インドネシア / Indonesia

渡航安全レポート

最終更新: 2026年1月15日
65
安全スコア
B-
身体的安全
C+
医療・衛生
C
詐欺・スリ
C-
テロリスク

総合評価

全般的に安定していますが、観光地での軽犯罪や一部地域での武力衝突、テロのリスクがあり、十分な警戒が必要です。

身体的安全 (B-)

殺人等の凶悪犯罪は少ないですが、観光地でのひったくりや強盗、一部地域でのデモ暴徒化が懸念されます。夜間の単独行動を避け、信頼できる移動手段を確保することが不可欠です。パプア地方等の紛争地域は避けるべきです。

医療・衛生 (C+)

ジャカルタやバリ島には近代的な私立病院がありますが、地方の医療水準は低く、重症時は国外移送が必要な場合もあります。デング熱やマラリア等の熱帯病、劣悪な水質による食中毒には厳重な注意が必要です。

詐欺・スリ (C)

観光地では両替詐欺、偽のブルーバードタクシー、ATMスキミング、法外な請求を行う観光案内が横行しています。レートが良すぎる両替所や非正規の配車サービスは避け、常に公認の店舗を利用してください。

テロリスク (C-)

イスラム過激派によるテロの脅威が存続しており、警察署や宗教施設、外国人が集まるホテル、ショッピングモール等が標的になる可能性があります。政府の安全情報を注視し、大規模な集まりには近づかないでください。

最新インテリジェンスレポート

インドネシアの治安状況は全般的に安定していますが、地域によってリスクの性格が大きく異なります。バリ島やジャワ島の主要観光地では、スリやひったくり、置き引きなどの軽犯罪が主な懸念事項ですが、中部パプア州や山岳パプア州などの紛争地域では独立派武装勢力による誘拐や武力衝突が継続しており、極めて危険です。また、ジャカルタ等の大都市では政治的なデモが頻発し、時には暴徒化する恐れもあります。イスラム過激派によるテロの脅威も完全に払拭されたわけではなく、警察施設や宗教施設、外国人利用施設では引き続き警戒が必要です。自然災害リスクも高く、地震や火山活動、雨季の洪水には注意を払う必要があります。渡航者は最新の安全情報を常に入手し、適切な自己防衛策を講じることが求められます。

背景分析

プラボウォ・スビアント政権の下、インドネシアは政治的安定と経済成長を維持しています。ASEAN最大の経済大国として、豊富な資源と膨大な内需を背景に5%前後のGDP成長を続けていますが、都市部と地方の格差、若年層の失業率は依然として社会不安の火種となっています。特に、ジョコ前大統領の路線を継承した新首都ヌサンタラへの移転計画は、国家の悲願であると同時に、環境破壊や先住民の権利を巡る激しい政治論争の対象となっています。宗教面では、人口の約87%を占めるイスラム教が社会の基盤ですが、近年は保守化が進む地域もあり、特に厳格なシャリア法が適用されるアチェ州では外国人旅行者も現地の法規範への配慮が不可欠です。外交的には「非同盟・独立」を掲げつつ、日米や中国とのバランスを保っていますが、南シナ海における海洋権益やパプア地方の分離独立運動は、国家安全保障上の長年の懸念事項です。国民性は概して親日的で友好的ですが、一部の過激主義勢力の動向や、汚職問題が解消されない警察組織への不信感など、統治の課題が治安面に影を落としています。旅行者はこれらの複雑な背景を理解した上で行動することが推奨されます。

重要ポイント

  • 電子到着カード(All Indonesia Arrival Card)の申請が必須です。
  • タクシーは信頼の『Blue Bird』か、配車アプリ『Grab/Gojek』を推奨。
  • バリ島のコンビニや路地のATMではスキミング被害が多発しています。
  • アチェ州では飲酒や露出の高い服装に厳罰(鞭打ち等)が科されることがあります。
  • 水道水は飲用不可。歯磨きもうがいもミネラルウォーター推奨。
  • ジャカルタ中心部でのデモはSNSで情報を得て事前に回避してください。
  • パプア州は分離独立派による外国人誘拐リスクがあり、渡航は避けるべきです。
  • バイクによるひったくり防止のため、バッグは車道と反対側に持ってください。
  • 両替時は必ず自分で紙幣を数え、抜き取りがないか監視してください。
  • 薬物犯罪には死刑を含む極めて重い刑罰が科されます。他国で合法でも厳禁です。

各国政府の渡航情報

情報源 警戒レベル
日本外務省 レベル1(十分注意)、一部レベル2(パプア等)
米国国務省 Level 2: Exercise Increased Caution
英国外務省 Check specific advice
カナダ政府 Exercise a high degree of caution
ドイツ外務省 Teilreisewarnung
フランス外務省 Vigilance renforcée

地域別リスク評価

中部パプア州・山岳パプア州

退避勧告 / Do Not Travelリスク

分離独立派と治安当局の戦闘が激化。外国人の誘拐、銃撃戦のリスクが極めて高い危険地帯。

ジャカルタ首都圏

十分注意 / Exercise Cautionリスク

スリ、置き引き、タクシー強盗に注意。大統領府周辺等での大規模デモが暴徒化する懸念。

バリ島 (クタ・スミニャック)

十分注意 / Exercise Cautionリスク

ひったくり、両替詐欺、ATMスキミング、メタノール中毒、ドラッグ被害が頻発する。

中部スラウェシ州ポソ

渡航中止勧告 / Avoid Non-essential Travelリスク

イスラム過激派の残党によるテロ活動や治安当局の作戦が継続しており、一般人の巻き添えリスク。

アチェ州

十分注意 / Exercise Cautionリスク

厳格なイスラム法(シャリア)が適用され、宗教警察による服装や飲酒の取り締まりが厳しい。

スマトラ島・シンガポール海峡

海上警報 / Maritime Riskリスク

海域での船舶に対する武装強盗や海賊行為が近年急増しており、海路移動には警戒が必要。

東ヌサ・トゥンガラ州(フローレス島)

自然災害注意 / Disaster Watchリスク

レウォトビ山等の火山活動が非常に活発で、噴火による航空便の欠航や避難の可能性が高い。

マカッサル (南スラウェシ)

十分注意 / Exercise Cautionリスク

住民間の衝突や過激派の影響が見られ、公共の場での爆発事件等への警戒が必要。

バタム・ビンタン島

通常通りの注意 / Safe with Vigilanceリスク

比較的安全だが、港湾周辺でのスリや夜間の人気のない場所での強盗には注意を払うべき。

ジョグジャカルタ

通常通りの注意 / Safe with Vigilanceリスク

文化都市として安定しているが、ムラピ山の噴火リスクと観光地での偽ガイド詐欺に注意。

国内安全マップ

インドネシアは群島国家であり、島や州によって治安レベルが極端に異なります。ジャワ島やバリ島などの主要観光地は基本的な警戒で過ごせますが、パプア地域のような紛争地帯は命に関わる危険があります。また、汚職やインフラの未整備から、警察への通報や救急対応が日本のように機能しないことを前提に行動する必要があります。配車アプリを使い、信頼できる宿泊施設を選ぶことが安全への第一歩です。2026年現在、政治的には安定していますが、自然災害やテロの潜在的なリスクは常に意識しておくべきです。

危険エリア
注意エリア
安全エリア
注意 ジャカルタ中心部 (タムリン・スディルマン)

政府庁舎や高級モールが集まる中心地。日中は比較的安全だが、デモの拠点となりやすく、夜間はスリやひったくりが多発する。

リスク: 政治デモへの巻き込み, スマホひったくり, タクシー詐欺

注意 バリ島 (クタ・スミニャック)

世界的な観光地だが、観光客を狙った犯罪の密度が最も高い。薬物、アルコール被害、金銭トラブルに注意が必要。

リスク: 両替詐欺, ATMスキミング, 密造酒中毒

危険 中部パプア州・山岳パプア州

分離独立派武装勢力と当局の戦闘が続く最危険地帯。外国人の誘拐リスクが現在進行形で存在し、渡航は推奨されない。

リスク: 武装勢力による誘拐, 銃撃戦, 暴動

危険 中部スラウェシ (ポソ)

テロ組織の残党が潜伏しており、定期的に治安作戦が実行される地域。過激主義による暴力のリスクが高い。

リスク: テロ攻撃, 治安部隊との衝突, 地雷

注意 アチェ州 (バンダ・アチェ)

厳格なイスラム法が施行。犯罪リスクよりは、現地の宗教法に触れることによる拘束や罰則のリスクが高い。

リスク: シャリア法による取り締まり, 飲酒禁止, 服装規制

安全 ジョグジャカルタ

インドネシアの中で比較的治安が良く、文化的な雰囲気。観光客にも親切だが、火山活動の動向には注意。

リスク: 偽ガイド詐欺, 火山灰の影響, スリ

安全 ヌサドゥア (バリ島)

ゲートで守られた高級リゾート区。警備が厳重で、インドネシアで最も安全なエリアの一つ。

リスク: ホテル外での高額請求, 自然災害

安全 バタム島

シンガポールからの日帰り圏内。工業地帯だが治安は安定している。港周辺の軽犯罪にのみ注意。

リスク: 港でのスリ, 海上強盗(船舶)

注意 メダン (北スマトラ)

人口密集都市で、貧富の差が大きく路上犯罪が多い。夜間の単独行動は控えるべき。

リスク: バイク強盗, ひったくり, 交通トラブル

安全 ラブアン・バジョ

コモド国立公園への拠点。観光開発が進み安全だが、ボートの安全基準が低く転覆事故に注意。

リスク: ボート事故, 猛獣(コモドドラゴン), 医療施設の不足

安全 スラバヤ

第2の都市。ビジネス拠点として安定しているが、過去に宗教施設での爆発事件があったため警戒は必要。

リスク: テロ警戒, 交通渋滞, 軽犯罪

注意 マカッサル

東部の玄関口。住民グループ間の激しい衝突が散発しており、騒乱時には近づかないこと。

リスク: 住民衝突, デモ, スリ

注意 ロンボク島 (クタ)

サーフィンで人気だが、夜間の道路で強盗事件が報告されている。移動手段の確保に注意。

リスク: バイク強盗, 地震リスク, 睡眠薬強盗

安全 バンドン

高地の避暑地。学生が多く平和な雰囲気だが、週末の混雑に乗じたスリには注意が必要。

リスク: 混雑時のスリ, 火山ガス, 交通事故

安全 ソロ (スラカルタ)

伝統文化が残る穏やかな街。治安は極めて良好だが、宗教的な行事の際は保守的な空気に配慮。

リスク: 宗教行事での混乱, 軽犯罪

犯罪・治安情報

犯罪統計

スリ・窃盗

リスク: 4/5

多発エリア: トランスジャカルタ車内, クタ・ビーチ周辺, タナアバン市場, ジャカルタ・コタ駅

手口:

  • 混雑した車内でのグループによる囲み
  • バイクでの追い抜きざまのひったくり
  • カフェでの足元からのバッグ盗難

対策:

  • バッグは斜めがけし車道の反対側で持つ
  • 公共交通機関ではリュックを前に抱える
  • 貴重品はホテルのセーフティボックスへ

全犯罪の約30%が窃盗。近年、スマートフォンを狙ったひったくりが急増している。

詐欺

リスク: 4/5

多発エリア: バリ島の両替所, ジョグジャカルタの土産物店, 空港タクシー乗り場

手口:

  • 両替時のマジックハンドによる抜き取り
  • 偽ブルーバードによる不当請求
  • バティック学校への勧誘と粗悪品販売

対策:

  • 公式両替所(Authorized)のみ利用
  • 配車アプリ(Grab/Gojek)を徹底活用
  • 知らない人の勧誘には一切応じない

観光地での申告されない小規模詐欺は無数に発生。警察への届出率は低い。

強盗

リスク: 3/5

多発エリア: 深夜のジャカルタ北部, バリ島の暗い小道, アンチョール地区

手口:

  • 非正規タクシー内での脅迫
  • バイク2台で挟み撃ちにする強盗
  • 刃物を見せての金品要求

対策:

  • 移動は必ず信頼できるアプリで車両を呼ぶ
  • 夜間は徒歩移動を避け、ドアをロックする
  • 万一遭った場合は抵抗せず金品を渡す

加重窃盗(Curat)は年次で微減傾向だが、依然として主要な犯罪の一つ。

凶悪犯罪

リスク: 2/5

多発エリア: パプア紛争地域, デモ発生現場周辺, ナイトクラブ付近

手口:

  • 武装グループによる襲撃(パプア)
  • デモ隊と警官隊の衝突への巻き込み
  • 酒に酔った客同士の乱闘

対策:

  • 紛争地域・退避勧告地域へは絶対行かない
  • デモ情報をSNSで入手し、現場を回避する
  • 酒場での不要なトラブルを避ける

殺人率は10万人あたり0.4前後と極めて低い。暴力は局所的に発生する。

薬物関連

リスク: 3/5

多発エリア: クタ・スミニャックの繁華街, ジャカルタのナイトクラブ

手口:

  • 路上での密売人による勧誘
  • 飲み物に薬物を混入させる手口
  • 知らない間に運び屋にされる

対策:

  • 知らない人から受け取った飲食物は口にしない
  • 荷物から目を離さない
  • 甘い誘いには絶対に乗らない

薬物法は厳格で、外国人でも死刑執行の対象となる。摘発は強化されている。

cyber_crime

リスク: 3/5

多発エリア: 公共Wi-Fi環境, 非公式ATM, SNS経由

手口:

  • ATMスキミング
  • フィッシングメール
  • ロマンス詐欺・投資詐欺

対策:

  • 銀行併設のATMのみを利用する
  • VPNを使用する
  • SNSでの怪しい勧誘をブロックする

電子決済普及に伴い、スキミングやオンライン詐欺の被害報告が増加中。

健康・医療情報

ワクチン情報

2026年1月現在、インドネシアへの入国には黄熱流行国経由を除き、必須の予防接種はありません。しかし、経口感染症(A型肝炎、傷寒)や動物由来感染症(狂犬病)のリスクが依然として高いため、渡航前に基礎的なワクチンの追加接種を完了させることが強く推奨されます。特に2022年以降、国内の一部地域でポリオの発生が報告されており、滞在期間や地域によっては追加接種を検討してください。また、2025年後半から導入された「All Indonesia Arrival Card」への健康情報の登録が必要となります。

ワクチン 必須/推奨 備考
黄熱 必須 黄熱流行国からの入国、またはそれらの国の空港で12時間以上乗り継ぎを行った9ヶ月以上の渡航者は、イエローカードの提示が必須です。
A型肝炎 推奨 不衛生な飲食物からの感染リスクが高いため、短期旅行者を含め全ての渡航者に強く推奨されます。
B型肝炎 推奨 医療処置や性交渉、事故時の輸血に備え、長期滞在者や頻繁に渡航する方に推奨されます。
破傷風 推奨 怪我による感染リスクに備え、追加接種が推奨されます。野外活動を予定している場合は特に重要です。
狂犬病 推奨 バリ島を含む全土で発生しており、野犬や野生動物との接触リスクがある場合に推奨されます。噛まれた場合は緊急接種が必要です。
傷寒(タイフォイド) 推奨 地方部での食事や衛生環境が不十分な場所での滞在を予定している場合に推奨されます。
日本脳炎 推奨 農村部や水田地帯に長期滞在、または夜間の野外活動が多い場合に推奨されます。

健康リスク

デング熱は全土で通年発生しており、特に10月から4月の雨季に感染率が急増します。予防接種はないため、防虫剤の使用や蚊帳の活用が不可欠です。マラリアはジャカルタやバリ島等の主要都市ではリスクが低いものの、パプア州、東ヌサ・トゥンガラ州、モルッカ諸島では依然として深刻な脅威です。これらの地域を訪れる際は医師の診断に基づき予防薬の服用を検討してください。また、不衛生な水や食品による「バリ・ベリー(旅行者下痢症)」や、密造酒(アラック等)によるメタノール中毒死も報告されており、飲食の選択には極めて慎重な判断が求められます。

医療施設

ジャカルタやバリ島には、外国人対応が可能な近代的な私立総合病院(Siloam, BIMC等)が存在します。これらの病院では英語が通用し、一部では日本人医師や日本語通訳によるサービスも提供されています。しかし、地方部や離島では医療水準が急激に低下し、重症の場合はジャカルタやシンガポールへの緊急移送が必要となります。自由診療の費用は非常に高額になるため、高額なキャッシュレス診療と緊急移送費用をカバーする海外旅行保険への加入は絶対条件です。公立病院は混雑が激しく、衛生面での不安があるため推奨されません。

入国・ビザ情報

ビザ要件: 日本国籍者は、観光、商談、親族訪問等の目的であれば到着ビザ(VoA / e-VoA)で入国可能です。滞在期間は30日間で、現地入管またはオンラインで一度だけ30日間の延長が可能です(最大60日)。2025年後半より、従来の税関申告と健康申告を統合した「All Indonesia Arrival Card」のオンライン申請が全ての国際線到着客に対し完全に義務化されました。入国前に専用サイトで登録を済ませておく必要があります。また、観光目的でのバリ島入国には別途「観光客徴収金(Tourist Levy)」の支払いも求められます。

パスポート有効期限

インドネシア入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要です。また、入国スタンプやビザ貼付のために、連続した見開き2ページ以上の余白ページがあることが条件となります。有効期間や余白が不足している場合、搭乗拒否や入国拒否の対象となるため注意してください。

持ち込み禁止・制限品

免税範囲は酒類1リットル、タバコ200本までです。これを超える持ち込みは厳しく取り締まられ、没収および高額な罰金の対象となります。また、中古衣料品の持ち込みは商業目的とみなされると禁止される場合があります。1億ルピア(約100万円)相当以上の現金の持ち込み・持ち出しは申告が必須です。処方薬を持ち込む際は、必ず英文の医師の診断書や処方箋を携行してください。

緊急連絡先

110
警察
118
救急
113
消防

時間帯別安全情報

早朝

安全

夜明け前からモスクの礼拝(アザーン)が始まり、街が動き出します。一般的に安全ですが、まだ人通りが少ない住宅街や路地裏では、バイクによるひったくりが発生しやすいため警戒が必要です。ジョギング等は明るくなってから、人通りのある場所で行うのが賢明です。

安全な活動:

  • ・ホテルの敷地内での活動
  • ・明るい大通りでの散策
  • ・早朝のフライトへの移動(予約済み車両で)

避けるべきエリア:

  • ・街灯の少ない路地
  • ・ジャカルタ北部の港湾エリア
  • ・寂れた公園

交通: ホテルのフロントで手配したタクシー、またはGrab/Gojek。

日中

安全

最も活気に溢れる時間帯で、観光やビジネスには適しています。ただし、ショッピングモール、市場、トランスジャカルタ車内などの混雑した場所では、プロのスリ集団が活動しています。また、猛烈な暑さによる脱水症状や、突然のスコールによる道路冠水にも注意が必要です。

安全な活動:

  • ・観光施設への訪問
  • ・ショッピング
  • ・公共交通機関の利用

避けるべきエリア:

  • ・デモが発生している政府庁舎周辺
  • ・スラム地区
  • ・孤立した無人地帯

交通: MRT、LRT、Blue Birdタクシー、配車アプリ車両。

夕方〜夜

安全

交通渋滞(マチェット)がピークに達し、イライラした運転手によるトラブルが増えます。夕暮れ時は視界が悪くなり、ひったくり犯が活動しやすくなる時間帯です。繁華街は賑やかで安全に見えますが、客引きや詐欺師も増えるため、不用意に声をかけてくる相手には注意が必要です。

安全な活動:

  • ・レストランでの食事
  • ・モールでの夕食
  • ・予約制のナイトツアー

避けるべきエリア:

  • ・交通渋滞の激しい路上(車内からの窃盗に注意)
  • ・暗いビーチ
  • ・不衛生な路地

交通: 信頼できるタクシー。移動時間は通常の倍以上を見込む。

深夜

危険

観光地でも22時を過ぎるとリスクが急上昇します。暗い道での強盗、薬物被害、非正規タクシーによる過剰請求や脅迫が散発します。バリ島のチャングー等、一見おしゃれなエリアでも、深夜の単独バイク移動や徒歩での帰宅は非常に危険です。酒類を提供する場所でのトラブルにも警戒してください。

安全な活動:

  • ・ホテルのラウンジでの利用
  • ・ドアマンがいる施設への滞在

避けるべきエリア:

  • ・深夜の公園・ビーチ
  • ・ブロックM裏通り
  • ・人通りのない観光地の脇道

交通: 必ずアプリで呼んだ車両。バイクタクシーは避け、4輪車を推奨。

季節別ガイド

Spring (Transition to Dry) (March - May)

気温: 24°C - 32°C

降水: 雨季から乾季への移行期。午後のスコールが減少していく時期。

服装: 通気性の良い綿素材の夏服。建物内の冷房対策として薄手の羽織もの。

おすすめ活動:

バリ島でのビーチアクティビティ, ジャワ島の寺院巡り, 離島へのダイビング(透明度が上がり始める)

リスク:

  • ・デング熱(水たまりが増え蚊が繁殖しやすい)
  • ・急な天候の変化

Summer (Peak Dry) (June - August)

気温: 23°C - 33°C

降水: 最も雨が少なく乾燥する時期。湿度が下がり過ごしやすい。

服装: 日本の夏服と同じ。日差しが非常に強いためサングラスや帽子は必須。

おすすめ活動:

ブロモ山やリンジャニ山への登山, コモド島クルーズ, サーフィン(西海岸がベスト)

リスク:

  • ・強い紫外線による日焼け
  • ・スマトラ・カリマンタンでのヘイズ(山火事)

Fall (Transition to Wet) (September - November)

気温: 24°C - 33°C

降水: 乾季の終わり。10月頃から午後の激しい雨が増え始める。

服装: 夏服に加え、折りたたみ傘や軽量のレインコートを常備。

おすすめ活動:

ボロブドゥール遺跡観光(混雑が落ち着く), ジャカルタでのショッピング, 地方都市の文化体験

リスク:

  • ・季節の変わり目による体調不良
  • ・大気汚染のピーク

Winter (Peak Wet) (December - February)

気温: 24°C - 31°C

降水: 雨季のピーク。ほぼ毎日激しい雷雨があり、長時間降り続くこともある。

服装: 濡れても乾きやすい素材。足元は滑りにくいサンダル等が便利。

おすすめ活動:

高級リゾートでのスパ・ステイ, 美術館・博物館巡り, 雨季の豊かな緑を楽しむ森の散策

リスク:

  • ・都市部の深刻な洪水
  • ・離島便の欠航や遅延
  • ・カビによるアレルギー

ベストシーズン: 観光に最適なベストシーズンは、乾季にあたる5月から9月です。この時期は湿度が比較的低く、晴天が続くため、ビーチでのアクティビティや火山登山、離島巡りなどに最適です。特に7月と8月は気候が最も安定しますが、世界中から観光客が集まるピークシーズンのため、ホテルや航空券の価格が上昇し、主要観光地は非常に混雑します。混雑を避けつつ好天を楽しみたい場合は、5月下旬から6月、または9月が狙い目です。この時期は海水の透明度も高く、ダイビングやシュノーケリングにも最高のコンディションとなります。

環境リスク

野生動物のリスク

毒蛇

リスク: 4/5

生息地: ジャワ島・バリ島の水田地帯, スマトラ・カリマンタンの森林部, 地方の住宅街の庭園

キングコブラやアマガサヘビなどの猛毒ヘビが生息しています。夜間の歩行には必ずライトを使用し、草むらや薪の山には近づかないでください。ハイキングでは厚手の靴と長ズボンを着用し、足元に注意を払います。遭遇した場合は刺激せず、ゆっくりと距離を取ってください。万が一噛まれた場合は、傷口を心臓より低い位置に保ち、直ちに血清のある大規模な総合病院(バリ島ではサングラ病院等)へ向かう必要があります。

治療: 大規模公立病院や主要私立病院(Siloam等)で抗蛇毒血清の投与が可能ですが、蛇の種類を特定することが重要です。

野犬(狂犬病)

リスク: 4/5

生息地: バリ島全域, スラウェシ島, フローレス島

インドネシアの多くの島で狂犬病が蔓延しています。見た目が大人しくても野犬や放し飼いの犬には絶対に触れないでください。特にバリ島では観光地でも多くの犬が徘徊しています。万が一噛まれたり引っ掻かれたりした場合は、直ちに石鹸と流水で15分以上傷口を洗い流し、24時間以内に暴露後ワクチン(PEP)の接種を開始してください。放置すると発症後の致死率はほぼ100%です。

治療: 狂犬病対応センター(Rabies Center)に指定された医療機関でワクチンの連続接種が必要です。

コモドドラゴン

リスク: 3/5

生息地: コモド国立公園, リンチャ島

世界最大のトカゲであり、唾液に含まれる毒と鋭い歯で獲物を襲います。国立公園内では必ず認定ガイド(レンジャー)の指示に従い、単独行動は絶対に避けてください。生理中の女性や出血を伴う怪我をしている人は、血の匂いに敏感なコモドドラゴンを刺激する可能性があるため、事前にガイドに相談する必要があります。追いかけられた場合はジグザグに走ることが有効とされています。

治療: 咬傷は重度の感染症と中毒を引き起こすため、即時の洗浄と高度な外科処置が必要です。

水の安全性

水道水: 飲用不可

水道水は飲用不可です。歯磨きやうがいにもミネラルウォーターの使用を推奨します。飲用には「Aqua」等の信頼できるブランドの密封されたボトル水を購入してください。沸騰させた水も、重金属等の化学汚染物質は除去できないため、基本的には避けるべきです。シャワー時に誤って口に水が入らないよう注意し、特に乳幼児や胃腸の弱い方は徹底した対策が必要です。150文字程度の要点として、レストランでの生野菜の洗浄水にも注意を払うべきです。

交通安全

事故死亡率: 11.3人

歩行者リスク: 歩行者優先の概念はほぼ存在しません。横断歩道であっても車両は止まらないことが多く、歩行者自らが車両の間を縫うように渡る必要があります。歩道の整備も不十分で、段差や穴、バイクの走行が常態化しており、歩行には細心の注意が必要です。道路を渡る際は、現地の人の後に付いて渡るか、手を挙げて運転者に意思表示をするのが一般的ですが、常に車両が突っ込んでくる可能性を考慮してください。

公共交通: ジャカルタのMRTやLRT、Blue Birdタクシーは非常に安全で整備も行き届いています。一方で、乗り合いバス(アンコット)や一部の古い長距離バスは整備不良や乱暴な運転が目立ち、事故率が高い傾向にあります。トランスジャカルタ(専用レーンバス)は便利ですが、ラッシュ時の車内でのスリが多発しています。配車アプリ(Grab, Gojek)の利用は、運転者の身元が明確であるため比較的安全な選択肢となります。

地域別ガイド

ジャワ島 (Java)

レベル 2

インドネシアの人口の半分以上が集中する政治・経済の中心地です。首都ジャカルタの近代的なビル群から、ジョグジャカルタの古都、ブロモ山の壮大な自然まで多彩な魅力があります。交通網が発達しており、鉄道旅も人気です。

主要都市: ジャカルタ, スラバヤ, ジョグジャカルタ

特有リスク:

  • ・雨季の大規模な洪水と交通渋滞
  • ・政治的なデモや集会に伴う混乱
  • ・公共交通機関内でのスリ・ひったくり

バリ島・ロンボク島 (Bali & Lombok)

レベル 1

世界屈指のリゾート地です。バリ・ヒンドゥーの伝統文化と美しいビーチが共存しています。近年はデジタルノマドの聖地としても知られます。ロンボク島はより素朴な自然が残り、リンジャニ山への登山も人気です。

主要都市: デンパサール, マタラム

特有リスク:

  • ・両替所での抜き取り詐欺
  • ・アラック(密造酒)によるメタノール中毒
  • ・バイクによるひったくり被害

スマトラ島 (Sumatra)

レベル 2

豊かな自然と多様な文化が残る広大な島です。トバ湖やオランウータンの保護区、メダンの歴史的建築などが点在します。天然資源の産地でもありますが、地震や火山活動が比較的活発な地域でもあります。

主要都市: メダン, パレンバン

特有リスク:

  • ・夜間の治安悪化(強盗等の発生)
  • ・地震・津波の自然災害リスク
  • ・野生動物による感染症リスク

スラウェシ島 (Sulawesi)

レベル 2

独特の形状を持つ島で、世界的なダイビングスポットであるブナケンや、独特の葬祭文化を持つタナ・トラジャが有名です。マカッサルは東部インドネシアの拠点として発展しています。一部に治安の不安定な地域があります。

主要都市: マカッサル, マナド

特有リスク:

  • ・中部ポソ周辺の過激派活動(要警戒)
  • ・海上交通の安全管理不足(船舶事故)
  • ・急激な気候変動による土砂崩れ

パプア地域 (Papua)

レベル 4

インドネシア最東端の地域で、ラジャ・アンパットの絶景など観光資源も豊富ですが、分離独立派武装勢力による武力衝突や誘拐事件が継続しており、中部・山岳パプア州などは極めて危険です。不要不急の渡航は避けてください。

主要都市: ジャヤプラ, ソロン

特有リスク:

  • ・武装勢力による誘拐・銃撃
  • ・マラリアの極めて高い感染リスク
  • ・部族間抗争や暴動の突発的発生

経済・物価情報

経済概要

インドネシアは東南アジア最大の経済規模を誇り、G20のメンバーでもあります。石炭、パーム油、ニッケルなどの豊富な天然資源輸出と、約2.8億人の巨大な国内消費市場が成長を牽引しています。プラボウォ政権下でも堅調な成長が期待されていますが、都市部と地方、富裕層と貧困層の経済格差は依然として大きく、社会不安の一因ともなっています。観光業は重要な外貨獲得源であり、インフラ投資も継続されています。

生活費・物価

日本と比較すると物価は全般的に低いですが、近年の付加価値税(VAT)の増税やインフレにより都市部では上昇傾向にあります。ローカルな食堂(ワルン)での食事は200円〜400円程度、中級レストランでの食事は1,500円〜3,000円が目安です。宿泊費は、ドミトリーなら1,000円台から、中級ホテルで5,000円〜1万円、高級リゾートでは3万円以上と幅広いです。交通費は配車アプリの利用で数キロの移動が200円〜500円程度と非常に安価です。

通貨情報

通貨はインドネシア・ルピア(IDR)。2026年現在、1円=約100ルピア前後で推移しています。紙幣は1,000から100,000ルピアまで。都市部のモールやホテルではクレジットカード(Visa/Master)が広く普及していますが、市場や地方、小規模店舗では現金が必須です。QRコード決済(QRIS)が非常に普及していますが、日本の銀行アプリは未対応なことが多いため、予備の現金(日本円または米ドル)の携行を推奨します。

チップガイド

インドネシアに明確なチップの習慣はありませんが、サービスに対する感謝として渡すのが一般的です。中級以上のレストランでは10%程度のサービス料が含まれていることが多いため不要です。ホテルのポーターや清掃員には1万〜2万ルピア、ツアーガイドには1日5万〜10万ルピア程度、タクシーは端数を切り上げる程度のチップを渡すと喜ばれます。強制ではありませんが、良好な関係を築くための手段として有効です。

予算ガイド

バックパッカー予算であれば、1日3,000円〜5,000円で宿泊と食事が可能です。ミドルレンジ(中級ホテル利用、観光、中級レストラン)の場合は、1日1万円〜2万円を見込むと快適に過ごせます。ラグジュアリーな滞在(5つ星リゾート利用、専属ガイド、高級スパ等)を希望する場合は、1日5万円以上が必要となります。バリ島の人気エリア(チャングー等)やジャカルタの中心部は他地域より物価が高くなる傾向があるため、余裕を持った予算計画が重要です。

文化・マナー情報

歴史的背景

インドネシアは古くからスパイス(香辛料)交易の拠点として栄え、仏教、ヒンドゥー教、イスラム教の影響を順に受けてきました。17世紀からはオランダによる約350年間に及ぶ植民地支配を受けましたが、第二次世界大戦後の1945年に独立を宣言しました。約1万7千の島々からなる多民族国家であり、「多様性の中の統一(Bhinneka Tunggal Ika)」を国是としています。歴史的建造物であるボロブドゥール寺院やプランバナン寺院は、その豊かな宗教的融合を象徴しています。

社会規範・マナー

インドネシア社会では、調和と礼儀が非常に重視されます。左手は不浄とされるため、物の受け渡しや食事、握手は必ず右手で行ってください。子供の頭を撫でることは、精神が宿る神聖な場所への冒涜とされるため避けるべきです。また、公共の場で激しく怒鳴ったり、感情を露わにしたりすることは非常に恥ずべき行為とみなされ、社会的地位を損なう原因となります。訪問時は穏やかな態度で接することが、トラブル回避と円滑なコミュニケーションの鍵となります。

宗教・慣習

人口の約9割がイスラム教徒であり、生活の根底に宗教的な習慣が息づいています。1日5回の礼拝の呼びかけ(アザーン)が響き渡り、金曜日の正午は集団礼拝のため交通や店舗が一時的に停滞します。断食月(ラマダン)期間中は、日中の飲食を公衆の面前で控える配慮が必要です。一方、バリ島は独自のバリ・ヒンドゥー教が主流で、ニュピ(静寂の日)は全島で外出・点灯が一切禁止されるなど、地域ごとの宗教的タブーや休日を事前に確認することが不可欠です。

宿泊・食事ガイド

宿泊ガイド

インドネシアの宿泊施設は多様です。ジャカルタやバリには世界最高級のラグジュアリーホテルが集まる一方、地方には「ロスメン」と呼ばれる素朴なゲストハウスがあります。予約はBooking.comやAgoda、現地大手のTravelokaが便利。注意点として、一部の安宿では温水が出ないことや、イスラム教の戒律に基づき未婚のカップルの宿泊を断る「シャリア・ホテル」が存在します。また、バリ島のヴィラでは蚊対策やセキュリティの確認が重要。防犯面から、特に単独女性はフロントに24時間スタッフがいる中級以上の施設を強く推奨します。

食事ガイド

ナシゴレン(炒飯)やサテ(串焼き)などの国民食はどこでも楽しめます。屋台(ワルン)での食事は安価で美味ですが、水道水や衛生環境による「バリ・ベリー」には注意。必ず加熱された料理を選び、生野菜や不透明な氷(自家製)は避けてください。ジャカルタなどでは高級ショッピングモール内のレストランが衛生的で安全です。また、イスラム教徒が多いため豚肉料理は限られますが、中華系やバリ島では豚料理も豊富。アルコールはレストランで購入可能ですが、価格は日本と同等かそれ以上に高く設定されています(酒税が高いため)。

実用情報

通信・SIM

通信キャリアは「Telkomsel」が最もカバーエリアが広く高品質です。空港で観光客用SIMカードが購入可能ですが、事前のオンライン予約(e-VoA等との連携)がスムーズです。登録にはパスポートと端末のIMEI登録が必要。eSIM(Airalo等)も主要都市では快適に利用可能ですが、地方へ行く場合は物理SIMのTelkomselが最も頼りになります。無料Wi-Fiはモールやカフェにありますが、セキュリティ面からVPNの併用を強く推奨します。

銀行・ATM

ATMはBCA、Mandiri、BNI、CIMB Niagaなどの大手銀行を利用してください。スキミング防止のため、コンビニ内や路上よりも銀行支店内に設置された警備員付きのATMを推奨。一度の引き出し限度額は125万〜300万ルピア程度。国際キャッシング可能なカードが広く使えますが、カードが出てこないトラブルに備え、営業時間内に利用するのが無難です。両替は「Authorized Money Changer」の看板がある認可店を選び、その場で金額を確認してください。

郵便・配送

国営郵便(Pos Indonesia)の他、JNEやJ&Tなどの民間配送業者が非常に発達しています。日本への小包送付も可能ですが、追跡可能なサービス(EMS等)を利用してください。関税の計算が複雑で、荷物が税関で止まるリスクもあるため、高価なものや食品の送付には注意が必要。書類の送付はDHLやFedExが確実ですが料金は高めです。

電源・アダプター

電圧は230V、周波数は50Hz。プラグタイプはピンが丸い「Cタイプ」または「Fタイプ」が主流です。日本のAタイププラグをそのまま差し込むことはできないため、マルチ変換アダプターが必須。電圧非対応の製品(日本の100V専用ドライヤー等)を使用すると故障や発火の原因になるため、変圧器が必要な場合があります。最近のスマホ充電器などは世界対応が多いですが、確認してください。

洗濯サービス

街中の「Laundry Kiloan(キロ単位)」が安価で便利。1kgあたり100円〜200円程度で、翌日にはアイロン掛けまでされて戻ってきます。高級ホテルでのランドリーは1点数百円〜数千円と高額です。紛失や縮みのリスクを考慮し、高級な衣類や大切にしているものはセルフサービスのコインランドリー(都市部に増加中)を利用するか、手洗いを推奨します。

公衆トイレ

清潔なトイレはショッピングモールやホテルに限定されます。公園や公共施設のトイレは和式に似た形状(しゃがむタイプ)が多く、トイレットペーパーの代わりに水桶と手桶で洗う習慣があります。ペーパーは流すと詰まる原因になるため、備え付けのゴミ箱に捨ててください。外出時は常に水に流せるティッシュと、除菌用ハンドジェルを携行することが、衛生管理上非常に重要です。

主要都市ガイド

スラバヤ

Surabaya

68 注意

インドネシア第2の都市で、東ジャワ州の州都。商業と工業の拠点であり、英雄の街として歴史的誇りを持っています。交通の要衝でもあり、ブロモ山への玄関口です。近年はウォーターフロントの開発が進んでいます。

主な観光地:

英雄記念碑 (Tugu Pahlawan), ハウス・オブ・サンプールナ, スラマドゥ大橋

避けるべきエリア:

  • ・深夜のタンジュン・ペラック港周辺
  • ・特定の低所得者層居住区

ベストシーズン: 5月〜9月(乾季)

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バンドン

Bandung

72 注意

「ジャワのパリ」と呼ばれる標高700mの避暑地。多くの大学が集まる教育都市であり、クリエイティブ産業やファッション発信地としても有名です。周辺には火山や茶畑などの美しい自然が広がっています。

主な観光地:

アジア・アフリカ会議博物館, タンクバンプラフ火山, ブラガ通り

避けるべきエリア:

  • ・深夜の路地裏
  • ・デモが発生しやすい州知事公邸周辺

ベストシーズン: 6月〜8月(乾季)

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メダン

Medan

62 警戒

北スマトラ州の州都。多民族が混在し、特に中華系文化の影響を強く受けています。トバ湖への拠点都市であり、食文化が非常に豊かです。交通マナーが非常に悪く、ひったくり等の一般犯罪には注意が必要です。

主な観光地:

マイムーン宮殿, メダン大モスク, チョン・ア・フィ・マンション

避けるべきエリア:

  • ・ベラワン地区
  • ・深夜のバスターミナル周辺

ベストシーズン: 乾季にあたる時期(2月頃)

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ジョグジャカルタ

Yogyakarta

78 安全

ジャワ文化の魂と呼ばれる古都。現在も王室(スルタン)が統治しており、ボロブドゥールやプランバナンへの拠点となります。バティックや銀細工などの伝統工芸が盛んで、治安も比較的良好です。

主な観光地:

クラトン(王宮), マリオボロ通り, プランバナン寺院群

避けるべきエリア:

  • ・深夜のマリオボロ通り周辺の暗い路地
  • ・火山の警戒区域

ベストシーズン: 5月〜10月

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マカッサル

Makassar

65 注意

南スラウェシ州の州都。海上交通の要衝であり、海鮮料理が有名です。伝統的な帆船(ピニシ)の建造でも知られます。東部インドネシアへのゲートウェイとして急速に近代化が進んでいます。

主な観光地:

ロッテルダム要塞, ロサリ・ビーチ, トランス・スタジオ・マカッサル

避けるべきエリア:

  • ・深夜の港湾周辺
  • ・デモ中の政府機関付近

ベストシーズン: 6月〜9月

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交通詳細ガイド

国内線フライト

インドネシアは群島国家であるため、移動の主役は国内線です。国営のガルーダ・インドネシア航空(フルサービス)が最も安全性が高く定時性も優れていますが、料金は高めです。一方、ライオンエアやシティリンク、エアアジアなどのLCCは格安で路線網も非常に充実していますが、遅延やキャンセルが頻繁に発生します。2025年以降、航空燃油価格の変動により運賃は上昇傾向にあります。預け入れ荷物の重量制限が厳しく、事前購入がお得です。空港へは渋滞を考慮し、出発の3時間前には到着するよう計画してください。

鉄道・バス

ジャワ島内では鉄道(KAI)が非常に快適で安全な移動手段です。エグゼクティブ、ビジネス、エコノミーの3クラスがあり、エグゼクティブ車は冷房完備、指定席で清潔です。主要都市間(ジャカルタ〜スラバヤ等)を結ぶ特急列車は、渋滞知らずで景色も楽しめます。バスは、ジャカルタ市内のトランスジャカルタ(専用レーン走行)が効率的です。都市間の長距離バスは豪華な寝台タイプも登場していますが、運転マナーが悪く事故のリスクがあるため、夜間の移動や長距離は鉄道か飛行機の利用を第一に検討してください。

レンタカー・配車サービス

外国人旅行者が自ら運転することは、交通ルールの無視や極度の渋滞、事故時のトラブル(示談交渉)の難しさから全く推奨されません。移動には必ず「Grab」や「Gojek」などの配車アプリを利用してください。料金は明朗会計で、バイクタクシー(Ojek)から中型車まで選べ、安全に移動できます。アプリ内でドライバーとのやり取りや現在地の共有ができるため、防犯面でも優れています。観光で1日チャーターしたい場合は、ホテルや旅行会社を通じて「ドライバー付きレンタカー」を手配するのが最も一般的で安全な方法です。

交通リスク評価

タクシーは信頼できる「Blue Bird」グループ、または「Grab/Gojek」の利用に限定してください。空港や駅の客引きは正規の数倍の料金を要求したり、密室で脅迫したりするリスクがあります。鉄道(ジャワ島)は安全ですが、混雑するエコノミー車両でのスリに注意。船舶移動は、特に悪天候時の過積載や装備不備による沈没事故が地方で定期的に発生しているため、安全基準の低い格安高速艇の使用は避けるべきです。夜間の単独移動は、配車アプリ経由であっても、ルート監視機能を活用するなど警戒を怠らないでください。

都市別交通ガイド

ジャカルタ

地下鉄: MRT(南北線)が非常に清潔で定時性が高いです。LRTも一部路線で運行中。

バス: 専用レーンを走るTransJakartaが主要網。スリに注意。

タクシー: Blue Birdタクシーが最も信頼。配車アプリはGrab/Gojekが主流。

徒歩・自転車: 歩道は整備不足。MRT駅周辺以外は徒歩移動は困難で危険。

費用目安: MRT: 30円〜140円。Grab(車): 数キロで300円〜500円。

デンパサール (バリ島)

地下鉄: なし。

バス: Trans Metro Dewataが運行しているが限定的。

タクシー: Grab/Gojek/Blue Birdが主流。観光エリアで広く利用可能。

徒歩・自転車: レンタルバイクが主流だが事故多発。歩行は注意が必要。

費用目安: Grabバイク: 100円〜300円。車チャーター: 1日5000円〜。

大使館・長期滞在情報

在外公館ネットワーク

在インドネシア日本国大使館

Embassy - Jakarta

住所: Jl. M.H. Thamrin No. 24, Jakarta 10350

電話: +62-21-3192-4308

管轄: 全土

緊急対応: 24時間対応(夜間・休日は緊急連絡先へ転送)

在デンパサール日本国総領事館

Consulate General - Denpasar

住所: Jl. Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali

電話: +62-361-227-628

管轄: バリ州, 西ヌサトゥンガラ州, 東ヌサトゥンガラ州

緊急対応: 24時間対応

在スラバヤ日本国総領事館

Consulate General - Surabaya

住所: Jl. Sumatera No. 93, Surabaya

電話: +62-31-503-0008

管轄: 東ジャワ州, 中部ジャワ州, ジョグジャカルタ特別区

緊急対応: 24時間対応

領事サービス

在外公館では、パスポートの再発行や紛失時の「帰国のための渡航書」の発行、各種証明書の作成、戸籍届出の受理を行っています。事件・事故の際は、弁護士や通訳のリスト提供、日本国内の家族への連絡、緊急時の病院紹介などの支援を行います。ただし、金銭の肩代わりや法的な弁護、捜査活動、入国許可の交渉などは権限外となります。2025年からは一部の申請でオンライン化が進んでおり、事前予約システム(メールまたは電話)を利用して窓口を訪問することが推奨されます。

長期滞在ビザ

30日を超える滞在には、適切なビザ取得が必要です。観光目的のVoA(到着ビザ)は一度だけ延長して最大60日間滞在可能。それ以上の就労や留学を伴う滞在には、KITAS(暫定居住許可)の取得が必要となり、現地法人のスポンサーシップが必須です。最近では「セカンドホーム・ビザ」などの富裕層向け長期ビザも新設されましたが、条件(銀行残高証明等)は厳格です。無許可での就労(SNSへの投稿を通じた収益活動含む)は厳しく監視されており、摘発されると国外追放および再入国禁止となるため注意してください。

リモートワーク・デジタルノマド

インドネシア、特にバリ島はデジタルノマドに人気の拠点です。2025年現在、政府はリモートワーカー向けの制度を整備中であり、B211A(訪問ビザ)などを利用した長期滞在が一般的です。ただし、インドネシア国内の企業から報酬を得ることは固く禁じられています。安定したインターネット環境を求めるなら、チャングーやウブドのコワーキングスペースを利用するのが一般的です。確定申告などの税制面については、183日以上の滞在で居住者とみなされる可能性があるため、専門家への相談を推奨します。

ビジネスビザ

商談、会議、市場調査などのビジネス目的(就労を除く)で入国する場合、e-VoAまたはB211ビザの取得が一般的です。就労を伴う場合は、短期間(映画撮影や機器設置等)であっても適切な暫定居住許可(KITAS)の取得が法的義務となります。手続きは現地企業を通じて入国管理局のオンラインシステムで行われますが、不備があると入国拒否や強制送還の対象となるため、手続きの代行を信頼できるエージェントに依頼することが一般的です。パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あることを必ず確認してください。

推奨防犯装備

RFIDスキミング防止財布

必須

防犯グッズ

都市部や観光地でのスキミング被害を防ぐために必須です。財布は小分けにし、メインのカードや多額の現金はスキミング防止機能付きのケースに入れ、肌身離さず持ち歩くことが推奨されます。

セキュリティベルト・シークレットポーチ

推奨

防犯グッズ

ひったくりやスリからパスポートや予備の現金を保護します。服の下に装着するタイプは、特に混雑した市場や公共交通機関を利用する際に高い防犯効果を発揮します。

大容量モバイルバッテリー

必須

通信機器

配車アプリ(Grab/Gojek)や地図の使用頻度が高いため、電池切れは移動手段を失うリスクに直結します。災害時の連絡手段確保のためにも、20,000mAh以上のモデルが望ましいです。

虫除けスプレー(ディート高濃度)

必須

衛生用品

デング熱やマラリアなどの蚊媒介感染症が全土で発生しています。現地製も強力ですが、肌に合う日本製の高濃度タイプを持参し、外出時はこまめに使用して蚊に刺されないよう対策してください。

経口補水液パウダー

推奨

衛生用品

高温多湿な環境下での熱中症対策や、激しい下痢を伴う「バリ・ベリー」などの食中毒発生時の脱水症状を防ぐために有効です。水に溶かすだけで手軽にミネラル補給が可能です。

VPNサービス

推奨

通信機器

公衆無線LANのセキュリティ保護に加え、インドネシア政府によるインターネット検閲(一部サイトの閲覧制限)を回避し、日本と同じ通信環境を維持するために導入を検討してください。

簡易防水ケース(スマートフォン用)

オプション

通信機器

雨季の突発的なスコールや洪水、バリ島などでのマリンアクティビティ中の浸水故障を防ぎます。首から下げられるタイプは、ひったくり防止にも一定の効果があります。

英文の海外旅行保険証券

必須

保険

高額な私立病院でのキャッシュレス診療を受ける際、加入証明として提示を求められます。デジタル版だけでなく、スマホの故障や紛失に備えて必ず紙のコピーを携行してください。

旅行者タイプ別ガイド

女性旅行者向けガイド

インドネシアは一般的に女性旅行者に対して親切ですが、宗教的・文化的な背景を尊重することが安全につながります。ジャカルタや地方都市では、肩や膝が出る露出の多い服装は避け、公共交通機関では女性専用車両(MRTやTransJakarta)を積極的に利用してください。観光地(バリ島など)では比較的寛容ですが、夜間の単独行動は避け、配車アプリを利用する際も車両番号を確認し、友人や家族に位置情報を共有するなどの対策を講じてください。睡眠薬強盗(ドリンク・スパイキング)の被害例もあるため、知らない人から提供された飲食物は絶対に口にしないようにしてください。生理用品はスーパーで容易に購入可能ですが、使い慣れたものを持参するのが安心です。

LGBTQ+旅行者向けガイド

インドネシアにおいて、同性愛自体はアチェ州を除き違法ではありませんが、社会的には非常に保守的です。近年、政府や宗教団体によるLGBTQ+コミュニティへの風当たりが強まっており、公の場での愛情表現(PDA)は同性・異性を問わず不快感を与え、トラブルの原因となります。特に宗教的に保守的な地域やアチェ州では法的処罰や拘束のリスクもあります。旅行中は「Don't ask, don't tell(言わず、聞かず)」の精神で、プライベートな空間以外では慎み深く行動することが推奨されます。バリ島などの一部の観光エリアにはフレンドリーな施設もありますが、全体としては目立たないように行動することが安全への近道です。

家族・シニア旅行者向けガイド

インドネシア人は子供が大好きで、家族連れには非常に寛容で親切です。高級ホテルやモールには授乳室や遊び場が完備されていますが、街中の歩道は段差が多く、ベビーカーでの移動は極めて困難なため、抱っこ紐の携行を強く推奨します。シニア旅行者にとっては、極度の渋滞と高温多湿な気候が大きな負担となります。移動は無理せずドライバー付きの専用車を手配し、こまめな水分補給と休憩を挟むようにしてください。医療面では、ジャカルタやバリに日本人医師が常駐するクリニックや、清潔な私立病院があります。常備薬は英文の処方箋と共に多めに持参し、海外旅行保険は必ず「緊急移送費用」が十分にカバーされているものを選んでください。

安全に関するよくある質問

夜間に一人で歩いても大丈夫ですか?

ジャカルタやバリの繁華街でも、深夜の一人歩きは推奨されません。ひったくりや強盗のリスクがあります。移動は短距離でも信頼できるタクシーや配車アプリを利用してください。

水道水は飲めますか?

いいえ、全土で飲用不可です。うがいや歯磨きもボトル入りの水を使用してください。氷も自家製は避け、市販の穴あき氷のみを摂取してください。

バリ島の野犬は危険ですか?

はい。狂犬病が発生しているため、絶対に近づかないでください。万が一噛まれたら、直ちに傷口を石鹸で洗い、大規模病院でワクチンを接種してください。

クレジットカードはどこでも使えますか?

都市部のモールやホテルでは使えますが、市場や個人商店は現金のみです。スキミング対策として、信頼できる店以外では現金払いを推奨します。

地震が起きたらどうすればいいですか?

建物の耐震性が低いため、揺れが収まり次第すぐに屋外の広い場所へ避難してください。沿岸部では津波の警戒も必須です。

実用的なよくある質問

チップはいくら渡せばいいですか?

義務ではありませんが、ホテルのポーターなら1〜2万ルピア、ガイドには1日5万〜10万ルピア程度が相場です。

SIMカードはどこで買うのがいいですか?

空港のTelkomselブースが確実です。設定まで行ってもらえます。IMEI登録が必要なためパスポートを提示してください。

タクシーを呼ぶ一番良い方法は?

GrabまたはGojekアプリをスマホに入れて利用するのが、料金・安全面で最も優れています。

変換プラグは必要ですか?

はい、Cタイプ(丸ピン2本)が必要です。日本のAタイプはそのまま使えません。

ベストシーズンはいつですか?

乾季にあたる4月から10月です。特に7月、8月は天候が安定し、観光に適しています。

インドネシアの治安に関するよくある質問

インドネシアの治安は良い?悪い?

インドネシアの治安は全般的に安定していますが、日本と比較すると注意が必要です。観光地や都市部ではスリ、ひったくり、置き引きなどの軽犯罪が日常的に発生しています。また、一部の地域では武力衝突やテロのリスクも残っており、外務省の渡航勧告レベルを確認することが重要です。都市部でのデモが暴徒化する場合もあるため、政治的な集会には近づかないようにしましょう。基本的な防犯対策を講じていれば観光は可能ですが、常に周囲への警戒を怠らない姿勢が求められます。

インドネシアで危険な地域はどこ?

中部パプア州や山岳パプア州は、独立派武装勢力と治安当局の衝突や誘拐事件が続いており、レベル4(退避勧告)となっています。また、中部スラウェシ州ポソ周辺はテロ組織の活動が懸念されレベル3(渡航中止勧告)です。ジャカルタやバリ島などはレベル1から2ですが、デモやテロ、軽犯罪のリスクがあります。これらの危険地域には近づかない、または細心の注意を払う必要があります。渡航前に必ず最新の地域別情報を確認してください。

インドネシア旅行はやばい?本当に行って大丈夫?

退避勧告が出ている一部の紛争地域を除けば、通常の観光旅行で「やばい」ほどの危険に遭う確率は低いですが、油断は禁物です。特に夜間の一人歩きや、非正規タクシーの利用、見知らぬ人からの執拗な誘いには注意してください。また、ドラッグ関連の罪は非常に重く死刑もあり得るため、絶対に関わってはいけません。適切な防犯意識を持ち、立ち入り禁止区域を避けるなど、基本的なルールを守れば安全に旅行を楽しむことができます。

インドネシアは女性一人でも怖くない?

基本的に親日的で親切な人が多い国ですが、女性一人旅では夜間の移動や人通りの少ない場所を避けるべきです。タクシーは信頼できる「ブルーバード(Blue Bird)」グループを選び、配車アプリを活用することをお勧めします。また、露出の多い服装は場所により不快感を与えたりトラブルの元になるため、現地の文化や宗教観を尊重した服装を心がけると安心です。周囲に隙を見せない毅然とした態度を持つことで、不要なトラブルを回避しやすくなります。

インドネシアでスリに遭わないための対策は?

バッグは体の前に持ち、ファスナーを必ず閉めてください。スマートフォンを歩きながら操作するのは非常に危険で、バイクによるひったくりのターゲットになります。レストランで席を立つ際や、足元に荷物を置く際も目を離さないようにしましょう。特に混雑する市場、ショッピングモール、公共交通機関内はスリの稼ぎ場となっているため、常に警戒を怠らないことが大切です。貴重品はホテルのセーフティボックスに預け、最小限の現金のみ持ち歩きましょう。

インドネシアで多い詐欺の手口は?

観光地では両替詐欺が多発しています。提示額と実際の受け取り額が合わない、手数料を後出しされる等の手口があるため、公認の両替所を使い、必ず目の前で金額を確認しましょう。また、ATMスキミングや、親しげに近づいてきて自宅に誘い、最終的に高額な現金を騙し取る「トランプ賭博詐欺」などの被害も報告されています。知らない人から「日本に興味がある」などと声をかけられても、安易に同行しないよう注意してください。

インドネシアで日本人が巻き込まれやすい犯罪は?

日本人が巻き込まれやすいのは、スリ、ひったくり、置き引き、タクシー強盗、空き巣などです。また、メタノールが含まれた密造酒による中毒死や、ドラッグの所持・使用による逮捕も深刻な問題です。流しのタクシーやバイクタクシーでの強盗被害も散発しているため、移動手段の選択には細心の注意を払いましょう。親切心を装った犯罪者に騙されるケースも多いため、見知らぬ人からの飲食の提供や誘いには常に疑いの目を持つことが重要です。

インドネシア旅行で注意すべきことは?

宗教的慣習を尊重することが大切です。特にアチェ州では厳格なイスラム法が適用され、飲酒や服装に厳しい制限があります。また、政治的デモや集会には近づかないこと。自然災害(地震・火山・洪水)への備えも重要です。現地の法律は厳格で、軽微な違反が大きなトラブルに発展することもあります。薬物に関しては絶対に関わらないようにし、処方薬を持ち込む際も証明書を用意するなど、現地のルールを事前に把握しておくことが注意点として挙げられます。

インドネシアで起こりやすいトラブルは?

飲食物による食中毒(バリ腹)、交通渋滞による移動の遅延、金銭トラブルが一般的です。また、公共の場での飲酒や不適切な言動が、現地住民との対立を招くこともあります。レンタルバイクの事故も非常に多く、無免許運転やヘルメット未着用は避け、必ず海外旅行保険に加入しましょう。メタノール混入酒による被害も報告されており、不審な安酒や密造酒を飲むことは極めて危険です。交通マナーが悪いため、歩行中も車両の動きに十分注意してください。

インドネシアで被害に遭ったらどうする?

まずは身の安全を確保し、警察(110)に通報して被害届(Surat Tanda Penerimaan Laporan)を取得してください。これは保険請求やパスポート再発行に必要です。その後、速やかに在インドネシア日本国大使館や総領事館に連絡し、支援を求めてください。クレジットカードやスマートフォンの盗難に遭った場合は、直ちに利用停止手続きを行いましょう。緊急時に備え、連絡先を控えておくことや、海外旅行保険の付帯サービスを確認しておくことが推奨されます。

インドネシアの治安詳細

インドネシアの治安概要

インドネシアの治安状況は全般的に安定していますが、地域によってリスクが大きく異なります。プラボウォ政権下で政治的安定を維持しているものの、大都市ではデモが頻発し、一部地域では分離独立運動やイスラム過激派によるテロのリスクが残っています。バリ島などの観光地ではスリやひったくりが主な懸念事項です。また、地震や火山活動などの自然災害リスクも高く、滞在中は常に最新の安全情報と気象情報を確認し、適切な自己防衛策を講じることが求められます。日本と同じ感覚で行動せず、常に警戒心を持つことが重要です。

インドネシアは危険?やばい?

特定の地域を除けば「やばい」ほどの危険はありませんが、中部パプア州や山岳パプア州は武装勢力の活動により極めて危険な状態(レベル4)です。これらの地域への渡航は絶対に避けてください。ジャカルタ等の都市部では政治的デモが暴徒化する恐れがあり、注意が必要です。また、ドラッグに関する罰則は極めて厳しく、外国人であっても死刑が適用されることがあるため、絶対に手を出してはいけません。軽犯罪が多いため、主要観光地であっても常に一定の警戒心を持って行動することが推奨されます。

インドネシアは怖い?一人旅でも大丈夫?

女性一人旅や初めての訪問で「怖い」と感じる場合は、事前の準備と情報収集でリスクを大幅に軽減できます。親日的な国民性で友好的な人が多いですが、夜間の独り歩きや人通りの少ない路地は避けるのが鉄則です。移動には配車アプリのGrabや信頼性の高いブルーバードタクシーを利用しましょう。アチェ州のような保守的な地域では控えめな服装を心がけるなど、現地の宗教や慣習を尊重することで不要なトラブルを避けられます。防犯意識を高く持ち、不審な誘いを断る勇気を持てば、安全に過ごすことが可能です。

スリ・詐欺・犯罪の実態

主な犯罪はスリ、ひったくり、置き引きです。バイクによるひったくりは歩道でも発生し、スマホやバッグを強引に奪われます。また、両替所でのマジックのような手口による抜き取り詐欺や、ATMでのスキミング、クレジットカードの不正利用も頻発しています。深刻なケースでは、メタノール混入の密造酒による中毒被害や、睡眠薬強盗、タクシー内での強盗被害も報告されています。親しげに日本語で声をかけてくる人物によるトランプ賭博詐欺など、旅行者を狙った古典的かつ巧妙な詐欺手口にも十分な注意が必要です。

地域別の危険度

インドネシアは地域により危険度が明確に分かれています。中部パプア州および山岳パプア州は、武装独立勢力による銃撃や誘拐が頻発しており、レベル4(退避勧告)の最危険地帯です。中部スラウェシ州ポソ周辺はテロ組織の活動が継続しており、レベル3(渡航中止勧告)となっています。ジャカルタ首都圏やバリ島などはレベル1から2ですが、デモの暴徒化、テロの潜在的脅威、そして観光客を狙った軽犯罪や詐欺が多いため、依然として十分な警戒が必要です。特にアチェ州では宗教法(シャリア)の適用による取り締まりに注意が不可欠です。

インドネシア旅行で注意すべきポイント

渡航者が注意すべき点は、第一に政治的デモへの接近を避けることです。特にジャカルタの大統領府周辺などは注意が必要です。第二に、イスラム教の戒律や現地の慣習を尊重すること。アチェ州以外でも保守的な地域では配慮が求められます。第三に、厳格な薬物取締法です。所持だけで死刑を含む重罰が課されます。第四に、生水や加熱不十分な食品を避け、密造酒による中毒リスクを避けるため信頼できる場所で飲酒すること。最後に、地震や洪水、火山噴火などの自然災害に対する備えと、情報収集を忘れないことです。

よくあるトラブル事例

実際の事例として、バリ島で歩きスマホをしていた際にバイクに追い抜かれざまにスマホを奪われる事件が多発しています。また、路上で声をかけてきた自称ガイドに案内された店で高額な請求をされたり、正規の両替所を装った場所で紙幣を数える際に巧妙に一部を抜き取られる詐欺も後を絶ちません。タクシーで目的地と違う場所に連れて行かれ、金品を要求されるトラブルや、ナイトクラブで提供された酒に有害物質が含まれており重体に陥った例もあります。こうした事例を念頭に、怪しい誘いには絶対に乗らないことが大切です。

被害に遭った場合の対応

万が一被害に遭った場合は、直ちに現地の警察(緊急ダイヤル110)に通報し、被害届(Surat Tanda Penerimaan Laporan)を発行してもらってください。これは海外旅行保険の請求や、パスポートを紛失した際の再発行手続きに不可欠です。その後、在インドネシア日本国大使館(ジャカルタ)や各総領事館に連絡し、必要な支援やアドバイスを仰いでください。また、盗難に遭ったカードやスマートフォンの利用停止措置を迅速に行うことも重要です。緊急時の連絡先リストを事前に作成し、紙に控えておくことをお勧めします。

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