台湾 / Taiwan

渡航安全レポート

最終更新: 2026年1月15日
92
安全スコア
A
身体的安全
A
医療・衛生
B
詐欺・スリ
A+
テロリスク

総合評価

台湾は世界で最も安全な地域の一つであり、身体的危害を受けるリスクは極めて低いです。ただし、2024年以降、統計手法の変更により犯罪件数(特に詐欺・窃盗)が表面上急増しており、巧妙なデジタル詐欺や交通安全への警戒が、安全な滞在のための最優先事項となります。

身体的安全 (A)

殺人や強盗などの凶悪犯罪は非常に低水準です。2026年初頭に台北で刃物事件が発生しましたが、これは例外的な事案であり、警察の対応と警備強化は極めて迅速です。夜間の独り歩きも主要都市では概ね安全であり、世界トップクラスの身体的安全性が保たれています。

医療・衛生 (A)

国民皆保険制度(NHI)に支えられた医療水準は世界最高峰です。主要都市の病院では英語や日本語が通じるケースが多く、清潔な医療環境が整っています。夏期の南部におけるデング熱や、頻発する地震・台風などの自然災害リスクに対する備えは必要ですが、衛生管理は極めて良好です。

詐欺・スリ (B)

2024年より統計基準が変更され、詐欺の報告件数が前年比200%以上増と爆発的に増加しています。SNSを介した投資詐欺や、観光地でのタクシー・果物屋のぼったくり、ATM操作を誘導する還付金詐欺が多発しており、旅行者も常にデジタル・対面の両面で警戒が必要です。

テロリスク (A+)

過去に大規模な国際テロ事件の発生はなく、過激派組織の活動も見られません。最大の脅威は地政学的な文脈でのサイバー攻撃やハイブリッド脅威ですが、物理的な爆弾テロなどのリスクは限りなくゼロに近いです。主要な駅や空港のセキュリティチェックも効率的かつ厳格に運用されています。

最新インテリジェンスレポート

台湾の治安情勢は、2026年現在も非常に安定しています。凶悪犯罪率は日本と同等かそれ以下の水準を維持していますが、警察統計が「1被害者1件」制へ移行した影響で、詐欺や窃盗の件数が統計上大きく跳ね上がっています。特に「投資詐欺」と「ロマンス詐欺」が社会問題化しており、日本人旅行者もSNSを通じたトラブルに巻き込まれる事例が増えています。また、中台間の緊張が地政学的リスクとして継続しており、中国軍による軍事演習やサイバー攻撃が常態化していますが、民間人の生活への直接的な物理的影響は限定的です。旅行者にとっての実質的な最大のリスクは、交通ルールが徹底されていないことに起因する交通事故と、地震・台風による自然災害です。

背景分析

政治面では頼清徳政権が舵取りを行っていますが、立法院(国会)では野党が過半数を占める「ねじれ」状態にあり、予算案や法案を巡る議論が紛糾しやすく、時には政府庁舎付近で平和的な抗議デモが発生します。経済面では、TSMCを中心とした半導体産業が記録的な利益を上げ続けており、2025年の実質GDP成長率も4.45%と好調です。失業率も3.3%前後と極めて低く、経済的不安定に起因する犯罪の増加は抑えられています。社会的には、アジアで初めて同性婚を法制化するなど多様性に寛容で、外国人差別もほぼ存在しません。しかし、人口の高齢化とSNSの普及が特殊詐欺の温床となっており、警察庁はAIを用いた偽映像詐欺などへの対策を強化しています。日本との関係は歴史的にも民間レベルで極めて良好であり、2026年統一地方選挙を控えて政治的熱量は高まっていますが、治安維持能力は高く、社会のレジリエンス(回復力)も非常に強いと分析されます。

重要ポイント

  • 2024年以降の犯罪統計急増は手法変更によるもので、治安が急激に悪化したわけではない。
  • 「歩行者地獄」と呼ばれるほど交通量が多く、右折車が優先される傾向が強いため道路横断時は細心の注意が必要。
  • 肉製品(ハム、ソーセージ等)の持ち込みは、アフリカ豚熱対策により初回でも約90万円の重い罰金が科される。
  • 電子タバコ・加熱式タバコは台湾全土で所持・使用・持ち込みが全面的に禁止されている。
  • MRT(地下鉄)車内および駅構内での飲食は水やガムを含め厳禁であり、厳格に罰金が科される。
  • ATM操作を指示する電話やSNSメッセージは100%詐欺と判断し、現地の警察相談番号「165」を活用すべき。
  • 夏季(7-9月)は台風の直撃が多く、政府が発表する「停班停課(臨時休業・休校)」情報を注視する必要がある。
  • 日本人であることを理由とした犯罪被害は極めて稀だが、夜市の果物屋など価格表記のない店での購入は避けるべき。
  • タクシー利用時は、走行履歴がデジタルで残るUberやLINE Taxiなどの配車アプリを利用するのが最も安全。
  • 地震リスクが常態化しており、滞在中はスマホの緊急地震速報(国家級警報)に注意を払うこと。

各国政府の渡航情報

情報源 警戒レベル
日本外務省 レベル1:十分注意してください
米国国務省 Level 1: Exercise Normal Precautions
英国外務省 Take normal precautions
カナダ政府 Take normal security precautions
ドイツ外務省 Normaler Sicherheitshinweis
フランス外務省 Vigilance normale

地域別リスク評価

台北市 萬華地区(龍山寺周辺)

注意:一部の路地裏で治安低下リスク

伝統的な歓楽街であり、ホームレスや高齢の暴力団関係者が多いエリアです。夜間の路地裏では売春や違法賭博などの温床となっている場所があり、旅行者は大通りを歩くことが推奨されます。

台北市 中山地区(林森北路)

注意:夜間のぼったくり・トラブルリスク

日本式バーやスナックが密集するエリアで、酔客同士の喧嘩や客引きによるぼったくり被害が散発しています。特に知らない人物に案内された店での高額請求トラブルに注意が必要です。

花蓮県・宜蘭県(東海岸)

注意:自然災害リスク(地震・土砂崩れ)リスク

地震活動が活発なエリアであり、特に山岳地帯では地震後の降雨により土砂崩れが発生しやすくなります。太魯閣渓谷などの観光時は、気象情報と地震情報の確認が不可欠です。

高雄市・台南市(南部地域)

低リスク:感染症(デング熱)注意リスク

治安は非常に良好ですが、夏期から秋期にかけて蚊が媒介するデング熱の流行が見られます。虫除け対策を行い、水たまり付近に近づかないなどの予防措置が求められます。

新北市 三重・蘆洲地区

注意:交通トラブル・騒音リスク

人口密度が極めて高く、バイクの通行量が非常に多い地域です。バイク集団による騒音や、交通トラブルに起因する小競り合いが比較的多く報告されています。

九份(瑞芳区)

注意:スリ多発地帯リスク

非常に狭い階段や路地に観光客が密集するため、撮影に夢中になっている隙を狙ったスリが多発しています。リュックサックは前に抱えるなどの対策が必須です。

士林夜市・西門町

注意:混雑時の置き引き・ぼったくりリスク

台北最大の観光エリアで、置き引きや、一部の果物屋・屋台での不当な高額請求が報告されています。価格表示のない商品は購入前に必ず確認するようにしてください。

台中市 中区・公園周辺

注意:夜間の独り歩き警戒リスク

旧市街地の一部では夜間の街灯が少なく、浮浪者が集まる公園付近でひったくり等の軽犯罪が発生することがあります。深夜の徒歩移動は避け、タクシー利用を推奨します。

国内安全マップ

台湾全土の治安は、世界トップレベルの安定を維持しています。主要都市では深夜まで警察が巡回しており、公共交通機関の安全性も極めて高いです。しかし、2026年現在、旅行者が最も注意すべきは「交通事故」です。歩行者優先が浸透しておらず、バイクの多さと相まって事故件数は非常に高水準です。また、自然災害(特に地震と台風)は避けられないリスクであり、滞在中は気象情報の確認が欠かせません。親日感情は非常に強いため、トラブル時には周囲の人が助けてくれることが多いですが、言葉巧みに近づく詐欺師には細心の注意を払ってください。

危険エリア
注意エリア
安全エリア
注意 台北市 萬華地区(龍山寺周辺)

伝統的な歓楽街で、ホームレスや高齢の反社会的勢力関係者が集まるエリア。夜間の路地裏では売春や薬物取引等の温床となっている場所があり、独り歩きは注意が必要。

リスク: 軽犯罪(スリ・ひったくり), 不衛生な路地裏, 夜間の治安悪化

安全 台北市 信義地区(台北101周辺)

官公庁、高級デパート、国際的なオフィスが密集する超モダンエリア。夜間でも非常に明るく、警察の巡回も頻繁で、台湾で最も安全な場所の一つ。

リスク: 交通事故(交通量が極めて多い), 高物価

注意 九份老街(瑞芳区)

世界中から観光客が殺到する狭い路地。撮影に夢中になっている観光客を狙った組織的なスリが多発。特に雨の日は傘で視界が悪くなり、被害が増加する。

リスク: スリ多発, 雑踏事故, タクシーの不当請求

注意 花蓮・太魯閣(東海岸山岳部)

絶景スポットだが、地震発生時の土砂崩れや落石のリスクが高い。2024年4月の地震以降、地盤が不安定な箇所が多く、雨天時や地震直後の訪問は非常に危険。

リスク: 地震・落石, 土砂崩れ, 野生動物(毒蛇)

注意 高雄市 寿山(サルの出没エリア)

野生のサルが多数生息しており、人間が持っている食べ物やバッグを力ずくで奪い取る被害が多発。目を合わせたり、食べ物を見せたりすることは非常に危険。

リスク: 野生生物による攻撃, 窃盗(サルによる奪取)

注意 士林夜市(大東路周辺)

台北最大の夜市だが、果物屋のぼったくりや、ゲーム屋台での過度な請求が報告されている。常に価格を確認し、不当だと思えばすぐにその場を離れること。

リスク: ぼったくり, スリ, 置き引き

注意 台中市 中区(旧市街)

再開発が進む一方で、一部の古いビルや公園周辺に浮浪者が滞留。夜間は街灯が不十分な場所があり、ひったくり等の軽犯罪への警戒が必要。

リスク: ひったくり, 夜間の浮浪者トラブル

安全 台南市 安平地区(歴史地区)

古都の雰囲気を残す非常に平和な観光エリア。人々の気質も穏やかで治安は極めて良好。夜間の散策も問題ないが、蚊(デング熱)の対策は必要。

リスク: 蚊による感染症, 細い路地での迷子

安全 墾丁国家公園(南部リゾート)

リゾート地として治安は安定。ただし、無免許やノーヘルでのレンタルバイク走行による事故が多発しており、交通法規の遵守が必須。

リスク: 交通事故, 水難事故, 熱中症

注意 台北市 中山地区(林森北路)

夜の歓楽街。日本人を狙った客引きが多く、ぼったくりや恐喝まがいのトラブルが深夜に多発。不審な人物に声をかけられても無視を徹底すべき。

リスク: ぼったくり, 酔っ払いトラブル, 恐喝

犯罪・治安情報

犯罪統計

詐欺

リスク: 5/5

多発エリア: SNS(LINE/Tinder), ATM周辺, 主要駅の雑踏, 観光地の果物屋

手口:

  • 偽の投資話を持ちかけるSNS型投資詐欺
  • 警察官や検察官を装ったAI合成映像によるビデオ通話
  • 還付金があると言いATMで送金操作をさせる手法

対策:

  • 見知らぬ人からの投資勧誘や送金要求は無視する
  • ATMで還付金を受け取ることはできないと認識する
  • タクシー支払時は必ず領収書を受け取り、金額を確認する

2024年の統計変更により、前年比224%増の12万件超を記録。現在、台湾で最も警戒すべき犯罪カテゴリーとなっている。

スリ・窃盗

リスク: 3/5

多発エリア: 士林夜市, 九份の狭い路地, 台北駅, 龍山寺周辺, 永康街

手口:

  • 人混みで背後からリュックサックを開ける
  • 雨の日に傘で視界を遮ってバッグを漁る
  • レストランで椅子の背もたれにかけた荷物を持ち去る

対策:

  • 荷物は体の前に持ち、ジッパーには鍵をかけるか手で押さえる
  • レストランでは荷物を膝の上に置くか、ストラップを体に巻き付ける
  • 多額の現金を持ち歩かない

統計上の発生件数は約5.4万件で前年比4割増。特に観光客密集地での被害が目立つ。

traffic_accident

リスク: 5/5

多発エリア: 主要道路の交差点, バイク専用レーン付近, 歩道のない路地, 山岳地帯のワインディングロード

手口:

  • 右折車が歩行者を無視して突っ込む
  • バイクによる無理な追い越しや信号無視
  • 停車中の車のドアが突然開く

対策:

  • 青信号でも車が来ないか必ず左右を確認してから渡る
  • 歩行者優先だと思い込まず、車に道を譲る意識を持つ
  • 夜間は明るい色の服を着る

台湾における死傷者数は人口比で日本の数倍に達しており、旅行者にとって最大の身体的リスク。

性犯罪

リスク: 2/5

多発エリア: 密室のマッサージ店, 深夜の公園・路地裏, 出会い系アプリでの会合, 林森北路周辺

手口:

  • 施術中に不適切な部位に触れる
  • 飲み物に薬物を混入させる(ドリンクスパイク)
  • SNSで知り合った後、人気のない場所へ連れ出す

対策:

  • 個室マッサージを避け、オープンなスペースや有名店を選ぶ
  • 自分の飲み物から目を離さない
  • SNSで知り合った人と二人きりにならない

年間約9,000件の報告があるが、外国人被害は全体の約2%程度。しかし氷山の一角との指摘もある。

凶悪犯罪

リスク: 1/5

多発エリア: 深夜の歓楽街, バー・ナイトクラブの出口, 暴力団事務所付近(萬華など), 賭博場

手口:

  • 酔っ払い同士の偶発的な喧嘩
  • 客引きによる強引な恐喝
  • 刃物を使用した襲撃(極めて稀)

対策:

  • 深夜の歓楽街では常に周囲を警戒し、トラブルの兆候があれば離れる
  • 知らない人物の客引きには絶対に応じない
  • 過度の飲酒を控える

殺人・強盗発生率は世界最低水準。一般旅行者が巻き込まれる可能性は極めて低い。

薬物関連

リスク: 2/5

多発エリア: ナイトクラブ, 音楽フェスティバル, 林森北路の特定のバー, SNSを介した取引

手口:

  • クラブ内で合成麻薬を販売・提供
  • 海外からの電子タバコ型大麻の持ち込み
  • パーティでの共同利用勧誘

対策:

  • 知らない人から譲られたタバコや飲み物は拒否する
  • 大麻が合法な国から来た場合でも、台湾では厳罰であることを自覚する
  • 怪しい雰囲気のクラブには入らない

台湾は薬物に対して極めて厳格。外国人であっても死刑や無期懲役を含む重刑が科されるリスクがある。

健康・医療情報

ワクチン情報

台湾入国時に義務付けられた予防接種はありませんが、衛生環境が良好な一方で、夜市などの食品を介したA型肝炎や、南部で流行するデング熱などの感染症リスクが存在します。特に長期滞在や地方都市への訪問を予定している場合は、A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎の接種を検討することが推奨されます。2026年現在も季節性インフルエンザの流行は日本と同様に確認されており、冬季の渡航では事前の接種が有効な防御策となります。

ワクチン 必須/推奨 備考
A型肝炎 推奨 屋台や夜市での飲食機会が多い渡航者、長期滞在者に強く推奨。
B型肝炎 推奨 医療処置、事故による輸血、または現地での長期滞在の際に備えて推奨。
インフルエンザ 推奨 流行期(11月〜3月)に渡航する場合に推奨。密集地での感染リスクあり。
日本脳炎 推奨 5月〜10月の流行期に農村部や郊外に長期間滞在・野外活動する場合。
破傷風 推奨 怪我をした際のリスク管理として推奨。特にハイキングや登山者向け。

健康リスク

最大の感染症リスクは、夏季から秋にかけて南部(高雄・台南)を中心に発生するデング熱です。蚊によって媒介されるため、虫除けの使用や長袖の着用が必須です。また、山岳地帯ではツツガムシ病や、野生動物(イタチアナグマ等)による狂犬病の感染例が報告されています。野生動物には決して触れないでください。都市部での衛生状態は非常に高いですが、気候の変動による呼吸器疾患や、湿気による皮膚疾患、夏場の熱中症にも十分な注意が必要です。

医療施設

台湾の医療水準は非常に高く、台北、台中、高雄などの主要都市にある大学病院や総合病院では日本と同等以上の高度な治療が受けられます。多くの大病院で英語対応が可能なほか、台北市内には日本語対応可能な医師や日本人専用窓口を設置している病院が多数存在し、言葉の壁は低いです。ただし、外国人の自由診療は非常に高額になるため、必ず十分な補償内容の海外旅行保険に加入してから渡航してください。救急要請は119番で行えます。

入国・ビザ情報

ビザ要件: 日本国籍者は、観光、商用、親族訪問、親善交流の目的で、90日以内の滞在であればビザ(査証)なしで入国可能です。条件として、入国時に「帰路または次の目的地への予約済み航空券(または乗船券)」を所持していることが求められます。滞在中の活動は無報酬のものに限られ、1日でもオーバーステイをすると罰金が科され、将来の再入国に重大な支障をきたすため、滞在期限の厳守は絶対です。

パスポート有効期限

入国時に滞在予定日数以上の有効期間が残っていることが最低条件ですが、不測の事態による滞在延長や航空機の遅延等を考慮し、6ヶ月以上の残存有効期間があるパスポートでの渡航が強く推奨されています。また、入出国スタンプ用に1ページ以上の余白が必要です。

持ち込み禁止・制限品

肉製品の持ち込みは、アフリカ豚熱(ASF)対策のため極めて厳しく制限されており、加工品(レトルト、ソーセージ等)であっても初回違反で20万台湾ドルの重い罰金が科されます。また、電子タバコや加熱式タバコは持ち込み・所持・使用が全面的に禁止されており、税関で没収と高額罰金の対象となります。

緊急連絡先

110
警察
119
救急
119
消防

時間帯別安全情報

早朝

安全

早朝の台湾は非常に平和です。公園では高齢者が太極拳をしており、治安上の不安はほとんどありません。ただし、通勤ラッシュが始まる前の時間帯はバイクが猛スピードで走行することがあるため、道路横断時の交通事故には昼間以上に注意が必要です。街灯は明るく保たれており、女性の一人歩きも危険はありません。

安全な活動:

  • ・公園での散歩・運動
  • ・朝食屋(早飯)巡り
  • ・市場の散策

避けるべきエリア:

  • ・人通りの極端に少ない路地裏(野犬のリスク)

交通: MRTやバスが稼働し始めるため、公共交通機関が最適。

日中

安全

日中は極めて安全な時間帯です。主要な観光地、公共交通機関、オフィス街ともに治安は良好です。唯一の懸念は人混みにおけるスリと、非常に激しい交通量です。特に都市部の交差点では歩行者信号が青でも車が突っ込んでくることが多いため、常に周囲を注視する必要があります。警察の巡回も頻繁に行われています。

安全な活動:

  • ・市内観光
  • ・ショッピング
  • ・カフェ巡り

避けるべきエリア:

  • ・特になし。ただし暑さによる熱中症に注意。

交通: MRT(地下鉄)が最も安全で確実。冷房も効いていて快適。

夕方〜夜

安全

夜市(ナイトマーケット)が賑わい始める時間帯です。活気にあふれていますが、人混みに乗じたスリや置き引きが増加します。特に九份や士林夜市などの超人気スポットでは、他人との物理的距離が非常に近くなるため、貴重品の管理に全神経を集中させる必要があります。また、客引きによる強引な勧誘が始まる時間帯でもあります。

安全な活動:

  • ・夜市での食べ歩き
  • ・台北101の展望台
  • ・夕食

避けるべきエリア:

  • ・萬華地区の暗い路地
  • ・林森北路の客引きが多い通り

交通: MRTは非常に混雑する。タクシーはUberを利用すると確実。

深夜

注意

深夜でも台北や高雄の都心部は比較的安全ですが、飲酒を伴うエリアではトラブルのリスクが高まります。林森北路などの歓楽街では泥酔した人物やぼったくりトラブルが発生しやすくなります。女性一人の場合は、人通りの少ない路地や街灯の届かない公園を避けるべきです。MRTの終電後はタクシー利用が主となりますが、流しより配車アプリを強く推奨します。

安全な活動:

  • ・深夜営業の書店(誠品など)
  • ・コンビニでの買い物
  • ・24時間営業の飲食店

避けるべきエリア:

  • ・萬華の茶室街
  • ・深夜の龍山寺周辺の公園
  • ・林森北路の細い路地

交通: UberまたはLINE Taxi。コンビニの端末から呼ぶタクシーも安全。

季節別ガイド

(March - May)

気温: 18°C - 26°C

降水: 霧や小雨が多く、5月後半から梅雨入りする。

服装: 薄手の長袖に、羽織れるカーディガンやパーカー。

おすすめ活動:

台北周辺のハイキング, 陽明山の花見, ランタンフェスティバル

リスク:

  • ・濃霧による航空便の遅延
  • ・寒暖差による体調不良

(June - September)

気温: 28°C - 35°C

降水: 午後の激しい雷雨(スコール)や台風による大雨。

服装: 通気性の良い半袖、帽子、サングラス、雨具。

おすすめ活動:

マンゴーかき氷巡り, マリンスポーツ, 夜市でのグルメ

リスク:

  • ・熱中症
  • ・台風による交通機関の麻痺
  • ・紫外線

(October - November)

気温: 22°C - 28°C

降水: 降雨量が減り、安定した晴天が続く。

服装: 半袖と薄手のジャケット(朝晩の冷え込み対策)。

おすすめ活動:

タロコ渓谷観光, 温泉巡り, サイクリング

リスク:

  • ・秋の台風(稀に上陸)
  • ・季節の変わり目の乾燥

(December - February)

気温: 12°C - 19°C

降水: 北部は曇天としとしと雨が多く、南部は晴天。

服装: しっかりとしたコートやダウン(北部は湿気で体感温度が低い)。

おすすめ活動:

旧正月イベント, 烏来や北投の温泉, 南部での避寒

リスク:

  • ・北部での連日の雨
  • ・旧正月中の店舗休業
  • ・寒波

ベストシーズン: 観光に最適なベストシーズンは3月から5月の春、および10月から11月の秋です。この時期は台風の上陸リスクが低く、酷暑を避けられ、晴天が多いため野外活動に適しています。特に10月下旬から11月は湿度が下がり、非常に過ごしやすい「秋高気爽」と呼ばれる天候が多くなります。

環境リスク

野生動物のリスク

毒蛇(タイワンハブ、アマガサヘビ等)

リスク: 4/5

生息地: 山岳地帯, ハイキングコース, 草むら

台湾にはハブやアマガサヘビなど6種類の主要な毒蛇が生息しています。特に登山や郊外の観光地では、整備された道以外には立ち入らないでください。夜間に草むらを歩く際はライトを使い、足元を常に確認します。万が一咬まれた場合は、蛇の特徴を覚えるか写真を撮り(可能であれば)、速やかに大病院を受診してください。主要病院には抗毒素血清が備蓄されています。

治療: 咬傷部位を動かさず、安静を保ちながら119番通報するか救急外来へ。止血帯の過度な使用は避けてください。

野生のサル(台湾猿)

リスク: 3/5

生息地: 高雄市寿山, 大学キャンパス, 景勝地

観光地や大学キャンパスに出没し、人間が持っている食べ物やビニール袋を強引に奪う被害が多発しています。サルと目を合わせない、食べ物を見せない、バッグの口をしっかり閉めることが重要です。食べ物を与えると周囲のサルが集まり、攻撃される恐れがあるため、給餌は法律で禁止されています。威嚇された場合は、ゆっくりとその場を離れるようにしてください。

治療: 傷口を石鹸と流水でよく洗い流し、狂犬病や破傷風、細菌感染の懸念があるため、直ちに病院で処置を受けてください。

イタチアナグマ(狂犬病媒介)

リスク: 3/5

生息地: 山間部, 農村地帯

台湾の野生のイタチアナグマからは、依然として狂犬病ウイルスが検出されています。ハイキングやキャンプの際は、これらの野生動物に近づかないよう注意してください。見た目が可愛らしくても、夜間に活動する野生生物には触れないことが鉄則です。野良犬や野良猫も狂犬病のリスクがゼロではないため、不用意に接触しないように心がけてください。

治療: 暴露後は速やかに傷口を洗浄し、24時間以内に医療機関で狂犬病ワクチン(暴露後免疫)と免疫グロブリンの投与を開始する必要があります。

水の安全性

水道水: 飲用不可

台湾の浄水場での水質は国際基準に達していますが、建物内の配管の老朽化や貯水タンクの管理状況により、蛇口からの水を直接飲むことは推奨されません。必ず一度沸騰させるか、コンビニ等で購入できるボトル入りのミネラルウォーターを利用してください。ホテルには無料の飲料水が用意されていることが一般的です。浄水器が設置されている場合でも、生水は避けるのが無難です。

交通安全

事故死亡率: 約12.6人(2024年統計に基づく、10万人あたり)

歩行者リスク: 台湾は「歩行者地獄」と称されるほど、歩行者にとってのリスクが高い環境です。信号が青でも、右折車が歩行者を無視して突っ込んでくることが多いため、横断歩道では常に周囲を確認する必要があります。特にスクーターの数が非常に多く、歩道への乗り上げや逆走に注意してください。

公共交通: 台北・高雄・台中などのMRT(地下鉄)や台湾高速鉄道(新幹線)の安全性は世界最高水準にあり、非常に信頼できます。一方、路線バスやタクシーについては、運転手のマナーにばらつきがあり、急発進・急停車が多いため、乗車中は手すり等にしっかり掴まることが推奨されます。

地域別ガイド

北部(台北・新北・基隆)

レベル 1

台湾の政治・経済・文化の中心地です。高度に発達したMRT網により、台北101、故宮博物院、西門町などの主要スポットへ容易にアクセスできます。治安は極めて良好ですが、観光客の多い夜市でのスリには注意が必要です。基隆の港湾文化や、九份の歴史的な街並みなど、都会とノスタルジーが共存するエリアです。

主要都市: 台北市, 新北市, 基隆市

特有リスク:

  • ・夜市や台北駅周辺でのスリ
  • ・雨天時の歩道の滑りやすさ
  • ・タクシーの二重請求(稀)

中部(台中・彰化・南投)

レベル 1

穏やかな気候と豊かな自然が特徴です。台中市は近代的な都市開発が進み、アートやグルメの街として人気です。南投県には景勝地の日月潭や、高山茶の産地があります。都市部は安全ですが、山岳地帯では地震や豪雨による土砂災害のリスクがあるため、天候情報の確認が不可欠です。

主要都市: 台中市, 彰化市, 南投市

特有リスク:

  • ・山間部での落石・土砂崩れ
  • ・郊外での交通マナーの悪さ
  • ・ツツガムシ病(草むら)

南部(高雄・台南・屏東)

レベル 2

熱帯気候に属し、人情味あふれる開放的な雰囲気が魅力です。古都・台南は歴史建造物と美食の宝庫、高雄はダイナミックな港湾都市です。治安は概ね良いですが、夏季のデング熱感染リスクや、バイクの交通量が非常に多いため交通事故には細心の注意が必要です。日差しが非常に強いため熱中症対策も必須です。

主要都市: 高雄市, 台南市, 屏東市

特有リスク:

  • ・バイクとの接触事故
  • ・デング熱(蚊による媒介)
  • ・熱中症・極端な紫外線

東部(花蓮・台東)

レベル 2

タロコ渓谷に代表される壮大な自然景観が最大の見どころです。台湾で最も自然が残されているエリアですが、断層帯に位置するため地震活動が非常に活発です。地震発生直後の山岳地帯への立ち入りは極めて危険です。交通手段が限られるため、レンタカーやチャーター車の利用が一般的ですが、運転には注意を要します。

主要都市: 花蓮市, 台東市

特有リスク:

  • ・頻発する地震と土砂崩れ
  • ・毒蛇や野生動物との遭遇
  • ・公共交通機関の少なさ

離島(澎湖・金門・馬祖)

レベル 1

独自の歴史と自然を持つ島々です。澎湖は美しいビーチ、金門は軍事歴史とレンガ造りの集落が特徴です。治安は極めて安全で、犯罪の心配はほぼありません。ただし、天候(特に強風や霧)により飛行機や船が欠航しやすいため、日程には余裕を持つ必要があります。地政学的な緊張感はありますが、観光への影響は限定的です。

主要都市: 馬公市, 金門鎮

特有リスク:

  • ・天候による交通便の欠航
  • ・日焼け・脱水症状
  • ・軍事制限区域への立ち入り

経済・物価情報

経済概要

台湾は先進的な自由市場経済を有しており、特に半導体産業(TSMCなど)を中心としたハイテク製造業が世界経済において極めて重要な役割を果たしています。2025年の実質GDP成長率は約4.45%と堅調に推移しており、アジアの中でも高い経済水準を維持しています。一人当たりGDPは日本と同等または上回る水準に達しており、高度なインフラと消費市場が形成されています。現在は、製造業からサービス業、観光業への多角化も進んでおり、デジタル経済の先進国としても知られています。

生活費・物価

旅行者の費用目安として、食事はローカルな定食や夜市であれば1食500円から1,000円程度、中級レストランでは2,000円から4,000円程度です。宿泊費は、ビジネスホテルで1泊1万円から1.5万円、高級ホテルでは3万円以上となります。交通費は非常に安く、MRT(地下鉄)の初乗りは約100円、タクシーも都市部なら数キロで1,000円以内に収まることが多いです。全体的に日本よりわずかに安価ですが、台北などの都市部や観光地では、物価上昇の影響により日本と同等のコストがかかる場面も増えています。

通貨情報

通貨はニュー台湾ドル(TWD/NT$)で、2025年現在のレートは1TWDあたり約4.8円から5.0円程度で推移しています。空港、銀行、一部のデパートで両替が可能ですが、空港のレートが比較的良心的です。クレジットカードは都市部のホテルや百貨店、大手チェーン店で広く利用可能ですが、夜市や小規模な飲食店、交通ICカードのチャージには現金が必須となります。最近ではLINE PayなどのQRコード決済も普及していますが、外国人旅行者には現金とクレジットカードの併用が最も推奨されます。

チップガイド

台湾には基本的にチップの習慣はありません。レストランでは会計時に10%のサービス料があらかじめ加算されていることが一般的です。タクシーやホテルでもチップを渡す必要はありませんが、特別なサービスを受けた際に少額(100元程度)を渡すと喜ばれることがあります。夜市や大衆食堂では不要です。

予算ガイド

バックパッカー予算であれば、ドミトリー泊と夜市での食事を中心に1日6,000円から8,000円で過ごせます。ミドルレンジでは、標準的なホテルとレストラン、観光施設を利用して1日1.5万円から2.5万円程度が目安です。ラグジュアリー層は、5つ星ホテルとプライベートツアー、高級ダイニングを楽しみ、1日5万円以上を見込むと良いでしょう。交通ICカードを活用し、公共交通機関をメインに移動することで、観光費用を効率的に抑えることが可能です。

文化・マナー情報

歴史的背景

台湾は複雑な歴史的背景を持ち、先住民族の文化、オランダやスペインの統治、清朝による統治、そして50年にわたる日本の統治時代を経て、現在の多層的な文化が形成されました。戦後は国民政府の移転により中華文化が色濃く反映されましたが、現在は民主化が進み、独自の「台湾アイデンティティ」が確立されています。特に日本統治時代の建造物が大切に保存・再生されており、日本文化への理解と親近感が非常に高いのが特徴です。こうした歴史の変遷が、寛容で多様性を尊重する現代台湾の気質を作り上げています。

社会規範・マナー

台湾の人々は非常に親切で友好的ですが、公共の場ではマナーを重視します。MRT(地下鉄)内での飲食(水、ガム、飴を含む)は厳禁で、高額な罰金が科されるため注意が必要です。列に並ぶ習慣が徹底されており、割り込みは強く忌避されます。また、声の大きさや振る舞いには節度が求められます。寺院参拝の際は、入り口の右から入り左から出るなどの作法があり、露出の多い服装は避けるのが礼儀です。レジでの支払いや注文時には「不好意思(ブーハオイース)」という言葉が多用され、円滑なコミュニケーションの鍵となります。

宗教・慣習

仏教、道教、儒教が融合した信仰が深く根付いており、街中のいたる所に立派な寺院が見られます。日常生活において神仏への参拝は一般的で、旧暦に基づく行事が重視されます。特に「鬼月(ゴーストマンス)」と呼ばれる旧暦7月は、水辺への接近や引っ越し、夜間の外出を避けるなどの禁忌があります。また、贈り物として時計(死を連想させる)や傘(離散を連想させる)は避けるべきとされています。宗教的なタブーはそれほど厳格ではありませんが、参拝中の写真撮影や大声での会話は控えるなど、信仰への敬意を示すことが大切です。

宿泊・食事ガイド

宿泊ガイド

台湾の宿泊施設は、最高級の5つ星ホテルから、デザイン性の高いブティックホテル、手頃なゲストハウスまで幅広く揃っています。台北中心部では1泊1.5万円程度がミドルクラスの目安です。予約サイト(AgodaやBooking.com)での事前予約が主流ですが、週末や大型連休は価格が高騰し、予約も困難になります。また、「合法民宿」として登録されている宿泊施設を選ぶことが安全上の重要ポイントです。最近では、古い建物をリノベーションしたホステルやホテルが人気で、文化的な体験も楽しめます。チェックイン時にはパスポートの提示が必須です。

食事ガイド

「食の宝庫」として知られ、高級レストランから夜市の屋台まで多様なグルメが楽しめます。小籠包、牛肉麺、魯肉飯などは必食です。衛生面は概ね良好ですが、屋台では加熱調理されたものを選ぶのが無難です。2025年からは屋台の衛生基準が強化され、管理が厳格化されています。水は直接飲めないため、ペットボトルの水を購入してください。また、台湾は菜食(素食)文化も発達しており、ベジタリアン向けの選択肢も豊富です。人気店は行列ができることが多いため、食事時間をずらすか予約をすることをお勧めします。

実用情報

通信・SIM

空港の到着ロビーに通信会社のカウンター(中華電信など)があり、旅行者向けの3日間・5日間・無制限SIMカードが簡単に購入できます。近年はeSIMも普及しており、日本で事前に設定可能です。公共の無料WiFi「iTaiwan」などもありますが、常に接続が必要な場合はSIMやモバイルWiFiの持参を推奨します。通信速度は非常に高速で安定しています。5Gも都市部を中心に広くカバーされています。

銀行・ATM

銀行やコンビニ(セブンイレブン、ファミリーマート)内にATMが多数設置されており、日本のクレジットカードやデビットカードでのキャッシングが可能です。手数料は100元程度かかる場合があります。「PLUS」や「Cirrus」マークを確認してください。また、銀行の営業時間は平日の9時から15時半までです。両替は空港がレート・手数料ともにバランスが良く、最も推奨されます。

郵便・配送

郵便局(中華郵政)は緑色の看板が目印です。日本へのハガキは10元程度で届きます。EMS(国際スピード郵便)も利用可能で、荷物の発送もスムーズです。主要なホテルでは郵便物の投函を代行してくれます。宅配便サービスも発達しており、コンビニから荷物を送ることも可能ですが、国際発送は郵便局を利用するのが一般的です。

電源・アダプター

電圧は110V、周波数は60Hzです。プラグの形状は日本と同じAタイプが主流のため、日本の電化製品の多くはそのまま差し込めます。ただし、100V専用の精密機器を長時間使用する場合は変圧器が必要になることもあります。スマートフォンやPCの充電器は100-240V対応のものが多いため、基本的にはそのまま利用可能です。

洗濯サービス

都市部には「自助洗衣(コインランドリー)」が多数あり、24時間利用可能です。洗剤が自動投入されるタイプが多く、清潔です。ホテル内のクリーニングサービスは高額になることが多いため、長期滞在の場合は街中のランドリーを活用すると安上がりです。洗濯から乾燥まで1時間程度、費用は100〜150元程度です。

公衆トイレ

MRTの駅、百貨店、観光施設、公園、コンビニなどに公衆トイレがあります。MRTのトイレは非常に清潔で管理が行き届いています。ただし、古い建物のトイレではトイレットペーパーを流さず、備え付けのゴミ箱に捨てるルールが残っている場所があるため、掲示を確認してください。近年は「トイレットペーパーを流せる」トイレが急速に増えています。

主要都市ガイド

台北市

Taipei City

95 安全

台湾の首都であり、現代的な摩天楼と伝統的な市場が融合しています。治安は世界トップレベルで、夜間の独り歩きも概ね安全です。MRTが全域を網羅しており移動も快適。故宮博物院などの文化施設も充実しています。唯一、観光地での軽犯罪と、交通マナーによる交通事故には注意が必要です。

主な観光地:

台北101, 国立故宮博物院, 龍山寺, 士林夜市

避けるべきエリア:

  • ・萬華地区(龍山寺周辺)の路地裏(夜間)
  • ・林森北路の歓楽街(客引きトラブル)

ベストシーズン: 10月〜12月(晴天が多く過ごしやすい)

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高雄市

Kaohsiung City

90 安全

南部の巨大港湾都市。広大な公園やアートスポットが多く、台北よりものんびりとした雰囲気があります。治安は良いですが、バイクの交通量が非常に多く、歩行時の交通事故リスクが台北より高い傾向にあります。夏季はデング熱対策として虫除けの利用を強く推奨します。

主な観光地:

駁二芸術特区, 蓮池潭, 愛河, 六合夜市

避けるべきエリア:

  • ・港湾部の制限区域
  • ・深夜の小港区の一部工業地帯

ベストシーズン: 11月〜3月(温暖で湿度が低い)

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台中市

Taichung City

88 安全

中部の中心都市。美しい現代建築や広大な公園が特徴で、住みたい街ナンバーワンに選ばれることも多いです。治安は安定していますが、かつては治安が悪いと言われた歴史もあり、繁華街や深夜の路地では最低限の注意が必要です。公共交通機関はバスが主流でしたが、MRTも開通し便利になりました。

主な観光地:

宮原眼科, 国立自然科学博物館, 逢甲夜市, 高美湿地

避けるべきエリア:

  • ・中区の旧市街の暗い路地(夜間)
  • ・一部の歓楽街ビル

ベストシーズン: 通年(年間を通じて天候が安定している)

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台南市

Tainan City

93 安全

台湾の古都。数多くの寺院や史跡があり、美食の街としても有名です。人々は穏やかで治安も極めて良好です。道が狭く入り組んでいるため、バイクとの接触には注意してください。公共交通機関が少ないため、タクシーやレンタル自転車の利用がメインとなります。

主な観光地:

赤崁楼, 安平古堡, 神農街, 奇美博物館

避けるべきエリア:

  • ・照明の少ない古い路地(深夜)
  • ・郊外の未舗装路

ベストシーズン: 11月〜4月(雨が少なく観光に適している)

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花蓮市

Hualien City

85 注意

東海岸最大の都市で、タロコ渓谷への拠点です。自然豊かでリラックスした雰囲気ですが、地震リスクが国内で最も高く、頻繁に揺れを感じます。地震後は土砂崩れや落石の危険があるため、山岳地帯への立ち入りは控えてください。街中の治安自体は非常に良好です。

主な観光地:

太魯閣(タロコ)国立公園, 七星潭, 東大門夜市

避けるべきエリア:

  • ・地震・大雨後の山道
  • ・波の荒い海岸線(遊泳禁止区域)

ベストシーズン: 4月〜6月、10月〜11月

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交通詳細ガイド

国内線フライト

台湾の国内線は、主に台北(松山)、高雄、花蓮、台東、そして各離島(澎湖、金門、馬祖、蘭嶼、緑島)を結んでいます。主要航空会社はユニー航空(UNI Air)とマンダリン航空(Mandarin Air)です。台北から高雄や台中への移動は高速鉄道(HSR)が主流となったため、現在は離島路線や東海岸路線が中心です。航空券はオンラインで予約可能ですが、特に旧正月や祝祭日は非常に混雑し、数ヶ月前から満席になることも珍しくありません。また、離島便は天候(強風や霧)による欠航が多いため、余裕を持ったスケジューリングが必要です。空港でのチェックインは出発の30分から1時間前までに行うのが一般的です。

鉄道・バス

台湾の鉄道網は極めて発達しており、観光の要です。台湾高速鉄道(HSR)は北の台北から南の左営(高雄)まで最短約1時間半で結び、非常に正確かつ安全です。在来線の台湾鉄路(台鉄/TRA)は全島を一周しており、急行列車「自強号(特急)」や新型車両「EMU3000」が快適です。座席指定券はオンライン予約が可能ですが、週末や大型連休は発売開始直後に完売することもあります。一方、長距離バス(客運)は料金が安く、24時間運行の路線もあり非常に便利です。特に和欣客運や阿羅哈客運などの豪華シートを備えたバスは移動の快適性が高いです。都市間移動にはバスも有力な選択肢となりますが、渋滞による遅延のリスクは考慮すべきです。

レンタカー・配車サービス

台湾でのレンタカー利用には、日本の免許証に加えて「中国語翻訳文」が必要です(国際免許証は不可)。右側通行で日本とは逆のため注意してください。都市部の渋滞と駐車スペースの確保が課題となるため、観光には公共交通機関を推奨します。一方で、配車アプリの「Uber」は台北や高雄などの大都市で非常に普及しており、明朗会計かつ言語の壁が低いため旅行者にとって極めて安全で便利です。タクシーも黄色い車両が街中を多数走っており、基本的には安全ですが、稀にメーター不使用を提案するドライバーがいるため、必ずメーター使用を確認しましょう。地方都市や夜間の移動には、コンビニの端末からタクシーを呼ぶサービスも安全性が高く推奨されます。

交通リスク評価

台湾の公共交通機関(MRT、HSR、台鉄)の安全性は世界最高水準であり、事故率も低いです。最大のリスクは路上での交通事故です。台湾はバイクの交通量が非常に多く、右折車両が歩行者よりも優先される傾向が強いため、青信号での横断中も周囲の確認が欠かせません。「歩行者地獄」とも評される交通状況への注意が最も重要です。また、山岳地帯を走るバスやタクシーはスピードを出しすぎる傾向があるため、車内では必ずシートベルトを着用してください。深夜のタクシー利用は、走行履歴が残る配車アプリ経由が最も安全です。

都市別交通ガイド

台北市

地下鉄: MRT(台北捷運)が5路線運行。非常に清潔で正確。飲食厳禁。

バス: 網の目のように路線があり、Googleマップで正確に追跡可能。ICカード必須。

タクシー: Uberが非常に便利。タクシーは初乗り70元〜。アプリ予約が推奨。

徒歩・自転車: シェアサイクルYouBikeがどこにでもある。歩道は狭い場所が多く注意。

費用目安: MRT一乗り20〜65元。一日乗車券150元。タクシー150〜300元。

高雄市

地下鉄: 紅線と橘線の2路線。LRT(路面電車)がベイエリアを周遊しており観光に最適。

バス: 主要駅からの接続が良い。本数は台北より少なめ。

タクシー: Uber利用可能。流しのタクシーは主要駅やホテルに待機。

徒歩・自転車: YouBikeが普及。道路が広く歩きやすいが、日差しが非常に強い。

費用目安: MRT一乗り20〜60元。タクシー料金は台北と同等かやや安い。

大使館・長期滞在情報

在外公館ネットワーク

日本台湾交流協会 台北事務所

Embassy - 台北市

住所: 台北市松山区慶城街28号 通泰商業大樓

電話: +886-2-2713-8000

管轄: 台北市, 新北市, 桃園市, 台中市, 新竹県/市, 基隆市, 宜蘭県, 花蓮県

緊急対応: 24時間受付(夜間・休日は緊急連絡先へ転送)

日本台湾交流協会 高雄事務所

Consulate General - 高雄市

住所: 高雄市苓雅区和平一路87号 南和和平大樓9F

電話: +886-7-771-4008

管轄: 高雄市, 台南市, 嘉義県/市, 屏東県, 台東県, 澎湖県

緊急対応: 24時間受付(夜間・休日は緊急連絡先へ転送)

領事サービス

日本台湾交流協会では、パスポートの紛失・盗難時の「渡航書」発行、事件・事故に遭遇した際の援護、現地の医療機関情報の提供などを行っています。また、婚姻届や出生届などの戸籍業務、各種証明書の発行も可能です。台湾には正式な大使館がないため、これらの業務をすべて交流協会が代行しています。緊急事態が発生した場合は、速やかに電話連絡を行うことが重要です。窓口は予約制となっている場合があるため、事前にウェブサイトを確認してください。日本語で完全なサポートが受けられるため、邦人にとって非常に心強い存在です。

長期滞在ビザ

90日を超える滞在には目的に応じたビザが必要です。主なものに、就労ビザ、学生ビザ(語学留学含む)、配偶者ビザがあります。申請は日本国内の「台北駐日経済文化代表処」で行います。2025年現在、デジタルノマドや専門職を対象とした「就業ゴールドカード」が注目されており、これは就労許可、居留証、再入国許可が一体となった非常に便利な制度です。ゴールドカードを取得すると、所得税の優遇や家族の同伴が認められやすくなるメリットがあります。長期滞在者は入国後、内政部移民署にて外国人居留証(ARC)を申請・取得する必要があります。オーバーステイには厳格な罰則があります。

リモートワーク・デジタルノマド

台湾は高速なネット環境、高い安全性、手頃な生活コストからデジタルノマドに人気の渡航先です。台北や台中にはコワーキングスペースが多数あり、日本語や英語での交流も盛んです。「就業ゴールドカード」制度を活用すれば、特定の雇用主がいなくても最大3年間の滞在・就労が可能です。カフェでの作業も一般的で、多くの場所でWiFiと電源が提供されています。長期滞在向けのマンスリーマンションやアパートも増えており、ノマド向けのインフラはアジアでもトップクラスに整備されています。ただし、居住地によっては賃貸契約にARCが必要になる場合があるため注意してください。

ビジネスビザ

短期の商用(会議、商談、市場調査等)であれば、日本国籍者は90日以内のビザなし滞在が可能です。これを超える場合や、現地で報酬を得る業務に従事する場合は、正式な商用ビザ(停留または居留)を取得する必要があります。申請には台湾の取引先からの招待状や、所属会社の発行する派遣状が必要です。台湾は外資導入に積極的で、手続きは比較的システマチックですが、書類の不備には厳しいため、事前に代表処の最新情報を確認してください。ビジネスミーティングは礼儀正しく、かつ実務的な議論を好む傾向があります。名刺交換は日本と同様に重視されます。

推奨防犯装備

防犯機能付きリュック

推奨

防犯グッズ

夜市や混雑した観光地でのスリ対策として、背面にファスナーがあるタイプやロック機能付きが有効です。

大容量モバイルバッテリー

必須

通信機器

地図や翻訳アプリ、配車サービスの利用頻度が高いため、10,000mAh以上の持ち運び可能な電源が必須です。

折りたたみ傘(晴雨兼用)

必須

日用品

台湾は天候の変化が激しく、突然の豪雨(スコール)や強烈な日差しに備えるために常備すべきアイテムです。

海外旅行保険証(コピー)

必須

保険

自由診療は高額になるため、保険付帯のカードや証券のコピーを常に持ち歩くようにしてください。

空気清浄マスク(PM2.5対応)

推奨

衛生用品

都市部では交通量が多く、排気ガスや大気汚染の影響を受ける場合があるため、高機能マスクがあると安心です。

ポータブル扇風機

オプション

衛生用品

夏季の湿度と気温は非常に高く、熱中症対策として屋外での観光には欠かせないアイテムとなります。

悠遊カード(EasyCard)

必須

通信機器

交通機関だけでなく、コンビニや店舗での決済に不可欠です。あらかじめチャージして持ち歩きましょう。

緊急連絡先カード

必須

防犯グッズ

交流協会や宿泊先、保険会社の連絡先を紙に書いて財布とは別の場所に保管しておくことが重要です。

旅行者タイプ別ガイド

女性旅行者向けガイド

台湾は女性の一人旅にとって世界で最も安全な渡航先の一つです。夜間の公共交通機関やタクシーも安心して利用できます。MRT(地下鉄)のホームには「夜間女性安心待機エリア」があり、監視カメラが集中しているため、深夜の利用時に推奨されます。タクシー利用時は、コンビニの端末やUberなどのアプリで呼ぶと、ドライバーの情報や走行ルートが記録されるためより安全です。街中の治安は非常に良いですが、マッサージ店を選ぶ際は、あまりに安価な個室のみの店は避け、オープンなスペースのある有名店や女性客の多い店を選ぶと安心です。ファッションについても日本と同様の感覚で問題ありませんが、露出の多すぎる服で寺院を訪れるのは控えましょう。人々は親切ですが、SNSを通じた出会いや不自然な勧誘(モデルのスカウト等)には注意を払ってください。

LGBTQ+旅行者向けガイド

台湾は2019年にアジアで初めて同性婚を法制化し、LGBTQ+に対して非常に進歩的で寛容な社会です。台北、特に西門町の「紅楼」周辺には多くのゲイバーやカフェが集まっており、コミュニティの中心地となっています。毎年10月にはアジア最大規模のプライドパレードが開催され、国内外から多くの参加者が集まります。日常生活において性的指向を理由とした嫌がらせや差別を受けるリスクは極めて低いですが、保守的な層がいることも事実であり、特に地方や高齢者との交流においては節度を持った行動が好まれます。観光客向けのホテルや施設では、同性カップルの宿泊を理由に拒否されることはまずありません。アジアで最もダイバーシティを尊重する地域として、ありのままの姿で旅行を楽しむことができる環境が整っています。

家族・シニア旅行者向けガイド

台湾は家族連れやシニア旅行者にとっても非常に優しい環境です。儒教の影響もあり、高齢者や子供を大切にする文化が根付いています。公共交通機関(MRT、バス、鉄道)には必ず「博愛座(優先席)」が設けられており、健康な若者が座ることは稀で、譲り合いが徹底されています。多くの公共施設、駅、百貨店にはバリアフリーのエレベーターや多目的トイレ、授乳室が完備されており、ベビーカーや車椅子での移動もスムーズです。台北近郊の陽明山や九份などは坂道や階段が多いため、シニアや子供連れの場合はタクシーのチャーターや現地ツアーを活用すると体力的負担を軽減できます。また、大病院での医療水準も高く、日本語対応可能な医師も多いため、万が一の体調不良時も安心です。食事についても、辛くない料理や日本人の口に合うメニューが豊富なため、幅広い世代で楽しむことができます。

安全に関するよくある質問

夜間に一人で歩いても大丈夫ですか?

はい、台北や高雄などの主要都市では街灯も多く、深夜でも女性が一人で歩けるほど治安は安定しています。ただし、人通りのない路地や暗い公園などは避け、周囲への警戒は怠らないでください。

水道水は飲めますか?

いいえ、直接飲用は避けてください。浄水場の水質は良好ですが、建物の配管や貯水タンクが古いことが多いため、煮沸するかコンビニ等でボトル入りの水を購入することを強く推奨します。

夜市でスリに遭わないための対策は?

リュックは前に抱える、財布はズボンの後ろポケットに入れない、バッグの口は必ず閉めるなどの対策が有効です。混雑時は傘や写真撮影に夢中になっている隙を狙われやすいため注意してください。

タクシーでぼったくられることはありますか?

稀にありますが、黄色い公認タクシーで「メーター使用(按表計費)」を徹底すればトラブルは防げます。不安な場合はUberなどの配車アプリを利用すると、料金が事前に確定し、走行履歴も残るため安全です。

地震が起きたらどうすればいいですか?

台湾の建物は耐震性が高いですが、落下物には注意が必要です。揺れが収まったら、テレビやネットのニュース(CWAなど)を確認してください。山間部にいる場合は、後続の地震や土砂崩れを警戒し、速やかに安全な場所へ移動します。

実用的なよくある質問

悠遊カード(EasyCard)はどこで買えますか?

MRTの各駅や、セブンイレブン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアで購入できます。購入費は100元で、別途チャージが必要です。返却時の残高払い戻しも駅の窓口で可能です。

MRT内での飲食が禁止と聞きましたが、本当ですか?

本当です。改札の黄色いラインの内側から、ガム、飴、水を含むすべての飲食が禁止されています。違反すると1,500元から7,500元の罰金が科されるため、非常に厳格に運用されています。

チップを渡す必要はありますか?

基本的には不要です。レストランでは10%のサービス料が含まれていることが多く、タクシーやホテルでも習慣はありません。特別な感謝を示したい時のみ、少額を渡す程度で十分です。

日本語は通じますか?

主要なホテルや観光地、百貨店では日本語が通じるスタッフがいることが多いです。また、歴史的背景から日本語を話せる高齢者もいます。若年層には英語の方が通じやすい傾向があります。

コンビニで買い物をする際、レジ袋はもらえますか?

有料(通常1〜2元)です。台湾は環境保護のためにレジ袋削減を進めており、店員から「要袋子嗎?(袋は要りますか?)」と聞かれます。エコバッグを持参すると便利です。

台湾の治安に関するよくある質問

台湾の治安は良い?悪い?

台湾の治安は非常に良好で、世界的に見ても最も安全な地域の一つです。凶悪犯罪率は日本と同等かそれ以下の水準を維持しており、夜間の外出も比較的安全です。ただし、近年は巧妙なデジタル詐欺や、統計上増加している窃盗などの軽犯罪には注意が必要です。基本的な防犯意識を持って行動すれば、過度に心配する必要はありません。

台湾で危険な地域はどこ?

台北市の萬華地区(龍山寺周辺)や中山地区の林森北路などは、歓楽街特有の雰囲気があり、夜間の路地裏などは注意が必要です。また、自然災害の観点では、地震や土砂崩れのリスクがある東海岸(花蓮・宜蘭)の山岳地帯が危険箇所に挙げられます。三重・蘆洲地区は交通量が極めて多く、交通事故のリスクが他地域より高い傾向にあります。

台湾旅行はやばい?本当に行って大丈夫?

「やばい」と言われるような深刻な治安悪化はなく、旅行先としての安全性は非常に高いです。ただし、交通マナーの悪さに起因する交通事故率の高さや、SNSを介した投資・ロマンス詐欺の急増は無視できないリスクです。これら特定のリスクを理解し、道路横断時やネット上での勧誘に気をつければ、安心して旅行を楽しむことができます。

台湾は女性一人でも怖くない?

台湾は女性一人旅でも怖さを感じることが少ない非常に安全な国です。親日的な人が多く、夜市などの明るい場所であれば夜間の独り歩きも可能です。ただし、繁華街の客引きが多いエリアや、人通りの少ない暗い路地は避けるのが賢明です。移動には配車アプリを利用するなど、日本国内と同様の標準的な注意を払えば、快適に過ごせます。

台湾でスリに遭わないための対策は?

夜市や九份などの混雑する観光地ではスリが発生しやすいため、鞄は必ず体の前に抱えるようにしましょう。財布をズボンの後ろポケットに入れるのは厳禁です。また、レストランで荷物を置いて席を離れる「置き引き」にも注意してください。統計上、窃盗件数は増加傾向にあるため、貴重品の管理には常に意識を向けることが大切です。

台湾で多い詐欺の手口は?

近年、SNSを通じた「投資詐欺」や「ロマンス詐欺」が急増しています。美男美女を装ったアカウントから接触し、高額な投資を促す手口が一般的です。また、観光地では稀に「親切を装った客引き」によるぼったくり被害も報告されています。日本語で話しかけてくる見知らぬ人物や、SNS上の甘い誘いには強い警戒心を持つようにしてください。

台湾で日本人が巻き込まれやすい犯罪は?

日本人が最も巻き込まれやすいのは、窃盗(スリ・置き引き)と詐欺です。また、林森北路などの日本人向け飲食店街では、会計時に不明瞭な高額請求をされるトラブルも散発しています。凶悪犯罪に巻き込まれる可能性は極めて低いですが、言葉が通じる安心感からくる油断を突いた金銭目的の犯罪には十分な注意が必要です。

台湾旅行で注意すべきことは?

最大の注意点は「交通安全」です。台湾は歩行者優先の意識が低く、バイクの強引な走行が多いため、信号が青でも必ず左右を確認して渡る必要があります。また、地震や台風といった自然災害も多く、滞在中の気象情報チェックは欠かせません。その他、公共交通機関内での飲食禁止(罰金対象)など、現地のルール遵守も重要です。

台湾で起こりやすいトラブルは?

交通事故、自然災害による交通網の遮断、ネット詐欺、タクシーの料金トラブルなどが挙げられます。特にタクシーでは、配車アプリを使わない流しの車で遠回りをされたり、深夜料金を不当に上乗せされたりするケースがあります。また、登山や渓谷観光中に急な地震や豪雨に見舞われ、孤立するといったアウトドア関連のトラブルにも注意が必要です。

台湾で被害に遭ったらどうする?

まずは警察(110番)に通報してください。言葉に不安がある場合は「日本台湾交流協会」に連絡し、支援を仰ぎましょう。パスポートを紛失した際も同協会での手続きが必要です。病気や怪我は救急(119番)を呼びますが、高額請求に備え海外旅行保険の付帯を確認してください。クレジットカード盗難時は、即座に発行会社へ利用停止を届け出ることが鉄則です。

台湾の治安詳細

台湾の治安概要

台湾は世界的に見ても極めて治安が安定している地域の一つです。2026年現在も、凶悪犯罪の発生率は日本と同等かそれ以下の水準に抑えられており、夜間に女性が一人で歩けるほど安全です。しかし、警察の統計手法が変更されたことで、詐欺や窃盗の件数が表面上は大きく増加しています。特に投資詐欺やロマンス詐欺といったデジタル分野でのトラブルが社会問題化しています。観光客にとっては、街中の治安よりも、交通マナーに起因する交通事故や、地震・台風といった自然災害への備えが、安全な滞在のために最も重要となります。

台湾は危険?やばい?

「台湾は危険?やばい?」という疑問に対し、物理的な危害を受ける可能性は極めて低いと言えます。しかし、交通状況については「やばい」と言われるほど事故率が高く、歩行者優先の意識が薄いため細心の注意が必要です。また、中台間の地政学的リスクが連日報道されますが、日常生活への影響は限定的で、パニックなどは発生していません。一方で、近年の巧妙な「投資詐欺」や「ロマンス詐欺」は非常に深刻であり、SNSを通じた甘い誘いには強い警戒が必要です。統計上の犯罪件数増加はこうした詐欺被害の可視化によるものであり、一般的な観光であれば過度な心配は不要です。

台湾は怖い?一人旅でも大丈夫?

台湾はアジアの中でも女性一人旅に非常に適した、怖さを感じにくい国です。親日的な国民性が高く、困っていると声をかけてくれる場面も少なくありません。ただし、繁華街の台北市萬華地区(龍山寺周辺)や中山地区の林森北路などは、夜間になると独特の雰囲気があり、客引きや酔客による小競り合いが発生することもあります。女性一人の場合は、こうした夜の歓楽街の路地裏には入り込まず、大通りを歩くようにしましょう。また、タクシー利用時は配車アプリ(Uber等)を利用することで、乗車履歴が残り、より安全に移動することができます。

スリ・詐欺・犯罪の実態

近年の台湾で最も警戒すべきは詐欺と窃盗です。特に「1被害者1件」という統計制度への移行後、詐欺被害の報告が急増しています。観光客を狙ったものとしては、SNSでの出会いをきっかけとしたロマンス詐欺や、高利回りを謳う投資詐欺が目立ちます。また、夜市や九份などの混雑する観光スポットでは、依然としてスリや置き引きが発生しています。リュックは前に抱える、財布はズボンの後ろポケットに入れないといった基本的な対策が不可欠です。さらに、台北の林森北路などのバーエリアでは、日本人を狙ったぼったくり被害も散発しており、知らない人物に紹介された店には絶対について行かないことが重要です。

地域別の危険度

地域別では、台北市の萬華地区(龍山寺付近)は伝統的な歓楽街であり、ホームレスや暴力団関係者の姿も見られるため、夜間の独り歩きには注意が必要です。同じく台北の中山地区(林森北路)は日本人向けの飲食店が多い反面、ぼったくりや酔客トラブルの温床となっています。新北市の三重・蘆洲地区は交通量が極めて多く、バイクによる交通事故のリスクが高いエリアです。東海岸(花蓮・宜蘭)は地震や台風による土砂災害リスクが他地域より高く、観光時の気象確認が必須となります。南部(高雄・台南)は全般的に治安が良いですが、夏場はデング熱などの感染症リスクがあるため、虫除け対策が必要です。

台湾旅行で注意すべきポイント

台湾滞在で最も注意すべきは交通事故です。バイクの通行量が非常に多く、赤信号での右折や強引な割り込みが常態化しています。歩行者信号が青であっても、必ず左右を確認してから渡るようにしてください。また、自然災害への意識も重要です。台湾は地震多発地帯であり、特に東海岸(花蓮・宜蘭)へ行く際は、最新の地震情報を確認し、発生時は山岳地帯や古い建物から離れるよう心がけましょう。夏から秋にかけては台風の直撃も多く、交通機関が完全にストップすることもあるため、滞在中の気象予報チェックは欠かせません。

よくあるトラブル事例

実際のトラブル事例として多いのは、夜市でのスマートフォンのスリ被害や、林森北路のスナックでの会計トラブルです。「日本語が通じるから」と安心して入店した結果、法外なサービス料を請求されるケースがあります。また、SNSで知り合った台湾在住と称する人物から投資を勧められ、多額の現金を送金した後に連絡が途絶える詐欺被害も日本人旅行者の間で報告されています。自然災害では、地震発生後に太魯閣渓谷(タロコ)を訪れ、落石や土砂崩れによって足止めを食らうといった事例があり、現地の安全勧告を無視した行動がトラブルを招いています。

被害に遭った場合の対応

万が一被害に遭った場合は、速やかに警察(110番)に通報してください。台湾の警察は親切で、主要な観光地の警察署では英語が通じるほか、通訳を介した対応も可能です。パスポートを紛失・盗難された場合は、台北にある日本台湾交流協会(日本の大使館に相当)に連絡し、再発行や「帰国のための渡航書」の手続きを行う必要があります。怪我や病気の際は救急(119番)を呼びますが、高額な医療費がかかる場合があるため、海外旅行保険への加入は必須です。クレジットカードを盗まれた場合は、直ちに発行会社に連絡し、利用停止措置を行ってください。

データソース

公的機関