総合評価
暴力犯罪は23年ぶりの低水準を記録しており概ね安全ですが、薬物中毒者による無差別攻撃や車上荒らし、特定の地帯への迷い込みに強い警戒が必要です。
身体的安全 (B+)
統計上、暴力犯罪は前年比11.2%減少しており歴史的低水準ですが、精神的不安定な人物による無差別な突き飛ばしや刺傷事件がダウンタウンで散発しています。
医療・衛生 (A)
医療水準は世界トップクラスで、日本語対応クリニックも存在します。ただし公立病院の救急外来(ER)は非常に混雑しており、軽症での受診は数時間以上の待ちが発生します。
詐欺 (C+)
深刻な住宅不足を背景とした賃貸・ルームシェア詐欺が急増しています。また観光地での偽QRコード付きパーキングメーター詐欺や、官公庁を装った電話詐欺も巧妙化しています。
テロ (A-)
テロ組織の活動は限定的ですが、2025年のフェスティバルでの車両突入事件を受け、公共イベントでの車両用防護バリケード設置など物理的セキュリティが大幅に強化されています。
スリ (B)
スカイトレインの乗り換え駅や混雑するカフェ、特にCFパシフィックセンター周辺でスリや置き引きが発生します。スマホを使いながらの歩行はひったくりの標的となります。
暴力犯罪 (B+)
強盗は44%減と劇的に改善されていますが、夜間のグランビル・ストリップ(歓楽街)における性犯罪報告が19.4%増加しており、女性の夜間の一人歩きには注意が必要です。
最新インテリジェンスレポート
バンクーバーの治安は2025年にかけて劇的な改善を遂げ、暴力犯罪発生率は過去23年間で最低水準となりました。Task Force Barrage等の警察施策が奏功する一方、DTES地区の薬物問題や無差別攻撃、車上荒らしといった財産犯罪は依然として旅行者の主要なリスクです。最新の犯罪分析システムVanStatの導入により、警察の対応力は大幅に向上しています。
現在の状況
2026年1月現在、バンクーバーの治安は二極化の傾向にあります。警察の統計によれば、2025年度の全体的な暴力犯罪は11.2%減少、強盗は44%減少しており、街の安全性は向上しています。しかし、ダウンタウンのグランビル・エンターテインメント地区では性犯罪が前年比19.4%増加しており、夜間の飲酒に伴うトラブルが深刻化しています。また、精神疾患や薬物依存を背景とした「ストレンジャー・アタック(無差別攻撃)」は減少傾向にあるものの、2025年末にはロブソン通りやカテドラル・スクエア付近で刃物による襲撃事件が発生しており、市民の警戒心は依然として高い状態です。観光客が最も遭遇しやすいのは車上荒らしであり、スタンレーパークやガスタウンの駐車場では窓ガラスを割る被害が後を絶ちません。2025年6月から公共の場での薬物使用規制が再強化されたことで、一時期よりは街頭の秩序が回復しつつありますが、DTES地区とその周辺への迷い込みは依然として危険です。
背景分析
バンクーバーの治安上の最大の課題は、深刻な住宅不足、高騰する生活費、そしてオピオイド危機です。特にヘンリー・ヘイスティングス通りを中心とするダウンタウン・イーストサイド(DTES)には、北米最大級のホームレス・キャンプと薬物使用者コミュニティが存在します。2024年に試験導入された薬物非犯罪化政策は、公共スペースでの秩序悪化を招いたとして2025年に事実上撤回され、警察による取り締まりが強化されました。市当局は100名以上の警察官を増員し、徒歩パトロールを強化することで、ガスタウンや中華街といった伝統的な観光エリアの浄化に努めています。失業率はカナダ国内平均並みですが、留学生やワーキングホリデー利用者を狙った賃貸詐欺は、物件不足を背景に組織化・巧妙化が進んでいます。また、森林火災(ワイルドファイア)による大気質悪化は夏季の主要な健康リスクとなっており、治安と並んで渡航者が注意すべき社会問題となっています。
政治・社会情勢
ケン・シム市長率いる市政は「治安回復」を最優先課題に掲げており、警察予算の増額と人員補強を継続しています。2025年10月に導入されたニューヨーク方式の犯罪分析システム「VanStat」により、データに基づいた効率的な警察官配置が実現しています。政治的なデモやストライキは概ね平和的に行われますが、中東情勢や環境問題に関連した抗議活動がダウンタウンの主要交差点を封鎖することがあり、交通の乱れが生じます。また、2025年4月のフェスティバルでの重大事件をきっかけに、公共イベントにおける安全基準が厳格化されました。警察とコミュニティの連携は強化されており、各地区の地域警察センター(CPC)がボランティアによるパトロールを行うなど、住民参加型の防犯活動が活発です。市民の関心は薬物政策の是非に集中しており、選挙や政策変更に伴うデモが発生する可能性がありますが、治安を脅かすレベルの暴動には至っていません。
重要ポイント
- ! 暴力犯罪は減少傾向にあるが、ダウンタウンでの性犯罪報告は増加しており夜間は注意が必要。
- ! DTES地区(ヘイスティングス通り)は絶対的回避エリアであり、バスや車での通過を推奨。
- ! レンタカー内に荷物を残すと、わずか数分の停車でも窓ガラスを割られるリスクが非常に高い。
- ! 「ストレンジャー・アタック」対策として、歩行中はイヤホンをせず周囲の音に注意を払うこと。
- ! 賃貸物件を探す際は、物理的な内見と鍵の受け渡しまで絶対に現金を送金しないこと。
- ! パーキングメーターのQRコードは偽物の可能性があるため、公式アプリを直接使用すること。
- ! 緊急時は911で「Japanese, please」と言えば、日本語通訳を介した通報が可能。
- ! ガスタウン観光は蒸気時計周辺に留め、南側のヘイスティングス方面へ深入りしないこと。
- ! 公共交通機関内でのトラブルは、テキスト番号87-77-77で警察に非通知相談が可能。
- ! スカイトレインのCommercial-Broadway駅周辺は、夜間の不審者が多いため警戒が必要。
エリア別安全情報(タクティカルマップ)
バンクーバーの治安は、ダウンタウンの中心部(特に東側)にリスクが集中する「パッチワーク」のような構造をしています。安全なコールハーバーから数ブロック歩くだけで、最危険地帯のDTESに迷い込むことがあるため、常に地図アプリ等で現在地を確認してください。観光の際は、徒歩移動よりもCanada LineやExpo Lineといった、監視体制の整った公共交通機関やUberなどのライドシェアを利用することで、危険エリアへの迷い込みを回避できます。
Downtown Eastside (DTES)
危険カナダで最も危険とされるエリア。路上での公然とした薬物使用や精神錯乱者によるトラブルが常態化しており、観光客は昼間でも近づくべきではありません。
Strathcona
危険DTESに隣接し、ホームレスのテント村や薬物関連の犯罪が多発。特に性犯罪や強盗の発生率が高く、夜間の一人歩きは極めて危険です。
Gastown / Chinatown
注意観光地ですがDTESと境界を接しており、1ブロック裏に入るだけで雰囲気が激変します。警察の巡回は強化されていますが、暗い路地は避けてください。
Granville Strip (800-900 block)
注意週末の夜間に酔客による喧嘩や性犯罪が急増します。2025年の統計では同地区の性犯罪が19.4%増加しており、特に女性のみのグループは警戒が必要です。
Coal Harbour
安全高級コンドミニアムが並ぶエリアで、夜間も人通りがあり安全です。ビジネス客や家族連れにとって市内で最も安全な滞在先の一つです。
West End
安全穏やかな居住区で治安は安定していますが、住宅街の暗い小道では稀に自転車盗難や不審者情報があります。大通り(DenmanやDavie)は非常に安全です。
Yaletown
安全富裕層向けの人気スポットで、夜遅くまで営業している店が多く明るいです。置き引きや、駐車中の高級車を狙った車上荒らしにのみ注意してください。
Kitsilano
安全ビーチに近い開放的なエリア。ダウンタウンから離れており、対人犯罪率は非常に低いです。駐車車両の窓ガラスを割る被害が唯一の懸念点です。
脅威プロファイリング
バンクーバーの治安は、2025年の『Task Force Barrage』等の警察施策により、暴力犯罪の統計値が過去23年間で最低水準に達するなど劇的な改善を見せています。しかし、統計上の改善とは裏腹に、Downtown Eastside (DTES)地区における薬物中毒や精神疾患に起因する『無差別な対人トラブル』は依然として深刻なリスクです。また、観光客を狙った車上荒らしや自転車盗難、そして日本人留学生をターゲットにしたレンタル詐欺やデジタル詐欺は、依然として高い頻度で発生しています。都市全体としては安全ですが、地区ごとの治安格差が極めて激しく、1ブロック違うだけで環境が激変するため、エリアプロファイルの正確な把握が防犯の鍵となります。
無差別ストレンジャー・アタック
Unprovoked Stranger Assaults
グループ規模: 通常は単独
ターゲット: イヤホンをして周囲を警戒していない歩行者、高齢者、または単独で歩く観光客。背中を見せている人物が特に狙われやすい傾向にあります。
活動場所: Downtown (Robson St), Cathedral Square, Homer & West Pender St, Granville Strip
活動時間: 昼夜問わず発生するが、午前中および夕方の混雑時にも報告がある
手口:
この脅威は2025年を通じてバンクーバーで最も懸念されている犯罪形態の一つです。犯人は精神的に不安定な状態にあるか、重度の薬物依存症である場合が多く、明確な動機や事前の面識なしに攻撃を仕掛けます。典型的な手口は、ロブソン通りやカテドラル・スクエアなどの人通りの多い場所で、ターゲットの背後から突然近づき、顔面を殴打したり、強く突き飛ばしたりするものです。2025年9月には、わずか8分間に2件の無差別攻撃が発生し、刃物で手首を切断されるなどの重傷者や死者が出る事件も報告されています。多くの場合、金品を奪うことが目的ではなく、突発的な衝動による攻撃であるため、事前の交渉や回避が困難であることが最大の特徴です。犯行後は周囲の混乱に乗じてそのまま逃走するか、あるいはその場に留まり奇声を上げるなどの行動が見られます。
対策:
最大の防御策は『状況認識(Situational Awareness)』の維持です。街中を歩く際は、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを使用せず、周囲の音を常に把握できるようにしてください。特にダウンタウンの歩道を歩く際は、時折背後を確認し、不自然に距離を詰めてくる人物がいないか警戒しましょう。もし挙動不審な人物(大声を出す、独り言を言う、身体を激しく揺らしている等)を見かけた場合は、反対側の歩道に移動するか、近くの店舗に入り距離を確保してください。万が一、身の危険を感じた場合は、すぐにスカイトレインの駅員や警備員がいる場所へ逃げ込むか、テキストメッセージでTransit Police(87-77-77)に通報してください。視線を合わせることは刺激を与える可能性があるため避け、毅然とした態度で速やかにその場を離れることが重要です。
オンライン賃貸・ルームシェア詐欺師
Rental and Room-share Scammers
グループ規模: 単独または少人数の組織
ターゲット: バンクーバーに到着したばかりの日本人留学生、ワーキングホリデー利用者。現地の賃貸慣習に疎い若者が主なターゲットです。
活動場所: Online (Facebook Marketplace), Craigslist, JP Canada
活動時間: 渡航者が増える3月、8月〜9月前後に活発化
手口:
FacebookマーケットプレイスやCraigslistに、ウエストエンドやキツラノなどの人気エリアの物件を相場より2〜3割安く掲載します。写真には高級コンドミニアムのモデルルームの画像を盗用し、清潔感をアピールします。問い合わせをすると、『現在出張中で内見はできないが、他にも希望者が多数いるため、デポジット(保証金)を先に振り込めば権利を確保できる』と焦らせます。日本の銀行振込やe-Transferを要求し、送金が確認された瞬間に連絡を遮断します。2026年1月現在でも、日本人学生が数百ドルから数千ドルの被害に遭うケースが後を絶ちません。実際の住所へ行くと、そこは空き地であったり、全く無関係の人物が住んでいる住宅であったりします。
対策:
いかなる理由があっても、物理的な内見(Viewing)を済ませる前に現金を支払ってはいけません。物件を管理していると称する人物のID(パスポートや免許証)の提示を求め、可能であれば現地の友人に同行してもらいましょう。また、支払いは追跡可能な方法で行い、領収書を必ず受け取ってください。『今すぐ払わないと他の人に決まる』という言葉は詐欺の定型句です。バンクーバーの住宅難は事実ですが、正規のエージェントが内見前に送金を要求することはありません。在バンクーバー日本総領事館の注意喚起を事前に確認し、信頼できる仲介サイトのみを利用することを徹底してください。
車上荒らし窃盗グループ
Theft from Auto Groups
グループ規模: 1-2名
ターゲット: 観光地の駐車場に停められたレンタカー。車内にバッグや電子機器、小銭を置いている車両を瞬時に識別します。
活動場所: Stanley Park, Granville Island, Gastown, Queen Elizabeth Park
活動時間: 24時間(特に観光施設の営業時間中)
手口:
バンクーバーで最も発生件数が多い犯罪です。犯人は夜間だけでなく、白昼堂々と観光地の駐車場を巡回しています。スタンレーパークやガスタウン、グランビルアイランドなどの駐車場で、窓ガラスから車内を覗き込み、シートの上に置かれたカバンや、ダッシュボードの小銭、シガーソケットに刺さった充電ケーブルを確認します。ターゲットを決めると、専用のツールや石を使用して一瞬で窓ガラスを割り、数秒以内に中の物品を奪って逃走します。トランクの中であっても、外から荷物が見える状態であれば狙われます。特にレンタカー(ハーツやエイビスなどのステッカーがある車両)は、貴重品が入っている可能性が高いと判断され、重点的に狙われる傾向にあります。
対策:
車を離れる際は、車内に『1セントたりとも』物を残さないのが鉄則です。バッグはもちろん、ジャケットや空のレジ袋、小銭、スマートフォンの充電ケーブルさえも隠すか持ち出してください。グローブボックスを開けて『中に何もないこと』を外から見えるようにするのも有効な手段です。可能であれば、路上駐車ではなく、監視カメラや警備員がいる屋内有料駐車場を利用しましょう。万が一被害に遭った場合は、VPDのサイトからオンラインでポリスレポートを作成し、保険請求に必要なケースナンバーを取得してください。パスポートなどの貴重品は絶対に車内に保管しないでください。
薬物依存者による偶発的トラブル
Drug-Related Street Altercations
グループ規模: 単独または集団
ターゲット: DTES地区(ヘイスティングス周辺)に誤って迷い込んだ観光客や、夜間のガスタウンを独り歩きしている人物。
活動場所: Downtown Eastside (DTES), East Hastings St, Oppenheimer Park, Main & Hastings
活動時間: 24時間(夜間は極めて危険)
手口:
ダウンタウン・イーストサイド(DTES)地区は、重度の薬物依存者やホームレスが集中的に居住しており、市内でも異質な治安環境にあります。ここでの脅威は計画的な強盗よりも、薬物による幻覚や禁断症状、または金銭を求める執拗な物乞いに起因する偶発的な暴力です。道を歩いているだけで突然叫ばれたり、目の前で刃物や注射器を振り回されたりすることがあります。2025年後半には、公共の場での薬物使用制限が再強化されましたが、依然として路地裏やテント村周辺では緊張状態が続いています。観光客がカメラを持って立ち入ることは、彼らを刺激し、予期せぬ攻撃を招くトリガーとなります。
対策:
最大の対策は『近づかないこと』です。ヘイスティングス通り(Main St周辺)には、日中でも足を踏み入れないでください。ガスタウンを観光する際は、地図を頻繁に確認し、1ブロック南へ移動してDTESに迷い込まないよう注意しましょう。もし付近で大声を上げている人物に出会った場合は、目を合わせず、決して立ち止まらず、平静を装って速やかに距離を取ってください。相手が何かを求めてきても無視し、賑やかな通りや店舗へ移動しましょう。このエリアでは警察の巡回も多いですが、個々のトラブルをすべて防ぐことは不可能です。
プロ自転車窃盗団
Professional Bicycle Thieves
グループ規模: 単独または2名
ターゲット: 屋外に駐輪された高価なマウンテンバイク、電動自転車。U字ロック1本のみの車両などが狙われます。
活動場所: Skytrain Stations, CF Pacific Centre 周辺, Kitsilano Beach, False Creek Seawall
活動時間: 24時間
手口:
バンクーバーの自転車盗難率は北米でもトップクラスです。犯人はプロ化しており、携帯用の電動グラインダーや大型のボルトカッターを所持しています。白昼のショッピングモールの駐輪場やスカイトレインの駅前であっても、数分でロックを切断し、自転車を盗み出します。盗まれた自転車は即座に解体されるか、別の地域へ運ばれて販売されます。2025年の統計でも、安価なケーブルロックは秒単位で突破されており、施錠しているという安心感は通用しません。最近では、AppleのAirTagなどが仕込まれていないか、磁石などでチェックしてから盗むという手口も報告されています。
対策:
可能な限り、自転車を屋外に長時間放置しないでください。駐輪する場合は、太いU字ロックを2種類使い、フレームと前輪の両方を固定物(ラックなど)に繋ぐ『ダブルロック』が必須です。また、サドルやライトなどの取り外し可能なパーツは必ず持ち歩きましょう。バンクーバー市警察(VPD)が推奨する無料の登録システム『Project 529』に事前に登録しておくことで、盗難に遭った際の発見率が向上し、警察への報告もスムーズになります。最も安全なのは、自転車を室内に持ち込むか、有料の施錠付きバイクラッカーを利用することです。
駐車場QRコード詐欺
Fake Parking QR Code Scammers
グループ規模: 単独(設置時)
ターゲット: 路上のコインパーキングを利用するドライバー。特に支払い方法に不慣れな観光客。
活動場所: Downtown Street Parking, Stanley Park, Coal Harbour, West End
活動時間: 日中の駐車需要が高い時間帯
手口:
2025年から急増した最新のデジタル詐欺です。公共のパーキングメーターや看板に、公式の支払いアプリを装った偽のQRコードステッカーを貼付します。利用者がスマートフォンでスキャンすると、本物の支払いサイト(PayByPhone等)を模倣したフィッシングサイトに誘導されます。そこで車のナンバープレート番号とクレジットカード情報を入力させ、支払いを完了したように見せかけます。実際には駐車場代は支払われておらず、カード情報のみが盗まれ、後日高額な不正利用が発生します。さらに、支払われていないため、車両には本物の駐車違反チケットが切られるという二重の被害に遭います。
対策:
路上や看板に貼られているQRコードを直接スキャンしてはいけません。支払いの際は、App StoreやGoogle Playから直接公式アプリ(PayByPhone、EasyPark等)をダウンロードし、アプリ内から駐車場所のコード(Location Number)を手動で入力してください。また、クレジットカードの利用明細を頻繁に確認し、身に覚えのない少額の決済(フィッシングサイトのテスト決済)がないかチェックしましょう。公共機関が提供するステッカーが剥がれかけていたり、不自然な位置にある場合は、別の場所のメーターを利用してください。
グランビル歓楽街の性犯罪・強盗
Granville Strip Predators
グループ規模: 1-3名
ターゲット: 深夜の歓楽街で飲酒し、判断力が低下した単独の女性、または泥酔した若者グループ。
活動場所: Granville Entertainment District, 800-900 block Granville St, Davie Village
活動時間: 金曜日・土曜日の 22:00 - 04:00
手口:
週末のグランビル通り(Granville Strip)は歩行者天国となりますが、酔客を狙った犯罪のホットスポットでもあります。2025年のVPD統計では、このエリアでの性犯罪報告が前年比19.4%増加しました。犯人はフレンドリーを装って近づき、飲み物に薬物を混入(ドリンクスパイキング)させたり、タクシーやライドシェアを呼ぶふりをして車両に乗せ、暴行や金品の強奪を行います。また、深夜2時以降のクラブ閉店時には、酔客同士の喧嘩が発端となる暴行事件も多発しており、警察が常に介入する事態となっています。
対策:
絶対に一人で行動せず、信頼できる友人と常に一緒にいてください。自分の飲み物からは決して目を離さず、見知らぬ人から提供された飲み物は断りましょう。帰宅の際は、路上でタクシーを拾うのではなく、信頼できるUberやLyftなどのライドシェアアプリを使用し、車両のナンバープレートと運転手の顔がアプリと一致していることを必ず確認してから乗車してください。また、少しでも危険を感じたり、体調に異変を感じた場合は、周囲にいる『Granville Street Rangers』や警察官に助けを求めてください。
政府機関(CRA/IRCC)なりすまし詐欺
Government Agency Impersonators
グループ規模: 海外拠点の犯罪組織
ターゲット: カナダ滞在中の日本人学生、ワーキングホリデー利用者。ビザや税金の知識が不十分な人物を狙います。
活動場所: Phone/Online, 市内全域(着信)
活動時間: 平日の日中(政府機関の稼働時間を装う)
手口:
カナダ歳入庁(CRA)や移民局(IRCC)を名乗り、電話やテキストメッセージで連絡してきます。『税金の未払いがある』『ビザの申請内容に不備があり、このままでは強制送還になる』といった強い口調でターゲットを脅し、即座の支払いを要求します。支払方法として、ビットコインなどの暗号資産や、Apple Gift Cardなどのギフトカードをコンビニで購入し、その番号を教えるよう指示するのが特徴です。公的機関を装うために、発信元番号を偽装(スプーフィング)して警察の番号や政府の番号を表示させる高度な技術を用いることもあります。
対策:
カナダの政府機関が電話でギフトカードや暗号資産による支払いを求めることは100%ありません。このような連絡が来た場合は、即座に電話を切り、相手にせずブロックしてください。もし自分のステータスが本当に心配な場合は、一度電話を切り、公式サイトから得た正規の連絡先に自分からかけ直して確認してください。相手から教えられた番号にかけ直すのは厳禁です。万が一、個人情報や送金を行ってしまった場合は、すぐに銀行に連絡し、警察(VPD)の詐欺対策部署に報告してください。
時間帯別リスク評価
日中は財産犯罪(車上荒らし、スリ)に注意が必要ですが、深夜は特定のエリア(DTES等)で対人暴力犯罪のリスクが激増します。時間帯に合わせた移動手段の選択が重要です。
早朝
安全05:00-08:00
早朝のバンクーバーは、全体的に非常に穏やかで、ジョギングや通勤客で活気が出始めます。犯罪リスクは一日の中で最も低い時間帯ですが、ダウンタウン中心部やガスタウン周辺では、前夜から路上で過ごしている不安定な状態の人物に遭遇する可能性があります。基本的には安全ですが、人通りの少ない路地裏を一人で歩くことは避け、常に周囲への警戒を怠らないようにしてください。
脅威:
- ・Homeless individuals waking up
- ・Isolated streets
- ・Empty public transit
推奨:
- ・Stay on main illuminated streets
- ・Avoid shortcuts through alleys
- ・Carry a fully charged phone
日中
やや安全08:00-18:00
日中は観光客やビジネスマンで賑わい、公共交通機関も安全に利用できます。しかし、この時間帯に最も警戒すべきは「財産犯罪」です。スタンレーパークやグランビルアイランドなどの主要観光地の駐車場では、短時間の駐車でも車上荒らしが多発しています。また、カフェやフードコートでの置き引き、スカイトレイン内でのスリにも注意が必要です。親切を装って近づいてくる詐欺師や、強引な物乞いにも毅然とした態度で対応しましょう。
脅威:
- ・Car break-ins
- ・Pickpocketing in crowded areas
- ・Distraction theft in cafes
- ・Rental scams
推奨:
- ・Never leave anything in your car
- ・Keep bags on your lap while eating
- ・Be wary of strangers starting conversations
- ・Use official ticket sites only
夕方〜夜
注意18:00-23:00
夕方から夜にかけては、グランビル通りの歓楽街やイエールタウンのレストラン街で酔客が増加します。週末のグランビル・ストリップでは、若者同士の喧嘩や、過度な飲酒によるトラブルが頻発するため、夜が深まるにつれて警戒レベルを上げる必要があります。ガスタウンは観光地として人気ですが、1ブロック南のヘイスティングス通りへ近づくと急激に雰囲気が変わるため、境界線を見誤らないよう地図を頻繁に確認してください。
脅威:
- ・Alcohol-related violence
- ・Aggressive panhandling
- ・Theft around nightclubs
- ・Transition zones to DTES
推奨:
- ・Avoid the Granville Strip after 22:00
- ・Stay north of Cordova St in Gastown
- ・Walk in groups if possible
- ・Do not engage with aggressive individuals
深夜
危険23:00-05:00
深夜は最もリスクが高まる時間帯です。特にダウンタウン・イーストサイド(DTES)やストラスコナ地区は、薬物中毒者や精神的に不安定な人物が集中しており、無差別な暴行事件(ストレンジャー・アタック)が発生しやすくなっています。これらのエリアには絶対に立ち入らないでください。他のエリアでも公共交通機関の運行が減り、人通りが絶えるため、移動はUberやタクシーを利用し、路上を一人で歩くことは極力避けるべきです。
脅威:
- ・Stranger attacks
- ・Drug-related crime
- ・Armed robbery in dark areas
- ・Sexual assault
推奨:
- ・Use Uber/Lyft instead of walking
- ・Avoid DTES and Strathcona completely
- ・Do not wear headphones
- ・Stay in well-lit, populated areas only
旅行者タイプ別アドバイス
女性一人旅
★★★★☆バンクーバーは女性の一人旅にとって比較的安全な都市ですが、2025年に報告された無差別暴行事件の多くがダウンタウンで発生していることを忘れてはいけません。日中の人通りが多い場所では過度な心配は不要ですが、夜間の移動や特定の地区への立ち入りには細心の注意を払う必要があります。地元の女性も夜間は一人歩きを避け、ライドシェアを利用するのが一般的です。イヤホンを着用して周囲の音が聞こえない状態で歩くことは、最も隙を作る行為として警告されています。
特有のリスク:
- ・Stranger attacks in Downtown
- ・Harassment in nightlife districts
- ・Theft from distracted walking
推奨事項:
- ・Stay in Coal Harbour or West End
- ・Avoid wearing headphones while walking
- ・Use rideshare apps for night travel
- ・Carry a portable alarm or whistle
- ・Keep family informed of your location
- ・Avoid eye contact with agitated individuals
避けるべきエリア:
Downtown Eastside (DTES), Strathcona at night, Granville Strip after 23:00
おすすめ宿泊エリア: Boutique hotels in Yaletown or female-friendly hostels in West End
家族連れ
★★★★★家族連れにとってバンクーバーは素晴らしい目的地ですが、レンタカーを利用する際の安全対策が成否を分けます。観光スポットの駐車場は、車上荒らしにとっての「狩場」となっており、たとえ数分の観光であっても窓ガラスを割られる被害が絶えません。また、子供連れで移動する際は、ダウンタウン・イーストサイド付近に迷い込まないよう、ルート確認を徹底してください。それ以外の公園や住宅街は非常に平和で、公共施設も充実しており、安心して楽しむことができます。
特有のリスク:
- ・Car break-ins at parks
- ・Accidentally entering DTES
- ・Aggressive panhandling
推奨事項:
- ・Empty your car completely of all items
- ・Stay in residential areas like Kitsilano
- ・Use the Canada Line for airport transit
- ・Visit Stanley Park during daylight only
- ・Keep a close eye on bags in food courts
- ・Identify local emergency clinics in advance
避けるべきエリア:
East Hastings Street, Main Street corridor, Oppenheimer Park
おすすめ宿泊エリア: Service apartments in West End or hotels in Kitsilano
ビジネス出張
★★★★★ビジネス旅行者にとっての最大のリスクは、ラップトップや機密情報を含むバッグの盗難です。ホテルのロビー、空港、カフェでの一瞬の隙を狙った置き引きが報告されています。コールハーバー周辺の滞在は非常に安全で快適ですが、早朝や深夜の会議後の移動にはライドシェアの利用を推奨します。また、公共WiFiの使用はセキュリティリスクを伴うため、VPNの利用やテザリングが推奨されます。
特有のリスク:
- ・Laptop/bag theft in lobbies
- ・Cyber security on public WiFi
- ・Targeted scams near Pacific Central Station
推奨事項:
- ・Stay in Coal Harbour hotels
- ・Never leave bags unattended in lobbies
- ・Use a VPN for all business communications
- ・Prefer Uber/Lyft over walking at night
- ・Keep digital copies of all travel documents
- ・Be discreet with high-value watches/jewelry
避けるべきエリア:
Chinatown at night, DTES alleys, Industrial areas of Strathcona
おすすめ宿泊エリア: Upscale hotels in Coal Harbour or CBD
バックパッカー
★★★☆☆低予算で旅を計画するバックパッカーは、宿泊先選びに最も注意が必要です。ガスタウン周辺の安価なホステルは、治安の悪いDTESに隣接していることが多いため、口コミを精査する必要があります。また、オンラインでのルームシェア詐欺(デポジット詐欺)の標的になりやすいため、事前の支払いは厳禁です。公共交通機関は安全ですが、深夜バス(NightBus)では酔客とのトラブルを避けるため、運転手の近くに座るのが定石です。
特有のリスク:
- ・Accommodation scams
- ・Theft in shared dorms
- ・Aggressive panhandling near hostels
推奨事項:
- ・Avoid cheap rentals without in-person viewing
- ・Keep valuables in hostel lockers
- ・Be wary of over-friendly strangers offering 'help'
- ・Use '811' for non-emergency medical issues
- ・Connect with other travelers for night outings
- ・Avoid walking through DTES to save bus fare
避けるべきエリア:
Hastings and Main intersection, Abbott Street at night, Pigeon Park
おすすめ宿泊エリア: Highly-rated hostels in Central Business District
安全な宿泊エリア
Coal Harbour
★★★★★高級コンドミニアムが立ち並ぶエリアで、市内でもトップクラスの安全性を誇ります。ウォーターフロント沿いの遊歩道は夜間も街灯が明るく、ジョギングや散歩を楽しむ住民も多いため、一人歩きのリスクが非常に低いです。ビジネス街に近く、洗練された雰囲気があり、騒音トラブルも少ないため、落ち着いた滞在を求める旅行者に最適です。ホームレスのテント村からも距離があり、治安の安定感は抜群です。
例: Fairmont Pacific Rim, Pinnacle Hotel Harbourfront
West End
★★★★☆スタンレーパークに隣接する閑静な住宅街で、地元住民の生活感が溢れるエリアです。多様なレストランやカフェが集まるデイビー通りやロブソン通りも近く、利便性と安全性のバランスが非常に良いのが特徴です。夜間は路地裏を避けて主要な通りを歩けば、女性一人旅でも安心して過ごせます。コミュニティ意識が高く、近隣住民の目が行き届いているため、観光拠点として非常に人気があります。
例: The Sylvia Hotel, Coast Discovery Inn
Yaletown
★★★★☆かつての倉庫街をリノベーションしたオシャレなエリアで、高層マンションと高級レストランが集まっています。夜遅くまで営業している店舗が多く、人通りが絶えないため、夜間の安全性も比較的高いです。富裕層が多く住んでおり、街全体の警備意識も高めです。ただし、酔客によるトラブルや車上荒らしには注意が必要ですが、対人暴力事件の発生率は極めて低く、グルメやショッピングを楽しみたい旅行者に推奨されます。
例: OPUS Vancouver, Hotel Blu Vancouver
Kitsilano
★★★★☆ダウンタウンから橋を渡った対岸に位置する、ビーチに近い開放的なエリアです。ヒッピー文化の名残がある自由で穏やかな雰囲気があり、家族連れや若者グループに非常に安全です。ダウンタウンの喧騒や治安上の懸念点(DTESなど)から物理的に離れているため、夜間も平和な空気が漂っています。地元の公園やビーチ周辺での車上荒らしにさえ気をつければ、バンクーバーで最もリラックスして滞在できる場所の一つです。
例: Granville Island Hotel (Nearby), Alma Beach Manor
South Granville
★★★★☆ダウンタウンの南側に位置する高級ショッピングストリート周辺のエリアです。アートギャラリーやブティックが並び、非常に落ち着いた大人の雰囲気が漂っています。犯罪率が低く、治安は年間を通じて安定しています。スカイトレインの駅からは少し離れますが、バスの便が非常に良く、夜間の移動も安全です。観光客よりも地元の富裕層が中心のエリアであるため、静かで安全な宿泊環境を確保できます。
例: The Granville House B&B, Holiday Inn Vancouver-Centre
交通機関の安全情報
地下鉄・メトロ
バンクーバーのスカイトレインは、2025年に監視カメラの増設とCSO(Community Safety Officers)の配置強化により安全性が向上しました。特に空港を結ぶCanada Lineは非常に清潔で安全です。一方、Expo Lineは利用者数が多く、Commercial-Broadway駅やSurrey方面の駅では、深夜に不審者や薬物中毒者が駅周辺に滞留することがあります。ホームの『Designated Waiting Area』は監視カメラと緊急通話機が集中しているため、夜間はここで待機しましょう。車内で不審な人物を見かけた場合は、直接関わらず、車両の隅にある黄色いストリップを押すか、Transit Police(87-77-77)へテキストメッセージで静かに状況を報告してください。
タクシー・配車アプリ
公式タクシー(Yellow Cab等)とライドシェア(Uber, Lyft)が混在しています。空港からダウンタウンまでは定額料金制(約$35)があり、安全で透明性が高いです。ライドシェアを利用する際は、必ずアプリ上の顔写真と車のナンバープレートを照合してください。2025年、歓楽街で偽タクシーによる強盗が報告されたため、路上で手招きをしてくる未認可の車両には絶対に乗らないでください。Uber等のアプリでは、走行経路を友人と共有する『Share My Trip』機能を活用し、密室状態での安全を確保しましょう。運転手が過度にプライベートな質問をしてくる場合は警戒し、目的地が住宅の場合は少し離れた場所で降りるなどの工夫も有効です。
バス
市内を網羅するバスは概ね安全ですが、深夜のNightBus(特にグランビル通りから出発する便)は酔客が多く、トラブルに巻き込まれるリスクがあります。夜間に一人で乗車する場合は、運転手のすぐ後ろの席に座りましょう。また、バス停で待っている間も背後を壁にするなど、周囲の警戒を怠らないでください。バンクーバーのバスには、深夜に指定場所以外でも降ろしてくれる『Request-a-Stop』サービス(21時以降)があり、目的地に近い安全な場所で下車することが可能です。ヘイスティングス通りを通過する路線では、停留所から不審者が乗り込んでくることがありますが、目を合わせず無視するのが最善です。
徒歩・自転車
日中のCoal HarbourやWest Endのウォーキングは非常に安全ですが、DTES地区(Main & Hastings周辺)は昼間でも徒歩での立ち入りを避けるべきです。ガスタウンから中華街へ移動する際は、一歩道を間違えると危険地帯に入るため注意してください。サイクリングについては、専用レーンが整備されていますが、自転車盗難は『秒単位』で発生します。どんなに短い時間でも強力なロックを2つ使用してください。スタンレーパークのシーウォールは観光客に人気ですが、日没後は街灯が少なく、不審者や野生動物(コヨーテ)のリスクがあるため、一人での走行は避けるべきです。歩行中は歩きスマホを避け、特に交差点でのひったくりに注意してください。
空港からのアクセス
バンクーバー国際空港(YVR)からのCanada Lineによる移動は、観光客にとって最も安全で推奨される方法です。チケット購入時にサポートを装って近づいてくる人物がいることがありますが、無視して自販機を利用してください。タクシーを利用する場合は、空港指定の乗り場から公式車両に乗車しましょう。客引きは100%違法です。深夜到着の場合は、公共交通機関よりもライドシェアや公式タクシーでのドア・ツー・ドアの移動を推奨します。また、空港内での置き引き事件も報告されているため、荷物をカートに乗せたまま両替やSIMカード購入に夢中にならないよう、常に荷物に体の一部が触れている状態を保ってください。
緊急連絡先
バンクーバーでの緊急事態(事件、事故、火災、急病)の際は、迷わず「911」にダイヤルしてください。固定電話、公衆電話、携帯電話のいずれからでも無料で繋がります。オペレーターが出たら、まず「Police(警察)」「Fire(消防)」「Ambulance(救急車)」のどれが必要かを伝えます。英語に自信がない場合は「Japanese, please」とはっきり伝えれば、数分以内に通訳者が電話に加わります。通報時には現在地(通り名や近くの目印)と状況を正確に伝えることが重要です。また、病気や怪我で緊急性がないものの相談したい場合は「811」のHealthLink BCを利用しましょう。ここでも日本語通訳を通じた医療相談が可能です。パスポート紛失時はまず警察へ届け出てポリスレポート番号を取得し、その後総領事館へ連絡してください。
日本国大使館・領事館
名称: Consulate-General of Japan in Vancouver
住所: 900-1177 West Hastings St, Vancouver, BC
電話: 604-684-5868
メール: [email protected]
バンクーバーの治安に関するよくある質問
バンクーバーの治安は良い?悪い? ▼
2025年以降、バンクーバーの暴力犯罪発生率は過去23年間で最低水準を記録しており、全体的な治安は良好といえます。しかし、地域による格差が非常に激しく、ダウンタウン・イーストサイド(DTES)などの特定エリアでは薬物依存者によるトラブルが常態化しています。観光地であっても、一本裏通りに入るだけで雰囲気が一変するため、安全な場所と危険な場所を見極めることが非常に重要です。
バンクーバーで危険なエリアはどこ? ▼
最も注意すべきはダウンタウン・イーストサイド(DTES)地区です。ここはカナダで最も危険とされるエリアの一つで、路上での公然とした薬物使用や精神疾患を抱えた人々とのトラブルが絶えません。また、ストラスコナ地区もホームレスのテント村があり、夜間の強盗や性犯罪のリスクが高いです。観光地のガスタウンやチャイナタウンはこれらのエリアと隣接しているため、境界付近では細心の注意を払ってください。
バンクーバー旅行はやばい?本当に行って大丈夫? ▼
基本的には観光を楽しめる安全な都市ですが、一部の「やばい」側面を理解しておく必要があります。具体的には、薬物中毒者による「ストレンジャー・アタック(無差別攻撃)」や、白昼堂々と行われる車上荒らしがリスクとして挙げられます。人通りの多い大通りを選び、危険エリアに近づかない、車内に荷物を放置しないといった基本の対策を徹底すれば、過度に恐れる必要はありません。
バンクーバーは女性一人でも怖くない? ▼
日中の主要な観光地やショッピングエリアは女性一人でも安心して歩けます。ただし、週末夜間のグランビル・エンターテインメント地区(800-900ブロック)では、飲酒に伴うトラブルや性犯罪が19.4%増加しており、女性のみのグループや一人歩きには注意が必要です。また、路地裏で薬物依存者に遭遇すると「怖い」と感じる場面もあるため、常に周囲を警戒し、夜間はタクシーや配車アプリを利用することをお勧めします。
バンクーバーでスリに遭わないための対策は? ▼
スカイトレインの車内や、スタンレーパーク、グランビルアイランドなどの混雑する観光スポットでは、スリや置き引きに注意が必要です。バッグはファスナーを閉めて体の前に抱え、財布などの貴重品はズボンの後ろポケットに入れないようにしましょう。また、カフェやレストランで椅子にバッグをかけたり、テーブルの上にスマートフォンを置いたままにすることも、窃盗のターゲットになりやすいため厳禁です。
バンクーバーで多い詐欺の手口は? ▼
短期滞在者や留学生を狙った「オンライン賃貸・ルームシェア詐欺」が深刻です。FacebookマーケットプレイスやCraigslistで、人気エリアの物件を格安で掲載し、「他にも希望者がいるから」と内見前にデポジットを要求する手口です。お金を振り込んだ直後に連絡が取れなくなるケースが多発しています。内見をせずに送金することは絶対に避け、信頼できる仲介業者やサイトを利用することが重要です。
バンクーバーで日本人が巻き込まれやすい犯罪は? ▼
日本人が最も巻き込まれやすい犯罪は、車上荒らしと自転車盗難です。特にレンタカーの窓ガラスを割られて、パスポートやブランド品が盗まれる被害が後を絶ちません。また、プロの自転車窃盗団が横行しており、数分の駐輪でもロックを切断して持ち去られます。犯罪被害に遭わないためには、「カナダは日本とは違う」という認識を持ち、常に自分の持ち物から目を離さない姿勢が求められます。
バンクーバー旅行で注意すべきことは? ▼
まず「車内に物を置かないこと」が鉄則です。充電ケーブルや小銭さえも、窓を割られる理由になります。次に「DTES地区への迷い込み」です。ガスタウンのメインストリートから一本南へ行くだけで治安が悪化します。また、公共の場での飲酒や薬物使用に関する現地の法律、さらには無差別攻撃への警戒として、イヤホンで音楽を聴きながら歩くなど、周囲の音が聞こえなくなる状態を避けることも大切です。
バンクーバーで起こりやすいトラブルは? ▼
レンタカーの窓ガラスを割られる被害、レンタル自転車の盗難、さらには路上での薬物依存者による一方的な罵声や物乞いとのトラブルが頻発しています。また、週末の繁華街での酔客同士の喧嘩に巻き込まれることもあります。これらのトラブルを避けるには、観光地の無料駐車場でも油断せず、不審な人物を見かけたらすぐにその場を離れる、毅然とした態度で物乞いを断るといった対応が必要です。
バンクーバーで被害に遭ったらどうする? ▼
緊急時は「911」にダイヤルしてください。警察、救急、消防に繋がります。パスポートを紛失・盗難された場合は、在バンクーバー日本国総領事館へ連絡し、再発行の手続きが必要です。盗難被害などで保険を請求する場合は、現地の警察署でポリスレポート(被害届)の発行を依頼してください。また、クレジットカードを紛失した際は、速やかにカード会社へ連絡し利用停止措置をとることが最優先です。
バンクーバーの治安詳細
バンクーバーの治安概要
2026年現在のバンクーバーの治安は、全体として高い安全水準を維持しています。2025年の統計では暴力犯罪発生率が過去23年間で最低を記録し、警察の強化策やVanStatシステムの導入により、以前よりも強盗などの重犯罪は減少傾向にあります。しかし、ダウンタウンの一部エリア、特に薬物問題が深刻なDTES(ダウンタウン・イーストサイド)周辺では治安が悪く、街の安全性が二極化しているのが現状です。旅行者は、基本的な安全対策を講じることで快適に過ごせますが、特定の危険エリアを事前に把握しておくことが不可欠です。
バンクーバーは危険?やばい?
バンクーバーは「危険」や「やばい」と言われることがありますが、その多くはDTES地区とそこに関連する薬物問題に起因しています。このエリアでは公然と違法薬物が使用され、精神的に不安定な人物による突発的な叫びやトラブルが日常的です。また、2025年末にはロブソン通りなどで「ストレンジャー・アタック(無差別攻撃)」が発生しており、動機のない暴力に対する市民の警戒心は依然として高い状態にあります。不特定の場所で発生するリスクは否定できませんが、危険エリアを避け、夜間の独り歩きを控えることで、これらのリスクは大幅に軽減可能です。
バンクーバーは怖い?一人旅でも大丈夫?
「バンクーバーは怖い」という懸念、特に女性の一人旅に関しては、夜間の繁華街とホームレスへの対応が鍵となります。2025年の統計では、グランビル・エンターテインメント地区での性犯罪が前年比19.4%増加しており、週末の深夜は避けるべきです。一方で、日中のショッピングエリアやウエストエンドなどの居住区は非常に平和で、女性一人でも問題なく観光できます。路上で叫んでいる人物を見かけても、目を合わせず、刺激しないように距離を置けば実害に遭うことは稀です。移動には明るい大通りを選び、常に周囲に注意を払うことで恐怖心は解消されるでしょう。
スリ・詐欺・犯罪の実態
バンクーバーで最も警戒すべき犯罪は「車上荒らし」と「自転車盗難」です。窃盗グループはスタンレーパークやガスタウンなどの駐車場を巡回し、数秒で窓ガラスを破り荷物を奪い去ります。シートの上にバッグや上着、さらには数ドルの小銭があるだけでも標的になります。また、オンラインでの詐欺も巧妙化しており、Facebookマーケットプレイス等を利用した「架空の賃貸物件詐欺」が多発。内見をさせずに契約を急かし、デポジットを持ち逃げする手口には注意が必要です。スリについては、スカイトレインや観光スポットの人混みで、背後からの抜き取りに注意してください。
バンクーバー旅行で注意すべきポイント
旅行者が注意すべきポイントは3点です。第一に、車内に絶対に荷物を置かないこと。レンタカー利用時はトランクの中も安全ではありません。第二に、DTES(ハスティングス・ストリート周辺)への迷い込み防止です。ガスタウンやチャイナタウンを観光する際は、地図で現在地を常に確認し、雰囲気が変わったと感じたらすぐに引き返してください。第三に、夜間の移動です。グランビル通り周辺は酔客によるトラブルが増えるため、夜遅い時間はタクシーやUberを利用しましょう。また、人通りの少ない路地は昼夜を問わず避けるのが鉄則です。
よくあるトラブル事例
実際のトラブル事例として、観光中に車を数分間離れただけで窓を割られ、パスポートや貴重品を全て盗まれたケースが多く報告されています。また、ガスタウンの路地で写真を撮っていた際に薬物中毒者にしつこく絡まれ、金銭を要求されたというトラブルもあります。他にも、留学生が家賃の安い物件をオンラインで見つけ、先払いでデポジットを支払ったものの、入居日当日に行ってみるとその部屋には別人が住んでおり、犯人と連絡がつかなくなったという賃貸詐欺の被害も後を絶ちません。
被害に遭った場合の対応
被害に遭った際は、まず安全を確保し、緊急時は「911」に連絡して警察の助けを求めてください。ポリスレポートは保険請求やパスポートの再発行に必要です。パスポートを紛失・盗難された場合は、速やかに在バンクーバー日本国総領事館(925 West Georgia Street)へ向かってください。窓口では日本語での対応が可能で、再発行や帰国手続きの相談ができます。また、クレジットカードを紛失した場合は、即座に発行元のカード会社へ連絡し停止させるとともに、現地の銀行ATMなどで不正利用がないか確認することが重要です。
その他の情報
ベストシーズン
安全面と快適性を考慮すると、5月から9月にかけての夏季がベストシーズンです。この時期は日没が21時過ぎと非常に遅く、夜間でも明るい時間が長いため、犯罪に巻き込まれるリスクを物理的に減らすことができます。また、雨が少なく天候が安定しているため、屋外活動も安全に楽しめます。一方で、11月から3月は雨が多く日没が16時台と早いため、暗い場所での一人歩きのリスクが高まります。8月後半から9月にかけては森林火災の煙による大気汚染のリスクがあるため、健康面での注意が必要です。
言語のヒント
バンクーバーは英語が公用語であり、ほとんどの場所で英語が通じます。多文化都市であるため、拙い英語でも理解しようとしてくれる寛容さがあります。緊急時に使えるフレーズとして、「Help me!(助けて)」「Call the police!(警察を呼んで)」「I need a doctor(医者が必要です)」は必須です。また、病院や警察では「Japanese interpreter, please(日本語の通訳をお願いします)」と伝えることで、プロの通訳サービスを無料で受けられるシステムが整っています。カナダ英語特有の「Eh?」という語尾や、フランス語表記の併用も文化的な特徴として知っておくと役立ちます。
文化・マナー
バンクーバー特有の文化として、ホームレスや薬物中毒者との距離感があります。ダウンタウン・イーストサイド周辺では、路上で倒れている人や叫んでいる人を見かけることがありますが、目を合わせず、干渉せずに通り過ぎるのが現地のマナーであり安全策です。また、2018年から大麻が合法化されていますが、公園やバス停、公共の入り口付近での喫煙は厳格に禁止されており、違反すると罰金が科せられます。チップ文化は「サービスへの対価」として定着しており、日本のような「おもてなし=無料」という感覚とは異なることを理解しておく必要があります。