アムステルダム (Amsterdam)

オランダ (Netherlands) 首都

最終更新: 2026年1月15日

76
安全スコア
A-
身体的安全
A+
医療・衛生
C+
詐欺
B-
テロ
C-
スリ
B+
暴力犯罪

総合評価

世界的に安全な都市とされるが、オランダ国内では犯罪率が最も高い。観光客を狙った巧妙な詐欺やスリが集中しており、テロ警戒レベルも高水準を維持しているため注意が必要。

身体的安全 (A-)

殺人などの凶悪犯罪は減少傾向にあるが、麻薬組織に関連した店舗爆発事件や、若年層による銃器・刃物を用いたトラブルが局所的に発生しており、深夜の特定地区での警戒は必須。

医療・衛生 (A+)

医療水準は極めて高く、英語が完全に通じる。特にアムステルフェーンのAmstelland病院には日本人向けのジャパンデスクがあり、邦人旅行者・居住者にとって非常に心強い環境が整っている。

詐欺 (C+)

偽警察官による所持品検査詐欺や、親切を装って汚れを指摘するスリ、強引なブレスレット配布などの観光客を狙った古典的かつ組織的な詐欺が多発。特に中央駅やダム広場周辺で警戒が必要。

テロ (B-)

NCTVによる警戒レベルは5段階中「4(Substantial)」を維持。中東情勢を受けた政治的緊張や、オンラインで過激化したローンウルフ型のテロの可能性が現実的な脅威として認識されている。

スリ (C-)

オランダ国内で最もスリ・置き引き被害が多い。トラム1・2・5番線や主要観光地、公共交通機関の混雑時を狙った複数人での組織的犯行が常態化しており、カバンを前に抱える等の対策が不可欠。

暴力犯罪 (B+)

一般旅行者が暴行に遭う確率は低いが、サッカー試合後のサポーター襲撃や、祝祭時の暴動、特定の繁華街での酔客によるトラブルが存在する。深夜のビルメル地区など一部エリアは依然としてリスクが高い。

最新インテリジェンスレポート

アムステルダムの治安は、世界的な安全都市指数(Safe Cities Index)で上位にランクされるものの、国内では犯罪発生率が最も高い二面性を持つ。2025年から2026年にかけて、観光客を狙った軽犯罪に加え、テロ警戒レベル「4」の維持、麻薬組織に関連した爆発事件、若年層の武器所持増加が主要なリスク要因となっている。市制750周年行事に伴う混雑が予想され、中心部では予防的所持品検査が強化されている。

現在の状況

最新の統計では、2025年の殺人事件数は過去最低水準の10件まで減少した一方で、観光客の完全回復に伴いスリやひったくりなどの財産犯が前年比で約15%増加している。特に2026年1月の元旦には、違法花火を用いた暴動が発生し52人が逮捕されたほか、西地区での若者による射殺事件や店舗を標的にした警告目的の爆発事件が相次いでいる。2025年11月にはサッカー試合後のイスラエル人サポーター襲撃事件が発生し、国際的な外交問題に発展した。当局は中央駅やダム広場周辺を「安全リスク区域」に指定し、警察による法的根拠に基づいた所持品検査を継続している。また、非接触型決済を悪用したハイテク窃盗や、偽警察官による巧妙な現金抜き取りも報告されており、物理的・デジタルの両面で警戒が必要な状況である。

背景分析

治安悪化の背景には、年間2,000万人を超えるオーバーツーリズムによる警察リソースの分散と、麻薬流通のハブとなっている都市特性がある。特に「ナルコ・テロリズム」と呼ばれる麻薬組織間の抗争が、住宅地での爆発事件や銃撃を誘発しており、一般市民が巻き込まれるリスクが社会問題化している。また、移民コミュニティや一部の若年層における経済的格差と社会的一体性の欠如が、組織犯罪への関与や、若者のナイフ所持(過去10年で武器関連犯罪が24%増加)に繋がっている。デジタル犯罪の増加も顕著で、サイバー犯罪やフィッシング詐欺が新たな収益源となっている。一方で、北地区(Noord)のような旧工業地帯の再開発が進み、ジェントリフィケーションによる一部地域の安全性向上も見られるが、家賃高騰による周辺部への犯罪転移という新たな課題も生じている。

政治・社会情勢

政治的には、中東情勢や移民政策に対する抗議活動が非常に活発である。ダム広場やミュージアム広場では週末を中心に大規模なデモが行われており、一部が暴徒化して警察と衝突するケースも見られる。2025年のアムステルダム市制750周年という巨大イベントを控え、市民活動家による反対運動や環境団体による道路封鎖、ストライキなどが定期的に発生している。これらの活動は、公共交通機関の遅延や治安維持活動の空白を生む要因となっており、旅行者は常に最新のニュースを確認し、群衆には近づかない慎重な行動が求められる。

重要ポイント

  • ! 公共交通機関の利用時は公式アプリ「9292」や「GVB」を活用し、深夜のビルメル方面(メトロ54号線)の利用を避けること。
  • ! 路上で警察官を名乗る人物に財布の提示を求められても、絶対にその場で見せない。必ず公式なバッジを確認し、公的な建物への同行を求めること。
  • ! トヨタRAV4や起亜(Kia)車の車両盗難が急増しているため、レンタカー利用時は監視付き駐車場の利用を徹底する。
  • ! レストランやカフェでは、カバンを椅子の背もたれに掛けず、必ず自分の膝の上か足元で体に固定すること。
  • ! レッドライト地区(飾り窓)での写真撮影は厳禁。トラブルから暴力に発展するリスクが高いため、絶対にカメラを向けないこと。
  • ! テロ警戒レベル4のため、主要駅や空港、観光地でのゴミ箱周辺や不審物には近づかない。警察の指示に従うこと。
  • ! 偽札検査や麻薬検査と称する声掛けは100%詐欺。無視して歩き続けるか、周囲に助けを求めること。
  • ! アムステルフェーンにあるAmstelland病院のジャパンデスク連絡先を事前に保存しておくことを推奨。
  • ! スキポール空港到着直後が最も狙われやすいため、スマホ操作は壁を背にして行い、荷物から目を離さないこと。
  • ! デモ隊や抗議集会に遭遇した場合は、野次馬にならず即座にその場を離れること。

エリア別安全情報(タクティカルマップ)

アムステルダムは放射状に広がる運河によってゾーニングされており、観光客が集中する「センター」に犯罪の4割以上が集中する。特にトラムの観光路線(2番線等)や、観光客が足を止める広場、美術館周辺はプロのスリグループの活動拠点となっている。一方、南部のAmstelveenなどは日本人も多く極めて安全。市全体でキャッシュレス化が進んでおり、路上の「現金のみ」を装う詐欺には注意が必要。夜間の移動は公共交通機関の代わりに、Uberなどの認可された配車アプリを利用することが安全確保に有効である。

危険エリア
注意エリア
安全エリア

アムステルダム中央駅周辺

注意

スリ、置き引き、偽警察官詐欺の最頻発エリア。列車内や切符売り場、東側出口付近は深夜の雰囲気が悪く、不審者のたむろが見られる。

リスク: pickpocketing, scams, fake_police
特に深夜から早朝にかけての東側出口付近を回避

レッドライト地区 (Centrum)

危険

観光名所だが、夜間は麻薬売人や酔客によるトラブルが多い。2024年以降、団体ツアー制限等で環境改善を図っているが、依然として犯罪多発地帯。

リスク: drug_dealing, assault, theft
深夜02:00以降の滞在は強く非推奨

ダム広場 (Dam Square)

注意

市内最大の観光拠点。人混みに乗じたスリや「無料」のブレスレットを強引に巻く詐欺が絶えない。頻繁に大規模デモの会場となる。

リスク: pickpocketing, scams, civil_unrest
デモ発生時は即座に離脱すること

ズイドオースト (Zuidoost/Biljmer)

危険

統計上、市内で最も重大犯罪(暴力・強盗)が多い。スタジアム周辺は試合時に興奮したファンによるトラブルが発生しやすく、夜間の独り歩きは危険。

リスク: violent_crime, robbery, gang_activity
夜間およびサッカー試合後の深夜帯は回避

ニュー・ウェスト (Nieuw-West)

注意

住宅街だが近年、麻薬組織に関連した爆発事件や若者グループによる銃器トラブルが点在している。夜間はストリート・ハラスメントの報告もある。

リスク: explosions, harassment, gang_disputes
夜間の人通りの少ない裏通りを避ける

旧南地区 (Oud-Zuid)

安全

高級住宅街で警察のパトロールも頻繁。極めて安全だが、高級住宅や車両を狙った空き巣、自転車盗難には防犯対策が必要。

リスク: burglary, bike_theft

ヨルダーン地区 (Jordaan)

安全

アットホームな雰囲気で夜間も比較的安全。女性の独り歩きも一般的だが、運河沿いの狭い道では自転車によるひったくりに注意。

リスク: phone_snatching, bike_theft

ノード (Amsterdam Noord)

注意

再開発エリアだが、旧工業地帯のため夜間は人通りが極端に少なくなる場所がある。フェリー乗り場以外の暗がりでの徒歩移動は避けるべき。

リスク: isolation, drug_activity
夜間はタクシー利用を推奨

ライツェ広場 (Leidseplein)

注意

飲食店や劇場が集まる繁華街。深夜は泥酔者による小競り合いや暴行事件が発生しやすい。不審な客引きや薬物の勧誘には応じないこと。

リスク: assault, drug_peddling, theft
週末の深夜02:00以降は警戒を強化

ミュージアム広場 (Museumplein)

注意

観光客が集中し、写真撮影中の隙を狙ったスリが多発。近年、抗議デモの主要な集結地点となっており、警察との衝突が発生することがある。

リスク: pickpocketing, civil_unrest
デモ予定がある日は終日回避を推奨

脅威プロファイリング

アムステルダムの犯罪情勢は、世界的に見て「安全」と評価される一方で、観光客を狙った組織的な軽犯罪と、麻薬組織に関連した暴力事件の二極化が進んでいます。中心部(Centrum)ではスリ、置き引き、詐欺が高度に専門化されており、旅行者は「親切な声掛け」に常に警戒する必要があります。また、2025年以降、麻薬組織の対立による店舗への爆発事件が住宅街でも発生しており、物理的な危険エリアを把握することが重要です。銃器やナイフの所持が若年層で増加しており、深夜の Zuidoost や Nieuw-West 地区では凶器を用いた強盗への注意も欠かせません。警察は予防的所持品検査を強化していますが、個人の防犯意識が最大の防御となります。

偽警察官詐欺集団

Fake Police Scammers

脅威度: 中 時々

グループ規模: 2-3人の男性グループ

ターゲット: 中央駅周辺やミュージアム広場を歩く、比較的高齢の外国人旅行者や、高級品を身に着けたアジア系観光客が主なターゲット。隙のある個人旅行者が狙われやすい。

活動場所: Amsterdam Centraal, Dam Square, Museumplein

活動時間: 10:00-18:00 (観光ピーク時)

手口:

私服警官を装い「麻薬の捜査中である」または「偽札が流通している」と言って観光客に近づきます。偽の警察手帳や身分証を一瞬だけ見せ、言葉巧みに威圧して財布を出すよう求めます。財布の中身を『検査』するふりをして、高度な手癖で高額紙幣を抜き取るか、非接触型カードの情報をスキミングデバイスで読み取ります。多くの場合、周囲に他の通行人が少ない場所や、観光客が少し迷っているような状況で声をかけてきます。犯人は非常に礼儀正しく振る舞うこともあれば、高圧的な態度で恐怖心を煽ることもあり、被害者が偽物だと気づくのは犯人が去った後であることがほとんどです。中央駅、ダム広場、アムステルダム国立美術館周辺の開けた場所で頻発しており、組織的に活動しています。

対策:

本物のオランダ警察が路上で財布の中身を見せるよう要求することは絶対にありません。身分証の提示を求められた場合は、まずその警察官の氏名と所属を確認し、制服を着た警官の同行を求めるか、最寄りの警察署(Politiebureau)で検査に応じると毅然とした態度で伝えてください。不審に感じたら周囲の人に大声で助けを求めるか、スマートフォンのカメラで相手を撮影する姿勢を見せると、犯人は発覚を恐れて逃走します。路上で財布を出すこと自体を避けるのが最大の防御です。

汚し屋スリ(ケチャップ・マスタード)

Stain Scam Pickpockets

脅威度: やや低 頻発

グループ規模: 2名(実行役と注意を引く役)

ターゲット: スーツケースや大きなバックパックを抱え、移動に集中している空港・駅の旅行者。特にスキポール空港から中央駅へ向かう列車の乗降時が狙われる。

活動場所: Schiphol Airport, Amsterdam Centraal, Tram Line 2

活動時間: 終日(特に列車・トラムの混雑時)

手口:

一人の犯人が、ターゲットの服やカバンにわざとケチャップ、マスタード、あるいは鳥のフンに見せかけた液体を気づかれないようにかけます。その後、別の犯人が「服が汚れていますよ」と親切を装って近づき、汚れを拭き取るのを手伝うフリをします。ターゲットが汚れに気を取られ、荷物を足元に置いたり注意が散漫になった瞬間に、もう一人の共犯者がバッグや貴重品を素早く盗み出し、混雑の中に消えていきます。この手口は公共交通機関のプラットフォームや、ホテルのロビー周辺など、荷物から目が離れやすい場所で非常に巧妙に行われます。被害者は親切にされたと思い込んでいるため、盗難に気づくまでに時間がかかるのが特徴です。

対策:

見知らぬ人から「服が汚れている」と言われても、決してその場で荷物を離さないでください。相手の親切を丁寧に断り、すぐにその場を離れて、安全なホテルのトイレや駅の係員がいる場所へ移動してから自分で確認してください。たとえ本当に汚れていても、公共の場で知らない人に体を触らせたり、持ち物の近くに寄せたりしてはいけません。常に「荷物を体から離さない」という意識を維持することが不可欠です。

自転車・スクーターひったくり犯

Phone Snatchers on Bikes

脅威度: 中 頻発

グループ規模: 単独または2人乗り

ターゲット: 運河沿いの道で、スマートフォンを片手に地図を見たり写真撮影に夢中になっている歩行者。歩きスマホをしている人は最優先のターゲットになる。

活動場所: Canal Belt, Leidseplein, Rembrandtplein

活動時間: 12:00-24:00

手口:

自転車や電動スクーターを利用して、歩道や運河沿いの狭い道を背後から静かに近づきます。ターゲットがスマートフォンを手に持っている瞬間を見計らい、追い抜きざまに手元から力ずくで奪い取ります。犯人はそのまま高速で逃走するため、歩行者が徒歩で追いかけることは不可能です。アムステルダム特有の狭い運河沿いの道や、歩車分離が曖昧なエリアで多発しています。近年はスマートフォンのロックが解除された状態で奪うために、操作中の瞬間を狙うケースが増えています。奪われたデバイスはすぐに転売されるか、組織的な部品取りに回されます。

対策:

路上でのスマートフォン操作を最小限に抑えてください。地図を確認する必要がある場合は、必ず建物や壁を背にして、周囲の自転車の動きを遮断できる場所で立ち止まって確認してください。また、スマートフォンには必ずフィンガーストラップやネックストラップを装着し、手元から簡単に奪われないように物理的な対策を講じてください。特にスクーターのエンジン音が聞こえたら、背後の動きに警戒を強めることが重要です。

麻薬組織関連の爆破犯

Narco-related Explosion Groups

脅威度: やや高 時々 武装あり

グループ規模: 不明(組織的な実行犯)

ターゲット: 特定の飲食店、住宅、またはその周辺。観光客を直接狙うものではないが、巻き添えのリスクがある。

活動場所: Nieuw-West, Centrum, Oud-West

活動時間: 01:00-05:00

手口:

麻薬組織間の対立や、店舗オーナーに対する恐喝を目的として、深夜から早朝にかけて店舗の入り口や住宅のドアに爆発物を設置し、爆発させます。これらは「警告」としての意味合いが強く、建物に甚大な被害を与えます。2025年以降、アムステルダム市内、特にニュー・ウェスト地区や中心部の飲食店周辺で頻発しています。使用されるのは強力な花火を改造したものから、より殺傷能力の高い手製爆弾まで様々です。爆発そのものによる被害だけでなく、飛び散るガラス破片や火災による二次被害が、近隣の住民や通りがかった通行人に及ぶ危険性があります。警察は厳重な警戒を続けていますが、犯行は突発的です。

対策:

夜間や早朝に、窓ガラスが粉砕されていたり警察のテープが張られている店舗の近くには絶対に近づかないでください。また、近隣で不審な爆発音が聞こえた場合は、興味本位で現場を見に行くようなことはせず、直ちに頑丈な建物内に避難し、窓から離れてください。現地ニュースで「Explosie(爆発)」という言葉が頻出するエリア(Nieuw-West等)での滞在は、信頼できるホテルを選び、深夜の出歩きを控えることが基本的な安全策となります。

押し売りミサンガ軍団

Bracelet Scammers

脅威度: 低 頻発

グループ規模: 複数名のグループ

ターゲット: ダム広場やカルファー通りを歩く、若者やカップルの観光客。断りきれない雰囲気を持つ日本人も狙われやすい。

活動場所: Dam Square, Kalverstraat, Leidseplein

活動時間: 11:00-20:00

手口:

「友情の証だ」「無料でプレゼントする」などと笑顔で話しかけながら近づき、ターゲットの手首に強引にミサンガや紐を巻き付けます。一度巻かれてしまうと、外すのが困難な結び方をされ、その後すぐに「材料費が必要だ」「寄付をしてくれ」と20ユーロから50ユーロ程度の不当な代金を請求します。断ろうとすると、周囲にいた仲間の男たちが集まってきてターゲットを囲み、威圧的な態度で支払いを強要します。これは古典的な詐欺手法ですが、今なおアムステルダムの主要な広場で毎日行われており、精神的な苦痛を与えるとともに、金銭を奪う行為です。

対策:

路上で笑顔で近づいてくる見知らぬ人、特に手に紐や花を持っている人物とは目を合わせず、差し出された手を絶対に受け取らないでください。彼らが手を伸ばしてきたら、はっきりと「No」と言いながら歩き続け、物理的な距離を保ってください。もし腕を掴まれそうになったら、大声を出して周囲の注意を引くことが有効です。一度でも受け取ってしまうと、彼らの土俵に引き込まれるため、「無視」が最も効果的な防御策となります。

闇タクシー(スノルデル)

Illegal Taxis (Snorders)

脅威度: 中 時々

グループ規模: 単独(運転手)

ターゲット: 深夜、公共交通機関が終了した後に繁華街で立ち往生している旅行者や、スキポール空港で公式タクシー乗り場の列を避けようとする急いでいる客。

活動場所: Schiphol Airport Arrival Hall, Leidseplein, Rembrandtplein

活動時間: 22:00-05:00

手口:

公式のタクシー乗り場ではない場所で「タクシー?」と声をかけてきます。通常のタクシーよりも安い金額を提示して車に乗せますが、目的地に到着すると、当初の提示額の数倍の料金(100〜200ユーロ以上)を強硬に請求します。ドアをロックして支払うまで降ろさない、あるいは「夜間料金だ」「荷物代だ」といった適当な理由をつけて脅迫します。これらの車両は無認可のため保険が適用されず、事故時のリスクも非常に高いです。さらに、乗客が支払いのためにもたついている間に貴重品を盗むなどの悪質なケースも報告されています。特に酒に酔っている観光客がターゲットになりやすいです。

対策:

タクシーを利用する際は、必ず「青い看板」のある公式のタクシー乗り場から、屋根に正規の表示がある車を利用してください。または、UberやBoltといった配車アプリを使用し、アプリ上で表示されるナンバープレートと運転手の顔写真を確認してから乗車してください。路上で声をかけてくる「自称タクシー」には絶対についていってはいけません。料金の交渉を路上で行うこと自体がリスクであると認識してください。

攻撃的な路上の売人

Aggressive Street Dealers

脅威度: 中 頻発 武装あり

グループ規模: 単独または見張り役を含む2-3名

ターゲット: 夜間のレッドライト地区(飾り窓)やレンブラント広場付近を一人で歩いている男性。特に観光客然とした格好の人。

活動場所: Red Light District, Rembrandtplein, Nieuwmarkt

活動時間: 21:00-04:00

手口:

すれ違いざまに「コカイン?」「エクスタシー?」と低く声をかけてきます。無視しても執拗に追いかけてきたり、肩を組んで親しげに振る舞いながら、ターゲットを人気の少ない路地に誘導しようとします。そこで偽物の薬物をつかまされるか、あるいはナイフなどの凶器を見せて金品を強奪します。アムステルダムではコーヒーショップでのソフトドラッグ販売は認められていますが、路上の売人から購入する行為は完全に違法であり、犯罪組織の資金源となります。彼らは警察の取り締まりを避けるために非常に警戒心が強く、トラブルになると暴力に訴えることも厭いません。

対策:

路上の売人からの声掛けは完全に無視してください。立ち止まったり、値段を聞いたりする行為は「ターゲット」として認識される原因になります。彼らと目を合わせず、足早に人通りの多い明るい通りへ移動してください。もし付きまとわれる場合は、近くのホテルやレストラン、開いているショップの中に迷わず入ってください。レッドライト地区では細い路地(Alley)には絶対に入らず、常に大通りを歩くことが安全確保の基本です。

券売機サポート詐欺師

Ticket Machine Fraudsters

脅威度: やや低 時々

グループ規模: 単独またはペア

ターゲット: アムステルダム中央駅やスキポール空港で、黄色い自動券売機の前で操作に戸惑っている外国人旅行者。

活動場所: Amsterdam Centraal, Schiphol Plaza, Sloterdijk Station

活動時間: 08:00-20:00

手口:

券売機の操作方法がわからず困っている旅行者に、鉄道会社の係員を装った服装や、親切な地元住民のふりをして近づきます。操作を「手伝う」と言って、勝手に行き先を入力し、最も高い料金設定を選択させます。支払いの際、現金を受け取って自分の古い無効なカードで決済するふりをし、お釣りを誤魔化して着服します。あるいは、クレジットカードの暗証番号を入力する際に背後から盗み見し、その後スリによってカードを奪うための下準備を行います。非常に巧妙で、被害者はチケットが正しく買えたと安心しているため、数分後に不備に気づくことが多いです。

対策:

券売機の操作で困ったときは、周囲の一般人ではなく、必ず「NS」のロゴが入った制服を着た本物の駅係員に助けを求めてください。または、窓口(Service & Tickets)へ直接行くか、スマートフォンの公式アプリ(NS app)でチケットを購入してください。見知らぬ人が操作を手伝おうとしてきたら、きっぱりと断り、自分のカードや現金を他人に触れさせないようにしてください。暗証番号を入力する際は、必ず手元をもう片方の手で隠すことを徹底しましょう。

時間帯別リスク評価

アムステルダムは日中はスリ・詐欺などの財産犯、夜間は繁華街での暴力トラブルや特定地区での組織犯罪(爆発・発砲)に警戒が必要です。観光客は常に「112」と「0900-8844」を意識し、時間帯に応じた移動手段の選択が求められます。

早朝

やや安全

05:00-08:00

早朝のアムステルダムは非常に静かですが、ナイトクラブやバーが閉まった後の酔っ払いや薬物使用者が路上に残っている場合があります。特にレイトセ広場やレンブラント広場周辺では、絡まれるリスクが少なからずあります。また、人通りが少ない運河沿いの道は死角が多く、ひったくりの標的になりやすい時間帯です。一方で、清掃車両が活動を開始し、通勤・通学の自転車が増えるため、全体的な緊張感は低めです。公共交通機関は本数が少ないものの安全に利用できますが、駅の構内など人気の少ない場所での滞在は避け、常に周囲を警戒することが推奨されます。

脅威:

  • ・泥酔者との遭遇
  • ・人気の少ない場所でのひったくり
  • ・自転車との接触事故

推奨:

  • ・大通りを選んで歩く
  • ・イヤホンを外して周囲の音を聞く
  • ・人気の少ない駅のベンチで長時間待たない
  • ・酔っ払いの集団とは距離を置く

日中

やや安全

08:00-18:00

日中は観光客で溢れ、活気に満ちていますが、この時間帯の最大のリスクは「スリ」と「置き引き」です。特にトラム1番、2番、5番といった主要路線、ダム広場、アムステルダム中央駅、カナル・ベルトの狭い橋の上などは、プロのスリグループが活動する主要スポットです。また、観光客を狙った「偽警察官詐欺」や「署名詐欺」も日中に多発します。最近では、写真撮影に夢中になっている隙を突かれたり、わざと服を汚して親切を装い財布を盗む手口も報告されています。身体的な暴力のリスクは低いものの、貴重品管理に関しては一瞬の油断も許されない時間帯と言えます。

脅威:

  • ・トラム内での集団スリ
  • ・偽警察官による所持品検査詐欺
  • ・レストランでの置き引き
  • ・署名活動を装った募金・窃盗

推奨:

  • ・バッグは必ず体の前に抱える
  • ・見知らぬ人からの執拗な声掛けは無視する
  • ・路上で財布を絶対に出さない
  • ・スマートフォンを手に持ったまま歩かない

夕方〜夜

注意

18:00-23:00

夕食時から深夜にかけて、繁華街やレストランエリアは非常に混雑します。特に飾り窓地区(赤線地帯)やダム広場周辺では、アルコールやソフトドラッグの影響を受けた人々が増え、些細なことからトラブルに発展する可能性が高まります。この時間帯は「薬物売人」によるしつこい勧誘が目立ち始めます。また、近年多発している住宅や店舗を狙った「爆発事件」は夜間に発生する傾向があり、不審な物が置かれた店舗などには近づかない注意が必要です。観光客が多く集まる場所では、テロ警戒レベル4の影響で警察による予防的所持品検査が行われることもあり、協力的な姿勢が求められます。

脅威:

  • ・路上での違法薬物勧誘
  • ・酔客による暴力トラブル
  • ・店舗を狙った爆発事件の巻き添え
  • ・人混みでのひったくり

推奨:

  • ・細い路地や照明の少ない運河沿いを避ける
  • ・違法薬物の勧誘は毅然と無視する
  • ・デモや集会が行われている場所には近づかない
  • ・タクシーや配車アプリを利用して移動する

深夜

警戒

23:00-05:00

深夜、特に週末の夜間はリスクが大幅に上昇します。飾り窓地区は依然として混雑しますが、一方で一歩外れると極端に人通りがなくなるエリアも多く、強盗やひったくりのリスクが高まります。ビルメル地区(Zuidoost)やニュー・ウェスト(Nieuw-West)の一部では、若者グループによる犯罪や、麻薬組織に関連した銃器事件、爆発事件が報告されています。また、深夜バスやメトロの車内での性犯罪未遂も発生しており、一人での利用、特に女性の独り歩きは極めて危険です。ナイトライフを楽しむ場合も、必ずグループで行動し、知らない相手から提供された飲み物には絶対に口をつけない(デートレイプドラッグ対策)など、最大限の警戒が必要です。

脅威:

  • ・強盗・暴力犯罪
  • ・性犯罪
  • ・薬物中毒者によるトラブル
  • ・組織犯罪に関連した発砲・爆発

推奨:

  • ・一人での夜歩きは絶対に避ける
  • ・公式タクシー(青いナンバープレート)またはUberのみを使用する
  • ・知らない人についていかない
  • ・飲み物を放置せず、自分の手から離さない

旅行者タイプ別アドバイス

女性一人旅

★★★★☆

アムステルダムは欧州の中でも女性が一人で旅をしやすい都市です。日中のヨルダーン地区や旧南地区は非常に安全で、カフェや美術館巡りを安心して楽しめます。しかし、飾り窓地区周辺や深夜の公共交通機関では注意が必要です。2026年には深夜バスでの性犯罪未遂も報告されており、深夜の移動は必ずUberなどの配車アプリを利用すべきです。路上でのストリート・ハラスメント(しつこい声掛け)に遭うこともありますが、無視して人通りの多い方へ移動すれば深刻な事態になることは稀です。自分の直感を信じ、不安を感じる場所には近づかない姿勢が大切です。

特有のリスク:

  • ・夜間バスや静かな駅での性犯罪リスク
  • ・深夜のストリート・ハラスメント
  • ・飾り窓地区の細い路地での孤立
  • ・デートレイプドラッグの使用

推奨事項:

  • ・夜間の移動は徒歩を避け、信頼できる配車アプリを使う
  • ・バーなどで飲み物から目を離さない
  • ・人通りの少ない運河沿いの散策は日中のみにする
  • ・現地のSIMカードを確保し、常にGPSを確認できるようにする
  • ・ホテルはレセプションが24時間体制の場所を選ぶ

避けるべきエリア:

深夜の飾り窓地区(Red Light District), アムステルダム・ズイドオーストの住宅街, 深夜のニーウェンダムハマー(北地区)

おすすめ宿泊エリア: ヨルダーン地区のブティックホテル、または女性専用フロアのあるホステル

家族連れ

★★★★★

子供連れの旅行には非常に適した都市です。旧南地区のフォンデル公園周辺や、動物園のあるプランタージュ地区は治安が良く、家族向けのアクティビティも豊富です。ただし、中心部の混雑したエリア(ダム広場、中央駅付近)では、子供が迷子にならないよう注意すると同時に、ベビーカーを操作している隙を狙った置き引きに最大限の警戒が必要です。2026年元旦のような暴動は稀ですが、大晦日の花火やデモの時期は予測不能な混乱が生じるため、子供同伴での外出は避けてください。公共交通機関は安全ですが、混雑するトラム内では荷物と子供の両方に注意を配る必要があります。

特有のリスク:

  • ・人混みでの迷子
  • ・ベビーカーを狙った置き引き
  • ・大晦日の違法花火による負傷
  • ・デモに遭遇した際の混乱

推奨事項:

  • ・宿泊先はプランタージュ地区や旧南地区など静かな場所を選ぶ
  • ・子供にホテルの住所を書いたカードを持たせる
  • ・混雑する週末のダム広場やカルファー通りは避ける
  • ・公園や美術館など、管理された安全な場所で遊ばせる
  • ・移動はトラムよりも歩行者優先の広い道を選ぶ

避けるべきエリア:

夜間のレイトセ広場(酔客が多い), 週末の飾り窓地区, 深夜のビルメル・アレーナ駅周辺

おすすめ宿泊エリア: プランタージュ地区のアパートメントホテル、アムステルフェーンのホテル

ビジネス

★★★★★

ズイダス(Zuidas)地区や旧南地区での活動は極めて安全です。ITや金融の拠点としてセキュリティが厳重なビルが多く、ビジネスマンを狙った重大犯罪は少ないです。しかし、トヨタRAV4などの特定車種を狙った車両盗難が急増しているため、レンタカーを利用する際はセキュリティのしっかりした駐車場を利用してください。また、レストランでの会食中、バッグを椅子の背もたれに掛ける行為は厳禁です。プロの置き引きが狙っています。高級時計やPCバッグがターゲットになりやすいため、移動中は貴重品を分散させ、過度な高級品は控えることが賢明です。

特有のリスク:

  • ・レンタカーの車両盗難(特に特定車種)
  • ・会食中の置き引き
  • ・展示会や会議場周辺でのスリ
  • ・高価な電子機器を狙ったひったくり

推奨事項:

  • ・車両を路上に一晩放置せず、監視カメラ付きの駐車場を使う
  • ・PCバッグは斜めがけし、常に体から離さない
  • ・移動にはUberを利用し、流しのタクシーは避ける
  • ・ホテルの金庫を活用し、必要以上の現金を持ち歩かない
  • ・緊急連絡先としてジャパンデスクのある病院を控えておく

避けるべきエリア:

夜間のアムステルダム・ウェストの一部, 深夜の中央駅裏側, 特定の「安全リスク区域」での深夜歩行

おすすめ宿泊エリア: ズイダス(Zuidas)周辺の高級ビジネスホテル、アムステルフェーン

バックパッカー

★★★☆☆

安宿の多い中心部は最も犯罪率が高いエリアでもあります。ホステル内でのドミトリー盗難や、安価なマリファナを装った硬質ドラッグ(フェイク・コカイン)の押し売り、ストリート・ハラスメントに注意が必要です。近年、若者によるナイフ所持が社会問題化しており、些細な口論が凶器を用いた事件に発展するリスクがあります。安価に済ませるために人通りの少ない郊外に泊まる場合は、夜間の帰路に注意してください。自由な雰囲気を楽しみつつも、防犯意識は常に高く保つことが重要です。

特有のリスク:

  • ・ホステルの共用スペースでの盗難
  • ・偽ドラッグの押し売りトラブル
  • ・安価な「闇タクシー」での高額請求
  • ・路上パフォーマンスを装ったスリグループ

推奨事項:

  • ・ホステルでは必ず南京錠を使用し、ロッカーを過信しない
  • ・知らない相手からのパーティの誘いや薬物の勧誘は即座に断る
  • ・公共交通機関のアプリ(9292)を活用し、迷わず移動する
  • ・多額の現金を持ち歩かず、カードとスマホ決済を主にする
  • ・グループで行動し、不審な場所には立ち入らない

避けるべきエリア:

深夜のズイドオースト(ビルメル地区), アムステルダム・ニュー・ウェストの住宅街, 深夜のレリスタット方面の移動

おすすめ宿泊エリア: ヨルダーン地区またはノード地区の評価の高いホステル

安全な宿泊エリア

旧南地区 (Oud-Zuid)

★★★★★

アムステルダムで最も安全な富裕層エリアです。フォンデル公園に隣接し、警察のパトロールも頻繁に行われており、治安の良さは市内随一です。国立美術館やゴッホ美術館といった主要観光スポットへも徒歩圏内でありながら、夜間は非常に静かで落ち着いた環境が保たれています。家族連れやシニア層、静かな環境を求めるビジネス旅行者に最適です。高級住宅街特有の空き巣や自転車盗難には注意が必要ですが、路上での身体的な危険を感じることはまずありません。周辺には高品質なレストランやブティックも多く、治安と利便性のバランスが非常に優れています。

価格帯: ¥35,000-70,000
観光地: ゴッホ美術館まで徒歩5分
交通: トラム2番、5番、12番

例: Conservatorium Hotel, Hilton Amsterdam

ヨルダーン (Jordaan)

★★★★★

アンネ・フランクの家からほど近い、歴史的な運河沿いの美しい住宅街です。住民同士のコミュニティ意識が非常に強く、街全体がアットホームな雰囲気に包まれています。迷路のような細い路地にはカフェやブティックが並び、夜間でも女性が一人で安心して歩ける数少ないエリアの一つです。観光地化されていますが、居住者の生活感もあり、過度な喧騒とは無縁です。自転車の通行量が多い点には注意が必要ですが、大きな犯罪のリスクは極めて低く、アムステルダムらしい風情を安全に楽しみたいカップルや女性一人旅に最もおすすめできる滞在先です。

価格帯: ¥25,000-50,000
観光地: アンネ・フランクの家まで徒歩5分
交通: トラム13番、17番

例: Pulitzer Amsterdam, Linden Hotel

プランタージュ (Plantage)

★★★★★

アルティス動物園や植物園がある緑豊かな文教地区です。歴史的な建築物と公園が多く、非常に落ち着いた治安の良いエリアです。中心部から少し離れているため、観光客の喧騒を避けることができ、地元の家族連れも多いため夜間も安心です。道路が広く見通しが良いため、防犯面でも不安が少ないのが特徴です。宿泊施設はアパートメントタイプや落ち着いたホテルが多く、長期滞在者にも人気があります。周辺には良心的な価格のレストランも多く、夜間に食事に出歩く際も安全です。中心部へはトラムで10分程度とアクセスも非常に良好です。

価格帯: ¥20,000-40,000
観光地: アルティス動物園まで徒歩2分
交通: トラム14番、メトロ51,53,54号線

例: Park Plantage, Zoku Amsterdam

アムステルフェーン (Amstelveen)

★★★★★

アムステルダム市の南隣に位置する自治体で、欧州最大規模の日本人コミュニティがあることで知られています。治安の良さはオランダ国内でもトップクラスで、深夜の帰宅でも不安を感じることはほとんどありません。日本食スーパーや日本食レストランが充実しており、海外旅行に不慣れな方や長期出張者にとってこれ以上ない安心感があります。中心部まではメトロで約20〜30分と少し距離がありますが、その分コストパフォーマンスの高い宿泊施設が選べます。大型ショッピングモールもあり、安全で快適な滞在を最優先に考える方に最適のエリアです。

価格帯: ¥15,000-25,000
観光地: 中心部までメトロで25分
交通: メトロ25号線、トラム5番

例: Hotel Amstelveen, Ibis Budget Amsterdam Amstelveen

旧西地区 (Oud-West)

★★★★☆

近年再開発が進み、活気ある文化拠点へと変貌を遂げたエリアです。フードホール「De Hallen」を中心に、トレンディなショップや飲食店が集まっています。若々しくオープンな雰囲気で、日中から夜間にかけて人通りが絶えないため、死角が少なく比較的安全です。一部の住宅街では夜間に暗い場所もありますが、大通り沿いは照明も明るく治安は安定しています。感度の高いビジネスマンやグルメを楽しみたい旅行者に人気があります。一部の若者グループによる騒音や軽犯罪への注意は必要ですが、全体として観光の中心地に近く、かつ安全性が確保されたコストパフォーマンスの良い滞在先です。

価格帯: ¥18,000-35,000
観光地: Foodhallenまで徒歩1分
交通: トラム7番、17番

例: Hotel De Hallen, Hotel Not Hotel

交通機関の安全情報

地下鉄・メトロ

アムステルダムのメトロは5路線ありますが、特に注意が必要なのは中央駅と Zuidoost(ズイドオースト)地区を結ぶ 54号線です。日中は安全ですが、夜間(22:00以降)になると車内の雰囲気が変わり、若者グループによる騒乱や、人気の少ない駅ホームでのひったくり、威圧的な嫌がらせが報告されています。また、深夜の50号線(リング線)も無人駅が多く、待ち時間中のリスクが高まります。深夜に利用する場合は、必ず運転手に近い先頭車両に乗車し、駅の出口に近い場所よりも監視カメラが設置されている明るい場所で列車を待つようにしてください。券売機周辺での「親切な助っ人」は100%詐欺ですので、無視を徹底しましょう。

タクシー・配車アプリ

公式のタクシーは屋根にロゴがあり、ナンバープレートが青色です。スキポール空港や中央駅、レリッツェ広場周辺には、認可を受けていない「Snorder(スノルデル)」と呼ばれる闇タクシーが多数潜んでいます。これらは法外な料金を請求したり、強盗に及んだりするリスクがあるため、絶対に利用しないでください。タクシーを利用する際は、必ず指定の「Taxi Stand」から乗るか、UberやBoltといった配車アプリを使い、アプリ上で車のナンバーと運転手の詳細を確認してから乗車してください。乗車後はアプリのルート共有機能を使い、友人や家族に現在の居場所を知らせることで、遠回りや不当請求を抑制できます。

バス

市内バス(GVB)および中長距離バス(EBS, Connexxion)は全般的に安全ですが、スキポール空港と市内を結ぶ「Amsterdam Airport Express (397番バス)」内での荷物盗難には細心の注意が必要です。特に足元に置いたカバンや、棚に置いたスーツケースが、犯人が降車する直前に持ち去られるケースが多発しています。夜行バス(Nachtbus)を利用する際は、泥酔者によるトラブルや、稀に発生する車内での性犯罪未遂に注意し、なるべく運転手の視界に入る前方の席に座るようにしてください。乗車中はスマートフォンに夢中になりすぎず、常に周囲の状況と自分の荷物に気を配ることが重要です。

徒歩・自転車

徒歩移動では、トラムの線路と自転車専用レーン(赤い舗装)への侵入を避けてください。歩行者が自転車レーンを歩くと、高速で走る自転車との衝突事故を招くだけでなく、逆上したサイクリストとの暴力トラブルに発展することもあります。夜間の運河沿いは照明が暗い場所が多く、酔客や薬物の売人に遭遇するリスクが高まるため、一人歩きは避け、大通りを選んで歩いてください。自転車をレンタルした場合は、数分間の駐輪でも必ず「ダブルロック(車輪錠+固定物へのチェーン)」を徹底してください。アムステルダムの窃盗犯は専門的な工具を持っており、固定されていない自転車は瞬時に盗まれます。また、自転車走行中の「片手スマホ操作」は厳禁で、ひったくりの格好の餌食となります。

空港からのアクセス

スキポール空港からの列車移動は非常に便利ですが、切符売り場や改札付近はスリの「職場」となっています。特に大きな荷物を持って移動ルートを検索している瞬間が最も危険です。列車内では、荷物を自分の座席から離れたラックに置かず、常に視界に入る位置か足の間に挟んで管理してください。公式タクシーを利用する場合は、ターミナルビルを出てすぐの「A1」公式乗り場以外の客引きは無視してください。空港内を巡回する「偽のサポートスタッフ」が、高額なプライベート送迎を勧めてくる事案も発生しています。不安な場合は、空港内の「I amsterdam」案内デスクで正確な情報を確認するようにしてください。

緊急連絡先

112
警察
112
救急
112
消防

オランダでの緊急事態(生命の危険、進行中の犯罪、火災、急病)はすべて「112」へダイヤルしてください。オペレーターに警察・消防・救急のいずれが必要かを伝えます。英語は完璧に通じます。財布の盗難やパスポート紛失など、緊急ではない事後の報告は「0900-8844」へ。日本人にとって最も心強いのはアムステルフェーンにあるアムステルランド病院で、無料の日本語通訳サポートを提供するジャパンデスクがあります。また、中央駅周辺やダム広場付近には警察署があり、観光客のトラブルに慣れています。被害に遭った際は、まず周囲に助けを求め、安全な場所を確保してから112(緊急)または0900-8844(非緊急)に連絡してください。大使館はハーグにあり、アムステルダムから列車で約45分かかるため、パスポート紛失時の手続きには時間の余裕を持つ必要があります。

日本国大使館・領事館

名称: 在オランダ日本国大使館

住所: Tobias Asserlaan 5, 2517 KC Den Haag

電話: +31-(0)70-3469544

メール: [email protected]

アムステルダムの治安に関するよくある質問

アムステルダムの治安は良い?悪い?

アムステルダムの治安は、国際的な安全指数では上位ですが、国内では犯罪率が最も高く油断は禁物です。中央駅やダム広場などの観光地ではスリやひったくりが頻発しており、2025年には財産犯が15%増加しました。夜間の特定エリアを避け、基本的な防犯意識を持って行動すれば過度に心配する必要はありませんが、最新の治安情報への警戒は常に必要です。

アムステルダムで危険なエリアはどこ?

危険なエリアとしては、統計的に重大犯罪が多いズイドオースト地区や、麻薬組織の爆発事件が報告されるニュー・ウェスト地区が挙げられます。観光中心部では、夜のレッドライト地区でのドラッグ売人や酔客とのトラブルに注意が必要です。また、サッカーの試合日や大規模イベント時は、群衆の暴徒化リスクがあるためスタジアム周辺には近づかないようにしましょう。

アムステルダム旅行はやばい?本当に行って大丈夫?

旅行が「やばい」と言われる背景には、麻薬組織による店舗爆破や若者の銃器所持など、現地の深刻な社会問題があります。しかし、これらは主に居住区や深夜の特定エリアでの出来事です。一般的な観光ルートで昼間に活動する分には、命の危険を感じることは稀ですが、巧妙な詐欺やスリの多さは「やばい」レベルであると認識して準備しておくべきです。

アムステルダムは女性一人でも怖くない?

女性一人旅でも、日中の観光地や人通りの多い通りであれば、過度に怖がる必要はありません。ただし、ニュー・ウェスト地区などではストリート・ハラスメントの報告があるため、夜間の独り歩きは避け、タクシーを利用しましょう。運河沿いの暗い道や人影のない裏路地は、ひったくりや不審者との遭遇リスクが高まるため避けるのが賢明です。

アムステルダムでスリに遭わないための対策は?

スリ対策の基本は貴重品を肌身離さず持つことです。リュックは前抱えにし、スマートフォンはストラップで体に固定しましょう。特に中央駅やトラム内、ダム広場などの混雑した場所が狙われやすいです。「服が汚れていますよ」と声をかけられる「汚し屋スリ」にも注意し、見知らぬ人が近づいてきたら即座に距離を取ることが重要です。

アムステルダムで多い詐欺の手口は?

最も多い詐欺は「偽警察官」によるものです。私服警官を装い、薬物捜査の名目で財布の提示を求め、中身を抜き取ります。本物の警察官が街中で財布の中身を検査することはありません。また、ダム広場周辺の「無料」を謳うミサンガ押し売りにも注意しましょう。一度巻かれると高額な代金を請求されますので、毅然とした態度で拒否してください。

アムステルダムで日本人が巻き込まれやすい犯罪は?

日本人が巻き込まれやすい犯罪は、圧倒的にスリ、置き引き、そして巧妙な詐欺です。レストランで椅子にかけたバッグや、切符購入時に足元に置いた荷物が狙われます。また、自転車やスクーターでのひったくりも増加しており、歩道でスマホを操作している隙を突かれます。最近では、非接触型決済カードを狙ったデジタル窃盗の被害も報告されています。

アムステルダム旅行で注意すべきことは?

旅行中に注意すべき点は、周囲の状況を常に把握することです。特に中央駅周辺は「安全リスク区域」に指定されており、警察による所持品検査が行われることもあります。また、自転車大国であるため、歩道を歩く際は自転車やスクーターの接近に十分注意してください。歩行中のスマホ操作は、ひったくり犯にとって格好のターゲットになるため厳禁です。

アムステルダムで起こりやすいトラブルは?

起こりやすいトラブルには、薬物に関連する勧誘や、自転車との接触事故、そして違法花火やデモに伴う暴動があります。2026年元旦にも暴動が発生しており、祝祭日や政治的な集会時は雰囲気が一変することがあります。また、運河沿いの柵がない場所での転落や、酔客との口論から発展する小競り合いなど、夜間の繁華街特有のトラブルも散見されます。

アムステルダムで被害に遭ったらどうする?

被害に遭った場合は、まず現地の警察(112番は緊急時、0900-8844は非緊急時)に連絡し、ポリスレポートを作成してもらってください。これは保険金請求やパスポート再発行に必須です。パスポート紛失時は在オランダ日本国大使館へ連絡し、指示を仰ぎましょう。カード盗難の場合は即座に利用停止措置を行い、デジタル被害の拡大を防いでください。

アムステルダムの治安詳細

アムステルダムの治安概要

アムステルダムの治安は、世界的な安全都市指数で上位にランクされる一方、オランダ国内では犯罪発生率が最も高いという二面性を持ちます。2025年から2026年にかけては、観光客の完全回復に伴いスリやひったくりが前年比15%増と急増しています。テロ警戒レベルも高水準を維持しており、中央駅やダム広場は当局により「安全リスク区域」に指定され、警察による予防的な所持品検査が行われています。市制750周年等の大規模行事に伴う混雑時には、人混みに乗じた軽犯罪への高い防犯意識が必要です。

アムステルダムは危険?やばい?

「アムステルダムは危険か?」という問いに対し、観光客にとっての最大の脅威は命に関わる凶悪犯罪よりも、極めて巧妙なスリや詐欺です。しかし、近年では麻薬組織に関連した店舗爆発事件や、若年層の武器所持増加といった「やばい」側面も表面化しています。特にズイドオースト地区や深夜のニュー・ウェスト地区は、地元警察も警戒を強めるエリアです。一般的な観光ルートを外れない限り過度な心配は不要ですが、特定の危険地帯や深夜の独り歩き、大規模な集会周辺には細心の注意を払うべきです。

アムステルダムは怖い?一人旅でも大丈夫?

女性一人旅や初めての海外旅行で「怖い」と感じる方も多いでしょう。日中の主要観光地は人通りが多く、基本を守れば安全に楽しめますが、アムステルダム特有の「ストリート・ハラスメント」には注意が必要です。ニュー・ウェスト地区などでの執拗な声掛けや、夜間の運河沿いの寂しい道は避けるべきです。移動には信頼できるタクシーアプリや明るい大通りのトラムを利用し、不審な人物が近づいてきたらすぐに店舗に入るなどの対策を講じれば、恐怖を最小限に抑え、安全に観光を楽しむことが可能です。

スリ・詐欺・犯罪の実態

具体的な犯罪として「偽警察官詐欺」が非常に巧妙です。私服警官を装い、威圧的な態度で薬物捜査を口実にして財布の検査を装い、現金を抜き取ります。また、「汚し屋スリ」はケチャップ等で服を汚し、親切を装って拭く隙に荷物を奪う手口です。さらに、最近では自転車や電動スクーターを用いた背後からのスマホひったくりが常態化しています。非接触型決済を悪用したスキミングや、ダム広場での強引なミサンガ売りなど、観光客の隙を突く犯罪が多発しているのが現状です。

アムステルダム旅行で注意すべきポイント

旅行者が最も注意すべきは「自分の荷物から目を離さない」という鉄則です。レストランでバッグを椅子の背もたれにかけたり、カフェのテーブルにスマホを置く行為は非常に危険です。また、自転車大国ゆえの自転車道への侵入による事故にも注意が必要です。さらに、公共の場での政治的デモや大規模な集会(特にサッカーの試合前後)は、暴力的な衝突に発展するリスクがあるため、現場に近づかず速やかにその場を離れる冷静な判断が求められます。

よくあるトラブル事例

実際のトラブル例として、中央駅で切符を購入中に親切に話しかけてきた人物に気を取られ、足元のバッグを盗まれる事例が後を絶ちません。また、2025年にはサッカー試合後のサポーター襲撃事件や、深夜の飲食店を狙った警告目的の爆発事件が発生し、パニックに巻き込まれる事態も起きています。他にも、無料だと言われて手首に巻かれたミサンガに20〜50ユーロの高額請求を受け、威圧的な態度で支払わされるといった詐欺トラブルがダム広場周辺で多発しています。

被害に遭った場合の対応

被害に遭った際は、まず周囲に助けを求め、緊急時は「112」にダイヤルしてください。非緊急の犯罪報告は「0900-8844」です。警察での被害届(ポリスレポート)作成は、保険請求やパスポートの再発行手続きに不可欠です。在オランダ日本国大使館(ハーグ所在)の連絡先をあらかじめ控えておき、パスポート紛失時は速やかに相談しましょう。また、カード盗難時はスマホアプリから即座に利用停止を行い、不正利用を最小限に食い止めるデジタル管理も重要です。

その他の情報

ベストシーズン

安全面から見たベストシーズンは5月から9月にかけての夏季です。この時期は日照時間が非常に長く、夜22時頃まで明るいため、夜間の暗がりによる犯罪リスクを物理的に減らすことができます。また、5月のチューリップシーズンや8月のSAIL Amsterdamなどのイベント時は警察の警備が強化され、観光客も多いため「群衆による監視」の効果が期待できます。一方、冬(11月〜2月)は16時台に日が暮れ、運河沿いや公園付近が暗く人通りがなくなるため、ひったくり等のリスクが高まります。

言語のヒント

アムステルダムではほぼ全ての場所で英語が完璧に通じますが、緊急時に現地の言葉を知っておくと迅速な助けを得られます。緊急時は「Help!(ヘルプ!)」または「Hulp!(ヒュルプ!)」と叫んでください。また「Bel de politie!(ベル・デ・ポリティ!/警察を呼んで!)」、「Stop!(ストップ!/止まれ!)」も重要です。周囲に怪しい人がいる場合は「Ik word gevolgd(イック・ヴォルト・ヘフォルフト/つけられています)」と伝えましょう。オランダ人は直接的な表現を好むため、困ったときは「Can you help me?」と明確に声をかけることが助けを得る近道です。

文化・マナー

アムステルダムは非常に寛容な文化を持っていますが、それゆえの注意点があります。まず、自転車優先の文化が徹底しており、自転車専用レーンを歩くことは現地の人にとって非常に失礼かつ危険な行為です。また、ソフトドラッグは「許容」されていますが、路上での喫煙は迷惑行為とみなされ、トラブルの原因になります。特に飾り窓地区での「窓の撮影」は厳禁で、トラブルになると近くにいる用心棒や組織の人間から暴力を振るわれたり、カメラを没収されるリスクがあります。また、オランダ人は非常に率直(ダイレクト)な性格のため、断る際は「No」とはっきり伝えることが必要です。曖昧な態度は詐欺師に付け入る隙を与えます。

データソース

公的機関