総合評価
世界最高水準の治安を誇り、暴力犯罪は極めて稀です。ただし中東の地政学的緊張に伴うテロ・ミサイル攻撃の潜在的リスクと、SNS利用や公共マナーに関する厳格な法執行には十分な注意が必要です。
身体的安全 (A+)
殺人や強盗などの凶悪犯罪発生率は世界最低レベルです。AI監視カメラ網が全土に張り巡らされており、深夜の女性の一人歩きも主要都市では概ね安全とされていますが、労働者居住区等では注意を要します。
医療・衛生 (A-)
医療インフラはJCI認証を受けた最先端施設が整っており非常に優秀です。最大の懸念は夏季の50度に達する酷暑による熱中症と、MERSなどの地域特有の感染症です。高額な医療費に備えた保険加入は必須です。
詐欺・スリ (B+)
路上でのスリやひったくりは少ない一方、近年は高度なサイバー詐欺や行政を騙るスミッシングが増加しています。また、非公式なマッサージ店での恐喝や、ゴールド・スーク周辺での偽ブランド品詐欺が散見されます。
テロリスク (B+)
国内の治安維持能力は極めて高いものの、イエメン情勢やイスラエル・ガザ紛争に関連したドローン・ミサイル攻撃の潜在的脅威が存在します。ユダヤ関連施設や重要インフラへの警戒は継続されています。
最新インテリジェンスレポート
アラブ首長国連邦(UAE)は、2025年時点でも世界で最も安全な国の一つとして評価されています。特にアブダビはNumbeoの安全指数で9年連続世界1位を獲得し、ドバイやシャルジャも常にトップ10圏内に位置しています。国内での暴力犯罪は極めて稀であり、警察の介入と監視体制は徹底されています。しかし、イスラエルとの関係正常化以降、周辺諸国の過激派組織による標的となるリスクが指摘されており、中東の地政学的緊張が最大の不安定要因となっています。また、旅行者は「表現の自由」や「宗教的タブー」に関する現地法が非常に厳格であることを認識し、SNSへの投稿や公共の場での振る舞いに細心の注意を払う必要があります。サイバー犯罪の増加も新たな課題となっています。
背景分析
UAEは7つの首長国からなる連邦制国家であり、強力な君主制指導のもとで極めて安定した政治基盤を維持しています。人口の約9割を外国人が占める特殊な人口構造を持ち、政府は社会秩序の維持を最優先課題としています。経済面では石油依存からの脱却を掲げ、ドバイを中心とした観光・金融ハブとしての地位を確立しており、1人当たりGDPは世界トップクラスです。この経済的繁栄が治安の安定を支える一方、低賃金の外国人労働者層と自国民・欧米系駐在員との格差は社会的な潜在リスクとして存在します。法体系は民法とシャリーア(イスラム法)の混合であり、特に薬物、飲酒、公共マナー、サイバー犯罪に対しては「ゼロ・トレランス」の方針が徹底されています。2024年には歴史的豪雨によりインフラの脆弱性が一部露呈しましたが、政府は迅速な復旧とインフラ強化を進めています。外交面では「包括的戦略パートナーシップ」のもと日本との関係も極めて良好で、邦人に対する感情も非常に好意的です。
重要ポイント
- 夏季(5月-9月)の酷暑は生命に関わるレベルであり、日中の屋外活動は厳禁です。
- 政府施設、軍事拠点、大使館、宮殿の撮影は法律で厳しく禁止されています。
- 許可なく現地の人(特に女性)を撮影しSNSへ投稿する行為は逮捕・強制送還の対象です。
- 薬物に関しては微量の所持や体内に成分が残っているだけでも死刑や終身刑の可能性があります。
- 公共の場での過度な身体接触(キス等)や中指を立てる等のジェスチャーは処罰対象です。
- VPNの利用は合法ですが、ブロックされているサイトへのアクセスに使用すると巨額の罰金が課されます。
- WhatsApp等のVoIP通話機能は公式に制限されており、政府公認アプリ以外の通話は不安定です。
- 非公式なマッサージ店のチラシには絶対に応じないでください。恐喝被害の温床となっています。
- ラマダン期間中は日中の公共の場での飲食・喫煙が制限されるため、事前の日程確認が必要です。
- スマート警察署(SPS)が普及しており、24時間無人で犯罪報告や手続きが可能です。
各国政府の渡航情報
| 情報源 | 警戒レベル |
|---|---|
| 日本外務省 | レベル1:十分注意してください |
| 米国国務省 | Level 2: Exercise Increased Caution |
| 英国外務省 | Exercise a high degree of caution |
| カナダ政府 | Exercise a high degree of caution |
| ドイツ外務省 | Sicherheitshinweise |
| フランス外務省 | Vigilance renforcée |
地域別リスク評価
ドバイ・ディラ地区
注意が必要(窃盗・詐欺)リスク古くからの商業地区で混雑しており、スリや置き引きが発生しやすいエリアです。偽ブランド品や偽金の勧誘が非常に多いです。
アル・アイン(オマーン国境付近)
警戒が必要(テロ・越境リスク)リスク2024年にユダヤ教指導者の殺害事件が発生した場所であり、宗教的・政治的な標的となるリスクが一時的に高まっています。
ソナプール(ムハイナ)
夜間注意(労働者居住区)リスク独身男性労働者が密集する地域で、観光インフラが乏しく、夜間の単独行動はトラブルに巻き込まれる可能性があります。
ジェベル・アリ工業地帯
注意(重要インフラ)リスク巨大港湾と工業団地があり、ミサイルやドローン攻撃が発生した際の潜在的な標的となるリスクが指摘されています。
シャールジャ首長国全域
厳格な法遵守が必要リスクUAEで最も保守的な首長国であり、完全禁酒制です。服装や異性間の行動に対する取り締まりが他より厳格です。
サウジアラビア国境地帯
立ち入り制限・注意リスク砂漠地帯で未画定の境界もあり、迷い込むと不法入国で拘束される恐れがあります。GPSと燃料の確保が必須です。
アブダビ・アル・マフラク地区
夜間注意リスク工業・居住混合地域で、夜間は人通りが少なくなるため、タクシー等を利用した移動が推奨されます。
フジャイラ海岸線
海上リスク注意リスクオマーン湾に面しており、タンカーへの攻撃などの海上緊張の影響を受けやすい地域です。マリンレジャー時は情報収集を。
国内安全マップ
UAEは、ハイテク監視システムと厳しい法執行、経済的豊かさにより、世界最高レベルの物理的安全を維持しています。しかし、その安全性は「厳格な規則の遵守」の上に成り立っていることを忘れてはいけません。日本人にとっての最大の脅威は、見知らぬ人からの暴力ではなく、SNSへの不適切な投稿、公共の場での不敬な態度、薬物・アルコールの不適切な扱いです。これらは故意でなくとも重罰に繋がります。また、2024年の豪雨や周辺国のミサイル攻撃の懸念など、自然災害や地政学リスクという「外的要因」には最新の注意が必要です。スマート警察署や観光警察を賢く利用し、常に政府の公式情報を確認する習慣をつけましょう。
世界で最も安全な都市の心臓部。24時間のパトロールと監視カメラにより犯罪はほぼゼロです。家族連れも深夜まで歩いています。
リスク: 交通渋滞, 夏季の酷暑
詳細ページへ →観光のメッカであり、警備は最高レベルです。観光客を狙った犯罪に対して警察が非常に敏感で、安心して観光を楽しめます。
リスク: 高額な観光地料金, 極端な混雑
詳細ページへ →旧市街の活気あるエリアですが、スリや置き引き、偽ブランド品の客引きが多発しています。夜間の細い路地には注意が必要です。
リスク: スリ・ひったくり, 強引な客引き, 詐欺商品
詳細ページへ →庭園都市として知られますが、国境付近の監視が厳しく、2024年には標的型殺人事件も発生。特定の宗教施設付近では警戒を。
リスク: テロ警戒, 国境検問でのトラブル
大規模な労働者宿舎街。観光地ではないため警備体制が異なり、夜間に女性や単独の観光客が立ち入ることは推奨されません。
リスク: 文化的な摩擦, 夜間の孤立リスク
欧米系駐在員や観光客に人気のエリア。夜遅くまでレストランが営業しており、歩行者天国も非常に安全に保たれています。
リスク: 深夜の騒音, 交通違反
詳細ページへ →文化的な教育都市。治安は非常に良いですが、禁酒制など宗教的規則の遵守が他都市より厳格に求められます。
リスク: 厳格な服装規定, 飲酒禁止違反
世界最大級の港湾施設。重要インフラであるため、中東緊張時にはミサイル・ドローン攻撃の潜在的標的として警戒が必要です。
リスク: テロ・攻撃リスク, 撮影禁止制限
リゾート開発が進む北部の都市。自然豊かで、高級リゾート内は極めて安全。ハイキング時の遭難や熱中症には注意が必要です。
リスク: 熱中症, 山岳遭難
比較的小規模な首長国。アットホームで治安も良く、ドバイより物価が安いため穴場の観光地ですが、公共交通はやや不便です。
リスク: 交通手段の不足, 砂嵐の影響
犯罪・治安情報
犯罪統計
スリ・窃盗
リスク: 2/5多発エリア: ドバイ・メトロ車内, ゴールド・スーク, スパイス・スーク, ディラ地区のバニヤス・スクエア
手口:
- 混雑時のスリ
- パンクを装った声かけによる荷物奪取
- 偽の警察官を装った所持品検査
対策:
- 貴重品はホテルのセーフティボックスに預ける
- バッグは体の前で保持する
- 知らない人からの声かけには一切応じない
窃盗率は10万人あたり約10件と極めて低いですが、観光客密集地では発生が継続しています。
詐欺
リスク: 4/5多発エリア: SNS・マッチングアプリ, ディラ地区の裏路地, ショッピングモール周辺の駐車場
手口:
- 偽ブランド品・偽ゴールドの販売
- 行政(ドバイ警察等)を装ったフィッシングSMS
- 恋愛詐欺からの投資勧誘
対策:
- 正規店以外で高額商品を買わない
- 怪しいSMSのリンクは開かない
- 路上で配られるマッサージのチラシを無視する
2023年には7,100万件以上のサイバー攻撃が阻止されており、詐欺の主流はオンラインに移行しています。
traffic_accident
リスク: 3/5多発エリア: シェイク・ザイド・ロード, エミレーツ・ロード, 砂漠地帯のハイウェイ
手口:
- 過度なスピード出しすぎ
- ウィンカーなしの急な車線変更
- 車間距離の不保持
対策:
- 制限速度を厳守する(カメラ検挙が多い)
- 無理な追い越しを避ける
- 夜間の砂漠走行は控える
交通死亡事故率は低下傾向にありますが、依然として一般的な犯罪よりも遭遇リスクが高いです。
cyber_crime
リスク: 4/5多発エリア: 公衆WiFi, 宿泊施設のネットワーク, SNS上の偽広告
手口:
- アカウント乗っ取り
- ランサムウェア攻撃
- 仮想通貨に関連した詐欺
対策:
- VPNを適切に使用する
- 二段階認証を全てのアプリで設定する
- 信頼できない無料WiFiに接続しない
中東地域で最もサイバー攻撃の標的になりやすい国の一つです。
健康・医療情報
ワクチン情報
アラブ首長国連邦(UAE)への入国において、日本から直接渡航する場合は義務付けられた予防接種はありません。しかし、アフリカや南米の黄熱リスク国を経由・滞在した場合は、イエローカードの提示が厳格に求められます。推奨されるものとしては、経口感染リスクのあるA型肝炎や、アウトドア活動に備えた破傷風が一般的です。最新の感染症流行状況(MERS等)に鑑み、免疫力を維持するための基本的なワクチン接種が推奨されます。なお、UAE政府は入国後の医療負担を避けるため、十分な予防措置と保険加入を求めています。
| ワクチン | 必須/推奨 | 備考 |
|---|---|---|
| 黄熱 | 必須 | 黄熱に感染するリスクのある国から入国、またはそれらの国の空港で12時間以上の乗り継ぎを行った9ヶ月以上の渡航者は、イエローカード(予防接種証明書)の提示が義務付けられています。日本からの直接入国時は不要です。 |
| A型肝炎 | 推奨 | 中長期滞在者や、現地のローカルフードを積極的に利用する予定のある旅行者に強く推奨されます。特に地方部での飲食においてリスクがあります。 |
| B型肝炎 | 推奨 | 医療行為や事故、血液を通じた感染リスクに備え、特に長期滞在者や医療従事者に推奨されます。 |
| 破傷風 | 推奨 | 砂漠でのキャンプやアウトドアアクティビティ、山岳地帯でのハイキングを予定している場合、怪我からの感染を防ぐために推奨されます。 |
| 狂犬病 | 推奨 | 発生率は低いものの、野生動物や野良犬・猫との接触の可能性がある場合、特に地方部での滞在者や子供に推奨されます。 |
| 傷寒(タイフォイド) | 推奨 | 汚染された飲食物から感染するため、衛生環境が不十分な地域での食事を予定している場合に推奨されます。 |
健康リスク
UAEで最も警戒すべき健康リスクは夏季(5月〜9月)の極端な高温による熱中症と脱水症状です。日中の気温は50度に達し、湿度も80%を超えるため、屋外活動は命に関わるリスクとなります。感染症では、中東特有のMERS(中東呼吸器症候群)に注意が必要です。ヒトコブラクダが感染源とされるため、ラクダとの接触や未殺菌のラクダ乳の摂取は避けるべきです。デング熱も散発的に報告があるため、蚊の対策が推奨されます。また、砂塵による呼吸器疾患や、冷房による急激な温度差に伴う体調不良(いわゆるドバイ風邪)も頻発しています。
医療施設
ドバイやアブダビなどの主要都市の医療水準は極めて高く、JCI認証を受けた最先端の私立病院が多数存在します。医療スタッフの多くは外国人(欧米やアジア出身)で、英語が完全に通じます。一部の大病院(American Hospital Dubai等)では日本人通訳や日本語対応可能な窓口があり、邦人も安心して受診可能です。ただし、自由診療が基本のため費用は非常に高額です。海外旅行保険への加入は実質的に必須であり、未加入の場合、緊急時であっても治療の開始前に支払能力の証明やデポジットを求められることがあります。
入国・ビザ情報
ビザ要件: 日本の普通パスポート保持者は、観光目的であれば事前にビザを取得する必要はありません。入国時に「オン・アライバル・ビザ(入国許可)」が付与され、最大90日間の滞在が認められます(2024年以降の運用)。これには費用はかかりませんが、滞在目的が就労や長期居住の場合は別途適切な査証申請が必要です。90日を超える滞在やオーバーステイに対しては、1日ごとに高額な罰金が科せられ、支払いが済むまで出国できないなどの厳格な措置が取られます。
パスポート有効期限
入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要です。有効期間が不足している場合、搭乗拒否や入国拒否の対象となります。また、査証欄に最低1ページ以上の空白があることが求められます。
持ち込み禁止・制限品
UAEの税関検査は非常に厳格です。特に医薬品(向精神薬、強い鎮痛剤、咳止め薬の一部成分等)は持ち込みが制限されており、事前に保健省(MoHAP)のオンライン申請で承認を得るか、英語の診断書・処方箋を携行する必要があります。CBD成分を含む製品は一切禁止です。また、イスラム教を侮辱する物品、ポルノ(DVDや雑誌だけでなく、電子データも含む)、豚肉製品の持ち込みも厳禁です。これらに違反すると、即座に没収および逮捕の対象となる可能性があります。
緊急連絡先
時間帯別安全情報
早朝
安全街全体が非常に静かで、ジョギングや散歩も安全に行えます。公共交通機関の始発前は人通りが極端に少ないですが、監視カメラが作動しているため、物理的な危険はほとんどありません。ただし、砂漠ツアー等へ向かう車両の運転には、視界不良や野生動物の飛び出しに注意が必要です。
安全な活動:
- ・ビーチ沿いのジョギング
- ・早朝のカフェ利用
- ・日の出鑑賞ツアー
避けるべきエリア:
- ・特になし
交通: 公式タクシーまたは配車アプリ(Careem/Uber)
日中
安全観光客やビジネスマンで賑わい、最も活気がある時間帯です。治安上の問題はほぼありませんが、夏季の熱中症リスクが最大となります。ショッピングモール内は安全ですが、スーク(市場)等の混雑した場所では、スリや執拗な客引きに注意が必要です。公式な場所での適切な服装も求められます。
安全な活動:
- ・ショッピングモールでの観光
- ・博物館・美術館訪問
- ・公式ガイド付きツアー
避けるべきエリア:
- ・猛暑下の屋外砂漠地帯
- ・ディラ地区の裏路地(客引き回避)
交通: ドバイ・メトロ、公式タクシー
夕方〜夜
安全気温が下がり、公園や噴水広場に家族連れが集まる非常に平和な時間帯です。ドバイ・マリーナやダウンタウン周辺は非常に安全で、観光に最適です。スーク周辺では依然としてスリに注意が必要ですが、警察官のパトロールも強化されており、治安の不安を感じることは少ないでしょう。
安全な活動:
- ・ドバイ・ファウンテン鑑賞
- ・マリーナでのディナークルーズ
- ・夜市での買い物
避けるべきエリア:
- ・特になし
交通: ドバイ・メトロ、徒歩(観光地のみ)、タクシー
深夜
安全主要な観光地やホテル周辺は24時間体制で警備されており、非常に安全です。しかし、一部の歓楽街や工業地域(アル・クオズなど)では、酔っ払い同士のトラブルや違法マッサージへの勧誘が発生しやすくなります。女性の独り歩きは、指定されたピンク・タクシー等を利用すれば概ね安全ですが、人通りのない路地は避けてください。
安全な活動:
- ・ホテルのバー・ラウンジ利用
- ・24時間営業のスーパーでの買い物
避けるべきエリア:
- ・ソナプール等の労働者居住区
- ・街灯の少ない産業エリア
交通: 公式タクシー、ピンク・タクシー(女性専用)
季節別ガイド
Winter (冬) (12月 - 2月)
気温: 15°C - 25°C
降水: 年間で最も多いが、月に数日の激しいにわか雨程度
服装: 長袖のシャツ、薄手のジャケットやパーカー。夜間は10度近くまで下がるためコートも役立ちます。
おすすめ活動:
砂漠のサファリ・キャンプ, 屋外イベント(ショッピング・フェスティバル等), ビーチでの日光浴, 屋外観光スポットの散策
リスク:
- ・フラッシュフラッド(鉄砲水)による道路冠水
- ・夜間の急激な冷え込み
- ・霧による視界不良と交通事故
Spring (春) (3月 - 5月)
気温: 20°C - 35°C
降水: 稀に激しい雷雨が発生することがある
服装: 日本の初夏の服装。日差しが強くなるため、帽子やサングラス、日焼け止めが必須です。
おすすめ活動:
屋外での食事(テラス席), マリーナ地区でのクルージング, アル・アインの庭園観光
リスク:
- ・強い砂嵐(シャマール)による視界不良
- ・日中の急激な気温上昇
- ・季節の変わり目の呼吸器系疾患
Summer (夏) (6月 - 9月)
気温: 35°C - 50°C
降水: ほぼ皆無。極めて乾燥しているか、海沿いは猛烈に多湿
服装: 通気性の良い綿素材。屋内は冷房が極めて強いため、羽織るものが必須です。
おすすめ活動:
室内テーマパーク、ショッピングモール, ドバイ・アクアリウム等の室内観光, 夜間のナイトプール
リスク:
- ・重度の熱中症と脱水症状
- ・冷房による極端な寒暖差
- ・屋外での火傷(日光で熱せられた金属等)
Fall (秋) (10月 - 11月)
気温: 25°C - 35°C
降水: ほとんどない
服装: 日本の夏服。11月に入ると夕方は過ごしやすくなるため薄手の長袖があれば便利です。
おすすめ活動:
屋外ダイニングの再開, ドバイ・ミラクルガーデン訪問, 主要な国際会議やスポーツイベント
リスク:
- ・高い湿度による不快感
- ・まだ残る日中の酷暑
- ・砂嵐による航空便の遅延リスク
ベストシーズン: 観光に最適なベストシーズンは、間違いなく11月から3月までの冬季です。この時期は気温が20度前後と極めて過ごしやすく、砂漠でのアクティビティや屋外での散策、ビーチでのレジャーを存分に楽しむことができます。湿度が低く、夜は涼しいため、テラス席での食事も最高の体験となります。また、世界的なイベントやセールもこの時期に集中しており、UAEの魅力を最大限に享受できる期間です。
環境リスク
野生動物のリスク
毒蛇(トガリハナクサリヘビ等)
リスク: 4/5生息地: 砂漠地帯全域, ハジャール山脈, ワディ(枯れ川)周辺
砂漠や山岳地帯での活動時は、必ず厚手の靴や長ズボンを着用してください。特にトガリハナクサリヘビは砂に潜る習性があり、視認が困難です。夜間は活動が活発になるため、砂漠でのキャンプ中は足元を強力なライトで照らし、不用意に岩の隙間や草むらに手を入れないようにしてください。遭遇した場合は、刺激を与えず静かに距離を取ることが唯一の安全策です。足音の振動で逃げることもありますが、追い詰めると攻撃的になります。
治療: 直ちに救急(998)に連絡し、可能な限り安静を保って毒の回りを遅らせてください。ドバイのラシード病院など、主要な公立病院には蛇毒の血清が常備されています。噛んだ蛇の特徴をメモするか写真を撮ると治療がスムーズです。
サソリ
リスク: 3/5生息地: 砂漠のキャンプサイト, 住宅街の庭(湿気のある場所), 山間部
キャンプやハイキングの際は、靴を履く前に必ず中を振って確認してください。サソリは夜行性で、日中は靴の中やバッグの隙間、瓦礫の下などの暗く涼しい場所に隠れています。寝袋や衣類を地面に放置しないようにし、テントのジッパーは常に完全に閉めておきましょう。UAEには猛毒を持つデスストーカーやファットテール・スコーピオンが生息しており、刺されると激痛や神経症状を引き起こします。
治療: 患部を冷やしながら速やかに病院の救急外来を受診してください。子供や高齢者の場合は重症化しやすいため、一刻を争います。主要病院で抗毒素治療が可能です。
ラクダ
リスク: 2/5生息地: 砂漠の観光農場, 郊外の道路
ラクダはMERS(中東呼吸器症候群)の媒介元とされるため、直接触れたり、キスをしたりするような過度な接触は控えてください。また、郊外の道路ではラクダが突然横断することがあり、衝突事故は死に至る重大なリスクとなります。夜間の運転は避け、ラクダ注意の標識があるエリアでは速度を落としてください。観光用のラクダに乗る際は、係員の指示に従い、急な動きでラクダを驚かせないように注意が必要です。
治療: ラクダに噛まれたり蹴られたりした場合は外傷治療を。接触後に発熱や咳が出た場合は、MERSの可能性を考慮し、医療機関にその旨を伝えて受診してください。
水の安全性
水道水: 飲用可能
UAEの水道水は海水淡水化プロセスを経ており、工場出荷時点ではWHO基準をクリアしています。しかし、建物内の貯水タンクや古い配管を通る過程で汚染されるリスクがあるため、現地住民のほとんどは飲用として「ボトル入りの水」を利用しています。料理(加熱するもの)や歯磨きには水道水で問題ありませんが、胃腸が弱い方や乳幼児は、飲用・調理ともに市販のミネラルウォーターを使用することを強く推奨します。スーパー等で5ガロンボトルや500mlペットボトルが安価に入手可能です。
交通安全
事故死亡率: 約8.5人(10万人あたり。日本は約2.1人であり、リスクは高い)
歩行者リスク: 歩行者の優先意識は極めて低いです。横断歩道であっても信号がない場所では車は止まりません。特に高速道路のような広い幹線道路を無理に横断する歩行者が事故に遭うケースが多く、観光客は指定の歩道橋や地下道を利用すべきです。歩きスマホは非常に危険です。
公共交通: ドバイ・メトロ、トラム、公営バスの安全性は世界最高水準です。車両は清潔でメンテナンスも行き届いています。タクシーも政府管理下の車両は安全で、GPS監視と速度制限が課されています。ただし、非正規の「白タク」は犯罪リスクがあるため利用しないでください。
地域別ガイド
アブダビ首長国
レベル 1UAEの首都であり、面積の約8割を占める最大の首長国。政治と文化の中心地で、治安は極めて良好です。シェイク・ザイード・グランドモスクやルーヴル・アブダビなどの文化施設、F1が開催されるヤス島など、落ち着いた雰囲気の中に豪華な施設が並びます。ドバイに比べて保守的で規律正しく、街並みも整然としています。
主要都市: アブダビ市, アル・アイン
特有リスク:
- ・軍事施設・宮殿の撮影禁止
- ・砂漠地帯での遭難リスク
ドバイ首長国
レベル 1世界中から観光客が集まる経済の中心地。バジュ・カリファや巨大モールなど「世界一」を象徴する派手な都市景観が特徴です。最も自由な雰囲気がありますが、観光客を狙った軽犯罪(スリ・詐欺)には注意が必要。夜間でも女性の一人歩きが可能と言われるほど安全ですが、混雑したスークや工業地帯では警戒を怠らないでください。
主要都市: ドバイ市, ハッタ
特有リスク:
- ・スークでの客引き・詐欺
- ・女性・子供専用車両の誤乗車
シャルジャ首長国
レベル 1ドバイの北に隣接し、教育と文化の都として知られます。伝統的なアラブ建築が多く残り、博物館も充実しています。首長国の中で最も戒律が厳しく、完全禁酒制を採用している点に注意が必要。服装の露出についても他首長国より厳しい目が向けられます。家族連れが多く、落ち着いた治安水準を保っています。
主要都市: シャルジャ市, コール・ファッカン
特有リスク:
- ・酒類の所持・飲酒(厳禁)
- ・露出の多い服装への警告
ラス・アル・ハイマ首長国
レベル 1UAE最北部に位置し、雄大なハジャール山脈と美しいビーチを併せ持つリゾート地。近年観光開発が急速に進んでおり、ハイキングやジップラインなどのアウトドアが人気です。都市部に比べてのんびりした雰囲気で、治安上の懸念はほとんどありませんが、山岳地帯での事故には注意が必要です。
主要都市: ラス・アル・ハイマ市
特有リスク:
- ・登山中の熱中症・滑落
- ・夜間の野生動物との接触
フジャイラ首長国
レベル 1オマーン湾に面した東海岸の首長国。唯一砂漠が少なく、海と山が美しいエリアです。ダイビングやシュノーケリングの名所として知られ、UAE国内からの避暑地としても人気。人々は非常に友好的で、事件事故の報告は稀ですが、海洋レジャー中の事故や天候急変に伴う洪水には警戒が必要です。
主要都市: フジャイラ市, ディバ
特有リスク:
- ・海流の急変による水難事故
- ・鉄砲水(洪水)のリスク
経済・物価情報
経済概要
UAEは中東屈指の経済大国であり、石油・天然ガス資源に支えられた高い富を誇ります。近年は「脱石油」を掲げ、ドバイを中心とした観光、不動産、金融、物流ハブとしての多角化に成功しています。2025年の1人当たりGDPは約5.1万ドルと予測され、世界有数の購買力を持っています。国家的なインフラ投資が続いており、経済成長率は5%前後と安定していますが、物価の上昇も顕著です。
生活費・物価
旅行者にとっての費用は欧米の主要都市と同等かそれ以上です。食事はフードコートで40-60AED、一般的なレストランで150AED以上が目安。宿泊は中級ホテルで1泊500AED、繁忙期の高級ホテルは数千AEDに達します。一方でタクシーやメトロなどの交通費は政府により比較的安価に抑えられています。夏季(6-9月)はオフシーズンのため宿泊費が大幅に下がりますが、酷暑のため活動が制限されます。
通貨情報
通貨はUAEディルハム(AED)です。1米ドル=3.6725AEDの固定相場制を採用しており、為替変動が少なく安定しています。1AEDは約40-43円(2025年現在)。クレジットカードの普及率は世界トップクラスで、VisaとMastercardがあれば屋台以外のほぼ全ての場所で決済可能。Apple PayやGoogle Payも広く普及しています。チップ用に少額の現金(10-20AED札)を持つ程度で十分です。
チップガイド
チップは義務ではありませんが、習慣として定着しています。レストランではサービス料が含まれていない場合、総額の10-15%程度を残すのが一般的。ホテルのポーターには荷物1つにつき5-10AED、タクシーは端数を切り上げるか5AED程度上乗せすると喜ばれます。サービスが非常に良い場合の感謝の印として捉えられています。
予算ガイド
バックパッカー予算(1日1万円〜):ドバイ・ディラ地区の安宿を利用し、移動はメトロ、食事は現地労働者向けの食堂を中心にすれば可能です。ミドルレンジ(1日3万円〜):4つ星ホテルに滞在し、タクシー移動とショッピングモールでの食事を楽しむ標準的な観光スタイル。ラグジュアリー(1日10万円〜):5つ星以上のリゾート滞在、高級砂漠ツアー、ミシュランレストランでの夕食など、UAEの真髄を体験する予算です。
文化・マナー情報
歴史的背景
かつては真珠採掘と交易で栄えた「休戦海岸」と呼ばれた地域でした。1971年に英国の保護下を離れ、アブダビやドバイなど6つの首長国が合邦してアラブ首長国連邦を結成(翌年ラス・アル・ハイマが加入)。石油の発見により、わずか数十年で砂漠の村から世界最先端の近未来都市へと劇的な発展を遂げました。各首長国は独自の君主(首長)を持ち、連邦制を維持しながら独自のアイデンティティを保っています。伝統的なベドウィン文化と、全人口の約9割を占める外国人による国際色が融合した特異な社会を形成しています。
社会規範・マナー
イスラム教の価値観が社会の基盤です。公共の場での過度な親愛の情(キスや抱擁)は警察の介入を招く恐れがあり厳禁。ラマダン期間中の日中の公然の飲食も制限されます。また、現地の人のプライバシーを尊重し、許可なく写真(特に民族衣装の女性)を撮影することは深刻なトラブルに発展します。怒鳴ったり不快なジェスチャー(中指を立てる等)をしたりすることも逮捕・国外追放の対象です。常に穏やかで丁寧な振る舞いが求められます。
宗教・慣習
国教はイスラム教です。毎日5回、街中にアザーン(礼拝への呼びかけ)が響き渡ります。モスクは聖なる場所であり、観光客が入場できる場所(アブダビのグランドモスク等)では厳格なドレスコードが適用されます。飲酒はイスラム法で禁じられていますが、非ムスリムの観光客に対しては、許可を得たホテルやレストランでの提供が認められています。ただし、シャルジャ首長国は完全禁酒であり、持ち込みも厳罰に処されます。
宿泊・食事ガイド
宿泊ガイド
世界有数の高級ホテル激戦区です。ダウンタウンやビーチ沿いには華やかな5つ星ホテルが並び、無料WiFiやプール、フィットネスは標準装備。一方、ビジネス向けの「アパートメントホテル」は長期滞在や家族連れに便利で、キッチン付きの部屋が多くあります。予約時は「サービス料10%」「自治体税7%」「観光税(Tourism Dirham:1泊あたり10-20AED)」などの追加費用が含まれているか、必ず確認してください。
食事ガイド
UAEは「美食のるつぼ」です。現地の伝統料理「マチュブース(炊き込みご飯)」や「フムス」はもちろん、レバノン料理、インド料理、日本料理などあらゆるジャンルが揃います。アルコールは許可を得たホテル内レストランのみ。庶民的な「シャワルマ(サンドイッチ)」なら10AED以下で楽しめますが、アルコールを伴う夕食は一人1万円を超えることも珍しくありません。金曜日や土曜日に開催される「サンデーブランチ」は豪華な食べ放題で、現地文化の一つです。
実用情報
通信・SIM
主要キャリアは「Etisalat(エティサラート)」と「du」です。観光客向けに空港で無料SIMが配布されることもありますが、通信料込みの観光プラン(28日間有効等)を購入するのが確実。無料WiFiはモールや空港に完備されていますが、接続にはSMS認証(現地番号)が必要なケースが多いです。VoIP規制によりWhatsApp通話などは使えないため、Botim等の政府公認アプリを使うか、テキストチャットのみで対応してください。
銀行・ATM
ATMは街中やモール、ガソリンスタンドにあり、Visa/Mastercardでのキャッシングが容易です。手数料は1回あたり20AED前後かかることが多いですが、大手銀行(HSBC, Emirates NBD等)の機械は比較的安定しています。両替所は「Al Ansari Exchange」などがレートが良く、多くのモールに出店しています。日本円からの直接両替も可能ですが、レートを考えるとUSドルを持参するかクレジットカード決済が推奨されます。
郵便・配送
公営の「Emirates Post」が主要。国内発送は早いですが、日本への国際郵便はEMSで1週間程度、船便で1〜2ヶ月かかります。確実な配送を望むならDHLやFedEx、Aramexなどの国際配送業者の利用を推奨。UAEには「番地」の概念が薄く、配送時は建物名や近隣のランドマーク、受取人の電話番号を明記することが重要です。郵便局の窓口はショッピングモール内にもあり便利です。
電源・アダプター
電圧は220/240Vで50Hz。プラグ形状は3本足のBF型(Gタイプ)です。日本の100V専用電化製品を使用する場合は変圧器が必要ですが、最近のスマホやPC充電器はマルチ電圧(100-240V)対応が多いため、変換プラグのみで対応可能です。電圧の変動は少ないですが、精密機器の保護にはサージプロテクター付きのアダプターがあるとより安心です。
洗濯サービス
街中のクリーニング店(Laundry)は非常に多く、格安で洗濯・アイロンがけを行ってくれます。当日または翌日仕上げが一般的で、シャツ1枚5〜10AED程度。ホテル内のランドリーサービスは非常に高額(シャツ1枚40AED以上)になるため、街中の店舗を探すのが賢明です。また、セルフサービスのコインランドリーはまだ一般的ではありませんが、観光地のレジデンス周辺では徐々に増えています。
公衆トイレ
ショッピングモールやホテル、ガソリンスタンドのトイレは非常に清潔で、多くは無料です。日本と同様に温水洗浄便座(または横にある手動のシャワー)が完備されていることが多いです。紙を流して良いかは場所によりますが、主要施設では問題ありません。ビーチや公園の公共トイレも比較的管理されています。多目的トイレ(おむつ替え台等)も充実しており、家族連れでも安心です。
主要都市ガイド
アル・アイン
Al Ain
「庭園都市」の異名を持つユネスコ世界遺産の都市。アブダビ第2の都市で、豊かなオアシスと伝統的な砦が残ります。治安は最高水準で、ゆったりとした時間が流れています。地元住民が多く、伝統的なアラブの生活を垣間見ることができます。
主な観光地:
アル・アイン・オアシス, ジャベル・ハフィート(山), アル・ジャヒリ砦
避けるべきエリア:
- ・国境付近(軍事的な立ち入り禁止区域)
ベストシーズン: 11月〜3月
詳細ページへ →フジャイラ
Fujairah City
ハジャール山脈を背負い、海に面した静かな都市。UAE最古のモスクであるアル・ビディア・モスクがあり、歴史の深さを感じられます。石油備蓄拠点としての経済面と、マリンスポーツの拠点としての観光面を併せ持ち、非常に安全です。
主な観光地:
フジャイラ砦, アル・ビディア・モスク, スヌーピー・アイランド
避けるべきエリア:
- ・工業・港湾地区の立ち入り禁止エリア
ベストシーズン: 10月〜4月
詳細ページへ →アジュマン
Ajman
UAE最小の首長国。ドバイのベッドタウンとしての側面もあり、海沿いの美しいコーニッシュ(遊歩道)が市民の憩いの場です。物価が安く、人々も親切。ドバイからの日帰り観光も容易で、リラックスした雰囲気が楽しめます。
主な観光地:
アジュマン博物館, アジュマン・コーニッシュ, アル・ゾーラ自然保護区
避けるべきエリア:
- ・一部の工業団地(夜間)
ベストシーズン: 11月〜3月
詳細ページへ →交通詳細ガイド
国内線フライト
UAEは国土がコンパクトなため、都市間移動に国内線航空便を利用することは一般的ではありません。アブダビ国際空港(AUH)とドバイ国際空港(DXB)の間は車で約1.5時間であり、主にシャトルバスやタクシー、または国際線の乗り継ぎ便として運用されています。エミレーツ航空やエティハド航空を利用する場合、特定クラスの乗客向けに都市間無料シャトルバスサービスが提供されています。移動効率を考えると、空路よりも陸路の方が圧倒的に便利です。
鉄道・バス
現在、旅客鉄道としては「ドバイ・メトロ」が世界的に有名です。全自動無人運転で清潔、かつ時間通りに運行されます。アブダビとドバイを結ぶ長距離鉄道「エミレーツ・レール」は現在建設中で、2026年頃の旅客運行開始を目指しています。都市間バスは「RTA(ドバイ)」や「ITC(アブダビ)」により運行されており、主要都市間を数百円程度で結んでいます。バス利用時はドバイなら「nol」、アブダビなら「Hafilat」という専用ICカードが必須で、現金払いは不可です。
レンタカー・配車サービス
車社会のUAEではレンタカーが非常に一般的です。日本の免許証と国際免許証(IDP)があれば利用可能。ガソリン代は安価ですが、現地の運転スタイルは速度が非常に速く、割り込みも多いため慣れが必要です。スピード違反や信号無視は高額な罰金が自動検挙されます。配車アプリは現地発の「Careem」が最強で、タクシーの呼び出しからフードデリバリーまで対応。グローバルな「Uber」も利用可能ですが、Careemの方が車種の選択肢が広く、利便性が高いです。
交通リスク評価
全体として公共交通の安全性は極めて高いです。タクシーは政府により厳格に管理されており、ボッタクリの心配はほぼありません。最大の懸念は「道路交通事故」です。都市間高速道路では時速140km以上の高速走行が一般的で、重大事故が発生しやすい傾向にあります。砂嵐や豪雨時の運転は極めて危険なため、国立気象センターの警告が出た際は運転を避けるのが鉄則です。また、歩行者優先の意識が低いため、横断時は細心の注意を払ってください。
都市別交通ガイド
ドバイ
地下鉄: レッドラインとグリーンラインの2路線。ゴールドクラス(特別席)や女性専用車両があり、ICカード「nol」で決済します。
バス: 網羅的ですが、渋滞に巻き込まれやすいのが難点。停留所は冷房完備のボックス型が多いです。
タクシー: 政府公認のタクシー(屋根がカラフルなもの)が安全。Careemアプリでの予約がスムーズです。
徒歩・自転車: 冬場はマリーナ周辺などでサイクリングが可能。夏場は屋外歩行はほぼ不可能です。
費用目安: メトロ 3〜8.5AED、タクシー初乗り12AED(予約時25AED)。
アブダビ
地下鉄: 現在はメトロはありませんが、将来的な計画があります。
バス: 非常に安価。ICカード「Hafilat」を使用。主要観光地を巡る無料バス「Experience Abu Dhabi Shuttle」も活用価値大。
タクシー: 銀色の政府タクシーが主流。Careemでも呼べます。料金はドバイより若干安価です。
徒歩・自転車: コーニッシュ沿いは自転車専用道があり快適。公共シェアサイクル「Careem BIKE」が普及しています。
費用目安: バス 2AED〜、タクシー初乗り12AED(深夜は若干上昇)。
大使館・長期滞在情報
在外公館ネットワーク
在アラブ首長国連邦日本国大使館
Embassy - アブダビ
住所: Villa #633, Mubarak Bin Mohammed St., Abu Dhabi
電話: +971-2-4435696
管轄: アブダビ首長国
緊急対応: 執務時間外は自動音声から緊急連絡先へ転送
在ドバイ日本国総領事館
Consulate General - ドバイ
住所: 28th Floor, Dubai World Trade Centre, Dubai
電話: +971-4-293-8888
管轄: ドバイ, シャルジャ, アジュマン, ウンム・アル・カイワイン, ラス・アル・ハイマ, フジャイラ
緊急対応: 24時間対応(緊急時のみ)
領事サービス
日本大使館・総領事館では、パスポートの更新や紛失時の「帰国のための渡航書」発行、戸籍・国籍事務、各種証明書の発行(警察証明書や翻訳証明など)を行っています。また、邦人が事件・事故に巻き込まれた際の保護や、病院・弁護士リストの提供などの支援も行います。ただし、医療費の立替えや民事トラブルの仲裁、警察への捜査依頼(代わりに)などはできません。日本語での相談が可能で、現地生活の不安についてもアドバイスを受けることができます。
長期滞在ビザ
2024年以降、UAEは「ゴールデン・ビザ」と呼ばれる最長10年の長期滞在権を拡大しています。不動産投資(200万AED以上)や高度な専門職、起業家、優秀な学生などが対象です。また、55歳以上のリタイアメントビザや、家族を帯同できる居住ビザも整備されています。一般的には現地企業からの雇用に基づくスポンサーシップ制が主流ですが、一部のフリーゾーンでは自営業者向けのフリーランスビザも発行されています。居住ビザ取得には、現地の医療検査(エイズ・結核等)への合格が必須です。
リモートワーク・デジタルノマド
ドバイは「バーチャル・ワーキング・プログラム」を提供しており、海外に雇用主を持つリモートワーカーが1年間滞在できます。月収5,000ドル以上の証明が必要ですが、所得税がかからず、銀行口座の開設や子供の学校登録も可能です。高速インターネットが普及しており、至る所にコワーキングスペースがあるため、デジタルノマドには非常に魅力的な環境です。ただし、現地の生活コスト(特に家賃)は上昇傾向にあるため、事前の資金計画が重要です。
ビジネスビザ
短期の出張であれば90日間のビザ免除枠内で対応可能ですが、現地での労働を伴う場合は正式なワークパーミットが必要です。UAEには「フリーゾーン」と呼ばれる経済特区が多数あり、そこでは外資100%での会社設立が認められています。ビジネスビザの申請には、現地の商工会議所やスポンサー企業からの招待状が必要になることが一般的です。マネーロンダリング対策(AML)が強化されているため、法人口座の開設には厳格な審査が行われます。
推奨防犯装備
認定VPNアプリ
推奨通信機器
UAEではWhatsApp通話等が制限されています。銀行決済や個人情報保護のために信頼できるVPNを事前導入してください。ただし、検閲回避など違法目的の利用は厳罰対象となるため、プライバシー保護の範囲内に留めてください。
控えめな服装(スカーフ等)
必須文化対策
モスク訪問時や政府機関、古い街並みを歩く際に必要です。特に女性は肩や膝を隠す服装がマナーであり、モスクでは髪を隠すための薄手のスカーフが必須となります。冷房対策としても活用でき、現地文化への敬意を示す重要なアイテムです。
高機能日焼け止め・サングラス
必須衛生用品
夏季は気温が50度近くに達し、紫外線が極めて強力です。火傷に近い日焼けを防ぐため、SPF50以上の製品とUVカット機能付きのサングラスは必須です。砂漠ツアーなどに参加する際は、細かい砂から目を守る役割も果たします。
海外旅行保険証(英文)
必須保険
UAEの医療費は非常に高額です。観光客には保険加入が義務付けられており、未加入や支払い能力がないと治療を拒否されたり、高額請求により出国を止められたりするリスクがあります。キャッシュレス診療対応の保険を推奨します。
大容量モバイルバッテリー
推奨通信機器
タクシー配車アプリ(Careem)や地図アプリの使用、電子決済の頻用によりスマートフォンのバッテリー消耗が激しくなります。特に砂漠ツアーなど長時間外出する際は、過酷な熱によるバッテリー劣化も考慮し、信頼できる製品を持参してください。
経口補水液パウダー
推奨衛生用品
熱中症リスクが非常に高い環境です。水だけでは不足しがちなミネラルを効率よく補給できるよう、水に溶かすタイプのパウダーを持参すると便利です。現地でも購入可能ですが、日本の製品は飲みやすく、体調管理の強い味方になります。
BF型変換アダプター
必須通信機器
UAEのコンセントは英国式のBF型(Gタイプ)です。日本のプラグはそのままでは使えません。ホテルによってはマルチタイプもありますが、数が限られるため2つ以上持参するか、USBポート付きの変換プラグを用意することを推奨します。
処方薬の英文証明書
必須衛生用品
薬物規制が極めて厳しく、一般的な鎮痛剤や向精神薬が制限対象に含まれることがあります。トラブル回避のため、持病の薬を持ち込む際は必ず医師による英文の診断書や処方箋を携帯してください。事前のオンライン申請が必要な場合もあります。
旅行者タイプ別ガイド
女性旅行者向けガイド
UAEは女性一人旅にとって世界で最も安全な国の一つです。治安当局の監視と厳しい法律により、路上での嫌がらせやナンパは極めて稀です。公共交通機関には女性専用車両や専用タクシーがあり、行列でも「女性優先」が守られる場面が多いです。服装については、観光地やモールでは比較的自由ですが、政府機関や地元のマーケット、モスクを訪れる際は、肩と膝を隠し、体のラインを強調しすぎない服装がマナーとして求められます。性的被害に遭った場合、被害者が「婚外交渉」の疑いをかけられるリスクを懸念する声もありますが、近年は法律が改正され、被害者の保護を優先する傾向が強まっています。不快な思いをした場合は、すぐに「901(非緊急警察)」または観光警察に相談してください。
LGBTQ+旅行者向けガイド
UAEでは、同性間の性行為は公式には違法であり、死刑を含む厳罰が法律上に存在します。しかし、外国人観光客に対して私生活を詮索することは滅多になく、ホテルのダブルルーム利用でトラブルになることは稀です。ただし、「公共の場での過度な親愛の情(PDA)」は、性的指向に関わらず逮捕・国外追放の対象となります。SNSでのLGBTQ+に関する発信や、公共の場での啓蒙活動、派手な服装による異装(クロスドレッシング)は、現地の警察による取り締まり対象になるリスクが高いため、極めて控えめに行動することが推奨されます。中東の文化・宗教的背景を理解し、現地の社会的規範を尊重することが身を守る鍵となります。
家族・シニア旅行者向けガイド
UAEは子供と高齢者に非常に優しい社会です。公共施設、ショッピングモール、空港は全てバリアフリーで、ベビーカーや車椅子での移動がスムーズです。ショッピングモール内には巨大な水族館や屋内遊園地が完備されており、極暑期でも家族で楽しめます。レストランでも子供連れは大歓迎され、多くの場所で優先権が与えられます。高齢者にとっても、タクシーが安価で戸口から戸口への移動が容易であること、医療レベルが高いことは大きな安心材料です。注意点としては、夏場の屋外移動を避け、常に冷房の効いた室内をベースに行動することです。また、ショッピングモールの冷房は非常に強力なため、高齢者や子供は体温調節のための上着を常時携帯することを強くお勧めします。アブダビのグランドモスクなど広大な敷地を歩く際は、各所で提供されている電動カートを活用してください。
安全に関するよくある質問
夜間に女性一人でタクシーに乗っても大丈夫? ▼
はい、概ね安全です。政府公認のタクシー(屋根が特定の色)や配車アプリCareemを利用してください。心配な場合は、運転手も女性である「ピンク・タクシー」の指名予約も可能です。
飲み物に薬を入れられる犯罪はありますか? ▼
稀ですが、バーやナイトクラブで知らない人物から提供された飲み物を飲んだ観光客が、意識を失い貴重品を盗まれる事例があります。自分の飲み物から目を離さないようにしてください。
実用的なよくある質問
水道水は飲めますか? ▼
WHO基準を満たしており飲用可能ですが、海水淡水化による味の違和感や貯水タンクの衛生面から、多くの人はボトル入りのミネラルウォーター(500mlで1AED程度)を購入しています。
金曜日がお休みだと聞きましたが? ▼
2022年からUAEは土日休みの週休2日制(金曜午後は礼拝のため半休)に変更されました。金曜日も多くの店舗は営業していますが、午後の礼拝時間は一時的に閉店したり、営業時間が変わったりします。
アラブ首長国連邦の治安に関するよくある質問
アラブ首長国連邦の治安は良い?悪い? ▼
アラブ首長国連邦の治安は世界最高水準と言われており、極めて良好です。特にアブダビは世界で最も安全な都市として高く評価され、ドバイもトップクラスの治安を維持しています。凶悪犯罪は非常に稀ですが、外国人労働者が多い地域での軽犯罪や、中東の政治情勢に伴う地政学的リスクには一定の注意が必要です。
アラブ首長国連邦で危険な地域はどこ? ▼
ドバイのディラ地区やソナプールなど、混雑した商業地区や労働者が密集するエリアはスリやトラブルのリスクが比較的高めです。また、オマーン国境付近のアル・アインや戦略的拠点であるジェベル・アリ工業地帯は、地政学的な理由から警戒が必要です。渡航前に最新の安全情報を必ず確認してください。
アラブ首長国連邦旅行はやばい?本当に行って大丈夫? ▼
治安面での「やばい」心配は他国に比べ非常に少ないですが、現地法の厳格さは「やばい」レベルです。公共の場での飲酒や不適切なSNS投稿、他人の無断撮影などは厳しく罰せられます。これらのルールを遵守すれば、非常に快適で安全に旅行を楽しむことができる世界有数の観光国です。
アラブ首長国連邦は女性一人でも怖くない? ▼
女性一人旅でも「怖い」と感じることは少なく、夜歩きも比較的安全です。ただし、イスラム教の文化を尊重し、露出を控えた服装を心がけることが重要です。移動には公式のタクシーや女性専用車両を利用し、不必要な勧誘には毅然とした態度で接することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
アラブ首長国連邦でスリに遭わないための対策は? ▼
ドバイのスーク(市場)やショッピングモールなどの混雑した場所では、財布やスマートフォンを後ろポケットに入れない、バッグを体の前で持つといった基本的な対策を徹底しましょう。治安が良いからと油断せず、レストランで荷物を置いたまま席を立つなどの行為は絶対に避けてください。
アラブ首長国連邦で多い詐欺の手口は? ▼
観光地では偽ブランド品の執拗な勧誘や、非公式なタクシーによる不当な料金請求が報告されています。また、近年ではサイバー犯罪が増加しており、公衆Wi-Fiを通じた情報抜き取りやSNSでの投資詐欺にも注意が必要です。「安く買える」「儲かる」といった甘い誘いには乗らないようにしましょう。
アラブ首長国連邦で日本人が巻き込まれやすい犯罪は? ▼
日本人が巻き込まれやすいのは、荷物の置き引きや不注意による紛失といった軽犯罪です。また、自覚なく現地法を犯してしまうケース(例:SNSへの不適切な投稿や撮影制限区域での写真撮影)も目立ちます。薬物に関しては「ゼロ・トレランス」で極めて厳罰に処されるため、絶対に関わらないでください。
アラブ首長国連邦旅行で注意すべきことは? ▼
宗教的・文化的タブーへの配慮が最も重要です。ラマダン期間中の日中の飲食自粛、公共の場での過度な愛情表現の禁止、許可のない政府施設や地元の人の撮影禁止などを守りましょう。また、飲酒は許可された場所でのみ可能であり、酔った状態での公共の場への外出は逮捕の対象になります。
アラブ首長国連邦で起こりやすいトラブルは? ▼
交通事故の多さが代表的なトラブルです。乱暴な運転をする車両も多いため、歩行時や運転時は十分注意してください。また、SNSでの発言が名誉毀損やサイバー犯罪法違反に問われるトラブルも発生しています。無許可のドローン飛行も厳しく制限されており、没収や拘束の対象となります。
アラブ首長国連邦で被害に遭ったらどうする? ▼
緊急時は警察(999)へ連絡しましょう。ドバイでは観光警察の専用窓口やアプリも利用可能です。事件被害に遭った場合はポリスレポートを必ず取得してください。また、重大なトラブルの際は、在アラブ首長国連邦日本国大使館または在ドバイ日本国総領事館へ連絡し、指示を仰ぐことが大切です。
アラブ首長国連邦の治安詳細
アラブ首長国連邦の治安概要
アラブ首長国連邦(UAE)は、2026年時点でも世界で最も安全な国の一つとして知られています。特にアブダビは国際的な安全指数で長年1位を記録しており、暴力犯罪の発生率は極めて低いです。強力な警察権力と高度な監視ネットワークにより、社会秩序は厳格に保たれています。観光客が訪れるエリアの治安は非常に安定していますが、人口の大多数を外国人が占める背景から、混雑した場所での軽犯罪やサイバー犯罪には警戒が必要です。また、中東情勢の影響を受けやすい地政学的な側面もあり、政府による安全対策が日々強化されています。
アラブ首長国連邦は危険?やばい?
アラブ首長国連邦において「危険」や「やばい」とされるのは、身体への直接的な危害よりも「法執行の厳格さ」にあります。イスラム法に基づく現地のルールは非常に厳しく、日本では軽微なマナー違反とされる行為が、UAEでは逮捕や国外追放といった重い刑罰につながる可能性があります。SNSへの他人や政府施設の写真投稿、公共の場での飲酒や罵倒、宗教的タブーの無視は「やばい」結果を招きます。また、周辺諸国の過激派によるミサイルやドローン攻撃の潜在的リスクも指摘されており、平和に見えても常に国際情勢を意識すべき環境にあります。
アラブ首長国連邦は怖い?一人旅でも大丈夫?
アラブ首長国連邦は、女性一人旅や初めての海外旅行でも「怖い」と感じるシーンが非常に少ない国です。夜間でも照明が明るく、治安部隊の目が届いているため、都市部での移動に不安を感じることは少ないでしょう。ただし、イスラム教の保守的な価値観が根付いているため、過度な露出は避け、伝統を尊重する姿勢が求められます。バザールなどでの執拗な呼び込みを威圧的に感じることがあるかもしれませんが、冷静に断れば問題ありません。公式タクシーの利用や、必要以上に他人と深い関わりを持たないといった自衛手段を講じれば、安全性は非常に高いです。
スリ・詐欺・犯罪の実態
UAEで発生する犯罪の多くは、スリ、置き引き、詐欺といった非暴力的な軽犯罪です。特にドバイのディラ地区やスークなどの混雑エリアでは、隙を狙ったスリが多発しています。また、「安く買える」と言って路地裏へ誘い込み、偽ブランド品を売りつける詐欺や、不当な高額請求を行う非公式タクシーも存在します。近年はサイバー犯罪が急増しており、フリーWi-Fiを悪用した不正アクセスや、SNS上でのロマンス詐欺・投資詐欺が新たな脅威となっています。暴力犯罪が少ないからといって貴重品の管理を怠ると、予期せぬ被害に遭う可能性は十分にあります。
地域別の危険度
地域別のリスクとして、ドバイの旧市街ディラ地区はスリや詐欺、不審な勧誘が集中しており、観光客は特に警戒が必要です。オマーン国境付近のアル・アインは、特定の宗教・政治的標的となる事件が過去に発生しており、周辺情勢への注視が求められます。ソナプール(ムハイナ)などの労働者居住区は、観光客向けではないため、夜間の単独行動は控えるべきです。ジェベル・アリ工業地帯は戦略的インフラが集中しているため、地政学的緊張が高まった際の攻撃対象となるリスクが僅かにあります。また、シャールジャ首長国全域はUAEで最も保守的であり、服装や飲酒に関する法執行が他よりも遥かに厳しいため、行動に細心の注意が必要です。
アラブ首長国連邦旅行で注意すべきポイント
旅行者が最も注意すべき点は、公共マナーと法的規制です。公共の場でのキスや抱擁といった愛情表現は禁止されており、警察の取り締まり対象です。飲酒は許可された場所でのみ可能ですが、泥酔して街を歩くのは厳禁です。特にシャールジャ首長国は完全禁酒であり、規制が他より厳格です。また、他人のプライバシーを極めて重視する文化のため、勝手に人を撮影してSNSに載せる行為は重大なプライバシー侵害とみなされます。薬物に関しては「一回でも終わり」というゼロ・トレランスの方針が徹底されており、持ち込みだけでも重罪となるため、絶対に関わってはいけません。
よくあるトラブル事例
実際のトラブル事例として、SNSで不用意な書き込みをした日本人がサイバー犯罪法違反で取り調べを受けたケースや、無許可でドローンを飛ばして警察に拘束されたケースがあります。また、道路交通事情も課題であり、無理な追い越しやスピード超過による交通事故が頻発しています。他にも、些細な口論が「他人への侮辱」とみなされ、通報されて裁判沙汰になるなど、名誉や宗教に関するトラブルが重い結果を招くことが少なくありません。観光地での偽ブランド品購入による金銭トラブルや、不慣れな暑さによる熱中症での体調悪化も、よくあるトラブルの一つです。
被害に遭った場合の対応
被害に遭った際は、現地の警察(999)へ即座に通報してください。ドバイでは「Dubai Police」アプリを活用することで、迅速な通報や相談が可能です。盗難被害などで保険を請求する場合は、必ずポリスレポートの発行を依頼してください。また、身体の安全を脅かされた場合や、拘束された場合、パスポートを紛失した場合は、在アラブ首長国連邦日本国大使館(アブダビ)や在ドバイ日本国総領事館へ速やかに連絡しましょう。日本政府の出先機関は現地の法律に基づいた助言や緊急時のサポートを提供してくれます。