチを利用してください。サメの出現を知らせる「Shark Spotters」の旗の種類(緑は安全、黒は視界不良、赤は警告、白は出現中)を必ず確認してください。夕暮れ時や夜間の遊泳、河口付近、濁った水の中での遊泳は避けるのが賢明です。

治療: 直ちに止血を行い、海岸の救護所に連絡。ヘリコプター等での緊急搬送が一般的です。

カバ・ワニ

リスク: 5/5

生息地: クルーガー国立公園、セントルシア等の河川・湖沼

水辺では常に警戒を怠らないでください。カバは草食ですが非常に攻撃的で、陸上でも人間より速く走ることができます。ボートツアー中や釣りをする際も水面下を注視し、不用意に水辺に近づかないでください。夜間のキャンプ場周辺の水辺は特に危険です。案内板の指示に従い、指定された場所以外での水遊びは厳禁です。

治療: 外傷が非常に激しいため、救急搬送と緊急外科手術が必要です。抗生物質の投与も必須です。

水の安全性

水道水: 飲用可能

主要都市の水道水は世界的に見ても高品質で飲用可能ですが、近年のインフラ維持管理の問題により、念のため市販のボトル入りミネラルウォーターを購入することを推奨します。特に地方部や洪水後のエリアでは、水道水をそのまま飲むことは避け、必ず煮沸するか浄水器を使用してください。ボトル入りの水はどこでも安価に入手可能です。胃腸が弱い方は、氷入りの飲み物も避けたほうが無難です。

交通安全

事故死亡率: 約25.9人(10万人あたり)

歩行者リスク: 歩行者のリスクは非常に高いです。信号を無視する車両や、歩行者優先の意識が低いドライバーが多く、横断歩道でも安心できません。特に高速道路を横断する歩行者による事故も頻発しています。歩行者側も、強盗被害を避けるために不用意に路上を歩かないことが最大の防御となります。

公共交通: 公共交通機関の安全性は低いです。ミニバス・タクシーは整備不良や無謀な運転が多く、事故が絶えません。鉄道(メトロレール)は車内での強盗被害が深刻で、観光客の利用は推奨されません。唯一、ハウトレイン(Gautrain)は警備が厳重で安全性が高く、推奨されます。都市内移動はUber等の配車アプリが最も安全で一般的です。

地域別ガイド

ハウテン州(ヨハネスブルグ周辺)

レベル 5

南アフリカの経済的中心地。洗練された高層ビル群と、広大なタウンシップが隣り合わせに存在します。アパルトヘイト博物館などの歴史的スポットが多いですが、武装強盗やカージャックの発生率が国内最高レベルです。移動は必ずドア・ツー・ドアの配車アプリを使用し、窓を開けての走行は厳禁です。

主要都市: ヨハネスブルグ, プレトリア, サンドトン

特有リスク:

  • ・追尾強盗(Follow-home robbery)
  • ・スマッシュ・アンド・グラブ(窓割り強盗)
  • ・特急誘拐

西ケープ州(ケープタウン周辺)

レベル 3

テーブルマウンテンや美しい海岸線、ワイナリーが広がる国内随一の観光エリア。ヨーロッパのような雰囲気があり比較的安全に見えますが、ケープフラッツ地区のギャング抗争や、ハイキングコースでの強盗、CBDでのスリには警戒が必要です。夜間の徒歩移動は観光地でも避けてください。

主要都市: ケープタウン, ステレンボッシュ, ヘルマナス

特有リスク:

  • ・ハイキングコースでの刃物強盗
  • ・夜間のギャング抗争エリアへの誤進入
  • ・ATM詐欺

クワズール・ナタール州(ダーバン周辺)

レベル 4

インド洋に面した温暖なリゾート地で、ズールー文化の中心地。ビーチフロントは人気ですが、日没後は非常に危険になります。CBDは犯罪率が高く、徒歩での探索は推奨されません。また、夏の洪水被害が頻発しており、移動時には気象情報と道路状況の確認が不可欠です。

主要都市: ダーバン, ピーターマリッツバーグ, ウムシュランガ

特有リスク:

  • ・ビーチ周辺でのひったくり・強盗
  • ・集中豪雨による土砂崩れ・洪水
  • ・車両強奪

ムプマランガ州(クルーガー国立公園周辺)

レベル 2

世界的に有名なクルーガー国立公園を擁する自然豊かな州。サファリ施設内は極めて安全ですが、公園ゲートへの移動中(特にヌンビ・ゲート付近)に車両が襲撃される事件が発生しています。また、マラリア発生地域であるため、予防措置が必要です。雨季の洪水には注意してください。

主要都市: ムボンベラ, ヘイズビュー, ダルストルーム

特有リスク:

  • ・国立公園周辺道路での銃撃強盗
  • ・野生動物による襲撃(車外に出た場合)
  • ・マラリア等の感染症

東ケープ州(ガーデンルート東端)

レベル 3

野生動物保護区と美しい海岸線が共存するエリア。ネルソン・マンデラの出身地でもあります。他州に比べれば比較的穏やかですが、ゲベハ(旧ポートエリザベス)などの都市部では、失業に伴う小規模な犯罪やデモが発生しやすい状況にあります。孤立したビーチでの一人歩きは避けてください。

主要都市: ゲベハ, イーストロンドン, ムタタ

特有リスク:

  • ・公共インフラ不備に伴うデモ・道路封鎖
  • ・孤立した観光地での強盗
  • ・狂犬病(野良犬)

経済・物価情報

経済概要

南アフリカはアフリカ最大級の経済規模を誇り、G20唯一のアフリカメンバーです。鉱業(プラチナ、金、ダイヤモンド)、製造業、農業が経済の柱であり、金融市場も非常に発達しています。しかし、2025年時点でも失業率は33%を超え、若年層では45%以上に達しています。この深刻な失業と世界最悪水準の貧富の差(ジニ係数)が、慢性的な治安悪化と社会不安の根本原因となっています。政府は経済成長を目指していますが、インフラの老朽化が足かせとなっています。

生活費・物価

日本と比較すると、食費や基本的な生活コストは安価ですが、安全を買うためのコストが高くなります。レストランでの食事は中級クラスで1,500円〜2,500円程度、ビールは300円前後です。一方で、安全な場所にある宿泊施設は1泊15,000円〜30,000円が目安です。公共交通機関が危険なため、移動は全てUberやレンタカーに頼る必要があり、この交通費が旅行予算の大きな割合を占めることになります。スーパーの食品は安くて高品質ですが、輸入品は日本より高額な場合があります。

通貨情報

通貨はランド(ZAR)で、補助通貨はセント。1ランドは約9.6円〜9.7円(2026年1月現在)で推移しています。クレジットカードの普及率は極めて高く、都市部のカフェ、レストラン、スーパーではタッチ決済(Visa, Mastercard)がほぼ全ての場所で利用可能です。逆に、路上やATM周辺での現金使用は犯罪のリスクを高めるため、必要最小限の現金(1,000ランド程度)を小分けにして持ち歩き、基本はカード決済にすることを強く推奨します。ATMを利用する場合は銀行内の安全な場所にあるものを使いましょう。

チップガイド

チップ習慣は確立されています。レストランでは合計金額の10%〜15%を上乗せするのがマナーです(サービス料が含まれていない場合)。ガソリンスタンドの店員(南アではフルサービスが主流)には5〜10ランド程度、駐車場で車を見守ってくれる「カーガード」には、出発時に5〜10ランドを手渡すのが一般的です。ホテルのポーターには1個につき10〜20ランド程度が目安となります。小銭(ランド紙幣の端数)を常に用意しておくとスムーズです。

予算ガイド

バックパッカー予算(1日7,000円〜):ドミトリー泊、自炊、最低限のUber移動。安全面での妥協が必要になりやすくリスクが高まります。ミドルレンジ予算(1日20,000円〜30,000円):警備付きB&Bやホテル、毎食外食、全ての移動を配車アプリ。これが最も一般的な観光客のスタイルです。ラグジュアリー予算(1日60,000円〜):5つ星ホテルや私営ゲームリザーブでのサファリ、専属ガイド付きの送迎。安全性が格段に高まり、南アの魅力を最大限享受できます。

文化・マナー情報

歴史的背景

南アフリカの歴史は、1948年から1994年まで続いたアパルトヘイト(人種隔離政策)という特異な体制によって定義されます。ネルソン・マンデラ氏らの闘争により民主化を達成し「レインボー・ネーション(虹の国)」として再出発しましたが、今なお人種間の経済格差や居住地の分断が色濃く残っています。植民地時代のオランダ・イギリス文化、土着のアフリカ部族文化、そしてアジア系移民の文化が混ざり合い、多様性に富んだ独自のアイデンティティを形成しています。歴史を語る際は、これらの敏感な背景に配慮することが求められます。

社会規範・マナー

挨拶を非常に重視する文化です。店に入る際や会話を始める際は「Howzit?(調子はどう?)」や「Hello」と明るく挨拶するのが基本です。時間に寛容な「アフリカ・タイム」という概念があり、「Just now(すぐ)」と言われても30分後になることがあります。人種問題やアパルトヘイトに関する話題は非常にデリケートなため、親しくなるまでは自分から深入りしないのが賢明です。また、公共の場での飲酒は厳しく規制されており、ビーチや道路での飲酒は警察の検挙対象となります。写真は、人物を撮る際は必ず許可を得るようにしましょう。

宗教・慣習

国民の約80%がキリスト教徒であり、日曜日には正装して教会に通う姿が一般的です。その一方で、伝統的なアフリカの祖先崇拝や伝統医学(サンゴマ)も深く根付いています。また、ケープタウンにはマレー系ムスリムのコミュニティがあり、イスラム教の祝日や習慣も尊重されています。伝統的な村を訪れる際は、長老への敬意を払い、露出の多い服装を避けるなどの配慮が必要です。クリスマスやイースターは国民的な大休日となり、多くの店が閉まり、観光地が非常に混雑します。伝統的なバーベキュー「ブライ」は重要な社会的行事です。

宿泊・食事ガイド

宿泊ガイド

南アフリカの宿泊施設選びで最も重要なのは「セキュリティ」です。ゲストハウスやB&B(Bed and Breakfast)は一般的で質も高いですが、高いフェンス、電動ゲート、24時間監視カメラを備えた施設を選んでください。大手ホテルチェーン(Protea, City Lodge等)は警備が強固で安心です。ヨハネスブルグのサンドトンやケープタウンのウォーターフロントなどの安全な特区内に滞在することを強く推奨します。予約時には最新のレビューを確認し、特に「セキュリティに問題があった」という記述がないかチェックしてください。民泊(Airbnb等)を利用する場合は、ホストが信頼でき、かつ安全なエリアに位置しているかを厳密に判断する必要があります。夜間の到着は避け、明るい時間帯にチェックインできるように計画してください。

食事ガイド

南アフリカは「食の宝庫」です。高品質な牛肉(ステーキ)や、ジビエ(スプリングボック、クドゥ)、新鮮なシーフードが楽しめます。特に「ブライ(Braai)」と呼ばれるバーベキューは国民的食文化で、薪でじっくり焼いた肉は絶品です。マレー文化の影響を受けた「ボボティー(カレー風味のミートローフ)」も人気です。ステレンボッシュやパールのワイナリーでは、世界最高水準のワインとグルメな食事を格安で楽しめます。衛生面では、都市部のレストランは概ね清潔ですが、屋台(ストリートフード)は避けたほうが無難です。また、ケープタウンなどの主要都市の水道水は基本的に飲用可能とされていますが、インフラ老朽化のリスクを考慮し、旅行者はボトル入りの水(ミネラルウォーター)を購入することを推奨します。

実用情報

通信・SIM

通信網は発達しており、4G/5Gが広く普及しています。空港の到着ロビーにVodacomやMTNのカウンターがあり、パスポート提示でプリペイドSIMが購入可能です。10GBでR300(約3000円)程度です。eSIM(Airalo等)も主要都市では快適に使えます。ホテルやカフェには無料WiFiがありますが、セキュリティのためVPNの使用を推奨します。計画停電時(Load shedding)は通信タワーがダウンし、電波が非常に弱くなることがあるため、予備の通信手段(複数キャリアのSIM)やオフラインマップの用意が不可欠です。

銀行・ATM

銀行システムは非常に近代的です。主要な銀行(ABSA, Standard Bank, FNB, Nedbank)のATMはどこにでもあります。しかし、ATMでのスキミングや「親切を装ってカードをすり替える」詐欺が多発しているため、ATMの利用は銀行内のガードマンがいる場所、またはショッピングモール内の明るい場所にあるものに限定してください。路上設置のATMは使用厳禁です。クレジットカードはほぼ全ての場所で使え、スキミング防止のためカードを店員に渡さず、自分で読み取り機に挿入・タッチすることを徹底してください。

郵便・配送

南アフリカ郵便局(SAPO)は、非効率で紛失や遅延が常態化しているため、重要な書類や荷物の送付には推奨されません。国際的な配送には、DHL、FedEx、Aramexなどの民間クーラーサービスを利用してください。これらは主要都市に拠点があり、安全かつ追跡可能な配送を提供します。日本へのハガキは観光地の売店で購入し、ホテルのフロントに預けるのが最も確実ですが、それでも到着までに数ヶ月かかることがあります。

電源・アダプター

電圧は230V、周波数は50Hz。プラグ形状は非常に特殊な「タイプM」(3本の太い丸ピン)が主流です。日本の変換アダプターセットには含まれていないことが多いため、出発前にネットで購入するか、現地のスーパー(CheckersやPick n Pay)で安価に購入してください。最近はタイプC(欧州用2本ピン)やタイプNが使えるコンセントも増えていますが、タイプMは依然として必須です。

洗濯サービス

多くのホテルやゲストハウスでランドリーサービス(洗濯・アイロン)を提供しています。午前中に出せば夕方には仕上がります。街中のコインランドリー(Laundromat)も利用可能ですが、待ち時間の安全を考慮し、ドロップオフ・サービス(預けて後で取りに行く形式)を利用するのが一般的です。乾燥機を使わず外干しする場所では、寄生虫(マンソン住血吸虫等のハエの卵)を防ぐため、必ずアイロンをかけてもらうようにしてください。

公衆トイレ

公共のトイレはショッピングモールやガソリンスタンド内のものを利用してください。これらは比較的清潔に保たれています。一方で、公園や駅などの公共トイレは不衛生で治安上のリスクもあるため推奨されません。多くの場所で無料ですが、清掃員がチップ(R2-R5程度)を期待して立っていることがあります。トイレットペーパーが切れていることに備え、常にポケットティッシュを携帯してください。

主要都市ガイド

ステレンボッシュ

Stellenbosch

65 注意

ケープタウン近郊のワインの産地で、歴史的なオランダ風建築が並ぶ大学街です。国内では比較的安全な都市とされていますが、学生を狙ったひったくりや車上荒らしは発生しています。オーク並木が美しい街並みを徒歩で散策できますが、夜間は複数人での行動を推奨します。

主な観光地:

ワイナリー巡り, ステレンボッシュ大学, ビレッジ・ミュージアム

避けるべきエリア:

  • ・カヤマンディ(タウンシップ)
  • ・夜間の暗い小道

ベストシーズン: 9月〜4月(乾季でブドウが実る時期)

詳細ページへ →

プレトリア

Pretoria

35 危険

行政首都であり、春にはジャカランダの花で街が紫に染まります。多くの大使館がありますが、CBD(中心業務地区)では日本人旅行者の「首絞め強盗」被害が多発しています。観光名所間の移動でも、徒歩ではなく必ず車両を利用してください。警備の厳しいハットフィールド周辺は比較的安全です。

主な観光地:

連合ビル, ヴォールトレッカー記念碑, ジャカランダ並木

避けるべきエリア:

  • ・プレトリアCBD
  • ・サニーサイド
  • ・マメロディ

ベストシーズン: 10月(ジャカランダの開花時期)

詳細ページへ →

ムボンベラ

Mbombela

55 警戒

クルーガー国立公園への玄関口。以前はネルスプロイトと呼ばれていました。街自体は商業都市の性格が強く、ショッピングモール等は比較的安全ですが、郊外の道路での車両襲撃に警戒が必要です。観光客は空港から直接ロッジへ送迎を頼むのが一般的で安全な方法です。

主な観光地:

ローフェルト植物園, シュクザ・キャンプ(クルーガー内), チンプ・エデン

避けるべきエリア:

  • ・夜間の産業地区
  • ・ヌンビ・ゲート付近の一般道

ベストシーズン: 5月〜9月(サファリに適した乾季)

詳細ページへ →

ゲベハ

Gqeberha

48 警戒

「フレンドリー・シティ」の愛称を持つ自動車産業の街。旧ポートエリザベス。ビーチ沿いの遊歩道(ボードウォーク)は日中であれば活気があり比較的安全ですが、夜間は一変して危険になります。観光客を狙った車上荒らしが多いため、車内には一切の荷物を置かないようにしてください。

主な観光地:

アドゥ・エレファント国立公園, ボードウォーク, キングス・ビーチ

避けるべきエリア:

  • ・ニュートン・パークの一部
  • ・マザーウェル(タウンシップ)

ベストシーズン: 11月〜3月(海水浴シーズン)

詳細ページへ →

ブルームフォンテーン

Bloemfontein

52 警戒

司法首都であり、「バラの街」として知られます。他の大都市に比べて歩調がゆったりしており、重大犯罪の発生率はやや低いですが、やはりCBD周辺の徒歩移動は推奨されません。大学周辺や高級住宅街のゲストハウスに滞在し、移動は配車アプリを利用するのが基本です。

主な観光地:

ナバル・ヒル(巨大マンデラ像), フリーステイト植物園, 最高裁判所

避けるべきエリア:

  • ・夜間の中央駅周辺
  • ・郊外の未舗装路エリア

ベストシーズン: 3月〜5月(穏やかな気候の時期)

詳細ページへ →

交通詳細ガイド

国内線フライト

広大な南アフリカを移動する際、最も安全で効率的な手段は国内線航空便です。ヨハネスブルグのO.R.タンボ空港、ケープタウン国際空港、ダーバンのキング・シャカ空港をハブとして、主要都市間を1〜2時間で結んでいます。南アフリカ航空(SAA)、Airlink、CemAirはフルサービスを提供し、FlySafairやLiftは格安航空会社(LCC)として人気があります。航空機による移動は地上移動のリスク(カージャックや道路封鎖)を回避できるため、特に長距離移動には強く推奨されます。チケットはオンラインで容易に予約可能ですが、繁忙期は早めの予約が必要です。空港内では、非正規のポーターによる荷物持ち出しや金銭要求に注意し、預け荷物には必ず鍵をかけ、可能であればラッピングサービスを利用して盗難を防いでください。

鉄道・バス

南アフリカの鉄道事情は、高級観光列車と通勤列車で極端に異なります。「ロボス・レイル」や「ブルー・トレイン」などの豪華列車は非常に安全で贅沢な体験を提供しますが、都市部の通勤列車(メトロレール)は強盗や窃盗が日常化しており、観光客の利用は絶対に避けるべきです。例外として、ヨハネスブルグ、プレトリア、O.R.タンボ空港を結ぶ高速鉄道「ガウトレイン(Gautrain)」は、厳重な警備と清潔な車内を維持しており、観光客も安心して利用できます。長距離バスについては、「Intercape」や「Greyhound」などの大手会社が主要都市間を結んでいます。これらのバスはエアコン付きで安全性が高く、夜間便も運行されていますが、乗降場所(バスターミナル)の治安が悪いため、ターミナルまでの移動には必ずUberを使用し、バスが到着するまで安全な場所で待機してください。

レンタカー・配車サービス

都市部での移動において、最も推奨されるのは「Uber」や「Bolt」といった配車アプリです。これらはドライバーの情報が登録され、ルートが記録されるため、一般のタクシーより格段に安全で、料金も安価です。乗車前には必ず車のナンバーとドライバーの顔を確認してください。一方、自由度の高い観光にはレンタカーも有効ですが、運転には細心の注意が必要です。南アフリカは日本と同じ左側通行です。都市部では、信号待ち(現地の呼称はRobots)での「スマッシュ・アンド・グラブ」を防ぐため、窓は常に閉め、ドアをロックし、バッグや貴重品は外から見えない足元やトランクに隠してください。夜間の長距離運転は、街灯の不足、野生動物の飛び出し、そして道路上に障害物を置いて車を止めさせる犯罪の手口があるため、厳禁です。パンクした際も、安全な場所(ガソリンスタンド等)まで走り続けることが推奨されます。

交通リスク評価

南アフリカの交通リスクは「犯罪」と「事故」の両面で極めて高いです。犯罪面では、信号待ちでのカージャック、停車中の窓割り強盗、空港からの追尾強盗が顕著です。対策として、常に周囲を警戒し、不審な車両に後をつけられていないか確認する必要があります。事故面では、ミニバス・タクシー(現地人の乗合バス)の強引な運転や、未整備な車両、饮酒運転が問題となっており、死亡事故率が非常に高いです。夜間の運転を避け、信頼できる大手レンタカー会社や配車アプリを利用することで、これらのリスクを最小限に抑えることができます。

都市別交通ガイド

ヨハネスブルグ

地下鉄: 一般鉄道は使用禁止。ガウトレインのみ使用可。

バス: Rea Vayaバス(BRT)は日中のみ特定ルートで利用可能だが推奨はしない。

タクシー: Uberが事実上の標準。街中で流しのタクシーを拾うのは厳禁。

徒歩・自転車: サンクトンやローズバンク内の一部を除き、徒歩移動は非常に危険。

費用目安: Uber(5km)でR80-R120程度。

ケープタウン

地下鉄: 利用不可。

バス: MyCiTiバスは比較的安全で、特定の観光ルートに便利。

タクシー: Uberが最適。空港送迎も公式Uber乗り場があり安全。

徒歩・自転車: V&Aウォーターフロント内のみ徒歩・サイクリング推奨。他は日中のみ慎重に。

費用目安: MyCiTiバス1回R15-R30。

ダーバン

地下鉄: 利用不可。

バス: Muvoバスがあるが、観光客の利用は限定的。

タクシー: Uberを推奨。ビーチ沿いでの利用もUberが安全。

徒歩・自転車: ビーチ沿いのプロムナードは日中のみ徒歩可。CBDは徒歩厳禁。

費用目安: Uber(10km)でR150-R200。

プレトリア

地下鉄: ガウトレインが利用可能。空港やヨハネスブルグからのアクセスに最適。

バス: A Re Yengバスがあるが、利用機会は少ない。

タクシー: Uberが基本。ハットフィールド駅周辺での利用がスムーズ。

徒歩・自転車: CBDの徒歩は日本人被害が多いため、いかなる場合も避けるべき。

費用目安: ガウトレイン(空港-プレトリア)約R200。

ゲベハ

地下鉄: なし。

バス: なし。

タクシー: Uberが唯一の現実的な安全手段。

徒歩・自転車: ビーチ沿いのみ日中可。路地には入らないこと。

費用目安: Uber(10分)でR60-R90。

大使館・長期滞在情報

在外公館ネットワーク

在南アフリカ共和国日本国大使館

Embassy - Pretoria

住所: 259 Baines Street, Groenkloof, Pretoria 0181

電話: +27 12 452 1500

管轄: ハウテン州, クワズール・ナタール州, リンポポ州, ムプマランガ州, 自由州, 北西州

緊急対応: 24時間電話対応(夜間休日は外部委託)

在ケープタウン領事事務所

Consulate - Cape Town

住所: 21st Floor, The Towers, 2 Heerengracht Corner, Hertzog Boulevard, Cape Town 8001

電話: +27 21 425 1695

管轄: 西ケープ州, 東ケープ州, 北ケープ州

緊急対応: 開館時間内のみ(緊急時は大使館へ転送)

領事サービス

日本大使館および領事事務所では、パスポートの発行・更新、証明書の発行、戸籍事務のほか、邦人が事件・事故に巻き込まれた際の保護や助言を行っています。南アフリカは凶悪犯罪が多いため、被害に遭った際の警察への届出方法のアドバイスや、弁護士・医師のリスト提供などが重要な業務となっています。ただし、金銭の貸し付けや身元保証、警察への捜査圧力などは行えません。渡航前に必ず「たびレジ」に登録し、緊急時の安否確認ができるようにしておくことが求められます。窓口業務は予約制の場合が多いため、事前に電話かメールで確認してください。

長期滞在ビザ

90日を超える滞在にはビザが必要です。就労ビザ、学生ビザ、退職者ビザ(十分な年金収入が必要)などがありますが、申請プロセスは非常に複雑で時間がかかります。申請は日本国内の南アフリカ大使館で行う必要があります。2024年以降、オーバーステイに対する罰則が厳格化されており、1日でも期限を過ぎると「不適格者(undesirable person)」としてリスト入りし、1年から5年の再入国禁止措置が取られます。延長申請は現地のVFS Globalセンターを通じて行いますが、期限の60日前には手続きを開始することが推奨されます。書類の不備や遅延が多いため、専門のエージェントを利用する長期滞在者も多いです。

リモートワーク・デジタルノマド

南アフリカ政府は、2024年に正式に「デジタルノマドビザ(Remote Work Visa)」の導入を発表しました。国外の雇用主から年額100万ランド以上の収入があることが条件となります。ケープタウンは美しい環境と比較的安価な生活費、発達したコワーキングスペースにより、ノマドに人気の都市です。ただし、ネット環境は良好なものの、電力不足(ロードシェディング)への対策が不可欠です。バックアップ電源を備えた施設を拠点に選ぶ必要があります。また、治安上の理由から、コワーキングスペースへの移動や夜間の活動には常に車両移動が必要となる点が、他のノマド拠点(東南アジア等)との大きな違いです。

ビジネスビザ

短期の商用訪問(会議、交渉、視察等)であれば、90日以内のビザ免除枠内で可能です。ただし、現地で実際に「労働」に従事したり、報酬を得たりする場合は、事前に商用ビザ(General Business Visa)を取得する必要があります。申請には現地法人からの招待状や、自身の所属先からのレター、十分な滞在資金の証明が必要です。南アフリカは「B-BBEE(広範な黒人経済力強化政策)」という独自のビジネス規制があり、現地企業と取引する際は、このスコアや人種構成が重要視されることがあります。交渉は英語で行われ、直接会って信頼関係を築く「対面」が非常に重視される文化です。

推奨防犯装備

ダミー財布

必須

防犯グッズ

強盗に遭遇した際、本物の代わりに差し出すための財布。少額の現金と期限切れのカードを入れておくことで、犯人を早期に満足させ、命の危険を回避します。

RFIDブロック付き防犯バッグ

必須

防犯グッズ

スキミング防止機能と、刃物で切られにくい素材を使用したクロスボディバッグ。常に体の前面で保持し、ジッパーを固定できるタイプが推奨されます。

大容量モバイルバッテリー

必須

通信機器

計画停電(ロードシェディング)対策。スマホの電池切れは地図や配車アプリの利用不可を意味し、南アでは致命的なリスクになるため常にフル充電で携帯してください。

個人用防犯アラーム

推奨

防犯グッズ

大きな音で周囲に危険を知らせるアラーム。ひったくりや襲撃を受けた際、犯人をひるませる効果があります。ただし、銃器を持った相手には刺激しないよう注意が必要です。

現地用SIMカード/eSIM

必須

通信機器

Uberなどの配車アプリ利用に不可欠。MTNやVodacomなどの大手キャリアはカバー範囲が広く、電波の不安定な場所での安全確保に役立ちます。

ドアストッパー(警報機付き)

推奨

防犯グッズ

ホテルの部屋への侵入を防ぐために使用。振動を感知して大音量で鳴るタイプは、ゲストハウスやB&Bでの宿泊時に夜間の安心感を高めます。

トラベル保険(フルカバー)

必須

保険

高額な私立病院での治療費、携行品の盗難、緊急移送をカバーする保険。南アでは公立病院の質が低いため、私立を利用できる保証が命綱となります。

マネーベルト(隠しポーチ)

必須

防犯グッズ

パスポート、予備の現金、予備のクレジットカードを衣類の下に隠すためのポーチ。バッグごと奪われた際のリカバリー手段として非常に重要です。

オフラインマップアプリ

推奨

通信機器

Google Mapsなどのオフライン機能を活用。電波が届かない場所やデータ通信が切れた際も、危険エリアに入っていないかを確認するために役立ちます。

タイプM変換アダプター

推奨

衛生用品

南アフリカ独自の大きな3本ピン形状(Type M)。日本の変換キットには含まれないことが多いため、現地到着後に空港やスーパーで購入するのが一般的です。

旅行者タイプ別ガイド

女性旅行者向けガイド

南アフリカはジェンダーに基づく暴力(GBV)の発生率が世界で最も高い国の一つであり、女性旅行者は特別な警戒が必要です。まず、女性一人での徒歩移動、特に夜間の移動は絶対に行わないでください。日中の観光地であっても、人通りの少ない路地には入らないようにしましょう。ナンパやつきまといに対しては、毅然とした態度で無視し、速やかに立ち去ることが重要です。移動には必ずUberを利用し、乗車前に車種、ナンバー、ドライバーの情報を徹底的に確認してください。また、バーやナイトクラブでは、飲み物に薬を入れられる被害(スパイク)を防ぐため、自分の飲み物から目を離さないようにしてください。宿泊先は、レビューが良くセキュリティが強固なホテルや、女性専用エリアがある施設を選ぶのが賢明です。露出の多い服装は、犯罪のターゲットにされやすくなるだけでなく、保守的な地域では反感を買うこともあるため、スマートカジュアルを基本に周囲に溶け込む服装を心がけてください。緊急時に備え、信頼できる友人や家族に常に位置情報を共有し、現地で使える緊急連絡先を即座に呼び出せるようにしておくことが命を守ることにつながります。

LGBTQ+旅行者向けガイド

南アフリカの憲法は、性的指向による差別を世界で初めて禁止した進歩的なものです。同性婚も合法化されており、ケープタウンなどは「アフリカのゲイキャピタル」と呼ばれるほど寛容で、LGBTQ+にフレンドリーなバーやイベントが多く存在します。しかし、法的保護と社会の実態には大きな乖離があります。特に保守的な地域やタウンシップ、都市部の治安の悪いエリアでは、依然として強い偏見や憎悪犯罪(ヘイトクライム)のリスクが存在します。観光客としては、ケープタウン中心部やウォーターフロント、サンドトンなどのリベラルな地域では比較的自由に過ごせますが、それ以外の地域では、公共の場での過度な愛情表現(PDA)は避け、控えめに行動することが推奨されます。旅行前に、宿泊施設や訪れる場所が「Queer-friendly」であることを確認し、現地のLGBTQ+コミュニティの情報を集めることで、より安全に旅を楽しむことができます。法的には守られていても、個々の価値観によるトラブルが起こり得ることを常に念頭に置いてください。

家族・シニア旅行者向けガイド

南アフリカは、サファリや美しい自然、高品質な食事など、家族旅行やシニア世代にとっても非常に魅力的な国です。ただし、治安上の理由から、日本のような「自由な散策」はできません。家族連れやシニアには、空港からの送迎からガイド、宿泊までをパッケージ化した「プライベートツアー」の利用を強く推奨します。これにより、移動のリスクをゼロに近づけることができます。子供連れの場合、多くのサファリロッジには年齢制限(通常6歳以上)があるため、事前に確認が必要です。また、チャイルドシートの利用が義務付けられているため、レンタカーやUber利用時も配慮が必要です。シニア世代にとっては、高度な医療サービスを提供する私立病院が都市部にあることは安心材料ですが、地方部(国立公園周辺など)では医療アクセスが限られるため、持病がある場合は常備薬の英文処方箋を必ず携行し、十分な補償額の海外旅行保険に加入してください。電力事情(ロードシェディング)の影響で、ホテルのエレベーターが止まったり、夜間の照明が不足したりすることもあるため、自家発電機を備えたグレードの高いホテルを選ぶことが、快適さと安全性を両立させるポイントになります。

安全に関するよくある質問

南アフリカは本当に観光できるほど危険なのですか?

危険ですが、対策を徹底すれば観光は可能です。移動をUberに限定し、夜間の徒歩を避け、危険エリアに近づかなければ、サファリや美しい絶景を楽しむことができます。

昼間なら街中を歩いても大丈夫ですか?

エリアによります。ケープタウンのウォーターフロントは安全ですが、ヨハネスブルグのCBDは昼間でも徒歩移動は極めて危険です。事前に「安全な一画」かどうかを確認してください。

強盗に遭ったらどうすればいいですか?

絶対に抵抗せず、金品を渡してください。犯人は銃を持っている可能性が高いです。目を見ず、ゆっくりした動作で従い、犯人が立ち去るのを待ってください。

配車アプリBoltは使ってもいいですか?

BoltはUberより安いですが、ドライバーの審査が甘いという指摘があります。安全性を優先するならUberを強く推奨します。

タクシー(ミニバス)は安全ですか?

いいえ。運転が極めて荒く、事故率も高い上、強盗被害も報告されています。観光客の利用は推奨されません。

実用的なよくある質問

計画停電(ロードシェディング)は今も続いていますか?

2024年以降、大幅に改善されていますが、インフラの老朽化により突発的な停電は起こり得ます。予備のバッテリーは常に携行してください。

水は飲めますか?

主要都市の水道水は飲用基準を満たしていますが、味が合わない場合や、地方での汚染リスクを避けるため、ボトル入りの水の利用を推奨します。

現金はいくら必要ですか?

ほぼカードで決済できます。チップ用に1日100ランド程度の小銭があれば十分です。多額の現金持ち歩きは避けてください。

SIMカードはどこで買うのがいいですか?

空港の到着ロビーにあるVodacomやMTNのショップが確実です。設定までやってくれるので、その場で通信を確認できます。

変換プラグは100均で買えますか?

南アフリカのタイプMは日本の100均や家電量販店のセットには入っていないことが多いです。現地で買うか、ネットで専用品を探してください。

南アフリカ共和国の治安に関するよくある質問

南アフリカ共和国の治安は良い?悪い?

南アフリカの治安は世界的に見ても極めて悪く、最悪水準の犯罪率を記録しています。2025年から2026年にかけても殺人、武装強盗、誘拐などの凶悪犯罪が頻発しており、観光客であっても命の危険を伴うリスクが常にあります。経済的不平等や高い失業率が背景にあり、警察の対応能力も限定的であるため、一般的な旅行先のような安全は確保されていません。移動は常にドア・ツー・ドアを徹底し、個人での徒歩移動は厳禁です。

南アフリカ共和国で危険な地域はどこ?

ハウテン州(ヨハネスブルグ、プレトリア)のCBDやヒルブロウ、西ケープ州のケープフラッツ、各地のタウンシップ(旧黒人居住区)が特に危険です。これらの地域ではギャングの抗争や武装強盗が昼夜を問わず発生しており、部外者が立ち入れば即座にターゲットにされる恐れがあります。観光地であるケープタウンの中心部でも、一歩裏通りに入ればスリや強盗の被害が多発しており、地域ごとの安全格差が非常に大きいのが特徴です。

南アフリカ共和国旅行はやばい?本当に行って大丈夫?

南アフリカ旅行は「やばい」と言わざるを得ないほどリスクが高いのが現実です。2024年の政情変化後も治安の劇的な改善は見られず、観光客が武装強盗に遭い負傷・殺害される事件も報告されています。どうしても渡航が必要な場合は、高額な民間警備会社の送迎を利用し、宿泊先は高度なセキュリティを備えたホテルを選び、危険地帯には絶対に近づかないという徹底した安全対策が必要です。安易な気持ちでの観光旅行はおすすめできません。

南アフリカ共和国は女性一人でも怖くない?

女性の一人旅は極めて「怖い」リスクを伴い、非常に危険です。性犯罪の発生率が世界最高水準であり、白昼の市街地であっても拉致や暴行の被害に遭う可能性があります。公共交通機関の利用や徒歩移動は、女性一人では絶対に避けるべきです。現地の事情に精通した信頼できるガイドを同行させ、夜間の外出を一切控えるなど、最大限の警戒が求められます。一般的な海外旅行の感覚で訪れるのは非常に無謀と言えます。

南アフリカ共和国でスリに遭わないための対策は?

南アフリカではスリだけでなく、暴力的なひったくりや強盗に発展するケースが多いのが特徴です。対策としては、まず屋外でスマートフォンや財布を絶対に見せないこと、高価な時計や宝石類を身につけないことが鉄則です。人混みではバッグを体の前に抱え、不審な接近者がいないか常に周囲を警戒してください。また、レストランの椅子にバッグをかけたり、テーブルにスマホを置いたりする行為も一瞬の隙に盗まれる原因となります。

南アフリカ共和国で多い詐欺の手口は?

ATM利用時に親切を装って近づき、カードをすり替えたり暗証番号を盗み見たりする「ATM詐欺」が非常に多いです。また、偽警察官による所持品検査を装った盗難や、宿泊予約のトラブルに見せかけた金銭の要求なども報告されています。知らない人から話しかけられたら、いかなる理由であっても警戒を解かず、特に金銭やカードが絡む場面では、信頼できるスタッフ以外との接触を断つことが重要です。

南アフリカ共和国で日本人が巻き込まれやすい犯罪は?

日本人が巻き込まれやすい主な犯罪は、武装強盗、スマッシュ・アンド・グラブ(信号待ちの車の窓を割り、車内の荷物を強奪する)、ATM詐欺、そしてクレジットカードのスキミングです。日本人は「多額の現金を持っている」「抵抗しない」というイメージを持たれており、空港からの尾行による強盗被害も発生しています。銃器を使用した凶悪な手口が多いため、万が一遭遇した場合は命を守るために絶対に抵抗してはいけません。

南アフリカ共和国旅行で注意すべきことは?

最大の注意点は「歩かないこと」です。目的地が数百メートル先であっても、Uberなどの配車アプリやホテルの送迎を利用し、ドア・ツー・ドアで移動してください。また、車を運転する際は窓を閉め切り、ロックを忘れずに。信号待ちでの襲撃に備え、常に周囲を警戒し、車間距離を空けておく必要があります。さらに、計画停電(ロードシェディング)により信号が消え、夜間の視界やセキュリティシステムが弱まるタイミングも犯罪が増えるため注意が必要です。

南アフリカ共和国で起こりやすいトラブルは?

交通事故や政治的なデモ・ストライキへの遭遇がよくあるトラブルです。ミニバス・タクシーの乱暴な運転や、未整備の道路による事故は頻発しています。また、失業やサービス提供への不満から発生するプロテスト(抗議行動)は、しばしば暴徒化し道路封鎖や放火に至るため、情報収集を欠かさず、デモの兆候があれば直ちにその場を離れる必要があります。電力不足による停電から、Wi-FiやATMが使えなくなるトラブルも日常茶飯事です。

南アフリカ共和国で被害に遭ったらどうする?

まず身の安全を第一に考え、抵抗せずに犯人の要求に従ってください。事後は直ちに警察(緊急通報:10111)へ連絡し、盗難届や被害届(ポリスレポート)の発行を依頼します。同時に、日本大使館や領事館へ連絡し、パスポートの再発行や必要な支援を仰いでください。また、クレジットカードの利用停止や保険会社への連絡も迅速に行う必要があります。現地の警察は対応が遅いことが多いため、民間の警備会社が提供する緊急サポートサービスの利用も検討すべきです。

南アフリカ共和国の治安詳細

南アフリカ共和国の治安概要

南アフリカ共和国の治安は、世界でも類を見ないほど深刻な状況にあります。2026年現在も、殺人、武装強盗、性的暴行、誘拐といった凶悪犯罪が国内全域で高い頻度で発生しています。この背景には、アパルトヘイト時代の負の遺産による構造的な貧困、30%を超える高い失業率、そして深刻な貧富の差があります。警察組織の汚職や能力不足も治安悪化に拍車をかけており、市民や旅行者は高度な自主防衛を迫られています。観光地であっても安全な「隔離されたエリア」は存在せず、常に境界線一つで危険地帯と隣り合わせであることを認識しなければなりません。

南アフリカ共和国は危険?やばい?

南アフリカは間違いなく「極めて危険」であり、安易な渡航は「やばい」状況を招きます。2024年の挙国一致内閣発足による政治的安定の模索も、街頭の犯罪抑止には直結していません。特にヨハネスブルグのCBD(中心業務地区)やヒルブロウ、各地のタウンシップは、昼間であっても部外者が立ち入ることは自殺行為に等しいとされています。犯罪者は銃器を躊躇なく使用するため、被害に遭った際の死亡リスクも他国とは比較になりません。観光客を狙った空港からの尾行強盗なども常態化しており、一般的な海外旅行の警戒レベルを遥かに超える対策が必要です。

南アフリカ共和国は怖い?一人旅でも大丈夫?

「南アフリカは怖い?」という問いに対し、答えは明確に「YES」です。特に女性や一人旅の方にとっては、身体的な危害を伴うリスクが極めて高く、決して推奨される旅先ではありません。南アフリカは性犯罪の発生率が非常に高く、単独行動は犯罪者に絶好の機会を与えてしまいます。夜間の外出は論外であり、日中であっても人通りの少ない通りを歩くことは厳禁です。もし訪れるのであれば、ツアーでの団体行動や、信頼できる専属ガイドを雇うことが必須条件となります。少しでも不安を感じるようであれば、渡航を見合わせるか、他の安全な国を選ぶべきです。

スリ・詐欺・犯罪の実態

実際の犯罪状況は多岐にわたります。最も多いのは「武装強盗」で、路上や信号待ちの車が狙われます。窓ガラスを割り荷物を奪う「スマッシュ・アンド・グラブ」は日常茶飯事です。「スリ」や「ひったくり」も巧妙で、集団で囲んで意識を逸らした隙に盗む手口が一般的です。また「詐欺」では、ATM周辺で親切を装いカードを盗み取るものや、オンラインでのロマンス詐欺・投資詐欺も増加しています。近年特に深刻なのが「誘拐」で、身代金目的で観光客やビジネスマンが狙われるケースも報告されています。犯罪者は組織化されており、観光客の油断を常にうかがっています。

地域別の危険度

地域別の危険度をまとめると、ハウテン州のヨハネスブルグとプレトリアが最も危険で、レベル4(避難勧告に相当する警戒が必要)のエリアが点在します。特にヨハネスブルグCBDやヒルブロウは「無法地帯」の様相を呈しています。西ケープ州のケープタウンは観光客に人気ですが、ケープフラッツ地区はギャングの抗争地であり、絶対に立ち入ってはいけません。また、全国の「タウンシップ」と呼ばれる旧黒人居住区は、貧困層が密集し警察の支配が及ばない場所もあり、専門のツアー以外での訪問は厳禁です。ダーバンなどの沿岸部も、ビーチフロントの夜間は強盗が多発しており、地域ごとの安全格差を事前に地図で把握しておくことが不可欠です。

南アフリカ共和国旅行で注意すべきポイント

旅行者が守るべき鉄則は、まず「徒歩移動をしないこと」です。ホテルから目的地まで、必ずタクシーやUber、専用車を利用してください。車内でも貴重品は足元に隠し、窓を開けたりロックを外したりしてはいけません。次に「高価なものを見せない」こと。スマホ、カメラ、宝飾品は犯罪者への招待状になります。また、ATMは必ず警備員のいる銀行内やショッピングモール内のものを利用し、周囲に不審者がいないか確認してください。さらに、現地のニュースや「ロードシェディング(計画停電)」のスケジュールを把握し、停電時のセキュリティ低下に備えることも重要です。

よくあるトラブル事例

具体的なトラブル事例として、ヨハネスブルグ空港から宿泊先へ向かう途中で、不審な車両に追突され、停車したところを武装集団に襲われる「空港尾行強盗」が発生しています。また、ケープタウンの観光スポットであるテーブルマウンテンのハイキングコースで、武装した強盗に金品を奪われる事件も起きています。他にも、レストランでの食事中に足元に置いていたバッグを瞬時に持ち去られたり、偽の「観光案内」を申し出た人物に人気のない場所へ連れて行かれ、身ぐるみを剥がされたりする事例も後を絶ちません。これらの多くは、一瞬の隙や油断から発生しています。

被害に遭った場合の対応

もし被害に遭った場合は、絶対に抵抗せず、犯人の指示に従って金品を渡してください。命を守ることが最優先です。犯人が去った後、速やかに緊急番号「10111」で警察を呼ぶか、最寄りの警察署へ向かいます。南アフリカの警察は手続きに時間がかかるため、粘り強く対応を求める必要があります。同時に在南アフリカ日本国大使館(プレトリア)やケープタウン領事事務所に連絡を入れ、サポートを求めてください。パスポート紛失時の再発行手続きや、家族への連絡などの相談が可能です。緊急時に備え、海外旅行保険の付帯サービス(24時間日本語相談など)も必ず確認しておきましょう。

データソース

公的機関